あと1歩の差でティプサレビッチに3たび敗れる(2011ベオグラード)

よく踏みとどまっていましたが、最後のタイブレークは崩れてしまってリベンジなりませんでした。

2011 Belgrade ATP 250
1st Round
Janko Tipsarevic def. Kei Nishikori, 2-6,6-2,7-6(0)

ファイナルセットのみしか見ていませんのでその部分のみ感想を書きます。

第5ゲームをブレイクされて苦しくなりましたが、次のゲームをすぐにブレイクバック。今回は過去2回と違い、互角の戦いをしていました。メンタル的にもよく我慢して、ファイトしていました。過去の対戦よりは先にストレートを打つ場面が多く見られ、その点では良かったのですが、クレーコート特有のバウンドの遅さもあって決定打はなかなか打つことができない感じでした。

第5ゲームで2本連続ダブルフォルトで0-30。結果としてキープすることはできましたが、こういうのはいけません。錦織は、統計としてはダブルフォルトの数は特に多いわけではありません。1試合あたり2.5本です(Top 200 Match Factsより)。

1stサーブの確率も63%と普通です。ですが、「1stサーブが入らない、ダブルフォルトが多い」というイメージがついてしまっているのは、大事なところでなかなか入らない、あるいはサーブ1本で挽回するタイプではないということが影響していると思います。

また、私たちも錦織に肩入れして見てしまうので、どうしてもダブルフォルトの場面が印象に強く残ってしまうという面もあるでしょう。それを差し引いても大事な場面でやってしまうことが結構あると思いますし、今日も終盤でまさにそれが出てしまいました。

試合はその後もキープが続き、タイブレイクにもつれ込みます。そこまでのプレーぶりは、お互いに主導権を握りきれない感じではありましたが、どちらかというと錦織有利ではないかと思っていました。ドロップショットが効果的に決まり、ティプサレビッチは追いかけることもできませんでした。やや足に来ていたのではないかと思います。

錦織はバックのスライスのミスや、微妙なイレギュラーバウンドに対する処理を誤るなど、もったいない場面がありました。ティプサレビッチにも同様にもったいないミスが出ていましたが。

タイブレイクは最初のポイントのフォアの逆クロスがライン際の微妙な判定でアウトとなり、出鼻をくじかれた形となったのが痛かった。アウェイの雰囲気もあり、ここで集中が切れてしまいました。0-3から再びダブルフォルトを犯した錦織と5-0から2本のサービスエースで試合を締めくくったティプサレビッチの差が、流れに乗り切れなかったこの試合を象徴しているようでした。

これでティプサレビッチに3連敗、得意としていたタイブレークも3連敗となってしまいました。45位達成も3たびお預けとなる可能性が出てきました。

しかし、見ていた人も、本人もショックな敗戦だと思いますが、私はあまり悲観的ではありません。

全体的な方向としては上向きだからと思うからです。ちょっともどかしくも見えますが、どういう基準でものを見るかによると思います。

デルポトロが出てきたときのように一気に階段を駆け上がることができれば理想ですが、それができるのはほんの一握りの人間だけですし、タイミングもあると思います。フェデラーでも足踏みした時期がありました。

錦織もずっとヤキモキする試合結果、試合内容を繰り返しながらも40位台まで上げてきました。負けるときはいつも不満なものです。今日の試合内容も、(見た限りでは)決して満足行くものではありませんでしたが、実力の底上げはされていると感じることはできました。

大事なのはこの「底」だと思います。調子がいいときばかりではないですから、しばらくは最低限の仕事をして辛抱しつつも、ときどき爆発していい結果を残すようなツアー生活でランキングを維持・上昇させてく展開が予想されますし、そうして行く必要があるでしょう。そのうちにより経験を積んで、安定感が増していくのだと思います(すでに今年の安定感は過去より高い)。

今日は完全アウェイで、錦織がゲームを取ってもまるでお葬式のように静まり返っていました。あのような雰囲気でのプレーは非常に辛かったと思います。それでも勝っていかなければならないのがプロなので言い訳にはなりませんが(錦織の場合は有明でやる方がプレッシャーかもw)、ずっと勝つために必死でプレーしているのは伝わってきました(タイブレークはやや気持ちが切れた)。

気持ちの持って行き方は本当に難しいですね。最終的には「気持ちの持ち方」が体の動く速度、ラケットのヘッドスピード、角度の誤差などになって現れるわけですが、制御すべきパラメータが多すぎます。面の角度にして0.1度単位、タイミングで1/100秒単位の精度で調整をしながらプレーしているはずですから、頑張ったからと言ってプレーが良くなるとは限りません。ときには力を入れた方がいいし、時には力を抜いたほうがいい。時には気迫で攻めた方がいいし、時には冷静に観察した方がいい。テクニックと経験も必要な分野です。まずは長い目で見てすこしずつ向上していければ良いと思います。

次はマドリッドのマスターズ1000予選となるでしょう。こっちの方が大きい大会なので今日より重要です。そして全仏はもっと重要なので、このきついヨーロッパ遠征を無事に元気で過ごすことがまず第一だと思います。

90 件のコメント

  • 団長さん、ありがとうございます。

    応援掲示版を途中から見ていて、
    (みなさん書き込みありがとうございました。)
    負けてショックが大きかったのですが、
    読んで少し元気になりました。

    すごく同意する内容でした。

    ランクはこのあとも他選手の動向を追っかけようと思います。

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  • 圭君残念でしたね。
    自分も団長と同じく今回の試合はフィジカル面、技術面であきらかに成長がみてとれる試合でした。気になる事と言えば本人の気持ち。
    試合後のあの表情。
    引きずらないか心配です。
    …いや、今回の試合を悪い試合ととらないか心配です。
    本人ブログの更新がネガティブな記事にならず、前向きな記事である事を祈ります!

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  • 初めて書き込みさせていただきます。
    いつも楽しく読ませていただいてます。
    今日はファイナル途中からライスト観戦してましたが、団長さんの記事を読んですっかり気が晴れました。
    きっと錦織選手は、無邪気にプレッシャーなしに試合に臨めた子供時代を過ぎて、大人になってきたのだと思います。これから悩んだり苦しんだりしながら、選手としても人間としても成長していくと思いますし、そう期待もしています。
    なんとなく浅田真央選手とダブるような・・・

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  • まだダブルスがあるんですよね。

    こちらも完全アウェーだけど、楽しんでプレイしてほしいです。

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  • あと一歩でした。
    次につながりますね。
    ティプサレビッチに来日してもらって、ジャパンオープンで再戦し、錦織勝利を観戦したいです。

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  • 団長様の解説は、テニスど素人の私にはとてもありがたいです。
    私みたいな「あーあ負けちゃった・・」では終わらない、
     冷静な分析。勉強になります。
    次も絶対応援します!がんばれ圭君!

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  • 起きたときは二セット途中だったのでもしやって思ったのですが、残念です。
    ティプは足をけがしてたんですかね?
    まあ、全仏にうまく調整していってほしいです。
    怪我だけはしないように願う限りです!!

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  • 錦織は残念でしたが、実はまだ今週中にProject45が達成される可能性が「充分」残されています! 現在も1つ前のケイメヒコさんによるランキング試算(5月2日付)のスレで詳しい分析が行われているところです。まだまだ今週は終わってなかった!

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  • ヤンコは哲学者?

    ヤンコのつぶやき
    The minute you start caring about what other people think, is the minute you stop being yourself.

    負けて悔しいけど、喜劇役者ぶりといい、結構目が離せなくて
    好きな選手なんですよね・・・・

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  • 団長さん、解説ありがとうございます。
    いつも思ってますが、どの解説者よりも説得力があります。
    チャレンジャーから抜け出せない選手もたくさんいるなかで、錦織選手はツァーレベルに確実にステップアップしていますよね。
    今年はたくさん経験を積んで、来年さらに飛躍してくれることを期待しています。

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  • またまた、圭くんの戦いぶりや皆様のコメント等に感動しまして、かきこします。

    今回の敗戦原因は、心技体でいえば、心 のようですね。

    一番簡単に変えられるが、一番簡単に崩れるのが、心 です。

    応援側はハラハラどきどきの連続です。

    でもその 心 の成長を見守るのも、ファンの醍醐味だと思って、いつも応援しています!

    がんばれ、圭!!

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  • 試合開始から見ていましたが、してはいけない敗戦だと思いました。
    何が勝敗を分けたのか?
    メンタルの波といえばそれまでかもしれませんがWOWOWの録画放送でもう一度見直します。

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  • 残念な負け方だったし、終わった直後のけい君のあの表情見ると・・・・今回は負けを引きずりそうな顔でしたよね。
    裏で、思いっきり叫んで気分が発散できれば良いのですが・・・。

    ティプには勝つ執念が感じられました。圭くんは・・・ティプの足をどう分析したか知りませんが、ちょっと甘く見ていた気がします。
    もしかしたらリタイアするかもって心のどこかで思っていたのかも。
    って私がそうでしたから・・・ティプはもうすぐリタイアするに違いないって勝手に思い込んでました。
    そんなちょっとした心の緩みが、最後の最後までの集中力を切らしてしまったのかなぁ。
    あのダブルフォルトは痛かった・・・・。そしてティプのサービスエースも痛かった・・・。

    まぁ、明日気持ちを切り替えて・・・ってのは難しいかもしれないけど、ダブルスというまた違う環境で、テニスに取り組むのはちょうどよかったのかもしれないですね。

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  • はじめて書き込みします。
    今回の試合惜しかったですね~
    WSOではな「くわざとこの試合落とす」をやったんじゃないかとw
    さらっと46位の壁を越えるんじゃなく日本のテニスファンや錦織ファンをヤキモキさせる作戦に出たのかと・・・

    タイブレークの一本目を落としたところでラケットを交換するなど(新しいラケットでぶちかますぞくらいの意気込みで)時間とってもらいたかったなぁ
    (終わってからの感想ですが)
    次がんばってもらいたいものです^^

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  •  私も今回の試合を見て、悔しいのはさることながら、以前
    より頼もしく、そして強くなったな~と感じました。

     全体の所感は団長とほとんど同じですが、以下の2点を
    強調したいです。

    ①体力面
     故障しにくい体作りを含め、このところ、飛躍的に
    向上してきているような気がします。

    ②精神面
    「競ったら負けない」の印象が強い圭が、このところ、
    3試合続けてほしいゲームを落としています。ただ、この
    3試合(スウィーティング、ロペス、ティプ)、良く考えたら全て完全
    アウェイでの試合だったんですよね。
     終始一方的なゲームならともかく、終盤で四つに組んだ
    試合での完全アウェイの厳しさは我々の想像を超えたもの
    に違いありません。
     団長はプロである以上言い訳にはならないと仰っており、
    確かにそうなのですが、私的には、今回は必要枠の経験値
    を積み上げたということで大目に見てあげたいと思って
    います。

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  • 主審、ホームの意識強過ぎでした。
    ミス判定は仕方ないとは言え、テニスで露骨にここまでのは…
    サッカーなみでした。

    圭もいつもより抗議少なかったのはアウェーに加え、セルビア人独特のホットなあの状況では諦めたのかも、ですね。
    より悪役になっちゃう、と。

    強い選手はそんななかでも勝つ、そうなって欲しいです。

      引用  返信

  • ビミョーな判定と観客のマナーが、後味の悪さを残した感じです。
    そして、ティプが万全の状態だったら、試合はまったく別のものになっていたのではないでしょうか?
    それくらい、第3セット終盤の圭のプレイは凄かったです。ナダルとの打ち合いを彷彿とさせ、応援していて鳥肌がたちました。
    ティプは長く30位前後を保っている、どうしてこんな低いランキング?って思える選手の1人で、それでも今朝は互角に打ち合ってました。
    決まった!と思ったショットが帰って来て、でも、圭は油断なく次の備えができていました。
    何もできなかった過去の2回の対戦とは違っていました。
    とはいえ、勝ちきれなかったのは事実です。
    今まであっさり力負けしていたのが、あわや!というところまで迫って来たってことだと、私は理解しています。
    ここから先の、僅かな差が実はとんでもなく大きい。みんな、悔しい思いや失敗を繰り返しながら強くなったんです。
    今年の前半は産みの苦しみ。後半には、私達の度肝を抜くような活躍を魅せてくれると信じて、力の限り応援したいと思います。
    長文、失礼しましたm(__)m

      引用  返信

  • みなさんの感想やご意見興味深く読ませてもらっています。
    試合の全てを見たわけではありませんが、審判は公正にはやっていたと思いますよ。結果として錦織に不利な判定が多かったかもしれませんが、クレーコートはボールマークが残っていますし・・・。

    観客などについては確かに錦織にとっては非常に厳しい環境でしたが、まあアウェイだと覚悟しなければいけませんよね。ブーイングを浴びていたわけではないので、これも逆に、アウェイだからこそ注目が相手に行く、くらいに思えればいいんですけどね(難しいけど)。私も試合してて、相手のポイントで応援が湧いたら、がくっとくるもんなあ。

    錦織はむしろホームでプレッシャーかかるタイプのような気がするので(まじめだからw)、アウェイは慣れれば大丈夫じゃないですかね〜(と、勝手な楽観論失礼)。

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  • 団長

    スローで何度か再生してましたが完全にINなのにOUTでした…
    クレイなのに…

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  • 実はまだ今週中にProject45が達成される可能性が「充分」残されています!

    これはどういうことですか!!??

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  • RYUJIさん、そうだったんですか。まあ、気持ちを切り替えていくしかないですね。

    まゆゆさん、前の記事のケイメヒコさんのランキング試算記事のコメント欄で、経過が書かれています。

    現時点で来週の最高が45位で、それを抜く可能性がある人は複数いるけど、その人たちも何回か勝たないと行けない、その人たちがみんなその前に負けると45位達成ということです。

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  • いつも読ませていただいてます。初コメです。

    俺は最初から最後まで観ていましたが、第1セットの圭君の攻めの早さショットの威力見てたら楽勝かなと思うくらいでした。

    2セット目~3セット目終盤まではティプのショットが深いのと攻撃的なのが影をひそめちゃっていましたが。。。3セット目終盤は1セット目に戻ったかの様にまた良いテニスだったと思います。

    結果としては負けてはしまいましたが、一時期のフォアとは比べ物にならない位良くなってるのでまた今後に期待して応援したいです。

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  • 最初の3ゲームを見たら、誰でも今日の試合はいただいたかな、と思っちゃいますよね。
    相手のサーブの失敗で拍手喝さいって、バレーボールワールドカップの日本人の応援を思い出してしまう、すごいマナーでした。
    そんな中、錦織は、気持ちを強く持とうとしてるのがよくわかるほど
    頑張ったと思います。

    でも、どんなに悔しい試合でも、試合後の握手、ちゃんと相手の顔を見てやってほしかったです。それができなければ、これ以上上には上がれないだろうし、上がってほしくないです。礼を忘れちゃいかん。
    これは愛の言葉です。また応援します。

      引用  返信

  • 団長さん、冷静な分析記事ありがとうございます。
    この分析力と文章力で食べていけるんじゃないかと常々思っております。副職どころか個人ブログにとどまってるのがもったいない。

    タイブレークはしょっぱなからチャンスボールをものに出来ず、その落胆が尾を引いた感じでしたね。その後の0-3でのDFで完全に自分に幻滅してしまった姿が悲しかったです。

    気持ちはもうマドリードの予選!
    と言いたいところですが、まだダブルスが残ってますね。正直ほとんど忘れてました(^^;)
    昨日のナイトマッチのさらに一つ後の試合です。変なOOPです。第4試合に入れてくれればいいのに…。相手が地元コンビだからしゃーないか。センターコートですがライストには今のところ載ってませんでした。ちなみに22:00から伊達キミ×ドゥルコ戦が載ってます。彼女もことごとく恵まれないドローだこと…

    【錦織ダブルスのOOP】
    http://www.atpworldtour.com/posting/2011/5053/op.pdf

    にしさん、
    私も同様、あの握手にはちょっとガッカリしました。気持ち察すると辛いけど礼儀だけは怠らないでほしいですね、日本人の誇りとして。

      引用  返信

  • 本当に残念な試合でした。

    何より最後のタイブレーク。完全にやる気を失っちゃいましたよね。最後の一球まであきらめず、腐らず、全力で力を出し切ることが絶対に大事だと思います。最後まで何が起こるかわからないんですから!マッチポイントからひっくり返すことだってあります。その可能性を自分から捨ててしまった。あれはダメです。

    最後まで冷静に自分をコントロールできるかが今後の彼の飛躍のための大きな超えなきゃいけない壁な気がします。技術は十分トップレベル。後は精神面ですね。

    何となくですが、勝ちに対する貪欲さが微妙に欠けてる気がします。何が何でも勝つんだ!という気迫が薄いんですよね、他のトップレベルの選手に比べると。最後は気迫勝ち!ってこともあります。

    またこういう試合を見せてしまうことで、他の選手に「錦織は上手いけどメンタル弱いから揺さぶれば勝てる!」と思わせてしまうこともマイナスだと思います。

    錦織も21才、ジョコやマリーとも2才しか違わないです。ラファだってまだ24才。でも彼らと比べるとずいぶん子供っぽい気がします。是非彼らと同じレベルの精神力をそろそろ身に着けてもらいたいです。

    もうね、本当にもったいない!

    もっと上をコンスタントに狙える選手だからこその愛の苦言です。ww

    頑張れ!錦織!

      引用  返信

  • 皆様、個々に思う事がある様ですね。

    それぞれ異なる意見があるのは当然だと思います。ただ、全ての意見から錦織圭に対する愛情が感じられます。敵意が感じられない。今の時代には珍しい事ではないでしょうか。

    このブログの醍醐味であり、netdashさんと皆様の努力の賜物でしょうね。

    今回、興味を惹かれたことが3つあります。

    1. メンタル面
    2. 応援マナー
    3. ダブルフォルト

    私は都合上、海外またはアウェーでの観戦が主です。その上で意見を書かせて貰います。

    1. メンタル面

    何人かの方が指摘されてた様に、ムラが大きく、表情とパフォーマンスが一致してました。相手にとっては与しやすいでしょう。

    毎試合後、コーチと分析しつつ、対策を立てることが必須です。面と向かって忌憚なく、当人に意見が伝えられている事を期待します。加えて日頃からのトレーナーやサポート役の人達との会話内容についても、メンタル・思想に影響するので重要視すべきだと思います。

    これに関しては、チーム関係者以外が出来る事は少ないと思われます。

    2. 応援について

    試合中とても歯痒く、即刻、現地へ行きたい衝動に駆られました。

    しかし、

    ベオグラードの観客は、応援する選手が勝つ為にすべき事をしたまでだと思います。

    優先順位が明確です。

    「勝ち」・・・・・その他は二の次なのでしょう。

    セルビア人は争いの本質をよく理解してると思います。マナーはある程度守った方がいいでしょうが、必須事項ではない。

    相手のミスでも拍手や声援を送ることの背景には、自分達が相手にそうさせた結果だと考えているのでしょう。Forced errorに近い発想です。

    日本人は応援下手です。

    海外での観戦に限ってですが、タイミング・発する言葉が効果的ではないです。場合によっては錦織の邪魔(集中力を削いでいる)になってる時を見かけます。

    悪気はもちろん無いでしょう。効果的な応援を知らないのか、気にしてないだけと思われます。昨夜のタイブレ直前にも思い当たる節があったような気がします。

    効果的な応援法について、議論したら面白いかもしれませんね。

    3. ダブルフォルト

    大切な局面でのダブルフォルトを極端に減らす方法はあります。錦織が試合中にどの言語で考えてるのか重要になります。

    長文失礼しました。

      引用  返信

  • 興味深くコメント欄を読んでいます。Yuriさんのコメントは、以前、松岡修造さんが同じようなことを仰っていました。Mafaさんのメンタルに関するコメントも、団長がかなり早い時期に記事にされていました。確か、軟式テニスをされる父上のアドバイスも含めたものでした。錦織変わってない?
    リタイアの原因探しばかりしていたことを考えると、身体は強くなってますね。
    錦織らしさを伸ばしつつ、変えられるところは変えて、さらに成長して欲しいですね。
    毎週応援出来るのは、幸せです。
    団長の物理学記事は、自分にとっては???の連続だったのでw

      引用  返信

  • 昨日は、生で応援はできなかったけど最初の4ゲームだけみることができました。出だし好調今日は行くかなと思ってあとでここをのぞいて敗北を知りました。
    sukisukiさん、ヤンコの哲学いいですね。彼が焦れずに戦っている表情と重なります。
    ナダルもどんなときでも自分のテニスを信じて突き進むので負けたときにもすっきりした表情で相手を讃えているように見えます。
    試合後の表情や観客の拍手への応え方をうかがっているとちょっとまずいなという気がします。

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  •  AEGON Championships(ロンドン)のエントリーリスト出ま
    したね。

     現在22番目でDAですが、シードは16本なので、最終的に
    シードが付く可能性は充分にあると思います。

      引用  返信

  • マドリードの予選をアウトしてます・・・

    マドリードのWCがもらえたなんてことはないですよね・・

    今のところ、フェレーロとアンジュールとマリーセだかグラノラスだかの3人にWCが出たというのはどこかの記事で見たのですが・・・

      引用  返信

  •  約20分前にFacebookにかなり前向きな本人のコメントが
    出ていますので、故障でもスキップでもないと思いますよ。

     私的には、WC獲得の可能性は9割とみました。

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  • もしWC獲得だとしたら
    クレーの大会で日本人にWCですよ!!
    すごいです。
    しかも圭くん以外はスペイン人ですよ~~

    勝手にWC獲得で盛り上がってしまってます!!

      引用  返信

  • 普通に考えたらまあWCもらえたんでしょうね。
    理由を挙げるならマイアミでのナダルに対する戦いの評価が高かったことに尽きるでしょう。

    期待して正式発表を待ちます

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  • Facebookの写真の笑顔にほっとしました。やはり勝利は何よりの薬です。
    WCは楽しみですが、ウィンブルドンのWC→ドローがトラウマになってます・・

    相手選手や観客に対する礼儀が話題になっていますが、頭に血が上ると平静が保てなくなるようですね。
    もう少し感情のコントロールができるようになればと思います。

      引用  返信

  • sukisukiさんがリンクを貼られた記事には、一応Kei Nishikoriの名前も載ってますね。少なくともWild cardをもらえる有力候補の1人として挙げられているようです。

    sukisukiさんの仰る通りこれはクレーの大会、しかもMasters大会での話ですからね。実現すれば凄いことだと思います。個人的には予選から出て小銭ポイント(Madridは結構高い)を稼いで欲しかった気もしますが、本戦にエネルギーを集中できてより勝ち進めるということであればそっちの方が良いですもんね。いずれにせよ今の時点で予選をOUTする理由はWC獲得以外に何もなさそうですので、Geoさん同様、ここはもうちょっとだけ待つことにします。楽しみすぎる!!!

      引用  返信

  • MadridへはWCで参戦の模様です。
    Madrid大会の共催者MARCA社のインターネット投票でWCが選ばれるようです。
    勝者はJuan Carlos Ferreroが60%の圧倒的支持を得て確定しました。2位はAndújarで3位に錦織選手が入りました。2位、3位も大会主催者から招待されるだろうということです。もう一人のスペイン人Granollersを加えて4人のWCになるようです。確かに獲得率は6%と低いですが、異国スペインで、何人ものスペイン人選手より多く票を取ったということはすごいことではないでしょうか。未だMTFのエントリー表にはFerreroしか書かれていませんが、予選のエントリー表からこの3人がOUTしています。WCをもらったWimbledonと同じようなDrawは願い下げですが、ハラハラどきどきの予選をしないで良かったですね。

      引用  返信

  • ケイメヒコさん、ありがとうございます。
    この記事、内容がよくわからなくて。。
    6%だからダメだったのかなと思っていました。

    正式なアナウンス待ちですが、楽しみです。

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  • スペイン人ですからカタカナ表記はちょっと難しいけど
    Andújarはアンドゥハール、Granollersはグラノジェルスだと思います。

      引用  返信

  • インターネット投票でWCを与える選手を決めるとはファンにとって面白い取り組みですね〜。こういうのは密室で政治的に決められるもんだと思ってましたがw かなりの宣伝&集客効果も見込めるんじゃないかと思います。IT大国を目指してるとおぼしき日本の大会ではこういう事、やってるんでしょうか? それにしてもスペインの大会で日本人が4人のうちの1人に選ばれるなんて・・・ 日本人の組織票なんてのは期待できそうにありませんよねぇ、今回の場合。実際日本にいる僕はMadridでこんな事になってるのなんて全く知りませんでした。もし知ってたら日本国内からドバーッと投票したかも知れませんが、錦織、スペインでも人気あるなぁ。

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  • >ケイメヒコさん

    表記に関してですが、本当に安定しませんよね。

    その選手の母国語の発音に合わせる場合もありますし、英語読みが当てられている場合もあります。

    有名?な例としては、エナンは当初英語読みのジャスティン・ヘニンと記載されることもあったのですが、次第にベルギー語読みのジュスティーヌ・エナンに表記が安定しました。

    フェデラーも2003年にウィンブルドンを制したあたりではフェデレとかかれることがあったようです。

    トップ選手でも、マレーとマリー、トマス・ベルディフとトマーシュ・ベルディハ(ベルディッチというのもありますが、多分こちらが英語読みですよね)
    フェレールもフェラーという表記をたまに見ますし、ジョコビッチのファーストネームも、ノバクが基本ですが、ノウ゛ァクやノウ゛ァークだったりもします。

    個人的には、できるだけ選手の母国語を基本にしたほうがいいと思うのですが…

      引用  返信

  •  本当にWC参戦であれば、sukisukiさんが興奮するのも当然
    だと思います。

     マスターズのWCはATPが管理しているため、全員自国選手
    というのはむしろ稀である代わりに、本当に価値のある選手
    しか選ばれません。(4人枠を使い切らない場合もあり)

     ちなみに昨年のマドリッドでは、3人(全員スペイン人)
    しか選ばれませんでした。
     したがって、マドリッドマスターズがクレー化されてから
    は、圭が唯一の外国人WC選手ということになります。

     昨年の全英でWCをもらった時も誇りに思いましたが、ド
    ロー数も少ない欧州クレーマスターズでのWCということで
    あれば、価値の高さがまた違ってくると思います。

     ひろQさんが仰るように予選での小銭が期待できなくなる
    部分はあるかと思いますが、何よりも圭本人がすごく喜ぶ
    はずで、これがさらなるモチベーションupにつながること
    がうれしいです。
     

      引用  返信

  • WCの件はここの皆さんのコメントを見ていないで書きました。
    自分つぃては一番乗りかな?って思って書いていました。皆さんの方が全然早かった。

    WCは間違いないと思います。

    sukisukiさん提示のページも基本同じですね。
    タイトルは「4人のスペイン人がマドリッドのWCを獲得しました」という感じのものです。4人とは男3人、女1人の4人です。本文ではスペイン人の人名が太字になっていますが、文章的にはAndújarと錦織選手の扱いは全く同じです。そしてクエンカ出身のGranollers にもWCが与えられる旨が続いています。ですから、AndújarにWCが出て、錦織選手には出ないという意味は全く表現されていないと思います。
    以上、スペイン語を学校で学んだことがないまま、スペイン語しか通じないところに来てしまった者の初歩的な理解ですが。

    誰でも名前は自分のネイティブな音で呼ばれたいものですよね。ここに来て最初に友達になった親切なタクシー運転手、名前を書いてもらってGilberto、ギルバートって呼んだら、違う自分はヒルベルトだと怒られました。
    ですから、わたしはATP公式の綴りを全員に用いています。つまり、名前の発音をできないからです。
    皆さんがどのようにカタカナ表記しても良いと思います、スペイン語の中継でMurrayはムライです。正に村井に聞こえます。世界中どこでも発音は自国語風にしていると思いますので、拘るのもおかしいとは思いますが、スペイン語圏の人の名前を英語読みのようにされるととても気持ちが悪いので、知って欲しいし、口挟むかもしれませんが聞き流してください。

      引用  返信

  • 表記の件失礼しました。
    できるだけ英語表記でと思ったのですが、急いでいたものですから・・
    以後気をつけます。

    あのスペイン語の記事はそういう意味だったんですね>ケイメヒコさん

    投票で3番目だったので、てっきり負けたのだと思っていました。
    太字かそうでないかはスペイン人かどうか、ということなんですね。

    小づかい稼ぎ・・・ちょっと期待していました。
    予選ファイナリストは39ポイント?25ポイント?
    WC参戦で一回戦敗退はポイント0ですし・・・

    でも、やはりWC獲得という栄誉にはかえられないでしょうね。

      引用  返信

  •  前のコメントで「マスターズのWCは全員自国選手となる
    のは稀」といった主旨のことを書きましたが、逆に外国人
    選手が含まれるケースの方が少ないことが分かりました。

     お詫びと訂正をさせていただくと共に、圭に対するWCの
    価値がより高いものであることを再認識しました。

      引用  返信

  • 皆様からの情報でテニスとは縁のなかった私でも、
    錦織選手の応援が一層わくわくするものになっております。
    ありがとうございます。

    ホントATPとかマスターズとかちょっとずつ理解してきましたが
    マスターズなど何度聞いても、イメージはカラシ色。
    そのマスターズにWC!!!試合だけじゃない楽しみも一緒に
    味わわせてもらってます。

    これは全仏までかなーーーーーり応援しがいがありますね。
    あとは試合が日本時間の3時とか4時にならないことだけを
    祈ります。

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  • >sukisukiさん
     1回勝って予選ファイナリストになると14ポイント、2連勝して予選通過者になると25ポイントがもらえます。

    >コリコリさん
     Belgradeではシングルスが月曜日で終わっちゃったから、金曜か土曜からのMadrid予選に出る時間的体力的余裕はあるんだけどな〜と思っていました。しかしあれから以下の理由で考えを改めました。
    1) 予選ドローを見ると結構な土魔人たちが集ってるから2連勝どころか1勝するのも簡単ではない。
    2) ダブルスでベスト8に勝ち残っちゃったからMadridへの移動が木曜以降になる。
    3) やはりMadrid Clay Masters初の外国人WCという栄誉は素晴らしい。
     なので、ここは充分調整期間を取り、本戦1回戦に勝ってまずは45点をしっかりゲットしてもらいたいと思います。とりあえず初戦で第1〜8シードと当たる事はないわけですが、それでもMastersは強敵ばかり。メインドローの発表を楽しみに待ちます。

    >もじらさん
     全仏まではもちろんそうですが、おそらくこの2011年はこれから年末までずっと、ヒジョーーーーーーに応援し甲斐のある年になると思いますよ! 一緒に楽しみまくりましょう!

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  •  ケイメヒコさん、スペイン語記事の解説、とても助かりました。ありがとうございます。ネットの翻訳サイトを使ってもなかなかニュアンスの伝わる日本語になってくれないんですよ。
     「俺はヒルベルトだ!」の話、ありますよね〜、特に海外では。僕もドイツに住んでたときファミリーネームに含まれる「wa」の音をみんなから「ヴァ」と発音されるので、そのたびに何だかくすぐったい気持ちになってた思い出があります。「ヴァ」なんて日本には絶対にない音なので。いや、海外だけじゃなくて、国内だと漢字の読みでも同じ問題があります。実家のある九州方面では当たり前にみんな正しく読んでくれるんですが、関東地方では誰一人としてそうは読んでくれないんです。もう慣れて訂正しなくなりましたけどねw
     そういえばRaonicがインタビューで「自分は”ラオニッチ”だ」と宣言してました。その人がどう呼ばれたいかを一番に考えてあげたいものですが、なかなかその人の気持ち情報にアクセスできず。

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  •  少し気が早いですが、マドリッドのメインドローは
    以下のようなユニットが8つできることになります。

               |
         ------ ------
        |             |
       - --        --- --
      |    |       |       |
      |   - -    - -     - -
      |  |   |  |   |   |   |
     1~8   ①   ①  ②   ②   ③  9~16 
      シード                    シード

     ①、②、③に入る確率は、それぞれ40%、40%、20%です。
     そりゃ~、②が一番良いに決まってますよね。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。