はい、スローモーションの高精度画像を観たいところですね。トスアップの変化は、サーヴのフォームを変えたジョコビッチに似ていると思いました。あと、プロネーションにするべきと以前から言われてますが、そのように変えるのか興味があるところですが、少なくともまだ(以前よりは浅い角度に見えましたが)手首を折っているように見えます。
]]>ニューポート・ビーチのサーヴ練習は100%で打っているようには見えないし、スナップショットはデュースサイドとアドサイドのサーヴが混じっており、フラットサーヴなのかスライスサーヴなのかどうかよく分かりませんが、比較してみると、以前に比べて、1)テイクバックの右腕の位置が高い、2)トロフィー・ポーズで胸を張っていない、3)フォローで以前のように90度手首を折ってはいないように見えます。フォローからすると、プロネーションではないようですね。
]]>錦織選手は、フォアハンドはかなり厚いウェスタングリップです。サーヴは確かにかなり手首を折ってますね。バックハンドについては、ケガ情報のまとめで紹介したDr. C.R. Sforzo(NBTA特別顧問)の解説では、
◯ ウエスタンのような極端なグリップでは、(他のグリップに比べ得て)筋肉や腱に余計な力がかかる。バックハンド両手打ちには、ボトム側はコンチネンタル、トップ側はイースタン・フォアハンド・グリップを勧める。
とありますが、錦織選手の両手バックハンドは教科書に載せても良い「Perfect Position」例とされています。故障前のビデオをみると、右手首は少しだけ折れてますが、ほとんどまっすぐに見えます。なので、故障の原因がバックハンド説がありましたが、小生はむしろサーヴかフォアハンドではないかと思っています。
いずれにせよ、今回フォーム改造があるのか注目したいですね。
]]>錦織選手のパフォーマンスについては、先日コメントしたようにフォーラム「スタッツに基づく錦織選手のパフォーマンス」に纏めてありますが、錦織選手のリターンはBig4並みです。
ATPスタッツでの身長が低い選手の過去52週のリターン・リーダーは、
2位 シュワルツマン 170cm
11位 錦織 178cm
13位 ゴファン 180cm
16位 フォニーニ 178cm
21位 フェレール 175cm
25位 杉田 175cm
44位 コーリー 178cm
と上位を占めています。
とボール
/#post-64104">テニスコート
ラケット
とボール
</a>」に、エース率とCourt Pace Index (CPI)相関関係について纏めてみました。プロットは、<a href="https://drive.google.com/file/d/0B42JbyA8fELdNnQ0d3dVOGRrM3c/view?usp=sharing" rel="nofollow">こちら</a>です。2016年のデータです。マスターズとグランドスラムのデータを纏めてありますが、一部データが完全でないので、特にグランドスラムは推定値です。サーフェスとボールの種類も記入してあります。
◯ Tennis Abstractの記事にあるように、10%程度の誤差の範囲内で良い相関が見られる。
◯ マドリードでエース率が高いのはたぶん高地(海抜667m)の影響。
◯ インディアン・ウエルズのデータが低いのは、湿度の影響か?またボールがよく跳ねることが知られている(錦織選手が苦手)。
◯ ロンドン・ファイナルズのエース率が低いのは、8人のトップ・プレーヤーで良いリターナーが多いためと考えられている。上海はちょっと不明。
◯ サーフェスとボールとの相関もみられる。
◯ ウインブルドンは遅くなっている。]]>◯ Tennis Abstractの記事にあるように、10%程度の誤差の範囲内で良い相関が見られる。
◯ マドリードでエース率が高いのはたぶん高地(海抜667m)の影響。
◯ インディアン・ウエルズのデータが低いのは、湿度の影響か?またボールがよく跳ねることが知られている(錦織選手が苦手)。
◯ ロンドン・ファイナルズのエース率が低いのは、8人のトップ・プレーヤーで良いリターナーが多いためと考えられている。上海はちょっと不明。
◯ サーフェスとボールとの相関もみられる。
◯ ウインブルドンは遅くなっている。