「なぜ錦織はIMGに行ったのか?」名探偵たなーが華麗に推理!

松江から世界へ。

錦織圭の才能が見出されなければ、あるいはIMGアカデミーへ留学するチャンスが与えられなければなければ、なかった話かもしれません。

もちろんチャンスをものにした錦織圭の才能、そして努力は称賛に値するものです。

しかし多くの人の尽力があり、また様々なタイミングが作用した結果として、今の錦織圭があります。

錦織圭にとって大きな転機となったIMGアカデミーへのスカウト、その背景を名探偵たなーさんが華麗に推理してくれましたので、ここに紹介します。

特別寄稿「なぜ錦織はIMGに行ったのか?」

by たなー

あくまで“確証”ではなく、関係者の発言(状況証拠とでもいえるでしょうか)をつなぎ合わせた推論の域を出ませんが、

まるで推理ドラマの主人公が推理が1本の線でつながったような状況でしたのでチョット嬉しくてご報告します。

GAORAで放送されていた「松岡修造のガッツ・ニッポン」が主な資料です。

登場人物

  錦織圭:推理ドラマで言えばガイシャ?w

  松岡修造:トップジュニアキャンプの主催者、推理ドラマ上では首謀者??

  盛田会長:日本テニス協会の会長、ソニー出身

  マイク・マコーマック:世界的スポーツマネージメント会社IMG会長

(ここからの関係者の発言は意訳しています)

2001年ごろ
松江出身の錦織が全日本などのジュニアの大会でその存在が知られることとなり、松岡修造のジュニアキャンプに参加することになる。

松岡「今の14歳以下のジュニアには非常に才能のある選手が多い、この先早い段階から海外の環境でやれる手助けをしないといけないと思っています」と発言。

これは才能あるジュニアは12、3歳くらいから海外へ行かせないとダメだということを指していると思われる。

盛田会長のインタビューから
・テニスの試合観戦について
 「20年以上前、IMGの会長がソニーへビジネスの売り込みに来た。
  なぜか気が合ってビジネスよりもそれ以外での付き合いの方が多くなった。
  それ以来、毎年グランドスラムの観戦に招待され、ほぼ毎年のように
  全豪を除く3大会は観に行っている」

出ましたね、重大発言。盛田会長とマコーマック会長が個人的友人であるということが判明!

いわば現在、錦織のスポンサーであるSONY、マネージメントをしているIMG、この両者には錦織が関係する前から「見えない太いパイプ」があったことになります。

これらを錦織を取り巻く今までの状況と照らし合わせてみると、

全てが1本の線に! 

ガーーーーーーーーーン(効果音)

以下、想像ですがこんな流れで錦織圭のIMG派遣が決まり、現在に至るのでは?

修造チャレンジのメンバーから誰か海外留学をさせたいと松岡氏が盛田会長に働きかける

 ⇒ 盛田氏から親交のあるマコーマック会長に相談を持ちかける

 ⇒ マコーマック氏の鶴の一声でIMGアカデミーからスカウト派遣

 ⇒ 錦織がスカウトの目に留まる

 ⇒ 留学資金はもちろんつながりの深い盛田氏から出資

 ⇒ 錦織の才能が開花、大活躍

 ⇒ もちろんIMGがマネージメント

 ⇒ もちろんSONYと契約

 ⇒ 留学資金は余裕で回収

(特別寄稿終わり)

名探偵たなーさん、素晴らしい推理でした!!

9 件のコメント

  • ふむふむ、納得の一言ですね!名探偵タナンですな(^^)おっと失礼!
    いろんな事象が複雑に絡み合ってますねぇ。

    ところで、圭君の近況が気になる今日この頃です。
    腹筋は完治したのでしょーか??

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  • このネタをメール送信した後、はたと「これをどーやって問題にするんだよ」と自分にツッコミを入れました。(爆)

    しかしゴミ箱行きでなくて、嬉しい限りです。ありがとうございます。

    今までの試合や番組のビデオで気を紛らわしていますが、やはり試合見たいですよね。オリンピックまで待ち遠しいです。

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  • たなーさんの推理、面白く読ませてもらいました。が、私が聞いていることもちょっと書いておきますね。(伝聞なので不確実なところもあると思いますが)。
    もともとMMTFは、アメリカ在住で、W大テニス部出身の方の発案で始まったそうです。この方は大学卒業後、NBTAだったか、別のフロリダのアカデミーで修行していたそうですが、テニスよりビジネスの才能を見込まれ、その後アメリカで証券マンとして成功されたそうです。当然ソニーUSAに居られた盛田さんとも顔なじみで、日本テニスを盛り上げるために、盛田さんにジュニア育成の構想を打ち明け、盛田さんの資金を使ったファンドをその幅広いテニスネットワークとビジネス資金面のシステムを含め、創り上げて行ったのだそうです。ただ最初2000年頃でしたか、最初にNBTAに留学した不田涼子選手(いまはケガ中ですが、とても元気のある良い選手です)は、1年で自ら帰ってきてしまいました。そこで、MMTFでは、問題点を洗い直し、現地での公私に亘るサポート体制を整備。そしてNBTAからも、次からは選手を自ら選びたいということで、コーチがn日本へ出向いて来るようになったようです。
    また錦織君は、小学5年生で全国小学生テニスのベスト8に入ってたほどでしたから、当時すでにテニス界では注目選手で、ちょうどその頃、松岡さんが「修造チャレンジ」を始めており、同期や少し上の選手と練習をし、世界を夢見るようになったのでしょう。そのタイミングで、MMTFが本格的に動き出し、NBTAからやってきたコーチ陣の目にかない、留学ということになりました。そして2002年以降、10数人がMMTFで、長期・短期でNBTAに行っていますが、決して男子だけではなく、女子も選ばれています。(修造チャレンジは男子のみ。もちろん修造さんの意見も入ってくるでしょうが、修造チャレンジとMMTFの留学はあくまで別のものです)
    そして現在10数人を送り込んだMMTFで、(NBTAからは帰される選手もいますが、自ら合わないといって帰ってくる選手もいるのですが)最もというか、唯一の成功例となっているのが錦織選手です。
    今後、錦織選手のような成功例が生まれるかわかりませんが、まだこのシステムは続いていくようです。
    期待の若手の一人は、もうすぐ16歳(日本の高1)内山靖崇君(北海道出身)。全小でのスケールの大きなテニスが、どう進化しているか、楽しみです。四大大会Jrにも間もなく登場してくると思いますよ。長くなりました、すいません。

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  • ガガーーーーーーーーーーーーーーーーーン(効果音)

    きましたね、新たな重大証言!

    ここに集いし方たちのなんと広いネットワークよ。
    松岡氏が首謀者と思いきや、真犯人がいたとは!!
    ビール暦30年、不覚にも間違えまスた!w

    内山君と聞くとどうしてもデブの内山君のビジュアルが浮かんでしまうのは私だけでしょうか・・。
    内山靖崇君 チェックしておきましょう。

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  • 皆さんの裏情報、ほっほーって読みました。
    ここにいらっしゃる皆さんは本当に通ですよね。

    不田涼子選手が初めての人とは知りませんでした。
    私が早く活躍してほしいと思っている選手の一人です。

    色々な情報、これからもよろしくです。

      引用  返信

  • 名探偵タナンの推理
    楽しく読ませていただきました。

    そして亀の子さんのお話
    興味深く拝聴致しました。

    錦織選手の登場と、MMTFの確立、そして松岡さんの修造チャレンジ、その時期がちょうど折り重なったということなんですね。

    松岡さんはかねてから
    若い頃から世界に出て体力的にも精神的にも
    もまれなきゃ、世界トップクラスは狙えない
    とおっしゃっていました。

    錦織選手の幼い頃からの一貫した目標
    その高くブレのない強い思いがあったからこそ、
    IMGで生き残れたのだと思います。

    これからも、世界を目指す意思の強い選手が
    出てくるを願っています。

    内山靖崇くん、
    私もこれからチェックしておきます。

      引用  返信

  • 亀の子iwaさん、

    あなたも「実はすごい人」でしたか・・・。

    鼻血ブログ版黄門さまご一行

    ・種丸さん(鈴木貴男と知り合い)
    ・40LOVEさん(グレン・ワイナーと知り合い)
    ・borisさん(ボリス・ベッカーの生まれ変わり(まだ存命中だって))
    ・亀の子iwaさん(やたら事情通)

      引用  返信

  • 皆さん、内山靖崇くんもうチェックしましたね?w

    nikkansports.comの記事をチェックしたら、同じアカデミーつながりということで錦織との関係にも触れられていました。
    以下抜粋

    錦織とは「ケイ君」「ウッチー」と呼び合う仲で寮も一緒。一緒にゲームをしたりDVDを鑑賞しているという。先輩は「テニスの王子様」として一足先にブレークしたが「テニスの話はあまりしないですね。あんなに強いのに優しく、テングになることもない。人間的にあこがれます」という。

    やはり圭くん、あのままの人柄みたいですね。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。