正念場のアトランタ、展望はいかに?

 グラスプレーヤー旋風が吹き荒れているニューポートですが、圭は
既にニューポートを離れ、車でブラデントンの自宅に向かっている
ところでしょうか?

 そして来週からは、圭が#3シードで出場予定のアトランタ(ATP250,S-28,
屋外ハード,米ジョージア州,対日本時差13時間)が始まります。

 RKは昨日Dolgopolovに抜かれて暫定19位ですが、MonfilsとDolgopolov
には来週の参戦予定は無いため、圭がアトランタでべスト4以上に入れれば
彼らを抜いて17位、即ち五輪シード獲得の可能性はまだ充分にあります。

 まさに、圭にとって正念場の大会と言って良いでしょう。

 メインドローの発表はまだですが、MTFのエントリー情報(7/13更新)
をベースに、最終に近いと思われるエントリーリストを以下に記します。
(7/9付RK順)

#1 Isner, John USA 11※
#2 Fish, Mardy USA 13※

#3 Nishikori, Kei JPN 18
#4 Roddick, Andy USA 27※

#5 Anderson, Kevin RSA 33
#6 Harrison, Ryan USA 48※
#7 Bogomolov Jr., Alex RUS 50
#8 Soeda, Go JPN 54

9 Young, Donald USA 57
10 Muller, Gilles LUX 61
11 Mahut, Nicolas FRA 65
12 Malisse, Xavier BEL 72※※
13 Matosevic, Marinko AUS 73
14 (WC) Baker, Brian USA 76※※
15 Ebden, Matthew AUS 80
16 Lorenzi, Paolo ITA 88
17 Russell, Michael USA 96
18 Blake, James USA 107
19 (SE) Ram, Rajeev USA 118※
20 Kunitsyn, Igor RUS 126
21 Tursunov, Dmitry RUS 134
22 Capdeville, Paul CHI 135
23 (WC) Sock, Jack USA 345
24 (WC) 未定
25 (Q)
26 (Q)
27 (Q)
28 (Q)

Alt.
1. Berrer, Michael GER 125
2. Dancevic, Frank CAN 132
3. Dutra Silva, Rogerio BRA 100

最終WC候補
・Levine, Jesse USA 90
・Sweeting, Ryan USA 116
・Ginepri, Robby USA 187

 最終WCが未発表なので確定ではありませんが、添田選手が初のグランプリ
8本シードをほぼ手中にしています。おめでとう!

 全英べスト16のMalisseとBakerが入ってきていますね。
 また、あのRamがSE枠でメインドローに入ってくる可能性が濃厚です。
 全英べスト32以上及び最近の戦績から、怖いと感じる選手をゴシック
で示してみました。(※要注意レベル、※※危険レベル)

 ざっくりとした傾向としては、

・ノーシード選手中では、MalisseとBakerの存在が際立っている。
・べスト4決めの対抗シードには、そんなに怖い選手はいない。
・全体として「勝てる気がしない」程の選手はおらず、優勝も充分に
 狙える。

 といったところでしょうか?

 メインドローの発表は現地時間で7/14中とのことですが、圭のシード山に
MalisseとBakerさえいなければ御の字、べスト4までに2人共いなければ
万々歳、という感じで見ています。

 さあ、マイアミ以来の屋外ハードでの大会、まずはドローの発表に注目
しましょう。

21 件のコメント

  • オリンピックのシード権のことが気にかかります~。
    けい君より上のランクでは、FishとDolgopolovはオリンピックは出ないみたいですね。モンフィスはずっと体調不良みたいですが、出場はするのですね。
    来週19位ということは、モンフィスさえランキングで抜ければシードが狙えるということでしょうか。
    ちらっとATPのランキングみてきましたが、私の見方があってれば(自身ないですが。)モンフィスは、ハンブルグの失効点90点が23日に失効するみたいです。そうすると、シード権は射程圏内?。。だといいな~

      引用  返信

  •  ebicciさん、Dolgoは五輪出ないから抜く必要がないというのは
    仰る通りです。ただ、モンフィスはValenciaの90ptで補填されるため
    、抜くためにはアトランタでのべスト4は必須です。

     一方、べスト4に入れた場合でも、ハンブルグで準優勝のKohlschreiber
    には抜かれてしまうので、こちらの方も良く見ておく必要があります。

      引用  返信

  • 添田選手はLondonで第15シードになっています。
    シード8人の大会では初めてになるかもしれませんが・・・。

    あと、Troickiが Hamburg で優勝したときは、
    1265 – 45(Best18から外れる)+ 500 = 1720 になります。
    錦織選手がベスト4は1725ポイントなので上回ることはないです。

      引用  返信

  •  みつさん、ありがとうございます。仰る通りでしたね。
     本文とコメント欄を訂正しておきました。

      引用  返信

  • ダブルスのドローもでていましたが、参戦していませんでした。
    今回はシングルスのみです。
    添田選手は第8シードで1回戦は Malisseとの対戦になりました。
    錦織、添田ともに勝ち上がると準々決勝であたることになります。

      引用  返信

  • 結構、タフなドローですね。 シードはついてないけど、実力者で、最近活躍中の選手が揃ってます。
    それに、また添田選手と同じ山ですね。
    こうなったら添田選手にマリッセやベイカーを破ってもらって、是非、直接対決を観たいです。

      引用  返信

  • コリコリさん、ありがとうございます!
    どうやってもセミまで行ってもらわないとシードはつかないんですね!
    今度こそ、日本人対決がみてみたいです。

      引用  返信

  •  ん~、べスト4必達のミッションからは、結構きついドローですね。

     そして、折角シードをもらった添田もドロー運がない。

     でもRK上は上位には違いないのだから、ここは頑張ってシードを
    キープしてもらって、今度こそ圭との準々決勝を実現してもらいま
    しょう!

      引用  返信

  • 好調のMalisse、Bakerが同じブロックなのがまだ救いですね。
    3度目の正直ということで、そろそろ日本人対決が見たいところです。
    ドロー的にはタフですが、1ランがないというアドバンテージを生かし、良い成績を残して、五輪に弾みをつけて欲しいと思います。

      引用  返信

  •  べスト4までの道のりで最も怖そうなMalisseについてもう少し
    調べてみたところ、彼の戦績には以下のような傾向があることが分かり
    ました。

    ・他のサーフェスに比べ、芝に極端に強い。(2年連続全英べスト16)
    ・全英後の全米シリーズでは、成績が落ちる。(3年連続全米初戦負け)

     特に昨年については、グラスシーズンでは全英べスト16を含む7勝
    3敗の好成績ながら、その後の全米シリーズでは0勝5敗と調子を落と
    しています。

     これは、添田にも付け入る隙が出てきそうですね。

      引用  返信

  • オリンピックのシード獲得はなかなか厳しいようですね。
    アトランタでがんばってくれるといいんですが。

    オリンピック関連で「エールFOR日本」という活動があるそうです。
    3月1日から始まったそうですが、今日の新聞記事を読むまで全く知りませんでした。
    寄付をすると抽選で日本代表選手のグッズなどが当たるそうですが、7月5日から錦織選手やクルム伊達選手等のグッズも景品に追加されたようです。
    http://yell-for-nippon.or.jp/
    http://yell-for-nippon.or.jp/prizes/tennis.html#tennis

      引用  返信

  •  先程べスト4までで一番怖そうなのはMalisseとしましたが、MTF
    ではBakerの方が怖いと思われているようです。

     現在、11人が勝ち抜き予想をしていますが、なんとその全員が
    2回戦でBakerがMalisseに勝つと予想しています。

     理由としては、全仏1回戦での直接対決でBakerがストレート勝ち
    しているというのがあるのでしょうが、サーフェスも違いますし、
    ちょっと短絡的なような気がします。

      引用  返信

  • シードの行方は気になります。でも、このレベルになれば楽な組み合わせなんてあるはずもないし…それより気になるのはコートの養生具合です。
    現地は雨が多いようだし不安です。Bestなコート状態で圭くんがテニスを楽しんでくれたらハッピーです。

      引用  返信

  •  前評判の非常に高かったBaker(76位)がKunitsyn(126位)に負け
    ましたね。2ndをタイブレークでBakerが取った時には勝負あったかと
    思いましたが、ファイナルはブレークバックしたKunitsynが一気に
    逆転勝ち。見事でした。

     こうなってくると、添田(54位)のMalisse(72位)戦にも期待して
    しまいます。この試合は日本時間で明日の5:00から。ライストもあり
    そうなので、早起きをして応援しようかと思っています。

     あと、さとしさんが心配されるように、今週の現地の天気は雨が多い
    ようですね。明らかにアップセットの試合が多いのは、このコートコン
    ディションと関係があるのかも知れません。

      引用  返信

  • Verdasco が初戦敗退したので、ベスト4以上で
    オリンピックのシードがとれそうですね。

      引用  返信

  •  なんと、まだ対戦相手も決まっていないのに、圭の試合が水曜日に
    入っています。(Malisseに勝った場合の添田も)

     日本時間で木曜朝8:00からの第2試合。
     ほぼ生観戦は不可能な時間帯・・・

     でも、現状も雨で中断しているので、今後変更される可能性もあると
    思います。

      引用  返信

  • 添田選手が今マリッセにフルセットで勝ちました!えらい!さすがシード選手!
    着々と実力をつけてきてますね~。
    錦織もぼやぼやしてるといつ添田にやられてもおかしくないですね。
    錦織には気合を入れなおして頑張ってもらいたいです。

    日本人対決・・・どちらが勝っても複雑なので私はあまり見たくないですが、勝負の世界だからしょうがないです。
    二人とも頑張れ!

      引用  返信

  •  いや~、添田素晴らしい!
     これで、またさらに一皮むけたのではないでしょう?

     50位突破も時間の問題ですね。

      引用  返信

  • そえだ~(T_T)

    心境は複雑ですが面白い対決になりそうです。
    素人から見ると今は良い勝負になるんじゃないでしょうか。

      引用  返信

  • 添田君、ホントに力ついた・・・。
    ぶっちゃけ、ここまでやれるようになると思ってませんでした。
    コーチのサンギネッティとの相性がいいのかなあ。
    心酔してるみたいですもんね。
    サンギネッティはフラット系のどちらかというとクラシカルなテニスをする選手で、たしか「メチージュ(知ってます?)のビデオを見るのが好き」っていうインタビュー記事を読んだ記憶があります。
    現代テニスとはタイプが違いますが、インスパイアされるところがあるんだろなあ。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)