Nosaレポート:鼻血記法によるスコアリング付き(2008AIGオープン3回戦)

このブログの常連中の常連であるNosaさんが、ガスケ戦のレポートを送ってくださいました。
ありがとうございます!!

鼻血記法とは、錦織圭実況掲示板で私がTVなどを見ながら書き込んでいる、スコアを付ける記法のことです。
まだ全貌は公開していませんが、大体以下のような感じです。

(1)錦織圭実況掲示板など、電子媒体に記録する場合

錦織がポイントを取ったら○、取られたら×を付けます。
1ゲームに1行を使用し、簡単なコメントを右に書きます。
○×の下にそのゲームの決まり手を書きます。

たとえばこんな感じです(スコアは架空です)。

○圭3-2ガスケ
Set1
G1ガ○××○○○ 1-0 立ち上がり硬い
G2圭○○××○×○○ 2-0 フォアの当たり出てきた
G3ガ×××× 2-1 ガスケ体ほぐれてきた
G4圭○×××○○○○ 3-1 BPをナイスSvでしのぐ
G5ガ×○○××× 3-2 ガスケもサーブが走ってきた

FRN
FRvCr
BSlAp→Lb
Sv
BRO
FSO

1行目、「圭」の左の○は次のゲームのサーバーを示しています。
Gはゲーム、G1は1ゲーム目を表します。その右の「ガ」はガスケがサーバーであることを示します。
ゲームカウント(2-1など)は錦織から見てのスコアです。

決まり手は最新ゲームのものだけを書き、次のゲームのスコアを書くときは消します。
アルファベットの意味は以下のとおりです。

F・・・フォア
B・・・バック
Sv・・・サーブ
R・・・リターン
V・・・ボレー
Ap・・・アプローチ
Sm・・・スマッシュ
Lb・・・ロブ
Dr・・・ドロップ
Sl・・・スライス
Cr・・・クロス
RvCr・・・逆クロス
St・・・ストレート
Wi・・・ワイド(サーブにのみ使う)
Ct・・・センター(サーブにのみ使う)
S・・・サイド
N・・・ネット
O・・・アウト
Ac・・・エース
DF・・・ダブルフォルト
P・・・パッシングショット

組み合わせて例えば以下のように使います。
FSO・・・フォアサイドアウト
FRvCr・・・フォア逆クロス
SvWi・・・ワイドへのサーブ(でポイントを取った)
SvWiAc・・・ワイドへのサーブ(がエースになった)
BSlAp→LbO・・・バックスライスアプローチをロブで返してアウト

興味がある方は、錦織圭実況掲示板の過去ログをご覧ください。

(2)紙に書く場合

基本的には(1)と同じですが、決まり手は○×の直下に書きます。
気がついたことはその場でメモし、レイアウトなど綺麗さにはこだわりません。
○×もバリエーションを持たせ、

○・・・相手の凡ミスでのポイント
×・・・自分の凡ミス(UFE:アンフォースドエラー)
◎・・・自分のナイスショットで相手がミス(相手のFE:フォースドエラー)
××(二重バツ)・・・相手のナイスショットでミス(FE:フォースドエラー)
三重丸・・・エース
三重×・・・エースを取られた

の6種類を使い分けます。

また、○×の上には「・」でフォルトを表します。つまりダブルフォルトをした場合は

・・
×
DF

と書かれることになります。
この記事の最後に実際のメモ書きをスキャンしたものを載せておきますね。

さて、(ようやく)本題のNosaレポートです。
ガスケのことを「瓦斯」とか「瓦」と表現しているのはジョークです。
カラヌーシッチ戦の時は私も「辛」と表記していましたw

セカンドセットのみです。
鼻血記法を未習得で、どうやって書けばいいか分かりません。

1st set 圭1-6

2nd set

G1圭××○○×○○○ →圭1-0
フォアアウト
瓦斯フォアまわりこみ、エース
瓦斯アプローチアウト
瓦斯バックハンドアウト(初めて1st入る)
瓦斯リターンエース
瓦斯リターンネット
フォア逆クロスで攻め、ネットダッシュ→Vo→○
瓦斯リターンSO(サイドアウト)

G2瓦×○××× →圭1-1

ネットダッシュ→パッシングで抜かれる
バックハンドのラリー。瓦ネット
瓦ドロップ決まる。動けず。
瓦ネットダッシュ
バック側に振られ、ネットとられ、× 

G3圭×××○○○○××× →圭1-2
フォアクロスSO
瓦ショート(ドロップ?)リターン→追いつくもネット
バッククロスSO
瓦リターンアウト
ネットとる(凄い勇気)→瓦パッシングSO
エアケイ!早過ぎてボールが見えない。
瓦リターンSO
バックハンドDTL SO(惜しい)
バックハンドスライス多用したが・・・
瓦バックハンドリターンエース

G4瓦○×○××× →圭1-3
瓦ネット
バックハンドリターンSO
バックハンドドロップ気味→成功
リターンSO
セカンドSvセンターへ→リターン返らず
瓦サービスエース

G5圭×○×××× →圭1-4
SO
瓦リターン×
リターンでさしこまれたが返すもアウト
バックハンドアウト
フォアストレートSO

G6瓦×××○× →圭1-5
リターン返らず
瓦バックハンドドロップショット→返せず
瓦ネットダッシュ→ファーストVoSO
リターンミス

G7圭○○○○ →圭2-5
瓦バックハンドアウト
瓦アウト
瓦ネット

G8瓦○×××× →圭2-6
ドロップショット成功

15-30となった後で我々3人が「カモン圭」と叫ぶ

(印象)
ガスケは、
UFEが少ない。
ドロップショットが非常にうまい。
サービスがとても良い。特にセカンドサーブがとても良かった。

錦織は、
バックハンドのスライス使用が割と多めだった。

内容はガスケの完勝でした。
1stセットは21?22分で終了。
試合自体は55分で終了。
ガスケは100パーセントの力で最初からぶつかってきた。

ガスケのインタビューの後に、松岡修造による敗者インタビューがあった。
「今日は相手がすごい良いプレーだったのでしょうがないです。
今日は相手が強いと分かっていて、それで尊敬しすぎていたというのもあるとおもいます。
攻めが早くて自分のプレーが何もできなかったし、本当に強かったです。
もちろん来年も戻ってきたいと思いますし、1年に1度の大会だし、ぜひ来年は優勝にむけて
頑張りたいです。」
と負けた直後なのに錦織はしっかり答えてくれました。

ノートに書いていた内容です。くーさん(マックウィンさん)に見られて、(団長に)報告が行ったのがまちがいの元だった・・
40LOVEさんの解説付きで試合観ました。
負けたけど、楽しかったー。

Nosaさん、私は教えたことがないのに見よう見まねでこれだけできるのは大したものです。
今度、鼻血記法講習会開きます。

さて、2回戦のガルシアロペス戦のスコア帳、公開します。
急いで書いているので字が汚く、お恥ずかしいですが。
デルレイビーチの準々決勝から決勝まで、SAPオープンのロディック戦などはこの記法でメモしました。
紙より掲示板に書き込む方式の方が回数は多いです。

フォルトは「・」で表現すると書きましたが、実際に観戦しながらだとあわただしくてすべてのポイントについて行うことは不可能です。
ですので「・」が付いたポイントは2ndサーブになったことは確実ですが、何もついてないポイントは1stが入ったのか2ndになったのかはスコアからは分かりません。

ちなみにこのスコア、例の伝説になりそうな「22分かかった第1ゲーム」のものです。
スコアを付けていたおかげで、

総ポイント34
デュース14回
握ったブレイクポイント9回

ということが現場ですぐ分かりました。

10 件のコメント

  • 私は試合に見入ってしまうのでとてもこういった事は出来ない性質ですね。団長やNosaさんにはジャーナリストの素質があるのでしょう。尊敬しちゃいますよ。

    ストックホルムのWCはうれしいことですね。やはり今最も観客を魅了できるプレイヤーの1人であることの証だと思います。
    こうやってチャンスに恵まれる(というかチャンスを引き寄せるものを持っている)のもランキングを上げていくうえで大きな要素になってきますよね。

      引用  返信

  • 私も次回テレビで確実に中継されるであろう全豪で、観戦しながら紙に記載しようと思ってます!
    鼻血ブログ読者はこの記法をマスターすることで真の錦織マニア、マスターへと昇華していくはず!
    この記法についても是非お聞きしたかったので助かりました。

    あとストックホルムのWC予想通りでしたね。またライスコで力の限り応援したいと思います

      引用  返信

  • 私も single task 系の人間なので、観戦しながらスコアをつけるのは、かなりと難しいですね。
    (だから、実況掲示板でもなかなかコメントさえ書き込めません)
    観戦しながら、スコアをつけながら、掲示板にコメントも記入している団長他皆さんは、本当に尊敬に値します。
    私は多くを望まず、次の試合から「サービス」に特化して記録してみようかな、と思う今日この頃です。

    ストックホルムの WC は、良かったですね。
    移動距離も長くて時差もありますが、若いのでうまくアジャストできると信じています。
    フェデラーは、またトップに返り咲くために、今は休養を取るべきとのことで、ストックホルムは欠場ですね。
    残念ですが、早く本調子に戻って、ナダっちと熾烈なトップ争いを繰り広げて欲しいし、近い将来、その一角に錦織クンが名を連ねることを希望します!

    これから徐々にヨーロッパ時間にシフトしなきゃ。
    ……ってことは、今は睡眠時間??(笑)

      引用  返信

  • 昨日は私も貴男さんの試合からメモ取りながら観戦してました。
    さすがに圭の試合途中からは ペンも止まってしまったのですが・・・
    今日も楽しみな対戦がありますね~
    フェレールVSデルポトロ 鼻血記法でメモとりながら観戦したいと思います。

    ストックホルム フェデラーの欠場残念です。
    密かに夢の対戦あるかな??ワクワク♪と楽しみにしていたので・・・

      引用  返信

  • ○×のほかにバリエーション持たせると
    そういう効果があるのですね。

    あの第3試合の素晴らしい第1ゲーム。
    鼻血記法が活躍したんですね。

    でもなかなか試合を見ながらスコアつけるのは
    大変ですね。
    ロイヤルボックス後方でもノートPC持ち込んで
    付けている人を見かけましたが。

    講習会、是非お願いします。

      引用  返信

  • のさ「さん」おつかれさま。
    でも、わたくし、このスコアリングだとゲームポイントが良く分からないので、
    たねさんが、やっている、
    15-30よしっ!!
    30-30ぁウツ!
    40-30、良し、池ーーーーー!!!!
    ナイスキープ!!

    1stセット、圭3-2ガス欠(←こんな奴はうごけないので、圭君ふりまわしちゃえっ!)
    という、記法の方が分かりやすい派です。
    まあ、両方使えばいいですよね。

    Kさん、この記事がUPされていると教えてくれてありがとう。

      引用  返信

  • 皆さん、どうも。
    僕も野球やサッカーのスコアリングすら良く理解できないぐらいなんで、鼻血記法は難しすぎる。っていうか、真剣さが足りないのかな!という訳でボリさんのコメに同意してしまいます。
    robyさんのコメントのように何人かで手分けしてやるのも手ですよね。団長の負担たるや相当なもんですし分業化して掲示板に上げるっていうのはどうなんでしょうかね。ボランティア募れば結構集まるんでは?
    僕は単純な○×式だけなら、時間が合えば提供できます。
    これって一番簡単だからずるいかな?(笑)

      引用  返信

  • 鼻血記法は、私も最初は難しいと思っていましたが、基本は錦織が取ったポイントは○、落としたポイントは×ということですよね。
    慣れれば、視覚的にパッと捉えられて分かりやすいです。
    例えば、各ゲームの最初のポイントを落としている確率が高いな、
    デュースを繰り返したけど最後はこのゲームをとったんだな、
    相手はサービスゲームを毎回簡単にキープしてるな、
    といったことが、一目で分かります。
    borisさん、共に修行をしましょう。
    USオープンのフェレール戦の後半では、師匠が自らスコア記入してくださり、驚き、嬉しかったです。
    掲示板で、団長はスコアをつけ、感想解説を述べ、来訪者に挨拶をし、AAを発表し、たねさんとコントをし…、PC2台並べているとはいえ、超人技です。

      引用  返信

  • 今日、ロディックvsベルディヒで
    私も少し練習してみました。

    自分でやってみると、
    読み方がよくわかりました。
    そして書くのも簡単でした。

    正直、応援実況版で団長が実況してくれていた時は
    ○×の意味は解りましたが、
    何故○×で表記するのかの意味がまり解っていませんでした。
    ○×が並んでいてもポイントの読み方が解らず??で。
    で、書いてみたら、
    おぉ!そういうことか?!と相成りました。

    この記事をよく読んでプリントアウトしていけば
    略字の部分も書き込めたかな、と思っています。

    あとで試合の流れを思い出したり、
    選手の攻め方もわかったり、
    とさまざまな分析に活用できるのですね。

    と、どんどんテニスおタクの道邁進する自分のような
    気がします。
    (最近他の趣味に時間割けません。)

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。