【再掲&加筆】2017全仏 観戦まとめ(その3)

「その3」記事の挙動がおかしく、加筆更新したらエラーが出てしまうので再掲して加筆します。

日本出国〜フランス入国編

錦織の3回戦の順延が決定した頃には日付が変わっていたこともあり、結局深夜まで荷造りに追われました。日頃からうっかりを多発しているので心配は尽きません。ですがパスポート、スマホ(航空券とRGのeチケット情報が入っている)、クレジットカードさえあればなんとかなるということで就寝。そして2時間後に起床。完全に遠足前の小学生状態です。そして、やっぱり気になるのは錦織の試合の行方・・・結果が出るのは飛行機の中にいるときです。頭をよぎる「逆フラグ」の4文字。

ちょっと眠かったですが、二度寝で寝過ごしという笑えない事態だけは避けたかったのでそのまま始発で空港に向かいました。ちゃんと、成田でなくて羽田に。

羽田には出発の4時間前に着いてしまいました。余裕です。余裕すぎます。余裕すぎて店もあまり空いていない

・・・。チェックインし、荷物を預け、両替をし、私にしては順調すぎるくらい順調。残るは、RGチケットのプリントアウトだけとなりました。

RGへ入るためには、スマホのRG公式アプリにチケット情報を表示させればOKです。ですが、ときどきトラブルがあるという情報も事前に得ていました。また、万が一スマホの充電が切れたり、スマホを紛失したりしたらアウトなので、チケットのプリントアウトもあった方が安心です。

本当は前日にすませておきたかったのですが、なにせ他の準備に時間を取られすぎて後回しになっていました。また、チケットの枚数がありすぎて情報の整理が非常に難しかったです。とりあえず、PDFファイルに変換して分かりやすいファイル名にするところまではすんなりきました。

次は印刷できるコンビニを探す番なのですが、羽田にはローソンしかありません。アプリをダウンロードするところから始めました。しかし、このアプリがなかなか上手く行きません。WiFiで印刷機に接続して、ファイルをアップロードロードして・・・といちいち細かい作業を要求され、アプリの習熟のために20分ほど費やしてしまいました。そして印刷は1ファイルごとの作業・・・しかも遅いです。全部で10ファイル以上あったので、さらに40分ほど費やし、トータル1時間半ほどかかってしまいました。結局、4時間前に到着したアドバンテージは消えてしまいました。いや、早めに来たおかげでなんとか間に合ったのか。

空港に到着したばかりのときの余裕のこのツイートが恥ずかしい・・・

今思えば、この作業だけは事前に慣れた機械(セブンイレブンのネットプリント)でやっておけばよかったです。なんでやらなかったのだろう・・・。おかげでラウンジで過ごす時間がたったの10分間だけとなってしまいました。でも空港ラウンジ大好きな私は短時間でも、絶対に、意地でも利用します。ええ、セコいですが気分の問題。その短時間のラウンジ滞在で書いた記事がこれ。

浮かれてますね・・・

【7/31追記】

そしてようやくゲートへ。ギリギリまでブログを書いていたら本当に乗り遅れそうになりました・・・。4時間前に来ておいて何をやっているのやら・・・。

機内は空いていると言われていたのに、実際は混んでいました。3人シートの通路側。窓側の2人はフランス人カップルです。食事のとき、サラダのドレッシングを服にぶっかけられてもC’est pas grave(直訳すると「深刻じゃない」、つまり大丈夫の意味)と笑顔で対応。

揺れもなく快適な空の旅ではありましたが、どうしても錦織の試合結果が気になってしまいます。機内放送の番組表を見ると、Sport24というライブ放送で、全仏を放送するとのこと!

でもよく考えたら錦織の試合はアザーコート。当然、画面はシャトリエコートの女子の試合を映しっぱなしだったのでした・・・。フランス到着まで我慢できず、機内Wi-Fiサービスを21.95ドルでお買い上げ。速度は動画を見れるような速さではないので、ライスコでスコアを見ながら、twitterをチェック。映像が見えないだけにドキドキ感は半端なかったです。

心臓の鼓動、喉の渇きがひどく、手には常に汗をかいている状態。0-3から始まった第4セットは、抵抗することなく0-6で落としたようで、心配がますます募ります。これは、もう試合できる状態ではないのではないか、いや、錦織のことだから得意のWSO(わざと セット 落とす)でファイナルセットは復活してくるのではないか・・・。

そして運命のファイナルセット。twitterの皆さんのつぶやきによると、気迫はある模様。しかしミスを連発し、ブレイクポイントも逃していやな予感。決めきれず、徐々にチョンの粘りの前に焦りだけが増していった前日の悪夢が蘇ります。しかし、この日の錦織は崩れなかったようで、次のゲームでブレイク先行。キープでも油断せずあっという間に5-2。しかしそのままで終わるわけがないのがこの試合。5-3からのSFMを落とした錦織はイーブンに戻されてしまいます。
このゲームのスタッツは、チョンのバックハンドウィナー2本に、錦織のフォーストエラー2本ですからチョンのプレーが良かったと推測されます。「チョン、全然へこんでないじゃないか・・・」と恐ろしいものを感じましたが、錦織も負けじと攻撃を貫いたようで、第10ゲームもウィナーの応酬。最後はなんと、チョンのダブルフォルトで幕を閉じた熱戦でした。負けたら何を言われるか分かったものではないプレッシャーの中、セカンドサーブへのアタックを続けた錦織がチョンのダブルフォルトを誘ったのだと思いますが、そこまで耐え抜いたチョンを責めることはできないでしょう。両者、力を出し合った素晴らしい試合だったと思います。

勝ったあと、寝静まる機内で静かに(いや、実はちょっと声を出して)ガッツポーズ。誰も気づいていませんでしたが一人で感動していました。熱狂するtwitterのTLと自分の周囲の状況の落差があまりにもありすぎて、泣ける中にも笑える感じがありました。

そして、極めて個人的な理由で<a link=”http://www.keinishikori.info/%e9%8c%a6%e7%b9%94%e5%9c%ad%e6%83%85%e5%a0%b1/hanaji-boo-matches” target=blank>鼻血試合</a>にしてしまいました。許せ。

当時の私の状況(twitterのログ)は以下のリンクをご覧ください。

<a link=”http://twilog.org/netdash/date-170604″ target=blank>http://twilog.org/netdash/date-170604</a>

まだまだ続きます・・・引っ張ります・・・
<h3>今後の更新予定</h3>
<ul>
<li>RGへのアクセス、RG現地情報編</li>
<li>観戦編 6月5日(月) 4回戦</li>
<li>観戦編 6月6日(火) 準々決勝</li>
<li>観戦編 6月7日(水) 準々決勝</li>
<li>市内観光編 6月8日(木)</li>
<li>観戦編 6月9日(金) 準決勝</li>
<li>郊外観光編 6月10日(土)</li>
<li>観戦編 6月11日(日) 決勝</li>
<li>その他編</li>
</ul>

3 件のコメント

  • まあだ、おフランス🇫🇷に着いてもいないのに、このドキドキの面白さ💓😅
    隣席のフランス人にドレッシングぶっかけられた話とか、こ〜いうのが好きなんよ。
    いいです、いいです👍

    どんだけ長い巨編になるんだろう?楽しみでアル😎⤴️

      引用  返信

  • チョン戦の時の盛り上がりは凄かったですね。あの時は「団長さんに全仏で錦織選手の試合を見てもらいたい!」という、みんなの思いが天に通じたと真剣に思いました。(ちょっと神懸かり的だったかも)
    皆さんの団長愛に感動したことを思い出します。
    それから、ドレッシングかけられても笑顔で対応 → トラブルにならなくて良かった。
         Wi-Fiサービスお買い上げになってライスコ応援 → 心臓の鼓動、喉の渇き、                手汗、ガッツポーズなどで体調不良や挙動不審者に間違われなくて良かった。   デス。

      引用  返信

  • 団長さま
    Twitterだけでも面白かったのに、さらに細かなエピソード。
    これから先の珍道中(だと勝手に決めつける笑)が楽しみです。

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。