【テスト公開】トップ10 Match Facts比較 2015/8/31(全米前)現在

GoogleスプレッドシートをWeb公開してみるとどうなるかテスト。データの分析を添えて。

分析

タイブレーク関連

「タイブレの鬼」とまで呼ばれた錦織としては獲得率50%は物足りないが、タイブレークは時の運もあるのでもう少し様子を見る必要がある。何にしてもデータには幅があるもの。むしろ鬼と呼ばれたころがイレギュラー状態と思われる(勝率8割くらいあったと記憶、それが持続したら歴代No.1)。ただ、いい数字ではないので今後の浮上のキーとなる数字の一つではある。

チリッチとベルディヒの数字は相当すごい。タイブレークはビッグサーバー有利と言われるので、それが出ているかも。ビッグサーバーには分類されないナダル、フェレールの数字も低め。そう考えるとラオニッチの52%は錦織の50%よりも問題がある状態と言えるだろう。

サービスエース、ダブルフォルト、1stサーブ確率

錦織のエース数4.8本は彼のキャリアの中ではかなり高い。ただ、サービスの質全体としては去年と比べてそれほど進化した感じはしない。
「8%のスピードアップ」と鳴り物入りで紹介されたBurn 95だが、おそらくこの数字は過大だろう。全豪オープンでは平均184km/hだったらしいが、全米1回戦では174km/hだった。
8%のスピードアップは、180km/hが194km/hになる計算。逆に言えば8%アップのラケットを使って175km/h前後しか出ないとすれば相当なパワーダウンである。
「いや、同じ速度を楽に打ててるということだ」という反論に対しては、1stサーブの確率が60%に留まっていることで反論したい。ラケットによってスピードアップがもたらされているのが正しいとすれば、錦織のサーブはスピードかコントロールのどちらかで劣化していると結論付けない限り辻褄が合わない。

話がそれたが、錦織のエース数4.8本/試合はフェレールやナダルの倍を記録しているが、彼らは1stサーブのパーセンテージが錦織より高い。錦織のサーブの威力であれば60%は物足りない(過年度は確か61%~63%くらい)。63%くらいはほしい。

チリッチ、ラオニッチがさすがの10本超え。ベルディヒがイメージよりエース数が低い。他の選手はイメージ通りのエース数と感じた。

ダブルフォルト数。1stサーブの確率が高いフェレールのダブルフォルトが多いのは、このブログでも何回か指摘した「硬くなる癖」、あるいはリターンを叩かれるプレッシャーによるもの(叩かれないために強く打っていることも考えられる)、のいずれか(もしくは全て)であろう。

1,2位が2本以内に抑えているのはさすが。特にフェデラーの1.4本という数字は驚異的というか、サービス全体の質の高さを伺わせる。
ラオニッチはダブルフォルトも多いがエースがそれ以上に多いのでまったく問題ないだろう。
錦織はトップ10の中でダブルフォルトの多さが3位。残念ながら少し多いと言わざるを得ないだろう。ただ、極端に多いわけではないので今後は2.0本に近づけるべく頑張ってほしい。

表にはないが、エース数/DF数を取ると、高いのがラオニッチ(5.7)、フェデラー(5.6)、チリッチ(4.6)
低いのがフェレール(0.7)、ナダル(1.3)、錦織(1.9)。残りの4人も3.0以上なので、トップ10にいる以上は3.0以上となるように強化を望みたい。

エースを5本とってDFを2本に抑えれば上記レシオは2.5。まずはこのくらいが目標か。

サービスゲーム及びサービスでのポイント獲得率

サービス自体の弱さが浮き彫りになった錦織だが、ストローク含めたサービスゲーム自体でのポイント獲得率、ゲーム獲得率はトップ10として合格と言える数字が出ている。つまりそれだけストロークが強いということである。
やはり、サービスがもう少し強化されればかなりサービスゲームが楽になると思われる。
現状でも昔より良くなっているのでこの後どの程度伸びしろがあるか不明だが、チャレンジし続けなければならないだろう。

ラオニッチ、フェデラーすごすぎ。

ブレイクポイントセーブ率

最高がラオニッチ76%は納得。明らかにサーブ力でしょう。
最低がベルディヒの61%。彼も強力サーブを持っているはずなのにこの数字なのは、やはりプレッシャーに弱いのか?
チリッチも64%と低めで、全米優勝後に壁にぶち当たっているイメージとかぶる(ただし、彼の場合は故障の影響もある。ナダルもだけど。)
錦織の67%はサービス力を考えると健闘していると思う。

データがないが、ブレイクポイントに関してはセーブ率だけでなく、”BP faced” すなわち直面したブレイクポイントの数が重要になる。

最終的には「ブレイクした/されたゲーム数」が勝敗を決めるので、セーブ率だけ見ていても本質的な議論はできない。
極端な例を挙げると、セーブ率が0%でもその試合のBP facedが0であればブレイクはされない。

代用できるのがサービスゲーム獲得率である。BPセーブ率が低くてかつサービスキープ率が高い選手が、「あまりBPに直面しない選手」である。

例えばフェレールとベルディヒはセーブ率は同じくらいだが、ベルディヒの方がサービスキープ率は高い。すなわちベルディヒの方がフェレールよりブレイクポイントを迎える機会が少ない。

錦織とフェデラーはセーブ率は同じくらいだが、キープ率はフェデラーの方が高い。すなわちフェデラーの方が錦織よりブレイクポイントを迎える機会が少ない。

リターンゲームのスタッツ

サービスゲームが弱いフェレールは、リターンゲームで稼いでいることがよく分かる。1stサーブに対するポイント獲得率が36%でNo.1である。ナダルも34%と高い。この二人は純然たるリターンゲーム特化型。

錦織はトップ10として合格のポイント獲得率を上げているものの、サービス力との比較でいうと1stサーブに対する獲得率があと2%欲しい。このあたりの1%は大きい。思ったほどリターンゲーム特化タイプではない。

フェデラーはサービスゲームの完璧なスタッツと比べるとやはりリターンゲームは落ちる。だが、ラオニッチほど極端ではない。ラオニッチのブレイク率12%はかなりネックとなっている。
錦織とやるときはリターンゲームでも脅威に感じるが・・・。

ラオニッチのリターンゲームのスタッツの悪さは、トップ10内の比較だけでなくツアー全体でも悪い。そしてカルロビッチはさらに悪い。
ラオニッチ、カルロビッチ、ロペスあたりが純然たるサービスゲーム特化型である。彼らに対しては比較的楽にキープができるものの、ひとたびブレイクされてしまうと挽回が極端に難しくなるので、絶対にブレイクされてはならない。

フェデラーが2位に入れるのは、完璧に近いサービスゲームを持つにも関わらずリターンゲームでも勝負できるところにあると見る。唯一の課題は、セカンドサーブに対するポイント獲得率であろう。

まとめ

全仏QFで自分を見失い、ウィンブルドンは棄権、全米1回戦負けとグランドスラムでのプレーぶりから伸び悩んでいる印象はあるものの、錦織の昨年のスタッツと比較すると、サービスゲーム、リターンゲームともにわずかに向上しており、テニスの質自体は成長を続けていると判断する。

ただし、スタッツは平均的な数字を示しているに過ぎず、個別の大事な試合、大事な場面でどうプレーするかが全体の印象を決める。
ATP 500以下の成績は素晴らしいので、今年の残りの期間、特に上海とパリのプレーが重要となる。そこで期待通りの活躍ができれば「今年の錦織は成長した!」と胸を張って言えることだろう。

略語解説

Rk 8月31日付エントリーランキング
Aces/Mtch 1試合あたりサービスエース数
DF/Mtch 1試合あたりダブルフォルト数
1st Sv in 1stサーブ確率
1st Sv W 1stサーブが入った時のポイント獲得率
2nd Sv W 2ndサーブでのポイント獲得率(ダブルフォルトも考慮)
Sv G W サービスキープ率
BP Svd ブレイクポイントのセーブ率
P Won Ret 1st Sv リターンゲームにおいて相手の1stサーブが入った時のポイント獲得率
P Won Ret 2nd Sv リターンゲームにおいて相手の2ndサーブ時のポイント獲得率(相手のダブルフォルト考慮)
BP Won リターンゲームにおけるブレイクポイントの獲得率
Rt G Won リターンゲーム獲得率(ブレイク率)

39 件のコメント

  • @netdash

    参考になるデータが多いです。
    1 タイブレは圭とナダルが獲得率低いんですね。
    2 リターンのポイント獲得率は圭はそれほど他者と変わらなくて意外です。

    以前も引用したことが有りますが
    http://www.atpworldtour.com/en/players/kei-nishikori/n552/fedex-atp-win-loss
    を見ると
    1のタイブレ獲得率とファイナルセット獲得率が今年はキャリアより悪化しています。
    何故でしょうか。
    勝負弱くなったとは思いませんが。。。

      引用  返信

  • とても参考になります。
    ファーストサーブの確率を上げて、大事なところでのDFを減らす。自分だけで改善できるところはまずそこですね。

    私もATPサイトが変わってから、データを探すのに四苦八苦してます。おまけに重いんだよなあ。

      引用  返信

  • @hungryphoenix さん

    平均以上の結果を出せば平均を押し上げます。その平均を維持するハードルが上がります。
    平均以上と平均以下の結果が存在して平均を形成しているので、平均以下の時期もあるのが普通と私は解釈しています。

    現段階では勝負弱くなったと断言はできないでしょう。
    ただ、その可能性はありますね。
    確信をもって何かを言うためには結構な数のデータが必要ですね。

      引用  返信

  • やっぱりこういう理屈っぽい記事は受けが悪いのかなw
    こういう記事の方が労力かかるんだけどw

      引用  返信

  • フェデラーとラオニッチ、どちらもサンプラスの影響を受けてる選手というのも興味深いです。
    この二人はセカンドの質も高いのと球種の幅が広くコースも読みにくい・・
    ラオニッチもあれだけのフラットサーブを持っていながら、あえて遅いファースト打ったりとか。錦織がラリーで見せるショットメイキングをサーブでやってて、ビッグサーバーの中でも器用なサーブ打ってますね。
    ベルディヒは逆に器用な印象は受けないかな?フォームは丁寧で綺麗なんですけど。

      引用  返信

  • タイブレ関連データありがとうございますm(__)m

    昨年までは、タイブレ王子のイメージだったのに今年はタイブレに弱い感じがあります。50%は低いですよね。今年はGSの大事な試合で落としているから、余計そう感じるのかなぁ。全豪ワウ戦、WBボレリ戦、そして今回のペール戦。。獲れるチャンスあったのに自分のミスで自滅パターン…(>_<)

    このデータって今年の試合分ですよね?
    今年、8回もwonありますか。。ラオ、アルマグロ、ドディグ、ポスピ、ベセリー、ティエム君の6回しか探せないんですが。。

      引用  返信

  • コメ数が少ないですねww
    みんな全米レビューその2スレにいっちゃってるのでは。節穴さん帰ってきたから(^^)

      引用  返信

  • ryoさん
    メンフィスでのクエリー戦(第2,3セットの2回)があります(‘◇’)ゞ。

    団長さん
    私はこういう記事好きですよ~。
    通いムコ生活でパソコンに向かっている時間が確実に削減されていて、面白い話題にも反応できないのが残念なんですが(^^;)。

      引用  返信

  • Linusさん
    ありがとうございますm(__)m
    メンフィスSFクエリー戦、忘れてました(^^;;

    私もデータ見るの好きです。
    団長さま、いつもバラエティに溢れた記事ありがとうございますm(__)mm(__)m

      引用  返信

  • おー、Cromeからは見れませんでしたがFire Foxから開いたら
    見れました。

    フェレールのDFが最大なのもやっぱり叩かれるのを意識して無理
    するからなのでしょうか。ワウリンカはムラっ気だと思いますが。
    ラオニッチもDFが多いのですね。まぁ、入れば決まりますからなぁ。
    リターン系の数字の悪さからもやっぱりサーブの人なのが見えますね。

    以前から気になっていたのですが、タイブレークって最初にサーブ
    を打つのとリターンから入るのとで勝率って違うのでしょうか?
    個人的にはサーブから入ると最初落とすと一気に3ポイント離される
    事にもなりえるのでメンタル的にはキツイ気がしています。
    でも、0-1からのサーブ2本もプレッシャーは高そうだし…。

    セットもサーブから入るのとリターンから入るのとで、全試合を
    平均すると差があるのか、というのも気になっています。こちらは
    サーブから入る方が有利だと思いますが、1stセットとセカンド以降
    では違うかもしれませんね。

    あと、データと言えばこの間団長さんが言っていたリターン返球率って
    あれば本当に良い指針になるように思えました。
    データは面白いのですが自分で調べるスキルが足りないので、こういう
    記事はありがたいです。

      引用  返信

  • 団長さん、私もこういう記事が一番好きです。データーみながらああでもない、こうでもないと議論できるし、普段何気なく印象で見ていても、データーで昨年比でどれほどサーブがよくなったのか、他のプレーヤーと比べてどうなのか、とか客観的に評価できるから。

    今年はタイブレークでかなり負けている印象があったのですが、50%はあるのですね。けどfinalset勝率も含めて、大事な局面での強さが鳴りを潜めてしまっていますね。ただ、タイブレークの回数が少ないので、それはリターン特化型のFerrer,Nadalと同数で、ちゃんとそれまでに勝負を決めれている(決められているのも含むか…)のでいい傾向かと。

    一方で、BPsvd、BPwonと1Pointでの大事な局面での%はTop選手の中でもそん色ないですね。ギアーを上げる、って言葉でよく言いますが、それらのわかりやすい指標ですね。
    こうやって見ると飛び抜けている数値があまりないので、Top選手の中では錦織はアベレージタイプですかね。たとえば10ラリー以上でのポイント獲得率なんかは、ストローカーの錦織はTopクラスだったりするのかなぁ。

      引用  返信

  • こうして数字を見ると面白〜い(⌒▽⌒)
    チリッチやベルディヒはタイブレの鬼だったんですね
    フェデラーの数字は長くNo. 1だった事を感じました
    圭くんもサーブ関連の数字がもう少し上げられれば もっと楽に試合を進められそうですね
    しかしホントにこのデータでの1%って大きいんでしょうね

      引用  返信

  • 私は数字をみると脳がストップするほう…(-_-;)
    最初、こちらのサイトでポイントばかりのやつはなんで?と思ってましたが、そのポイントが大事なんだと知ってからは頭に入るようになってきました~見慣れてきたのもあるんですがwww
    プロの世界って、やはり詳細なデータとか数字は重要なのでしょうか?

      引用  返信

  • @netdash

    昨日早く寝て今朝起きたらスプレッドシートのほかに詳細コメント拝見、堪能しました。

    >確信をもって何かを言うためには結構な数のデータが必要ですね。
    ですが、確かにファイナルセット獲得率については今年のデータが少ないですね。
    唯一負けたのが今月のペールですが。

    そして今年のタイブレは
    勝ち:ティエム7-4、べスリー7-3、クエリ7-5、7-5、ポスピシル7-5、アルマグロ7-1、ドディグ7-0、ラオニッチ7-4
    負け:ペール6-8、ダックワース8-10、ボレリ4-7、ロペス2-7、ベルダスコ6-8、ワウリンカ6-8、ジョンソン7-9、ラオニッチ4-7,4-7
    の8勝9敗ですね。
    詳細分析は出来てないですがここでも6-6以上の接戦になると5戦全敗ですね。。。

    なお私はデータ分析が好きです。
    テレビ局と組んで、
    サービスは1st,2ndに分けてワイド、ボディ、センターについてどれが効果的なのか
    リターンも1st,2ndに分けてワイド、ボディ、センターについてどれが弱いか、立ち位置はどこが効果的か、
    という今年の分析を見たいです。
    確か去年マレーがそんな分析をしてましたし、トッププロはみんなやってるかもしれませんが。

      引用  返信

  • スレ違いですし、聞き流してください(汗)。

    今後の活躍を祈って、以下の事に留意して静かに見守りたいと
    思っております。

    1、ラリーでポイントを獲るスタイルなら「打ち急ぎ」はしない。
      セカンドのアタックもエース狙いでなく、「次」で決める
      ように心がける。守備力はマレーやジョコと比較して確実に
      劣っている。
      彼らのようには守備的攻撃が出来ないからこそ??の先手必
      勝の超攻撃型テニスなのだが、、、、

      「打ち急ぎで自滅」は絶対だめ!! 

      厳しいコースの場合はしょうがないけど、届く範囲で、速い
      返球された時も無理に決めようとしないで、深く返球するこ
      とで対処する。←守備の強化ってことですね(大汗)。

      今シーズン、クレーではあれだけ実践できていたはず!!

    2、セカンドサービスをあと10キロ速度をあげる、つまりスピ
      ン量を減らす。スピン量を減らすことで、打ったあとの体勢を、
      より速くニュートラルに戻すことができるので、アタックにも
      若干早く対処できる。
      ほぼすべての選手がセカンドをアタックして来ますので、セカ
      ンドに安心感がで出てくれば、自ずと、ファーストにも余裕が
      出来、IN確率も上がり、「なんとしてもファーストいれなけれ
      ば!」の意識が薄れ、相乗効果でDFも減る。
      スタッツには現れない、「サービスポイント」を増やすことが
      重要です。
      つまり、相手がいいテニスをしてきた場合(今回も含め?)、
      相手のサービスゲームはなかなかブレーク出来ないと感じた時、
      自分のサービスゲームに集中できるような「サーブ力」を磨く。
      モントリオールのゴファン、ナダル戦のような!!

      頑張れ、頑張れ!

      引用  返信

  • 頭脳明晰な団長様、ありがとうございます。見越した反論の対応までもう書かれている。それが適格・・・素晴らしいです。
    それにしても、
    「わたしがかんがえた、もっとはいるファーストサーブたいさく」も必要ですか?

    アメリカでもよく実況に「あのスピードならもっと入れなきゃ」とは言われています。
    タイブレ、確かに去年は「イエーイ、得意だからもう大丈夫」くらいに思っていましたよね。

    けろけろさん、賛成です。特に2・

    ヒートアタックで男性もたくさんリタイアしていますね。今年と去年はモワーッ・ムシムシの全米です。
    圭君の一回戦は、久しぶりにぶり返した暑さの中、さらーっと時折生暖かい、でも秋風が吹いたりして、もうわけわからん、天気や気温までペールのようにつかみどろこのない、ヘンテコな一日でした。

      引用  返信

  • 団長、お疲れ様です。

    こういう分析苦手なので、とても尊敬すると同時に面白いです。

    苦手と言いつつ個人的にやってみたいのは、昨年と今年のフォアハンドのウィナーとエラーの対比です。

    ポジションを前にとるスタンスはかなり馴染んでいる反面、ラケットを変えてからフォアがアジャストしきれてない気がしてます。

      引用  返信

  • データ分析イイですね!
    コメントと比べると遥かに大変な労力ですので、本当に感謝です。

    ファイナルセット突入が少なくなった事と、ファイナルセットで負けた試合があったことから、ファイナルセットの鬼では無いような気はしていましたが、今年だけを切り出すと、タイブレーク含め、確かに良くないですね。

    思ったほどリターンゲーム特化型ではない、というのは少し意外でした。
    サービスキープ力が上がったこともあるのだと思いますが、ブレイクゲーム数か率か、かなり高い時期があったような記憶があったので。
    そうすると、ブレイクの形(見かけ)が派手?で、おぉー!っという印象が先行していたのかも知れませんし、ファンの贔屓目も手伝っていたのかも知れません。
    でも、これも今年に限ってだと、うなずけます。下位選手に対しては、ブレイクしまくるのではなく、大事なリターンゲームでギアを上げてワンブレークして勝てば良い、というような試合運びだったり、みんなが錦織対策してくる為、思ったようにチャンスが来なくて縺れたりという展開も増えましたから。

    それにしても数字は語りますね。魅了されるプレーの裏に、どんなデータが隠れているか、とても興味深いです。

    一部のスタッツであれば、webやアプリでほぼリアルタイムに確認しながら試合を観戦できるのですが、まずはリアルタイムでなくても良いので、もっと多くの項目について公表してもらいたいと思っています。

    以前から着目されているリターン返球率もそうですし、ホークアイからわかるデータについてもです。
    おそらくホークアイのデータ分析は無料提供したくないのだと思いますが…

    hungryphoenixさんのアイディアは、ビデオを見返してできそうですね。
    派生すれば、レットの後に同じコースに打つ確率とか分かって、性格まで見えてきそう(笑)

      引用  返信

  • 思ったほどリターンゲーム特化型ではないってのは少し語弊があったかも。
    もちろん錦織はツアー屈指のブレイク力を持っていますのでリターンゲームが強くないということではありません。
    サービスゲームも結構いい獲得率を出しているという意味です。決して、サーブがだめだからリターンで挽回!という感じではないということです。

    サーブ関連のスタッツは少し物足りないですが、サービスゲーム全体ではなかなか、ということですね。
    なかなかのサービスゲーム+強いリターンゲームというバランスだといういみで、「リターン特化では」ないと言いたかったのでした。

      引用  返信

  • 団長さん、データ分析からの
    解説ありがとうございます。
    やはり、スタッツ(数字データ)というのは
    細かい選手の特性を洗い出してくれるものだと思います。
    もちろん数字に表れないところが強さということも言えるのでしょうか。
    錦織選手、リターンのスタッツはもちろん安定しています。
    ここは、当然ですよね。
    サービスのスタッツはまだ、伸び代を残した成長途上で
    しょうか?
    やはり、ジョコビッチ選手、フェデラー選手のスタッツ上での
    穴のなさはNO、1のものですね。
    数字でも、安定感が、確実に証明されているということですね。
    錦織選手は、あと少しで、スタッツでも
    big4に引けを取らないレベルにまで行くことができる訳
    です。
    ただ、サービスの質、スピードのおいては
    かなり落ちてしまうのですね。
    2014年の方が、やはりラケットは、あっていたような気が
    しますね。
    BURN95、錦織選手、ラケットを変えすぎな気がしています。

      引用  返信

  • @jt様…私も気になります!!
    すごーく良い時と悪い時の差がある気がします。

    つい最近、興味津々で使ってみました。
    素人&女ですので、聞き流してくださいっ!
    全体的にずしっと重く、硬いんです。
    重心が真ん中で面が小さく、すごく気を使うラケットでした。力強いと言われている私はバックハンドでは、ぶっ飛び、フォアでは短くなります。
    被せて打ってみたり、あれこれどーしたらコートに収まるのか試行錯誤していました~。
    気を抜くとどこにふっ飛ぶか解りません。
    音は今まで使用したラケットとは違う重い音で心地よかったです!もちろん錦織さんは同じラケットでも色々変えていると思いますが、ミスショットの原因のひとつにならなければいいのになぁーって思います。あのラケットを何時間も使って試合している…って思ったら、さすが錦織さんって思いました。もう少し楽なラケットにならないのかな~。
    ラケットやシューズ、錦織さんに合っているのか気になります!!ストレスを少しでもなくして欲しい

    スレ違いでしたら、すみません…!

      引用  返信

  • 団長さん

    補足ありがとうございます。
    仰っている意味はよくわかりますし、私もサービスゲームの向上があってこその数字だと思っています。言葉足らずでスミマセン(^_-)

    リターンゲームということで少し脱線しますが、ペール戦では、リターンゲームで0-30、15-30とリードしてからの集中力が足りなかったように思います。

    ということで、データ分析としては、リターンゲームで先に30となったゲームの数や、それをブレークした率などがあると興味深いと思いました。
    40-0からまくってブレークすることもたまにはあるでしょうが、やはり先に30をとったリターンゲームをキッチリ取れるかどうか、というのがブレイク力に近しいものだと考えます。

      引用  返信

  • 団長さんスゴイです!!!
    ここ1年くらいROM専でお世話になってましたが、データの整理と分析に感動し、初コメントさせていただきます。

    タイトルに「テスト」という文字が付いてるのが、コメントの少ない原因の1つかも。
    現に私は「テスト」だから、この記事をもう少しでスルーするところでした。
    覗いてよかった。

    私はデータ収集は好きなんですが、分析が出来ないんです。
    家計簿も、まとめ上げるのは好きですが、その後分析しないので、翌月も赤字。苦笑
    「R」という統計解析ソフトのrvestというモジュールを使って、ATPのサイトからデータをダウンロードしては楽しんでおります。

    この記事のおかげで、少しスタッツの楽しみ方を知れたので、これからちょっと違う見方が出来そうです。
    サーブのコースのデータもあれば更に楽しめそうですけど、試合見ながら自分で集計するしか方法は無いのでしょうかね?

      引用  返信

  • 皆様のコメントにあるようなデータ、あったらいいですねえ・・・
    私は自力で収集する以外方法を知りませんw

    本来、こういう分析を中心としたブログにしたかったんですよね。手間がかかりますが・・・。

      引用  返信

  • @netdash
    >やっぱりこういう理屈っぽい記事は受けが悪いのかなw
    このサイトの利用者の割合でしょうかね。

    あまり固定概念を持って男女のタイプ分けをしたくないですが、
    理屈っぽい、理系的なのは男性が多く、
    応援コメント等を気楽に書くのは女性の方が多い気がします。

    この考察も理屈っぽいですね。

    本題の方では、団長も言ってましたが私もBPセーブ率はあまり意味がないと思います。
    ①0-40から5本連続で取ってキープする
    ②40-0から3本落としてデュースに持ち込まれ、その後2本取ってキープ
    BPセーブは①は3/3、②は0/0ですが、どっちがいいか、と言われると、、、
    そもそもBPに持ち込まれない方が個人的ににいいと思ってます。

    でも、ここぞという時に打つとっておきのサーブがある場合や、余裕があるからこそ打てるサーブ(ダブルファースト)がある等、ポイント状況によって得意な状況はプレイヤーによって変わるのかもしれませんね。

      引用  返信

  • !!!
    BPセーブ率のいい分析法思いついた!!!
    まとまったら記事にしますね。

      引用  返信

  • 私は女性ですが、こういう記事は大好きです。学生時代は数学は嫌いでしたが、統計と分析からそれぞれの選手の傾向を読み取るのはわくわくします。

    ATPサイトのpaformanse zoneとかたまりませんよ。サーフェス毎の勝率やVSTOP10・・etc
    調べれば調べるほど、錦織すごい!と思います。

    団長、是非是非たまにはこういう記事立てお待ちしてます。

      引用  返信

  • フェデラーの2回戦、S、ダルシーを圧倒してますね。
    ファーストIN%
    フェデラー78%
    ダルシー61%
    ファーストWON
    フェデラー93%
    ダルシー50%
    セカンドWON
    フェデラー75%
    ダルシー54%
    錦織選手もフェデラー選手のサービスゲームから
    学べるところがたくさんあるんじゃないかなー。
    少しでも、近づいていけると思います。
    以前、試していた、サーブ&ボレーも
    復活してくる戦術みたいな話も
    出ていますね。

      引用  返信

  • 団長さん

    私も、こういう数字をながめて、あれこれ分析するの大好き!!です。データ整理加工のお手間ありがとうございます!

    サーブに関してですが、私は、体のキレが悪い時やどこかに痛みがある時、ストロークはだましだまし打って何とかなる気がするのですが、サーブは顕著に影響が出る気がします。
    (サーブを武器にしていないタイプだから?)
    なので、サーブに関するラケットの性能を評価をするためには、錦織君の肉体的コンディションが同じ(できれば、コンディション=普通)試合間で比較するか、又は、同じ長さの期間で平均値をとったものがあるといいな~と次なる興味がわきました。

    勿論、ラケットはサーブ性能だけじゃ決められないです。
    Burn95を数ヵ月使ってみたところ、(ド素人が何言いだすんだ!と思った方、お目汚しすみません。)
    サーブ(+)※、ストロークは全体的に(+)、フォアクロス(+)、逆クロス(-)、バックハンド(+)、ボレー(-)、スマッシュ(-)※ という感じです。
    ※サーブは、長ラケ?のせいか、打点が高くなり遠心力もきくメリットを感じました。
    しかし、似て非なるのがスマッシュ。素人じゃ打点の感覚は急に変えられないので、いつもどおりにやるとあれ~~~っってことにwww 
    使用場面別では、自分が組立て相手を振り回していくストロークでは、予想以上にしっかり回転がかかり、思いっ切りラケットを振り切れる安心感があります。素人レベルであるかぎり、男性のスピード・重いボールもラケットが勝手に受け止めてくれる感じで安心。
    しかし、一番痛いのは、ギリギリ届くかどうかのような守備的な場面や、低い打点から救い上げるような感じの場面で、私のような素人にはアシスト機能が欲しくって、正直しんどい。
    何と言っても、苦手感半端ないバックハンドを、ラケット変えただけでコーチにうまくなったと褒められたのは笑えましたwww

    あくまで比較対象がSTeam 95ではなく、私の従来使用の某黄金スペックラケットなので、長ラケ?ならではのメリットデメリットとBurn95ならではのメリットデメリットが混在しており、そこが個人的感想としてもイマイチですみません。
    HN長いので、その辺によくいるおかひろみ改めまして、ろみろみ でした。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。