チャンスボールをミスする原因とその対策

チャンスボールをミス・・・よくあります。精神的なダメージが大きいですよね。

ちょっと原因と対策を考えてみましょう。

チャンスボールをミスする原因

  1. 自分から打たなければいけないので力が入る
  2. 時間がありすぎてタイミングが取りづらい
  3. 慌てて平常心でいられなくなる
  4. 山なりボールは打点を間違えやすい
  5. チャンスボールを予想できていない
補足説明
1について、
チャンスボールは遅いことが多いので、自分からスピードを出そうとしてミスが増える。
フォームが崩れたり、力が入ることによって面がブレる。
3について、
チャンスボールは決めなければならない!と思いすぎてしまったり、普通のショットのときよりも「ミスしてはいけない」という意識が強くなり、体の動きがスムーズでなくなる。
4について、
ある程度スピードのある低い弾道の球はタイミングを多少間違えても、打点の高さはそれほど変わらない。
それに対して山なり軌道のチャンスボールの場合、前後の立ち位置やスイングのタイミングを間違えると、ボールの高さが大きく変わってしまう。
5について、
予想できてないということは、どうやって打つかイメージできていないということである。
「こう来たらこう打つ」ということをある程度イメージしておく必要がある。

対策

5つの原因を見てみると、「ャンスボールは実は結構難しい」と言うことが分かると思う。
つなぎのショットは、それによってポイントを決めるショットではないので心理的な負荷は小さい。
チャンスボールは、どうしてもそれで決めたい、決めなければならないと思ってしまうので負荷が大きい。
しかしチャンスボールを決めるのは意外と難しいのだから、ある程度決まらない、ミスしてしまうのは仕方ない。
「だから決まんなくていいや」
くらいに思っていた方が、かえって決まるのだから面白い。
もちろん上級者になればミスの確率も減ってくるし、プロはほとんどチャンスボールはミスしない。
しかしそれと同じようにできる、しなければならないという考えをまず遠ざける必要がある。
「決めなければいけない」から「決まればいいな」に変えて、決まらなくてもオープンスペースを作ることができたり、もう1本チャンスボールを返させることができれば、次の球の負荷も小さくなる。
走らせれば体力も奪うことができる。
それからミスをしたとしても、自分がどのくらいの割合でチャンスボールをミスするのか把握していれば、あわてなくて済む。
例えば普段から20%くらいミスしてしまうなら、
「これは5回に1回のミスが出ただけだ。」
と思えるかどうかが大きい。
本当は80%くらい入るのに、1回ミスっただけで不安になってしまい、その確率自体を0%に下げてしまう必要はない。
あとから振り返って「あの1本が痛かった」ということはあると思うけど、ある程度の確率以上で入ることが分かっているなら、1本にこだわる必要はなく、ミスも普段通りならすればよいと思う。
トータルで考える習慣をつける方が良い。
理想のチャンスボールの決め方は、
  • 力のあるボールで
  • 相手の取れないところに打つ
というものであるが、必ずしも両方を求める必要はない。
例えば浅いロブをスマッシュする場合は、ど真ん中に叩きつければ良い。
相手はそこに立っているだろうけど、相手の頭上を越すくらい力いっぱい、真下に叩きつければ良い。
コースは捨てる。
拾われる可能性もあるが、ちゃんと打てば次の球もチャンスだろう。
ストロークのチャンスボールをフラットやスピンで打ち込む時にミスがでるならば(私もよくフレームショットやりますw)、
スライスでコースを突くというのも手だと思う。
きっちりコースをつけば次はロブが上がってくるかもしれないし、走らせれればミスも増える。
スピードは捨てる。
まずはこんな考え方からでどうだろうか。理想ではないが、「チャンスボールをミスして精神的大ダメージ」となるよりはよっぽど良い結果が得られると思う。
次に、各ショットについて1つでいいから、確率の高いコース、打ち方を持っておくこと。
理想は同じ球に対して各コースを打ち分けることだけど、その前にワンパターンでいいから、これは入るというものを見つけるべきだろう。
ここは、実は練習するしかない。
チャンスボールをミスしてしまうとよく言うが、ではチャンスボールを決める練習をしていますか?と聞いてみたい。
つなぎのショットよりは試合で打つ機会は格段に少ないけれど、やっておいて効果が大きいのがこのチャンスボールの練習。
ミスしてよい環境のときにまとめった練習をしておくのが良いと思う。
以上が原因1,3,5に対する対策。
主に心理や考え方の面から書いてみました。
次は原因2、4について。
ストロークのチャンスボールだったら、「ボールが止まってるとき」に打つのが良い。
正確に言うと、「バウンド後の軌道の頂点付近」で打つのが良い。
バウンド後の軌道の頂点では、ボールは上下方向に動いていないので、打ちやすい。
上がりっぱなや落ち際は少しのタイミングのずれが大きな打点のずれになるし、ボールの方向を変えて打つことになるのでブレやすい。
スマッシュやボレーのチャンスボールだったら、まずは軌道の把握。
とにかくボールをよく見る。
そして、軌道の後ろに入。これが重要。
ストロークは、軌道が体の横になる。ローボレー、ミドルボレーも、正面で打つこともあるが、体幹からは多少ずれた位置で取る。
対してハイボレーとスマッシュだと、体がちゃんと後ろに入っていないと力が入らないし、横から見ると軌道がよく把握できない。
当たり前なので(斬新なことを言いたかったのでw)言わなかったけど、やっぱり足を使うことは超重要。
ボールが来るのを待ってフルスイングするのと、足を使って少しでもネットに近いところで打つ(スイングは普通)場合だと、後者の方が断然ミスが少なくなる。角度もつけやすくなる。
チャンスボールを高確率でミスしてしまったら、相手にしてみればじゃあチャンスボールずっと出し続ければいいんだ、ということになってしまうので、対策としてかなり優先度が高いと思う。

2 件のコメント

  • メモメモ・・・
    これは私のための講義とみました。
    ダブルスはそうでもないんですけど、シングルスの時、
    ストロークで押しててチャンスボールが来た時ミスしたり
    アプローチが甘くなってパスでやられたりしてました。

    チャンスボールの練習と心構えですね。
    練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりでを
    モットーにやってましたが、具体的な対策が見つかりました。
    ありがとうございます。
    ナイスだんちょ。

      引用  返信

  • 詳しくありがとうございました!
    今度試合なので助かりました~!
    ミスしてもいい心意気で(ホントはしては駄目ですが・・・)打ってみます!

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。