今年の全成績を眺めてみた

今年の全成績を眺めてみた。

まず試合数の多さに驚かされる。
チャレンジャー、デ杯、各大会の予選まで全部含めると58試合も戦っている。結構すごい。

そして勝敗は39勝19敗。勝率65.5%。
チャレンジャー大会を含むとは言え、一線級との対戦も多かったことを考えれば立派なものだ。
ATPツアー(インターナショナルシリーズ以上)に限れば16勝12敗と勝ち越した。これも立派。

これらの成績をぼんやりと眺めて見て目に付くのは以下のようなことだった。
(詳しい分析はまた後日。)

1stセット取られてからの逆転勝ちが多い。

いわゆる「錦織劇場」。改めてデータを見るとやはり多い。
この勝ち方は10回
1st取られても期待できるとも言えるし、スロースターターとも言える。
最初から取れるに越したことはないけど、逆転勝ちはなかなかできるものでもないので前向きに捕らえますか。

北京オリンピックで0-5から逆転でセットを取るなんてのもあった。

逆に、スタートダッシュに成功しても中盤以降、追い上げを食らうことも多い。

6-1, 7-5といったスコアのイメージ。
USオープンの3勝は全部スタートが良くて、あとで追い上げられた感じ。
他にもちらほらと。

息切れするとも言えるし、対戦相手の劇場化を押さえこんでるとも言える。
まあこれも勝ってるからいいか。
劇場でやられることが無いだけで素晴らしい。

今後、スコアから期待したい成長のバロメーター

1stセットを競って取って、2ndセットはスイスイ、というのが好ましいように思う。
2ndセット以降強いという特徴は素晴らしいものだから、1stセットを取れれば波に乗れる。
乗った波を逃さないようにする技術がもっと上がれば、こういった展開が増えそうだ。

スコアで言えば6-4,6-2とか、7-5,6-3とかが増えればかなりツアーめぐりが楽になると思う。

見ている方もハラハラしないw

9 件のコメント

  • 私個人的に一番記憶に残るのは北京ですね。
    試合展開もさることながら、あのライスコには
    ひやひやしました。
    あれはもう、にしこりごりです。

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  • 散々ハラハラさせられて勝っちゃうから益々好きになるのかも。
    いつもささっと勝っていってたらここまで惹かれないかも。
    ・・・・・いや、わかんない。強いフェデラーもよかったから。

    にしこりごり・・・つかっちゃお~~~。

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  • ある程度、パターン化できますね。
    印象に残っている試合は、やはりUSオープンのフェレール戦、モナコ戦、ストックホルムのハバーティ戦です。
    スタートダッシュ成功→流れ変わる→でも勝つ!パターン。
    あと、アルトワのナダル戦。
    これは、相手がナダルっていうことで、錦織選手としては珍しいパターンですかね。
    競りあって、競りあって、惜しくも負けてしまった、みたいなのはそういえば、ない?でしょうか。
    あー、あと錦織超特急もありました。
    すっかり上半期の試合は忘れています。
    にしこりごり、おっと、錦鯉の対抗馬出現!

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  • たしかにこう見ると改めて1セットダウンからの
    逆転勝利の多さが目立ちますねww
    自分個人の意見としてはこっちの錦織劇場の方が
    見ていて楽しいし何より錦織のベストな試合の勝ち取り方
    方なんでしょうね!

    団長の言うとおり、たしかに序盤競ってとって2ndセットを楽に取る。これは本当に最高の展開だと思います^w

    それはそーと錦織の試合が見れないことがこんなに辛いコトだとわ!!笑
    もぅ来シーズンが来るのが待ち遠しくてたまりません笑

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  • 今年の圭君の試合ではtakaさん同様北京の試合が一番印象的でしたね。映像がないのが余計に残っている原因かも・・。

    北京以降の試合が変わった感じがするのは私だけ?

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  • 朝日の夕刊に圭君記事が載ってました。
    練習再開は11月下旬になるそうです。
    膝は前から出でいる記事と同じで特に問題ないとのことです。

    筋トレの日々になるのかな。
    報告まで。

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  • mimiさーん、
    今頃、すっかり膝の痛みは消えて、
    「なんだ、バーゼル出れたのに!」
    なんて、錦織選手は思ってるんじゃあないかな、
    と、楽観的に考えていました。
    そんな風には行ってなかったんですね。
    いつも、情報ありがとうございます。

    マックウィンさん、
    伊達選手のことはいつも気になっています。
    今日も、台湾でヨネトモ&イイクミペアに勝ったみたい。
    明日も頑張ってごしない!

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  • >takaさん
     ほんとにあのライスコには翻弄されました。

    >みんみんさん
     そうかもしれませんね。劇場で勝ったときは本当に気分爽快です!
     でも心臓には悪いですが・・・。

    >競り合って負けたと言えば、映像はありませんがサンライズCHのグロージャン戦とか(ファイナル4-6)。これ、見たかったなあ。
    グロージャンは175cmなので、参考になると思うんですよ。

    >圭kunnさん
     本当、彼の後半の底力は賞賛に値します。

    >mimiさん
     11月後半まで何するんでしょうね?
     思いっきり走ったりはしなくても、コートで軽いラリーとかはするんではないでしょうか。それを練習と呼ぶのかどうか分かりませんが、ボールの感覚は維持しないと怖いというか落ち着かない気がするんですが。素人考えでは。

    >Nosaさん
     伊達はすごいです。予想通り世界に挑戦するみたいですね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。