デ杯の応援の仕方について:声出しOK、鳴り物OK!

ariake01
photo by HAMACHI under creative commons license

ソチオリンピックで日本中が寝不足気味の今日この頃ですが、加えて錦織がタイトルをディフェンドするための戦いがメンフィスでいよいよ始まります。
これから暖かくなるにつれ大きな大会が増えていき、錦織にとっても大一番と言っていい試合が続いていきます。
その一つが先日、史上初のワールドグループ1回戦突破を果たしたデ杯(デビスカップ)です。

2回戦も幸運なことにホーム有明での開催ということで、地の利を生かして世界の4強へと名乗りを上げることができる貴重なチャンスをものにしたいところ。

そのためにはファンによる応援の力も無視できません。
1回戦では敗戦国となりながらも少人数による活気のある応援を披露したカナダ応援団に感銘を受けた方も多いと思われます。そう、デ杯では鳴り物も、大きな声出しも全く問題ないのです。

日本人の国民性から、声を出して応援することは心理的に抵抗があることは容易に想像できます。しかし、野球の応援は、サッカーの応援はどうでしょうか?国民性以上に、「テニスは静かにお行儀よく見なければならない」という先入観がないでしょうか。

確かに、静かにテニスを観戦したい、選手を妨害したくない、そういった意識を持ったファンの方々が一定以上の割合で存在することは否定できません。また、そういったマナー意識の高さも日本人観客の美徳の一つです。対戦相手に対し敬意を払い、素晴らしいプレーには拍手を惜しみなく送る。素晴らしいことです。

その一方で、デ杯とは国と国の戦いであり、ホームアドバンテージを活かすべく、サーフェスを自国に有利なものとし、盛大な応援で選手を盛り立て対戦相手にプレッシャーをかける、そのスタイルは世界標準でもあります。

今までデ杯では名物となっている応援団長さんの音頭で応援を盛り上げてきましたが、一般観客からのボトムアップ的な盛り上がりは、選手の気合の入ったプレーを起爆剤として達成されることがほとんどで、十分なホームアドバンテージを活かせているとは言い切れないものだったように思います。

公平さと相手に対する敬意を重視する日本人の美徳ゆえに、鳴り物に対する拒否反応のようなものも実際、耳にすることもありました。しかし、本当にそれで良いのかと個人的には思います。

静かに公平な気持ちで勝負の行方を見守りたい人々、日本の勝利を全力で応援したい人々、双方が満足のいくような会場の雰囲気作りはないものかと、常々思います。

まず皆様に知っていただきたいのは、日本チームを力の限り声を出して応援しても良いこと。選手はいちいち反応することはありませんが、確実に耳に声援は届きます。そして力になります。
レディポジションに入る前、ポイント間であれば応援の声を上げてまったく問題ないのです。

次に知っていただきたいのは、鳴り物はルール違反ではないこと。これはITFが公式に認めていることで、世界標準です。日本でも最近はバルーンを配布していますが、これは協会関係者に聞いたところによると、声出しに対して心理的抵抗のある日本人の国民性を考慮してのこと。声は無理でも、バルーン叩くのならできるでしょう、ということらしいです。
つまり、音を出して応援することはタブーでもなんでもなく、むしろ推奨されていることなのです。

日本人は和を大切にする民族です。テニス自体は個人戦ですが、選手の個々の頑張り、チームのサポート、そしてファンの応援が一体となって勝利を得ることは、日本人の価値観からすれば単なる一勝以上の価値を持ち、必ずや選手個人の自信にも効果をもたらすことでしょう。

我らが錦織も、昨年のデ杯をきっかけとして復調し、現在非常に良いコンディションにあります。アウェイになってしまえば物理的に応援することは難しくなります。
ここはひとつ、4月4日からの2回戦に向けて応援する側も意識を高め、選手と共に価値ある1勝をもぎ取ろうではありませんか。

14 件のコメント

  • 立ち上げていただきありがとうございます!!
    個人的には下のURLの冒頭でやっているような応援が好きですね。
    2012年の全豪オープンで2回戦と3回戦でピンチだったときに手拍子と「Let’s go Nishikori!!」のコールで錦織選手が元気を取り戻したように見えました。
    1個人の提案としては最初の練習の時やコートチェンジのときに「Let’s go Kei!!」とか「Let’s go Soeda!!」といったコールを鳴り物をつかいながらやるのはいかがでしょうか?

    https://www.youtube.com/watch?v=OpH665LvYoU

    誰か、動画の貼り付け方教えてくださいorz

      引用  返信

  • 応援の仕方についての記事、ありがとうございます。

    前回のデ杯で世界基準の応援を見て、今までのテニスの応援と違うけど。。。
    もっともっと応援で日本チームをサポートしたい!と思った方も多かったのでは?

    4月のデ杯のチェコ戦に向かって、みんなで一緒に応援しませんか?

    「世界規準の応援を見て悔しい気持ちになりませんでしたか?
    大きな団結力として会場一体となった応援により、選手をサポートすることにご賛同いただけませんか?」
    をスローガンにしている
     「日本のテニスを一丸となって応援しよう~!」というFBの公開グループがあります。

    同じ思いの方なら誰でもOK!
    興味のある方は検索してみてくださいね♪
    FBの検索のところにグループ名を入れれば出てくるはずです
    一応URL貼っておきます
    日本チームを一緒に応援しましょう~!

    https://www.facebook.com/groups/1407179462864392/

      引用  返信

  • maruさんが紹介してくれたグループ、私も入っています。
    皆で日本チームを楽しく応援して、有明を盛り上げませんか?
    ひとりじゃ鳴り物とかできないけど、、、
    思いの同じ人たちが一つになって応援するのって、すごい力になるはず!
    興味を持たれた方は、是非是非、覗いてみてください!

      引用  返信

  • カナダチームの魅力的な応援を現地で目の当たりにし、うらやましく思いました。

    私たち観客だって<We are the TEAM>の一員。

    今まで応援したいと思ってもなかな声が出せませんでした。
    でも、同じ思いの人たちと一緒だったら、思い切って応援できそう!

    一人よりみんなの力、そう思って私もこのグループに賛同しました♪

      引用  返信

  • 準々決勝に備えてメガホンを購入してみました。「TOEI LIGHT(トーエイライト) WメガホンSR310 赤白 G-1060RW」。なんとジャパンカラーの赤白です。手で叩くと2つの筒がぶつかり合い鳴り物としても活用できるスグレモノです。おすすめします。

    http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00475CLCE/ref=ox_ya_os_product

    ポイント間が20~25秒あるとしたら、選手がボールをつき始める前の5秒くらいはできれば鳴り物は控えたいかなと思います。ひとつは大音響のなかでは「頑張れ」「次一本」「挽回」の声がつぶされてしまうので声がけタイムの確保。もうひとつは選手の集中のためです。少なくともアンパイアに制止されないようには気をつけるべきだと思います。

      引用  返信

  • C太郎さんから教えていただいた応援グッズ。
    これって、サッカーとかだとチームのマークが入ったものが会場で売られていたりしますね。
    デ杯の時も会場で売ってくれたらいいな♪

    応援の方法についても、個々の応援(がんばれ~等)も重要。
    参考になります。
    選手のための応援であって、選手の集中を途切れさせるような応援にならないよう気をつけるべきですね。
    ありがとうございます。

      引用  返信

  • 88年のWG決勝、西ドイツVSスウェ-デン戦の西ドイツの応援団に感動しました。スウェ-デン開催だったのですが、大挙してのりこみ、どちらのホームかわからない状態。サッカー風の応援でオーレオ レオ レオレー の後にドイツ語の激励 選手の愛称チャーリー!チャーリー!の連呼。チャーリーは当時73位のカール ウベ シュティーブ(セドリック マルセル シュティーブのお父様?)の愛称。大応援に奮い立ったのか当時NO1のビランデルに8-10、1-6、6-2、6-4、8-6の大逆転勝ちで西ドイツ初優勝の立役者になりました。応援の力、後押しを感じました。        以降、デ杯にはまった私に生観戦の機会が訪れたのは96年のフィリピン戦。私の住む町の隣の四日市市の体育館で開催されたときでした。三重県は硬式、軟式テニスが盛んなこともあり、応援のレベルは高かったです。ファ-スト!ポイント!の掛け声は当然、溜息がでても直ぐに挽回!ドンマイの声。また三日間共に日替わりで応援の音頭をとってくれる勇者が現れたのが良かったです。ほとんどの人が選手がレディにつけば静かになりました。稀に静かにならない人もいましたが、徐々に慣れたり、それでも静かにならない人には、少し離れた人達でシー攻撃(近くの人は不可。トラブルになるかも)で静かにしてくれたら拍手。錦織ブームで観戦に不慣れな方々が増えて不愉快に感じられる方もいるかもしれませんが錦鯉さん達等で引っ張って巻き込んで大いに盛り上げてほしいですね。選手には負担ですが、ベスト4とシード国入りの大チャンスだから期待せずにいられませんね。

      引用  返信

  • 下団さん、私にとっても88年の西ドイツ対スウェーデンはもっとも感動したデビスカップです。たしかNHKBSで見てあまりのすごさに驚嘆し、録画していた友人からビデオテープを借りて何度も見直しました。シングルス第一試合ビランデル対シュティーブ、ファイナルセットに入ったところで解説の坂井利郎さんが言った「私はこんな(5セットにもつれた)状況でビランデルが負けるのは見たことがないんですね」や、足のマッサージを受けながらブレークダウンで絶体絶命のシュティーブに向けて実況アナウンサーが言った「疲れ切ったかシュティーブ!」などがとても心に残っています。ダブルスのエドバーグ・ヤリード対ベッカー・イェーレンもすさまじい試合でした。坂井さんが最後に言った「(シングルスランキング1位のビランデル、3位のエドバーグ、ダブルスランキング1位のヤリードを擁する) スウェーデンが負けると予想するのはテニスがわからない人です」が強烈でした。あのビデオテープどこにいったんだろう?

      引用  返信

  • どこ中さん、私も編集された再放送を録画して、すり切れるまで何度も見ました。坂井さんの解説もよっかたですが、ビランデル サーブでのMPでのシュティーブのリターンエースの瞬間の解説者の「リターン!!!」の絶叫には震えました。ダブルスも2setダウンからでしたが、べッカーが空回りして、イェーレンが必死に踏ん張る展開・・・応援団もべッカーにブーイングであとはイェーレン コールの嵐でした。                                  スウェーデンはもう一人、土が得意の6位カールソンもいたのですが起用されず・・・対して西ドイツは4番手、シュティーブの起用が大当たり。応援や監督の采配によって起きた大番狂わせでしたね。                     日本チームにも期待大!

      引用  返信

  • maruさん、BAKOさん

    「日本のテニスを一丸となって応援しよう~!」に参加させて頂きたいのですが、FBをやっていない為、登録できません。
    他にご連絡する手段はありますでしょうか?
    ご存知であれば教えてください。
    よろしくお願いします。

      引用  返信

  • Miroさん、ありがとうございます。今、連絡方法を確認中です。
    Twitterはされてますか?
    メールなら連絡とれますか?

      引用  返信

  • 「日本のテニスを一丸となって応援しよう~!」について
    フェイスブックもツイッターもしていないけど、一緒に応援してみたいという方へ
    下記アドレスまでメールをいただければ、参加可能になりました。
    基本がフェイスブックのグループなので、タイムリーにとはいかないかもしれませんが
    お知らせを送らせていただきます。

    アドレス: tennis_ouenアットyahoo.co.jp (tennisの後はアンダーバー。アットは@にして下さい)

      引用  返信

  • mmruさん

    ご調整いただきありがとうございます。
    お手数をお掛けしてすいませんでした。

    今まで手を叩く位しか出来ませんでしたが、初めて声を出し応援してみます。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。