Don’t think. Feel. (2019ブリスベン決勝 vs. メドベージェフ プレビュー)

Don’t think. Feel.

ブルース・リーが「燃えよドラゴン」の中で放った名セリフです。
直訳すると、「考えるな、感じろ。」

3年ぶりの優勝、そして昨年の楽天決勝のリベンジが懸かった状況の錦織にピッタリの言葉だと思います。
余計なことを考えず、ボールに集中した先に良い結果が待っていると思います。

この言葉には続きがありまして、合わせて味わうとさらに深くなります。

It is like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all that heavenly glory.

「それは月を指差すことと似ている。
指に気を取られていると、栄光を掴み損なうぞ。」

既に試合前の段階でやるべきことはやってきています。
これまで約1年をかけ、試合勘を取り戻し、体をフィットさせ、自信を深めてきました。
試行錯誤により、改良されたサーブとネットプレーを手に入れました。
そしてオフに体を鍛え、フォアを復活させて最高の状態で決勝まで来ました。

既に考え尽くしています。
もはや指(過去のしがらみ等)は見る必要がなく、月(勝利)だけを見据え、目の前の相手に集中し、心の赴くままに体を動かすだけで良いと思います。

楽天決勝のおさらい

準決勝までの完璧なプレーを再現できなかった錦織に対し、神がかったプレーを連発したメドベージェフ。
特にサーブが凄く、1st、2nd関係なくコーナーに叩き込んできました。

ストロークでも深く速い球をミス無く繰り出してきました。
錦織も2セットとも、途中までは耐えてはいたのですが、フリーポイントが取れないので最後は根負けしてしまいました。
それでもセカンドセットは4-4まで粘り、リターンゲームで勝負をかけましたが、1stポイントの積極的な攻撃がほんの僅かにアウト。
ここが勝負の分かれ目でした。

ただ、あのときと状況は少し違います。
メドベージェフは確かに上手い。コートカバーも良いしショットが安定している。深い位置からでもコンスタントに鋭いボールを返してきます。ミスもしない。
ただ、サーブは楽天決勝のときほどではないと思いますし、サーフェスも違う。

錦織の調子も、楽天のときよりさらに上向き。
課題である「上位ラウンドになるほど力を発揮すること」をクリアできるかどうか、が勝負を決めると思います。

これまでの対戦相手の中で最もパスが上手いと思われるメドベージェフですが、ポジションは後ろ目だし錦織は引き続き、ネットプレイを積極的に混ぜていきたい。
パッシングで抜かれることもあるでしょうが、迷わずどんどん行きたいですね。

リターンゲームに関しては、どうやらメドベージェフのサーブコースに癖がありそうなので、頭に入れておきたいですね・・・(下記)。

デュースサイドからのワイドサーブが、非常に多いです。

対右利き選手
デュースサイド ワイド57%、センター32%
アドサイド ワイド49%、センター45%

時折、コートの右端に立ってサーブを打ってくることがあります。角度を付けるためで、ほぼワイドに打ってくるでしょう。
今日のツォンガ戦では逆を突いてセンターに打ってきたポイントが1ポイントだけありましたが、右端から打ってくるので届きます。
右端に立ったらワイドサーブを警戒して、できればストレートにリターンしたいですね。
読まれても角度と威力でポイントが取れるという計算なのだと思いますが、もう知られているので私は良い策とは思えません。

アドサイドは半々ですが、長身なのでやはりワイドが効いていると思います。ポイント率もワイドが高いです。
また、劣勢(0-15、15-30、40-Ad)では顕著にワイドが多いです。30-40ではなぜか半々でしたが。

楽天決勝では、やはりデュースサイドではワイドが多かったようです。アドサイドは半々。

もう一つ、仮説を立てているのが、フォアハンドのクロスを打たせたら効果的ではないか、と。脇があきやすいフォームなので。
過去の対戦では特にフォアクロスのミスが多い印象はありませんでしたが、錦織のフォアが復活した今、フォアのクロスラリーにも不安がありません。
錦織の鋭角フォアクロスで外に追い出したらどうなるか、見てみたいなと。

今日の時点での私のイメージトレーニング(何のトレーニングだ?)では五分五分でした。
楽天優勝時のメドベージェフの印象が強烈だったのと、錦織の今大会のプレーも同じくらい強烈だったためです。
ただ、このイメージ通りの調子で対戦することは稀でしょう。

錦織がクオリティを維持するか、メドベージェフが楽天時ほどの調子でなければ、錦織が優勢かなと思っています。
競った試合になったときの勝負強さはもう十年以上見てきているので、突き放されさえしなければ、どうにかしてくれるのでは・・・という期待もあります。

何より、もう本人が勝ちたくてしょうがないでしょうね。今回はやってくれそうな気がしてなりません。

今の時点では鼻血対象試合ではありませんが、勝ったら鼻血出ることもあるかも・・・。

試合情報

Brisbane International (ATP 250)
Final
Kei Nishikori[2] vs. Daniil Medvedev[4]

現地時間 2019年1月6日(日) 19時以降
日本時間 2019年1月6日(日) 18時以降
@ Pat Rafter Arena

※ 日本とブリスベンの時差は1時間 (ブリスベンが1時間早い)

対戦相手情報

プロフィール

Daniil Medvedev (FRA) ダニール・メドベージェフ(ロシア)

  • 第4シード、ランキング16位(最高16位)
  • 22歳、196cm、83kg
  • 今年の勝敗(ATP250本戦以上):3勝0敗 (錦織は3勝0敗)
  • 昨年の勝敗(ATP250本戦以上):43勝24敗 (錦織は43勝21敗+チャレンジャー5勝1敗)
  • 直近GS4大会の成績:18全米 3R、18WB 3R、18全仏 1R、18全豪 2R

過去の対戦成績

1勝1敗
2018 Tokyo F Daniil Medvedev 62 64
2018 Monte Carlo R32 Kei Nishikori 75 62

放映予定

TV

ネット

応援フード

決勝だというのに、浮かばず、こんな時は寝るに限ると布団の中へ…
明け方、フードの神様が降臨(やっとか)

圭くん、心技体かみあう喜びをかみしめ頂上めざしてね

micchi

57 件のコメント

  • パソコンでコメントすぐ反映されました。
    編集もできます。びっくり!!!

      引用  返信

  • 前の試合 女子決勝がフルセット3-0です。
    18:30ごろ開始でしょうか。

      引用  返信

  • 応援フードが、また、素晴らしいですね。
    濃い濃いソース=来い、来い、勝利❗ですね。
    もうすぐ始まります。信じて全力応援❗ですね。
    すぐ反映されました。編集機能も、◎
    Androidでいいのかな?

      引用  返信

  • 6時にドキドキしながらTVをつけたらシャルディ戦が始まりました。まだみたいですね。

    コメントはすぐに反映されました。編集機能もばっちりで、この文章書いています。アンドロイドのタブレットです。

      引用  返信

  • 女子の決勝がフルセットにもつれ込んでいましたが、決着がつきました。プリスコバ選手の優勝。大坂選手を倒したツルネンコ選手応援していたのですが…(T ^ T)。
    まもなく男子決勝開始すると思われます。

      引用  返信

  • 私もpcからリトライします。
    どうかな?

    pcからだとすぐ反映、編集できました。
    みなさんと同じです\(^o^)/

      引用  返信

  • クソ強いはやめましょうか。下品ですし。お願いだ。三年ぶりおめでとう。く○、。涙、涙。うれしー!!

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。