公式ブログの手術報告記事が英文と和文で大きく違う件

昨日の記事で、錦織は滑膜除去の内視鏡手術を行い、さらに6~8週間のリハビリが必要となったことをお伝えしましたが、コメント欄に「英文と和文で内容が違う」とコメントをいただきました。

コメントをいただいてから私も確認してきましたが、誤訳ではなくて英文にはあった内容が削られています。

どのように違うか、異なっている箇所だけ簡単にまとめてみます。

英文 和文
NYアルチェック医師
について
世界的な専門医と紹介 紹介なし
手術の判断 アルチェック医師と日大・
斉藤医師の合同判断
斉藤医師
リハビリ期間 4~6週間 6~8週間
回復後の活動 フロリダに戻ってボールを
打ち始める
記載なし
プロテクトランキング 適用されれば来年前半の
大きな大会に出場可能
記載なし

正直、英文と和文でこれだけ内容が違うことは理解に苦しみます。
おそらく、日本人のアクセスが最も多いと思われる公式サイトで、英文にはある(しかも重要な)情報が根こそぎ書かれていないのですから・・・。

公式ブログは錦織の怪我の状況を心配するファンのコメントで埋め尽くされていますので、ファンの関心事=怪我の経過、だと思って怪我の経過だけを詳しく載せたということなのかもしませんが、削られた情報だってどれ一つ、不要な情報はありません。

特にプロテクトランキングを適用することによって来年前半は大きな大会に出場できる見込みであることは、このブログの読者だったらケイメヒコさんが試算してくれましたので(105位前後)知っていることでしょうが、このブログの読者の数は限られていますからね。

ただし105位くらいではドロー数128のグランドスラムへは入れても、ドロー数56のMasters1000シリーズへの本戦ダイレクトインは無理ですし、予選からの参加もギリギリのラインです。怪我に泣いているが、才能があり過去に結果も出している若手選手ということでワイルドカードを出してもらえれば良いのですが。

ATP250クラス(32ドローがほとんど)でも予選からになる大会が出てくると思われます。「ほとんどの大きな大会」というのはちょっと期待しすぎかと思われます。

リハビリ期間もなぜ違うのか分りませんが、4~6週間と言われたが、そう言っておきながら長引いたときのことを考えて安全側に書いたのでしょうか?医師がそう言っているのだからそのまま書けばいいと思うんですがね。

もっとも、和文での情報は「トータルのリハビリ期間として6~8週間」ということで英文の「4~6週間」と矛盾しないのでは?というご意見も頂きました。最終的にどういうことなのかは、私にはよく分かりません。

回復した後フロリダに戻るとありますから、4週間くらいで済んだらなんとか楽天オープンには「出れないことはない」くらいでしょうか?

この辺の判断は錦織スタッフに任せるしかありませんが、楽天オープンには間に合わないことも覚悟しておかなければならないでしょうね。いずれにせよ、全快宣言を待つばかりです。

むしろ出場した方が本当に大丈夫なの?と心配されることになりそうです。本人の全快宣言でもあれば別でしょうが、いままでそういったものが全くなくて疑心暗鬼な中、ファンはやきもきしてきましたから。

ひょっとしたら日本のファンは英文の方を読まないと思っているのかもしれません。しかし削られた情報も何ひとつ、出してまずい情報は入っていないのですから、同じものを出すべきでしょう。

とにかく本人と陣営がやりやすいようにやってほしかったので、私個人としてはあんまり「情報を出せ出せ」とは言ってきませんでしたが、情報を出すのならきっちりやってほしいと思いました。

5 件のコメント

  • 4週間から6週間でコートに復帰
    それからフロリダに戻ってフロリダの医師の元でもリハビリ

    リハビリ全体で6週間から8週間を予定

    全然矛盾しないと思いますが。

    せっかく落ち着いた状況になり、リハビリに集中すべき時期(リハビリうまくいかないと後遺症が残ったりしますよ)なのに、騒ぐのはやめてほしいなぁ。

      引用  返信

  • 和文英文両方よく見比べれば、たしかに完全に矛盾しているとは
    言えません。でも多くの人は和文だけしかを見ていないので、
    「コートでの練習はまだメドが立っていない」と受け止める
    可能性もあり、やはり誤解を生むような書き方はこういう時期だけに、特に公式サイトは避けたほうがいいと思います。

      引用  返信

  • 英語と日本語で文章の書き方が違うのは鼻血さんが書かれたように日本向けに配慮されたものなのではないかと思います。あの英語の文章をそのまま直訳したらやはりショックを受けてしまうでしょうし、これから先のリハビリの予定を具体的にハッキリ書かなかったのはきっと今までのいきさつがいろいろあったからだと私は思います。錦織選手は日本でかなり注目されている存在ですよね?でも、アメリカや他の外国では世界ランキング100位前後の選手ということで日本ほど取り上げて伝えているかというと、やっぱり温度差があるのではないでしょうか。でも、報告内容を載せるなら、これからは英語も日本語もまったく同じ内容で統一すべきです。そうじゃないと混乱するし、なんか変ですよね。

      引用  返信

  • ちょっと待ってください90位台前半とは一度も言ったことありません。90位台前半なら本戦イン楽勝ですが、わたしの最悪値では108位になるように思いますので、GSで欠場者が多く出たら滑り込めるかな、まぁ、GSの予選シード確保と思います。
    最後の詰めという内容ですが、何時から怪我休戦状態とするか?リタイヤした日のランキングから13週なのか?その翌週のランキングからなのか、その大会の終了時点からなのか?わたしの理解力でははっきりしていません。2週間違いますから平均値に変化が出ます。最悪値ということで、大会終了後にしましたし、小数点以下を切り上げにして考えました。この辺を詰めていることでしょうが。一番甘い計算で104.54ですから、切り捨てで104位とするよう詰めているのかな?これならGS滑り込みの可能性が高いです。でも、マスターへの予選はギリギリか多分無理と思います。

    英語と日本語で矛盾しないという見方もあることを知りましたが、発表内容の英語と日本語の違いを言うことが、騒ぐことになり、リハビリに影響するとは全く思えません。

    IMGの英語の発表の日本語版は、日本人にショックを与えるとか何かの配慮を優先することよりも、情報内容が同一であることの方が優先されるべきだと思います。

      引用  返信

  • ケイメヒコさん、私の勘違いだったようですので、記事を修正しておきました。申し訳ありません。
    「105位前後」としておきましたがそれで大丈夫でしょうか?

    私も情報が同一であることが重要と考えています。結局簡単に違いは分かるわけですし(実際、即日指摘がありました)、同一にしておけば何も言われることはありません。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。