「テニスの物理」参考文献の紹介

先日紹介したCross教授の神本、「Technical Tennis: Racquets, Strings, Balls, Courts, Spin, And Bounce」はタイトルの通り、テニスに関する物理法則についたまとめられた本で、ラケットやガットによるボールの飛び、コートサーフェスの性質、スピンによる曲がり、ボールのバウンドの仕方について書かれています。

Technical Tennis: Racquets, Strings, Balls, Courts, Spin, And Bounce
Technical Tennis: Racquets, Strings, Balls, Courts, Spin, And Bounce

しかしとっつきにくい本というわけではなく、読み手に優しい記述を心がけたとのことです。

というのも、この本の著者2人と、「テニスの法則―科学でゲームに強くなる」の著者のBrody教授の3人で出した、

The Physics and Technology of Tennis

という本こそ、真にとっつきにくい本であるからですw (この本は、「テニスの法則」の続編的位置づけのようです)

これは「Technical Tennis」のまえがきを書いたBrody教授も、そのまえがきの中で、

「あれはエンジニア、科学者、そして超熱心なマニア(意訳、原文はover-motivated super achiever)のための本だった」

と認めているところですwww

私は「The Physics~」も同時購入し、「Technical Tennis」とともに堪能している真っ最中なのですが、たしかに「Technical Tennis」の方が分かりやすく書かれているので、「Technical Tennis」の方を主に読んでいます。

「The Physics~」の方はA4サイズで400ページ強という、大きな学会のProceedings並みの大きさですから確かにそれだけで一般受けしなそうです。力入りすぎw

しかしとにかく、「テニスの法則」を含めたこの3冊、テニスというゲームの本質について書かれていると(私は)思うので、深くテニスを知りたいという人にはお勧めです。

The Physics and Technology of Tennis

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テニスの法則―科学でゲームに強くなる テニスの法則―科学でゲームに強くなる
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3 件のコメント

  • 前者2冊は、もちろん英文で書かれているんですよねぇ。
    私はひとまず「テニスの法則」から・・・。
    この本を読んでいるあいだに是非、翻訳をお願いします。

      引用  返信

  • 「テニスの法則」(Tennis Science for Tennis Players)を翻訳したtomato11548と申します。(本名は本の表紙に出ておりますが。)
    最近このブログを見つけました。「テニスの物理」に興味を持っている方々がいることを知り、大変うれしく思っています。
    実は、2009年11月にTechnical Tennisの翻訳ライセンスを出版元から取得して、現在その作業に悪戦苦闘している最中です。日本語版を2011年の夏までに出版したいと思っていますので、よろしくお願いします。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。