2017年末か2018年末にATPランキングでトップ100だった選手の昨年のランキング変遷を調べてみました(データはATPサイトから)。図はこちらからです。
1ページ目の図
◯ 横軸は2017年末、縦軸は2018年末のATPランキング。見やすくするために両軸とも対数でプロットしています。対角線より下の選手は2018年にランキングが上がった選手、対角線より上の選手は2018年にランキングが落ちた選手ということになります。世代ごとに調べるために、19−23歳(NextGen、x-NextGen)、24−27歳(ディミトロフ、ティーム世代)、28−30歳(デル・ポトロ、チリッチ、錦織、ゴファン、ラオニッチ世代)、31−33歳(ツォンガ、ワウリンカ、ナダル、アンダーソン、ジョコビッチ、マレー世代)、34−39歳(フェデラー、フェレール世代)に分けています。
◯ 2018年は若手(19−23歳、黄色)の台頭が顕著だったことが分かります。トップ20を形成するズヴェレフ弟、ハチャノフ、チョリッチ、エドマンド、チチパス、メドヴェデフらに止まらず、ランキング1000位以下の圏外からのベレッティーニの登場もありました。
◯ 24−27歳(青)や28−30歳(緑)はまだ散らばっていますが、31−33歳(ピンク)になると、ランキングが落ちる選手が出てくることが分かります。ただし昨年活躍したアンダーソン、イズナー、フォニーニらは例外です。
◯ 34歳以上(グレー)になるとランキングの降下は顕著となります。ベネトーやユーズニーは引退しました。
◯ 日本人選手では、錦織、西岡が見事な復活を果たし、太郎は踏ん張りました。今年は杉田の復活を期待したいです。
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◯ 年齢ごとの2018年−2017年のランキング差をプロットしたものです。上図は全部のデータですが、ケガやリタイヤした選手の差は当然大きいので、これらの選手を除いた差が250以下の選手についてプロットしたのが下図です。オレンジ色は各年齢ごとの平均値。赤い直線は、データを回帰フィットしたものです。
◯ データの散らばりは大きいですが、29歳を境にランキングが落ち始めることが分かります。32歳頃まではランキングの下降はまだ大きくないです。
◯ これは、最近のテニス選手のピークは28−30歳頃という説に一致します。たぶんピークElo Ratingのデータでもそうなっていると思います。
◯ なので29歳になった錦織は、一般的な選手像からすると32歳頃までは活躍が期待できるということになります。つまり、まだあと3年あるということです(笑)。もちろん個人差は大きいし、近年発達したスポーツ医学により、選手寿命はさらに伸びて活躍する期間も長くなるだろうと期待されます。
2019年のATPランキング基礎ポイントのプロジェクション図です。
◯ ジョコビッチは昨年グラスからの後半だけで7、990Pを獲得。この調子を維持すると、年間16、000Pの勢いです(最高記録はジョコビッチ自身の2016年6月の16、950P)。他の選手の状況を考えると、ジョコビッチ不沈艦船時代がまたやってきて、1位に君臨するのでしょうか。
◯ ナダルはクレーで多くのPをディフェンドする必要があります(7,480Pのうちクレーが2/3近くの4,680P)。グラスと特に昨年故障で不調だったハードでのパフォーマンスに注目です。MCまではジョコビッチとの基礎ポイントの差は1,700Pちょっとなので、原理的には1位奪還のチャンスはありますが。
◯ ズヴェレフ弟は、WB後の基礎ポイントで2位で、悲願のGS優勝でランキング2位を狙えるでしょうか。
◯ 昨年AO優勝のフェデラーと準優勝のチリッチはいきなり失効Pが大きいです。フェデラーが今年どんな活躍をみせるのか、ランキングを維持できるのか注目です。
◯ デル・ポトロとイズナーは春先のIWとマイアミ・ハードで失効Pが大きいです。
◯ 強くなったアンダーソンとティームは安定した戦いが期待されます。
◯ 錦織は春先まで失効Pが殆どなく夏までにトップ5を狙えるでしょうか。錦織の基礎ポイントは、8月19日(シンシナティ失効、USOシードランキング日)と8月26日付(USO開始週)でトップ10のうち3位です。他の選手以上に活躍すれば、USO4位以内シードも夢ではないです(取らぬ狸の、笑)。
MS&GS優勝かつトップ5目指して今年も錦織の応援頑張りましょう!
]]>クドラ。
月9ドラマ笑。
食うドラ。
食うよ、どら焼き!
一気にガッツリ甘〜いどら焼きで、今年も景気つけて行きたい!
]]>
それだけでも嬉しい
年末から帰省していて、まだ特番などは見れていないのですが、2018年シーズンの復活の裏には色々な葛藤や苦労や不安があり、大変だったんですね、圭くん。思えば、私もフォアを打つ度に手首が心配で、勝ってほしいけど無理しないで~って思ってました。フィジカルが強くなった錦織選手に期待せずにいられませんが、一戦一戦悔いのないように戦っていってほしいです。
2019年も錦織選手を始め、日本選手たちの活躍を楽しみにしています
団長さま、お仕事忙しいとは思いますが、ブログも楽しみにしていますので、無理のない範囲で宜しくお願い致します
]]>それでも、マレーvsダックワースを途中から、キリオスvsハリソン兄を観戦。この後ツォンガvsコキナキスをのぞいてから、ナイトセッションの大坂vsアイアバを観る予定です。
パット・ラフター・アリーナ、チケットの価格も手頃で観やすく、気に入りました。フォーラムに感想を書きこませていただきますね。