2019ウィンブルドン4回戦 vs. ククシュキン プレビュー

試合情報

2019 Wimbledon (Grand Slam)
4th Round
Kei Nishikori[8] vs. Mikhail Kukushkin (KAZ)

現地時間:2019年7月8日(月) 第1試合が11:00開始からの第3試合
日本時間:2019年7月8日(月) 第1試合が19:00開始からの第3試合
@ No.2 Court

※ 日本とロンドンの時差は8時間(日本が早い)
※ 前の2試合が女子(3セットマッチ)なので、22時半頃には試合進行をチェック。

錦織ビンゴ 3回戦終了時点の情報

ビンゴ者多数のため、省略します! みなさんおめでとうございます!
引き続き、どのマスが開いたかの情報は流していきます。

今まで開いたマスは以下です。再度、チェックをお願いします。
改めて、ビンゴした場合はtwitterかメールで教えていただけるとありがたいです。
(メールには返信していませんが、全て見ています)

1回戦で開いたマス
ストレートで勝つ
ドロップでウィナー
2回戦進出
タイブレークを取る
全セットでブレイク
サービスエース5本以上
バックDTLでウィナー
プレカン中にあくびorくしゃみ (試合前にクリア)
1st Pts won 70%以上 (78%)
ウィナー>エラー (36>33)
1試合でネットに20回以上出る
フォアのウィナー10本以上
シャツで汗を拭って腹チラ (報告が複数あったので)
2nd Pts won 50%以上 (59%)

2回戦で開いたマス
スマッシュミス0
バックのウィナー10本以上
ポイント取って吠える
3回戦進出
ベーグルでセットを取る
2nd Pts won 60%以上
リターン返球率70%以上
ロブでウィナー

3回戦で開いたマス
4回戦進出
キャリア400勝
3回戦まで全てストレート勝利
スライスでウィナー
1st Pts Won 80%以上

試合の展望

大会前に予想された対戦相手はイズナーまたはシュトルフでした。
両者ともビッグサーバーです(イズナーは言うまでもなく、シュトルフも1試合あたり10.7本のエース。これは7位)。
激戦を覚悟していましたが、非ビッグサーバー(1試合当たり2.3本のエース)で対戦成績が錦織から見て8勝0敗のククシュキンが来たことは、追い風です。

しかしそのククシュキンとて4回戦まで勝ち上がって来た選手。上記のイズナー、シュトルフを連続で破っての勝ち上がりは見事としかいいようがありません。
錦織との対戦ではストレート負けが続いてますが、試合内容は良く、諦めない姿勢に好感が持てます。

ビッグショットは持ちませんが、フラット系のフォアは伸びがあり、粘り強さがあります。
玄人好みの上手い選手です。プレーがいつも安定していますね。

昨年のウィーンでも、ククシュキンのフォアの良さが目立ちました。
1stセット5-4からのククシュキンの僅かなミスで錦織はセットを取ることが出来ましたが、スコア以上に競った試合でした。

当時、錦織は優勝こそないものの、しっかりしたプレーを続けてて勝ち星を重ねていた時期。
ククシュキンの好プレーにも関わらず、全キープで勝利することができました。
当時のレビュー記事を見ると、それでもまだフォアが少々不安定だったようです。
今大会は、むしろフォアを大きな武器として勝ち上がっています。
今日もなるべく短く勝利して、フェデラーに対し体力のタンクが残った状態でぶつかりたいですね。

昨年のウィーンの対戦時は、事前のサービスコース分析が非常に当たった試合でもありました。

「0-0からはワイドサーブを読んだ方がいい」

と書きまして、実際、9ゲーム中8ゲームがワイドでした。
錦織も途中からそれを読んで対処。
最後のゲームは、さすがに逆が良いだろうということでセンターでした。

このようにデータ分析は役に立つと思います。
1セット傾向を探る前に、最初から読みに行くことができます。

ただ、傾向があるといっても、平均すると6割とかそんなもんです。
さすがに同じことばかりやっていては読まれてしまいますので。

使い方としては、試合序盤、そして競った場面では傾向通り打ってくる、と思うのが良いと思います。
途中で変えてくることが普通だとの前提の上で。

試合開始直後は、得意な方に打ってくるだろうな、と思ってワイド多めで構える。
外れることもあるでしょう。
しかし、何回も試合をしていくと必ず当たることの方が多くなります。それこそがデータ。

いつもと変えてきたら、そういう意図があるんだなと認識すれば良し。
ストロークも、クロスがいい選手だけど早めのストレートを使ってくる可能性もあるな、とか。

しかしプロであっても最後は頼れるショットは得意ショットです。
デュースになったらワイドを読む。
センターに打っても、厳しい所に来る確率はワイドより低いでしょう。

3回戦のジョンソンも、読まれても結局得意のデュースサイドワイドを最後まで使わざるを得なかった。
フェエラーなら全てのコースを均等に、クオリティを偏らせず打つことができます。
それでもその日の調子があるので、傾向は出てくると思いますが。

このような形ならデータを活用できると思います。
錦織はおそらく、データに頼り過ぎてカンが鈍ってしまうとか、過信して逆を突かれたときのメンタルのダメージとか、そういうところを気にしていると思われます。
その気持ちは分かりますので、データ分析を押しつけるのも気が引けるのですが、
なんとか、上澄みだけでも活用できる方法論を構築して欲しいという気持ちには変わりありません。
本人がデータそのものを理解する必要はなく、

「この選手はデュースサイドのワイドが得意だよ」
「パスはストレートが多いよ」

程度で良いのです。

その程度であれば今までもやっているでしょうが、印象だけでなくきちんとデータの裏付けがあることが重要です。
フェデラー、ジョコビッチ、マレーはみんな専属でアナリストや業者と契約しているとのことです。

参考:Revealed: How data analytics is giving top players like Federer and Djokovic another edge on their rivals

技術的な差はこのレベルでは僅かで、「ほんの僅かなエッジ(優位性)を積み重ねる」ことによって差をつけるしかないと思います。
きっと、我々には見せませんが錦織も様々なトライ、努力を裏で重ねているはずで、ぜひともデータ分析についても貪欲に良さそうなものを取り入れていって欲しいと願っています。
(すでにやっているならいいんですけどね。こちらからは分からないので。)

対戦相手情報

Mikhail Kukushkin (KAZ) ミハイル・ククシュキン(カザフスタン)

  • ランキング58位(最高39位)
  • 31歳、183cm、72kg
  • 今年の勝敗:13勝15敗(錦織は26勝10敗)
  • 今年はマルセイユ準優勝以外は目立った成績なし。
  • 直近GS4大会の成績:19全仏 1回戦、19全豪 1回戦、18全米 3回戦、18WB 2回戦

過去の対戦成績

8勝0敗
2018 Vienna SF Kei Nishikori 64 63
2017 Geneva R16 Kei Nishikori 64 63
2016 Indian Wells R64 Kei Nishikori 63 63
2016 Memphis QF Kei Nishikori 62 64
2016 Brisbane R16 Kei Nishikori 63 64
2012 Wimbledon R128 Kei Nishikori 75 63 64
2012 Barcelona R32 Kei Nishikori 63 46 60
2011 Basel QF Kei Nishikori 64 57 64

放送予定

錦織選手、毎日イチゴ食べてるなら、さわやかに勝利してもらいましょう

あ、激しい打ち合いは、好きなんで楽しみです!

micchi

68 件のコメント

  • プリスコバさん……。

    やるんじゃないかと思っていたが。
    今年からタイブレークがあってよかった。

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  • わぁ、ゴファン選手がベルダスコ選手破って、一足早くベスト8❗好調です、素晴らしい

      引用  返信

  • 22時半開始を想定してたら余裕の2時間オーバー。
    錦織さん、日本のファンのためにも今日も2時間以内に終わらせてくれ。

      引用  返信

  • 女子にこの形式はどうなんでしょう?
    普通のタイブレでいいような気もしますが。
    明日も試合だし・・。きつそうです。

      引用  返信

  • 普通に見てたら良い試合なんだけど。
    明日休みの人以外はイライラするのは分かる。

      引用  返信

  • もうここまで来たらファイナルセットのタイブレが見たい、タイブレで決着付けてくれ。
    追記:と持ったら、3BP→プリスコバ、1つ凌いだ
    追々記:さらにプリスコバが凌いだ、
    しかし、最後はネットイン!! ムチョバが13-11で勝利!!

      引用  返信

  • ウィンブルドンの最終タイブレークが決まった時からすごく思ってたけど(導入が遅すぎるのも酷いけど)、6-6タイブレークにしろよ。12-12まで引っ張る意味ないだろ。

      引用  返信

  • チキン様
    逆に何で面白いと思うのですか?(煽りとかではなく、単純に不思議に思っての質問です)
    個人的には、ファイナルセット6-6まで行く時点でその試合は互角の戦いだと思うんで、それ以上引き延ばす意味がわかりません。長ければ長いほど選手や観客や運営の負担が大きくなるし、メリットが全く思いつかないですね。

      引用  返信

  • よよよさん,
    返答ありがとうございます。
    それは、多分好みの問題だと思うのですが。
    12ゲームで決着がつかなかった後にある選手の精神状態の揺れ動きや駆け引きが、見ていて面白いと思うからだと思います。
    選手の事を考えれば負担は増えるとは思いますが、負けず嫌い選手権をしているプロの選手とすれば、そんなに嫌なルールではないかなぁと。
    運営の負担については、そこまで外野が心配する必要はないのでは。テレビサイズを気にして放映権をとか言うのは確かに有ると思いますが。テニスファンとしては、長くなろうが面白く見ごたえの有る試合が見たいと思っています。
    以上です。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。