そ、そんなバカな!ナダルが・・・

実力伯仲のプロテニス界。
勝ち続けることの難しさ。
むしろ、今までの連勝街道の方が奇跡的。
それは理解している。しかし、それでも驚きの、ナダル敗退。

R. Soderling[23](SWE) def. R. Nadal[1] (ESP), 62 67(2) 64 76(2)

どのようにして負けたか、まだ知りません。現在AM1:32。WOWOWでまだ放映中なので、先に結果を知ってしまいたくない人も多いと思い、朝7時半に予約投稿するように設定しておきます。

ジョコビッチの3回戦敗退でも十分驚きですが、これは本当に驚いた。
あまりにも勝つことが当たり前になっていたナダルの全仏。
今年は今までの中でも優勝する可能性が一番高い年だと思っていました。

これでフェデラー優勝の可能性が高まりましたが、何か喜べません。
ナダルを倒しての優勝こそ、見たいものだったから。
その楽しみは来年に持ち越しです。
フェデラーの優勝にもまだまだ山が控えています。強敵を倒し続ける必要があります。

それにしても大きな仕事をやってのけたのはソダーリング。
あっぱれとしか言いようがありません。
特にクレー巧者という印象はありませんでしたが、実力を持った選手のテニスが噛み合えば、こういうアップセットも起こせるということですね。

【6月1日追記】

ソダーリングの思いきり打った球がことごとく入っていました。強打してはいましたが決してバカ打ちという感じではなく、ボールをクリーンヒットできていました。

ナダルの球がいつもより多少力がないようにも見えましたが、ソダーリングの球が良かったのかもしれませんし、崩れて負けたという感じはありませんでした。

ファイナルセットになればナダルが有利かと思っていましたが、4thセットタイブレーク、ここしかないと思ったに違いないソダーリングの集中力が見事でした。

ミスをして苦しそうな表情をするナダルが印象的でした。よっぽどソダーリングのプレッシャーがきつかったのだと思います。

今年の全仏、ゴンザレスは元気だしロディックもかなり良くなってきている。マレーはクレーが苦手といいつつも安定しているし、それに”ハイパー”ソダーリングが加わってくれば、フェデラーもうかうかしてられません。

フェデラーにとってもナダルが負けた全仏は自分が勝たないとならないと思っていることでしょう。
それがプラスに働くか、それともプレッシャーになってマイナスに働くかは分かりません。

こういうのがプラスに働いた例として思い浮かぶのが、1999年全豪のカフェルニコフです。
優勝できた要因を聞かれて

「サンプラスが欠場したから」

と語ったと記憶しています。
サンプラスが欠場したのでチャンスと思ったカフェルニコフは、ここぞとばかりに頑張ったそうです。
なんだかカフェルニコフらしくて笑えます。

はたしてプラスに働くかマイナスに働くか、フェデラーはどっちのタイプでしょうか。

6 件のコメント

  • もしかして一番乗りですか…?

    まさかのまさかナダルが…

    フェデラーに優勝してほしいと思っていましたが、ナダルが早々と破れてしまっては何か釈然としないものが…

    いや、これもチャンスと割り切ってフェデのグランドスラム達成にぜひ期待したいと思います。

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  • そんな…。

    驚きです。ナダルが負ける何て考えていなかったから、セカンドウィークから見逃さないために昨日は睡眠を選んだのに…。

    勝負の世界は厳しいとあらためて実感しました。

    =てんてん=

      引用  返信

  • 久々の投稿ですー。

    昨日は夜遅くまでフルで見ていました。
    まさかナダルが…。

    でも、今年の全仏では何か起きるんじゃないかと思っていました、本当に当たっちゃいましたね。

    一ナダルファンとして本当に残念というしか他ありません…。
    グランドスラム達成して欲しかったょー!!

      引用  返信

  • ナダルが負けるとしたら、こういう展開かなと
    思ってたけど(全豪のツオンガ戦みたいに)
    まさかクレーで・・・・
    GS5連覇の偉大さを改めて感じました。

      引用  返信

  • 敗戦記事を読むたびに落ちてます><
    思った以上にダメージ大きいです>我。

    いくらなんでもハードスケジュール過ぎたと
    思います、ラファ。

    フェデラーに負けるのは納得するけど
    他のテニス選手に負けるのはやだ!

    ラファもそう思っているかも。

    えぇい!ここからはフェデの応援だ!!

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。