WTF、ジョコビッチ、フェデラー、ベルディヒと同組！

By: Francisco Antunes

【追記】
グループ スタン・スミス
錦織圭
ノバク・ジョコビッチ
ロジャー・フェデラー
トマシュ・ベルディヒ

グループ　イリー・ナスターゼ
アンディ・マレー
スタン・ワウリンカ
ラファエル・ナダル
ダビド・フェレール

という組み合わせになりました。15日(日)。まだ16日(月)までのスケジュールしか出ていませんが、錦織は15日(日)、17日(火)、19日(木)に登場すると見込まれます。
グループ2位以内に入ることができれば土曜日の準決勝に進出することができます。

現時点で確定している対戦スケジュール
11/15(日)　錦織 vs. ジョコビッチ ／ フェデラー vs. ベルディヒ
11/16(月)　マレー vs. フェレール　／　ワウリンカ vs. ナダル

さて錦織ですが、すでに現地入りして練習をしている模様。
脇腹の状況はいかに・・・。「100%出場」との弁はあるものの、個人的に不安は拭えません。
結果も重要ですが怪我なく終えることが最も重要、その次に気持よくプレーできることだと思います。
その上でテニスがトップ選手に通用すれば来年に向けて大きな自信になるし、1勝でも2勝でもできれば素晴らしいと思います。
7位、8位グループなのでグループ4位でも当たり前。むしろ上位にとっては「ヘルシーな錦織は強い」ってことで脅威になるはず。
ジョコビッチ、マレー、フェデラー、ワウリンカ、ベルディヒ、ナダル、フェレール、錦織
こう並べてみて、年齢的にもキャリア的にも最も伸びシロが感じられるのが錦織だと思います。

というわけで、体の状態に不安はあるものの、そこは置いておいて単純にワクワク期待して見てはいかが。

そろそろ見る側の期待も下がってきて錦織の平均的な姿に近づいてきたと思うので、これからは逆に良い結果が出るかもしれません。

錦織の実力＝企業の業績
見る側の期待＝株価

まさにこの関係だと思います。
株価は短期的には上ブレ、下ブレして企業の実態を表さないことがしばしばあります。
ですが長期的には企業の業績に収斂していくものです。
多分、スポーツの世界でも同じことが起こると思います。

錦織が良い成績を残します（業績が上がります）、
すると見る側の期待が大きく反応して、「さあ世界一だ」となります（株価が急上昇します）。
こうしてギャップが生まれます。

期待通り世界一になれば良いのですが、どうやらすぐには無理そうだ、となれば、例え現状をキープしていも株価は下がってしまいます。
でも錦織の実力は変わっていません。

これがだいたい楽天オープンの時くらいの状態でしょうか。

その後、また少し調子を落とすと今度は株価が急下降して「限界だ」「これまでの選手」となります。
でも本当にピークを越したのか、単なる不調なのかはこの時点では区別できません。
今度は逆のギャップ（業績＞株価）が起こります。

これが現在の状態だと思います。
あるいは、それでも赤字（故障によるリタイア）は解消して黒字化（ファイナルズ出場）しそうだということで、「株価も底を打った」状態かもしれません。
ファイナルズの結果、そして来年の結果を見てから初めて「調子が悪かったのか、実力が足りなかったのか」が分かります。

別に今すぐ決めつける必要も無いわけですから、結果を受け入れつつ、今後に適度に期待しつつ、目の前の試合を楽しむのがファンとして得策のように思います。
あ、ドロー抽選と関係ない話になってもうた。