RGのスケジュールですが、だいあんさまがおっしゃるように、ATPはボトムハーフから、WTAはトップハーフからです。ATPの1Rは、日曜日16試合、月曜日28試合、火曜日20試合です。したがって錦織選手の予定は、天候が問題なくかつ順調に勝ち上がったとすると、
1R 5月29日(月曜日、トップハーフ12試合)または5月30日(火曜日、トップハーフ20試合)
コキナキス、27−24℃、晴れ+シャワー
2R 6月1日(木曜日)SUZANNE-LENGLEN?
シャルディー/アルボット、29℃、晴れ+雷雨
3R 6月3日(土曜日)SUZANNE-LENGLEN?
クエリー、22℃、晴れ+雨(降水確率40%)
4R 6月5日(月曜日)SUZANNE-LENGLEN?
A.ズヴェレフ/クエバス、23℃、曇り(降水確率20%)
QF 6月7日(水曜日)PHILIPPE-CHATRIER?
マレー/ベルディヒ/イズナー/デルポトロ、22℃、曇り(降水確率30%)
SF 6月9日(金曜日)PHILIPPE-CHATRIER
ワウリンカ/チリッチ、22℃、曇り(降水確率20%)
F 6月11日(日曜日)PHILIPPE-CHATRIER ナダル/ジョコビッチ
小生が絶好のドローと書いたのは、願望通りマレー山に入り、同じハーフの反対山はワウリンカ、ナダル+ジョコが反対ハーフからなのですが、それまでの対戦相手をみても悪くないと思います(団長はじめ全然ラッキーじゃないという声も聞きますが)。理由は上に書いたように、R1+R2は比較的楽な相手に当たった(コキナキスのリヨンの映像観ましたが故障から快復したばかりで脅威は感じませんでした)、RGはローマやジュネーヴに比べてかなり遅いコート(のはず)なので、かつ3R以降はかなり涼しくなるし雨模様のせいでボールは跳ねず少し重くなるだろう。なのでクエリー、ズヴェレフ、イズナー、デルポトロらに最適なコンディションではない。3Rクエリーは強敵だが、RGの成績があまり良くない。R4のA.ズヴェレフは脅威だが、ローマ以降フィジカルには回復しても普通時間がかかると言われるメンタルの回復はどうか。連続優勝したらすごいが、大抵は前の優勝で燃え尽きているケースが多いので、A.ズヴェレフはベルダスコに削られたりしたらひょっとしたら早期敗退もあり得るかと思っています。QFのマレーは不調、ベルディヒは回復基調だがまだ不明、イズナーはRGに合うとは思えない、デルポトロは右肩と背中に故障あり。なのでなんとか3R+4Rをクリアーすれば視界は開けてくるのではないかと淡い期待を持っています。
]]>◆1山(マレー山)
偶然にもこちら、2016リオ五輪の金&銀&銅メダリストが勢ぞろい。なので安直にリオ五輪復讐、いえ復習、いや「リオ五輪リターンズ山」でどうでしょう。
◆3山(バブリンカ山)
相変わらず読めませんが、いつもそれなら面白くないので。よくよく見るとシード勢は、ローザンヌ出身バブリンカ、ツォンガ、モンフィス、ガスケと仏語圏選手がズラリ。「フランス革命レ・ミゼ山」でいかがでしょう。
◆4山(ナダル山)
ナダル側はナダル、アグート、シモンのクレコ達で、低いながらも起伏の激しい丘。ラオニッチ側にはラオニッチ、ミュラー、ヤノヴィッツ、ヴェセリ等尖ってそびえる高い山。なので「剣山そびえるラージ・ヒル山」で。
◆2山(ジョコビッチ山)
お山の大将はさておき、カルロビッチ、ティプサレビッチ、ルー、マチュー、スタコフスキー等の高齢者(失礼!)と、ティーム、プイユ、ナポリターノ以下U21のチョリッチ、ブルグ、ティティパス、メドベデフ、ルブレフと若輩者もズラリの「バブルとゆとりの世代混在山」的です。
以上でどうでしょうか。
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とボール
#post-51433" rel="nofollow">テニスコート
ラケット
とボール
</a>」で議論しています(下の方の記事も見てください)。MSと違ってなぜかGSのCourt Pace Index (CPI) 、CPI=100(1-μ)+150(0.81-e)、(μ は摩擦係数、e は反発係数)データが見つからないのですが、<a href="http://www.tennisabstract.com/blog/category/surface-speed/" rel="nofollow">TennisAbstractのサイト</a>ではサーフェスについてエースやラリーの数から評価もしています。RGのコートのクレーは<a href="http://www.supersol.fr/-Terre_battue" rel="nofollow">Supersol社製</a>、ボールはリヨンやジュネーヴと同じBabolat Roland Garrosです。肝心のRGのコートですが、TVで観た限りではマドリード(高地)、ローマ、ジュネーヴはクレーにしてはかなり速く跳ねていたと思います。なので特に日中の気温が高い乾いたコンディションだと、ナダル、イズナー、アンダーソンらにはストライクゾーンにボールが跳ねてました。
毎年観ているRGは、これらのコートよりはかなり遅く今年初開催のリヨンにかなり近い気がしました。<a href="http://www.nikkansports.com/sports/news/1829696.html" rel="nofollow">日刊スポーツの記事</a>によると(記事の主な内容は既に上にリンクしているフォーラムで議論しています)、”赤土は湿ると摩擦で球足が遅くなり、晴れて乾燥すると速くなる。「ジョコビッチは必ず『水をかけてくれ』と言う。反対に(最多9度優勝の)ナダルはリクエストしてこない」”とRGコート管理責任者のブリュノ氏は述べたとあります。確かに高く跳ねるボールで強烈なスピンを掛けるナダルと、より重いコートで時間を稼いでカウンターを狙いたいジョコビッチのプレースタイルの違いが見えます。
錦織選手の<a href="https://twitter.com/476D77D_7C0/status/842842958688931842" rel="nofollow">CPIのストライクゾーン</a>は、CPI=30-35のマイアミとかのミディアムスローまたはミディアムだと思いますが、より遅いCPI=25前後のクレー(スロー)もストロークに持ち込めば近年得意だと思います。ただし、コンディションは気温、湿度で変わります(昼間のセッションなのか夜なのか、高気圧に覆われてカラカラの天気なのか雨上がりなのか)。天気予報は既にお伝えしたように、今週末の日ー火のR1はかなり暑いがシャワーも、R2の水ー木は気温は少し下がるがシャワーも、R3の金ー土も同じく気温は高くいが雨の可能性、R4後半以降の再来週月曜日以降は気温高くなく好コンディションの予報です。錦織選手の試合が日中に組まれるのか夜のセッションになるのか次第ですが、彼にとって最適なコンディションでプレーできることを祈っています。
まとめると、RGはローマやジュネーヴほど速くて跳ねないはずで、そこで活躍したビッグサーバー系の選手が大活躍というわけではなく、コテコテのクレーコーターも活躍する余地が十分あるコートだと思います。錦織選手にとっては、あまり重いコートは疲れるので、そこそこ速い方がよい、ただしRG1週目の対戦相手を考えると、跳ねるサーヴの対応に苦労するので、あまり跳ねないコンディションがよい、でしょうか。素人解析の長文失礼しました。]]>ツォンガは右肩、モンフィスは左足アキレス腱、デルポトロは右肩と背中の故障を抱えていますが全員集合出場予定です。ローマで右足膝故障でリタイアしたアルマグロ、ジュネーヴをハムストリング断裂で棄権したトリオツキ、ハムストリング張りのダルシス(R1はラオニッチ)も全員RGドローに名前があります。
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