3回戦の対戦相手はあのベルダスコに決定

3回戦の対戦相手が、あのベルダスコに決定しました。

ティプサレビッチに2セットダウンからの大逆転勝利です。

2011 Australian Open
2nd Round
Fernando Verdasco[9] def. Janko Tipsarevic, 2-6,4-6,6-4,7-6(0),6-0

この試合がはじまる前は、チェンナイで負けているティプサレビッチより、昨年後半から成績があまりよくないベルダスコが勝ち上がって来たほうがありがたいと思っていました。

しかしこの逆転劇を見るに、やっぱりベルダスコの方が怖いと思いました。

ベルダスコは凡ミスが多く、流れは完全にティプサレビッチのものでした。実際に第4セットでマッチポイントも3本ありましたし、ほぼティプサレビッチがものにしていた試合でした。

それをひっくり返したのは間違いなくベルダスコの闘志でしょう。ティプサレビッチがエネルギー切れを起こしたのか、第4セットで決定力が落ちる中、まずは自分との戦いを制し、我慢に我慢を重ねてミスを減らしました。

そして相手が安全に来ていると見るや、今度はリスクを取って攻撃していきました。特に第4セットのタイブレークの気合いは見ていて鳥肌が立ちました。

体力も見事だと思います。ティプサレビッチは大物喰いができる選手として有名ですが、常に目一杯プレーするためか何試合も良いプレーが続かないそうです。

ファイナルセットに入ると追いかけることもできなくなった(右足を痛めたこともある)ティプサレビッチに対して、まだまだ元気だとアピールするかのようにアグレッシブなプレーを続けるベルダスコ、2009年準決勝でナダルと5時間14分の死闘を演じたことを思い出しました。

そんなベルダスコも最近は早いラウンドでの敗退が目立っていましたが、やっぱりトッププレイヤーはグランドスラムで実力を発揮するということなのでしょう。

この勝利によって気分を良くしてくるでしょうから、最近の不振はもう考慮に入れないほうが良いでしょう。

チェンナイでやられたティプサレビッチの巧さよりも、ベルダスコの気迫と調子が出てきた時の爆発力の方が、結局はずっと怖いと思いました。

試合は金曜日が土曜日に入ると思いますので、判明したらまたお知らせします。

20 件のコメント

  • うは、アノマッチポイントのところで、ティプサレビッチ勝利を確信して、テレビの前を離れましたが、あそこから逆転するとは、さすがベルダスコ恐るべし。
    以前Nadalに勝ったときを思い出します。
    ますます、ギルバートコーチの指南が、楽しみです。

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  • これ、錦織周辺のドロー状況ですが、豪華メンバーですねえ・・・。
    ここから1人だけがベスト8にたどり着けます!

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  • みなさま、情報ありがとうございます。
    ベルダスコ戦は、WOWOWで、LIVE観戦します‼
    ベルダスコは、確か、おしおきなんちゃらでしたよね。
    錦織とのフォアハンド対決、楽しみです!

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  • 横槍ですがひとつ

    ベルダスコはナダルに勝ったことはありません。

    まさかのベルダスコ勝利に驚いています。
    自分が逆フラグ立ててしまったのでしょうか。。。。

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  • こんにちわ!
    ご無沙汰です!

    ロム専になってましたが、今年はどしどしコメントに実況に参加していきたいです!
    PCをやっと変えたので、それが可能になりました。

    覚えていていただけてたら、幸いです笑

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  • またまた勝利〜おめでとう圭くん!!
    試合前から『絶対勝つ』気がしてました。なんでだろ??
    しかしあそこまで余裕な感じとは…。『錦織の左右への振りが効果的にマイヤーの足を疲労させてる』みたいなことを解説の方が言っていて、納得しました。ただ、ゲームポイントとか大事な場面でのダブルフォルトとかちょくちょくあったので、1stの確率あがるといいですね。

    あと、ピアノはお姉ちゃんに披露するために始めたって言ってましたね。ツボでした。あんな弟ほしーー。。笑

    3回戦も勝っていただきましょう!がんばれー!!

    あ、団長さん、一個前の記事のスコアですが、2セット目は6-3だったかと。念のためお伝えしておきますね。

    ではではあさって?も参加させてください。にゅー錦織ならやってくれるはず!

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  • 仕事で映像は見れませんでしたがどうやら快勝だったようですね。
    ちなみにまだ見てません。
    次の三回戦、相手はスペインの第9シードのベルダスコ
    3年前の全米OPの三回戦、同じくスペインの第4シードのフェレールでしたね、あの時と奇しくも同じような状況・・・これは錦織が
    「持ってる」と言ってもいいと思います。もうこれは白熱したいい試合になる雰囲気が満載ですね。金曜日なら休みなので思いっきり応援できます!

    あ、そういえば明日1月20日(木)21:30からGAORA様でチェンナイOPのチリッチ戦ありますよ!まあ皆さんお忘れではないと思いますが。

    チリッチ戦放映時点でまだ全豪を勝ちすすんでるというのは実に気分がいいですねえ。ベルダスコ戦のイメージトレーニングをしておきましょう

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  • どうもご無沙汰しております。

    ハンドールネームは考え中ですので、ブログの名前で失礼します。

    錦織選手の勝利記念書き込みに来ました!

    昨年は動画ブログの運営がままならない状況でしたが、錦織選手に負けないように今年はブログ更新がんばります!

    今後もよろしくお願いいたします。

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  • 燃える手の平男のダスコとの勝負ですね!!
    にしこりには、アグレッシブに勝負してほしい。
    楽しみだーーーー。

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  • 三回戦進出おめでとう。
    ベルダスコ戦楽しみですね。熱い戦いになりそう!!

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  • コリタン三回戦進出おめでとう!!さすが300年に一人の天才ですww。全豪は生で全然みれていませんが、録画見ると確かに安定感が増してますね。

     特に今日はWSOにAIR-Kもでて録画でも十分に楽しめます。次はベルダスコとのフォア対決!!超楽しみです。

    そして金曜日は、私休みなんですwwww!!!!!やったぜ!!!!メッチャ実況するつもりなんで、皆さまヨロシクです。

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  • ワクワクも、ロマンチックも
    止まりませ~~~ん♪♪
    仕事が大幅に遅れているけど、
    開き直って観戦体制に
    入ってます!
    がんばれ!!圭!!

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  •  会社から帰宅後、即録画ビデオを1倍速で見終えてからここに
    来ました。

     いや~、今日の錦織はフォニーニ戦までの錦織とは別人のように
    良いテニスをしていましたね~。一体何が起こったのでしょうか?
     あれでは、好調ダビデンコに勝ったマイヤーでもたまらなかった
    に違いありません。

     とにかく、今までとは決定的に違ったのはフォア(特にクロスと
    ダウン・ザ・ライン)とサービス(特に1st)です。本当に全盛期の
    状態にまで戻っており、単に勝つだけではなく、ワクワクさせる
    ような錦織ならではの攻めのテニスを存分に見せてくれました。

     他の皆さんが「安定感」を強調されていますが、これは決して
    「テニスが堅実」という意味ではなく、錦織に余裕が感じられて
    安心して見ていられたということだと思います。

     私、正直今日の試合は勝つのは難しいと思っていました。
     しかし、当の錦織には、ランキング上昇中の36位の選手に対して
    終始見下ろしているような貫禄すら感じられたのです。

     ベルダスコは強敵ですが、本日の心身の消耗は小さくなかった
    はずですし、今の錦織であれば勝機は充分にあると思います。(本
    人もそう思っているでしょう)

     という訳で、どさくさに紛れて金曜日に休暇をねじ込んでみま
    した。さあ、何試合目でも来い!

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  • Nickは、どっちにころんでもおかしくないと言っています。
    ベルダスコは、0-2からの逆転でロングマッチを戦ったが、その影響はでるのか(対して圭は、4セット。)圭が、ベルダスコを振り回してバランスをくずせすのか。まあベルダスコは、フィジカルを鍛えているからその辺は大丈夫かもしれないが、この試合どっちに転んでも不思議はないと。

    ここを倒せれば本当にすごいですね。

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  • 予備PCからお邪魔します。

    公式サイトにベルダスコのインタビューが載っていました。
    圭くんのことを話していたので僭越ながら意訳しました。

    ベルダスコ選手の実際のキャラがわからなかったため、
    勝手なイメージで訳しました。
    興味がある方、どうぞ。

    インタビュアー:「次はニシコリとの対戦ですが、情報は?どんな印象を持っていますか?」

    ベル:「かなり昔に一緒に練習をしたことがある。もちろん知っているよ。ニシコリは日本人、だろ?」

    インタビュアー:「イエス」

    ベル:「ハハ、冗談だよ(笑)。彼はとても俊敏なプレイヤーだ。足の運びがすごく速い。今年、彼は自信を持ってプレイしているみたいだし、今年こそっていうモチベーションも高そうだ。それに今年はブラッドギルバートっていうコーチもついてるし、試合運びもウマくなってくるんじゃないの。」

    「もちろんタフな試合になることはわかってるよ。グランドスラムの三回戦なんてタフで当たり前。オレは今日の自分のプレイをキープできるよう努めるまでだ。と言っても、第五セットのことじゃない。あれはちょっとフツーじゃなかった。今日の第三、第四セットのようなアグレッシヴなプレイとビッグサーヴを次もキープできればいいと思うし、勝つためにベストを尽くして戦うだけさ。」

    …みたいな感じでした。
    なんていうか、余裕が感じられました。。

    んー、試合は金曜日なのかな??

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  • Mafaさん merryさん
     生き生きした、素晴らしい訳 ほんとに、有難うございます。
    ここは、やはり皆さん知的レベルも、ハイですねーーー。

    それにしても、圭と対戦する相手は、大概皆、凄いストレスにさらされて、イライラ。 爆発して、ラケットに、当たりまくったり、
    吼えたり!      むーーーー
     現時点のランキングや、圭の、可愛げな雰囲気で、なんとなく勝てそうな気がするのか?    たとえ情報は有っても。

    で、実際やってみると、  翻弄されてされて・・・・・・
     ベルダスコも、ヒステリー 起こすのかなあ!?
     いっぱい 起こしちゃって どうぞ!!!   (笑)

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  • 久しぶりに書き込みます。

    このブログの盛り上がりに便乗させて頂きます。

    べルダスコ戦が楽しみでしょうがありません。

    べルダスコが2セット目終盤でブレイクされてチェンジコートに
    向かう時に、怒ってラケットを太ももで折ったのに超ウケましたww

    あんな折り方日本人にできるのだろうか・・・

    激しい打ち合いの末に勝って欲しいですね。

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  • 3日目のナイトマッチが始まる前に、錦織がいるドローの山の話をESPNの放送でしていた時の会話です。

    C: Kei Nishikori, a former Nick Bollettieri academy roommate of Zach Gilbert; you’ve been doing some consulting, part time consulting…
    B: (ベルダスコの2回戦試合についてコメ。)…That’s gonna be a tough task for Kei. (ベルダスコ云々)…I tell you Kei’s not to be underestimated, and for guys that size, he can volley, and… he’s improved a lot last a couple of weeks.
    D: What are you talking about; he looked dead after 2 hours on the court-(笑) (ギルバート苦笑い-二人でじゃれ合い) he did do well, though…云々(良くやったとマジで言う)
    B:(話の途中で)How many guys play two-hand chip and jumping backhand, and after losing that set 6-0 he did get off the track there played good 4th set.
    But you know you come down here not to make 3rd round, you come down here to make second week, so now he’s gonna have tough test coming up against VERDASCO.
    C: You’re not talking trash(笑), because you guys are trying to get top 50 and Verdasco is an established top 10 player…

    C:Chris Fowler
    D:Darren Cahill
    B:Brad Gilbert
    (プロフィールはWikipedia参照)

    冗談を混ぜながらリラックスした感じでの会話。実際に映像で見ないとニュアンスが分からないかもしれませんが、会話語だし、面倒なので訳さずほぼオリジナルで。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。