錦織圭、2年ぶりのベスト8入り(2014バルセロナ3回戦)

2014 Barcelona ATP 500
3rd Round
Kei Nishikori[4] def. Andrey Golubev, 6-0,6-4

本日はTV放送もなく、久しぶりのライスコ観戦となりました。
TV放送自体が現地で制作されませんでしたので、GAORAさんも頑張りようがなかったようです。残念。
でもライスコ観戦も、スタッツをじっくり見ながらプレーを想像したりして乙なもんです。たまにはいいかもしれません。

さて、試合は第1セットをわずか28分で先取した錦織があっさりと押し切るかと思われましたが、2回戦と同様にセカンドセットでは突然流れが変わってしまい、大きくリードを許してしまいました。

そこから2回戦同様にブレイクバックをし、追い上げムードに。2回戦では逃げ切られてセットを落としましたが、今日はしっかり追いついて最後もブレイク。ストレートで勝てたことは体力や体へのダメージ的に非常に大きいと思います。

1stセットの勢いを2ndセットの序盤に持ち越せない試合が2つ続きましたが、心配は特にいらないでしょう。
クレーコートはキープが絶対的ではないということに過ぎないと思います。少なくとも、映像を見ないと確定的なことは何も言えません。
2回戦の2ndセットはアグーのプレーが素晴らしかったですし、今日もセットの変わり目でゴルベフが気持ちを入れ替えて攻撃的にプレーしたのかもしれません。
それが最後まで続かなかったのは、錦織の総合力がゴルベフを大きく上回っているからに他なりません。仮に2ndセットを落としていたとしてもファイナルセットを取る可能性は高かったと思います。

さあここまで来たら行けるところまで行って欲しいですね。
現在、チリッチとロブレドがフルセットマッチを戦っています。

どちらの選手にも錦織は勝っていますが、今年好調のチリッチ、クレー巧者でベテランのロブレド、どっちが来ても強敵です。
個人的にはロブレドに来てほしいと思っています。スピンを掛け、じっくりとプレーするスタイル(「実直ストローカー」と勝手に呼んでます)は錦織は比較的得意にしているのではないでしょうか。チリッチも実直ストローカーの部類ですが、球質がロブレドよりフラットであること、大きく跳ねるセカンドサーブを持っていることが錦織に対してはアドバンテージを発揮する可能性があります。

でも錦織も跳ねるサーブの処理は以前より精度が高くなっていますし、チリッチとも何回も対戦して慣れてきていることでしょう。
あの跳ねるサーブは速いわけではありませんから、軌道のイメージがしっかり持てて正しい打点に入ることさえできれば大丈夫でしょう。

フェレールが敗退したことによって決勝でナダルと対戦する期待が高まっていますが、7割勝てる相手と対戦しても2回連続で勝つ確率は49%です。可能性は大いにありますが、そうならならなくても不思議でないし、何ら悲観的になることはありません。2回戦の内容を見て、クレーへの対応も問題ないことが分かりましたので、全仏まで順調に調子をキープしてくれることが最大の願いです。

5 件のコメント

  • チリッチが勝ちました。錦織とはよく当たります。この大会あんなにスペイン勢がいたのに、この後のナダルが勝っても準々決勝にわずか2人しか残っていません。

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  • 団長〜!チリッチさん来たっす!大接戦のあとだから、ドロップショットとスーパーリターンで勝ちきって欲しいっす!明日の飲み会早く切り上げたいっす!(p_q、)

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  • 団長さま、
    クレーシーズン通じて、調子を持続して欲しいですね!

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  • 団長さま、チリッチ来ましたね~
    跳ねるサーブを攻略してブレイクするところに注目したいと思います

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  • 調子の良い時のチリッチは、サーブやショットがキレキレでかなり手ごわいイメージがあります。

    しかし、けっこう調子の波があるような気がします。

    調子を高い状態である程度長い期間維持できるのが、圭の強みだと私は思っています^^/

    シードを守る1戦なので、ここはすっきり勝ってほしいです!

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。