鼻血の徒然草(2016/8/22):オリンピック閉幕、シンシナティ終了、NASAくんがインカレD優勝!

オリンピック閉幕

いや〜、オリンピック終わりました〜(私の夏休みも終わりました・・・)。
なんだかんだで、楽しかったですね!!
4年後の東京が楽しみです。なんといっても、生で見れる可能性が高いですから。
4年後、錦織は30歳ですが、まだまだ余裕で実力をキープしているでしょう!!
今より強くなっている可能性も大いにあります。本当に楽しみです。

日本は史上最多の41個のメダルを獲得しました。金12、銀8、銅21。
21個の銅メダルの中に錦織が獲得した銅メダルも含まれます!
そう考えたら本当に感無量です。
ナダルに勝ってメダルを獲得した瞬間は歓喜でしたが、繰り返しTVに流れるオリンピックハイライトの映像中、錦織が日の丸を掲げる場面で毎回、こみ上げてくるモノを感じます。

毎度のことながら、オリンピックには様々な問題がつきまといますが、アスリートの汗と涙、4年間の努力には結局、感動させられます。
勝っても負けても、スポーツは素晴らしい。

ここで勝手に「鼻血の独断で選ぶリオ・オリンピックベスト10」を発表します!

第10位 競泳男子400m個人メドレー(萩野:金、瀬戸:銅)

キャラクター、これまでの経緯の異なる2人のライバル関係が素晴らしい。
レース後の笑顔での抱擁シーンも良かった。

第9位 競泳男子200mバタフライ(坂井:銀)

「生涯最高のレースかもしれない」と語った怪物フェルプスに僅か0.04秒差の銀は燃えた。

第8位 卓球女子団体(福原、石川、伊藤:銅)

個人ではメダルは取れなかったが、気持ちの入ったプレーを見せてくれた。
なので団体でメダルを取れて本当に良かったと思った。
15歳の伊藤は本当に楽しみ。

第7位 男子体操 跳馬(白井:銅)

およそ人間業と思えない強烈なスピン(ひねり)。スピンといえばナダルか白井かというレベル。
まだ19歳。インタビューの受け答えも頼もしい。4年後の主役となってほしい。

第6位 バドミントン女子ダブルス(高橋・松友:金)

どうしてもラケットスポーツは注目してしまいます。
世界1位にランクされながらも、心(自信)がついてこなかったこのペア。
経験を積み、心を成長させたことが、「こういう展開は自分たちが強い」という強い気持ちに繋がり、16-19から大逆転で金。
錦織も、「ファイナルセットを粘って勝ってきた」という経験が生きて銅メダルを取った。かぶる。

第5位 男子100m×4リレー(日本:銀)

今大会No.1の価値あるメダルとの呼び声高い、トラック競技での銀。
バトンパスの技術もさることながら、個々の選手の走力がないとこの結果は無理。
37秒60のタイムは、カール・ルイスを擁したころのアメリカのタイムよりも速いそうな・・・。
第4走者にバトンが渡ったときのボルトの驚きの表情は、まさに「QCK(急に ケンブリッジが 来たので)」

第4位 女子レスリングフリースタイル58kg級(伊調:金)

五輪女子初の4連覇の偉業。吉田の果たせなかった夢を果たした。
吉田は、敗れても功績は変わらないし、誰も責めないのでもう謝らないで欲しい。

第3位 卓球男子シングルス(水谷:銅)

同年代、日本のエース、海外武者修行、BIG3(テニスはBIG4)への挑戦など錦織とかぶる部分が大きい水谷の活躍は、錦織も勇気づけられたに違いありません。
彼の、今回の大一番への気持ちの持って行き方は大いに参考になると思う。

第2位 テニス男子シングルス ダニエル&杉田の活躍

テニス日本は錦織圭だけではない。ダニエルが、西岡が、そして杉田がいる。
2人とも主催者推薦枠で滑り込みの出場ながら、ダニエルが3回戦進出、西岡も1回戦に勝利。
ダニエルは1回戦で14シードのソックに勝利。3回戦では銀メダルのデルポトロから1セットを取りました。

杉田はベイカーに勝利し、シモンとも接戦を演じました。
日本人は女子含め全員が1回戦を突破したことも歴史的でした。
もう少し結果が出れば、「テニス大国」と呼ばれる日が来るかもしれません。

今年の杉田は乗っています。
全豪で予選を通過して初の本戦出場。
ハレでフリッツを破りATP500初勝利。
そしてこのオリンピックの後、シンシナティでも3回戦進出。トップ100を切ってきました。
ツアーへの定着が期待されます。

第1位 テニス男子シングルス 錦織圭 (銅)

もちろん1位はこれでしょ!!
また錦織が歴史を作りました。
錦織の、オリンピック、そしてメダルへの熱い思いに感動した。
モンフィス戦の3MPからの挽回にも、ナダル戦での立て直しにも鼻血が出た。
現金ですが、オリンピック、出て大正解!!

他にも印象的なシーンが沢山ありました。選ぶのが大変です。

シンシナティ終了

シンシナティを巡って、オリンピック回避組と出場組の活躍について様々な意見があることが分かりました。
どれも一理ありますが、私としては、オリンピック回避組が有利である反面、彼らはオリンピックのメダルの栄誉は絶対に手にすることができなかったわけですから、これで良かったのかと。
選手にはそれぞれ事情や考え方があります。
錦織は、トミックに連敗となってしまいましtがオリンピックに出て本当に良かったと思います!!
試合内容も、コンディションを考えれば良かったと思いますし。

さて優勝はチリッチ。
2年前の例を持ち出すまでもなく、このシーズンの彼は怖いですね。
準優勝のマレーはさすがに疲れていましたが、それ以上にチリッチのプレーが良かったように見えました。
でも錦織もチリッチと同じレベルのプレーは出来る選手ですし、チリッチには勝ち越してもいます。
ということは、マレー超えだって不可能ではないってことです。

そのためには錦織が平均以上のプレーをしなければなりませんが、キャリアの中でどこかで殻を破って突き抜けないと、グランドスラム優勝はなかなかできるものではありません。
チリッチはそういう意味でよきライバルであり、よき先駆者であると思います。

残るベスト4はラオニッチとディミトロフということで、ジョコビッチ、フェデラー、ナダルが欠場したとはいえ徐々にBIG4+ワウリンカに割ってはいる選手の層が厚くなりつつある流れも感じます。デルポトロの復活もあります。
全米まであと1週間を切りました。各選手、コンディションをいかに保って大会に入るかが鍵になるでしょう。

NASA、インカレを制す!!

昨年のこの記事で紹介した、現慶応大学2年の畠山成冴(なさ)くんが、同じく慶応大学2年の逸崎選手と組んで、

なんとインカレダブルスで優勝!!!

大会記録|全日本学生テニス選手権大会|TENNIS DAILY

さすが我が鼻血ブログ(私が勝手に無断で)所属(させたことにした)選手!!
インカレ優勝なんて、そんな、そんなすごいことやってのけるなんて、サインもらっておけば良かったああああああああ!!!!!

とりあえず、ご祝儀として次の慶応チャレンジャー(来春開催予定とのこと)にはまたクラウドファンディングで出資させていただきます。
おめでとう!!!

53 件のコメント

  • @るびさま
    付け足すと「そこで着替えるよう指示された」とも書いてありますね。
    日本語翻訳変換にすると全く意味がわからなかったのですが、yuriさまの言うように英訳変換にしてみたらすごくわかりやすかったです。今後の参考にします。

      引用  返信

  • yuri さま、ROMさま

    今更ながらの私の疑問に、ありがとうございます。
    銅メダル獲得後、センターコートに案内されたと沢松さんが言ったことを確かじゃないと言われているサイトもあり、本人がコメントしているニュースはないのかと思っていました。
    錦織がちゃんと話すべきだとか…

    ちゃんとインタビューで言っていたのですね。
    だから本人はさらっとしていたのですね。
    とってもすっきりしました。

    ROMさま
    私も日本語変換したら、どうにもなりませんでした。
    yuriさまが教えてくれた、英語変換に全く思いつきませんでした。
    センターコート、500メーター、第一コート…
    断片のみが理解できるだけで、ギブアップ。

    「NO.1コートからセンターコートのロッカールームまで500mも歩かなきゃいけなかった。そこで着替えるように言われた。」

    とにかくKeiが意図して時間をかけたのではないことが分かり納得です。
    これでやっとオリンピックが完結しました。

    次は全米。
    夏休みを準決勝から決勝の月曜日までにしました。
    日本にいながら、US時間満喫予定です。
    昨年フライト前にがっかりさせられた分、今年は日本ですが楽しませてくれるものだと信じています。

    Go Kei!!!

      引用  返信

  • そりゃあ ナダル先輩を遠い方のトイレに案内は出来ないでしょう。圭君の頭の中は自分を奮い立たせることでいっぱいだったと思います。それに相手を待たせて相手のメンタルを乱そうなどと考えるような人ではないと信じています。

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。