Final参戦者レースについて     ケイメヒコ

ちょっと早めですが、全米前の空白時にと思い、ATP Finals出場選手が誰になりそうかについて書いてみました。

去年はDel Potroが全米優勝で4人目の勝ち抜けを決めました。残り4人のレースでした。

今年はNadalがウインブルドン優勝で最初の勝ち抜けを決めました。しかし、それだけで他は未だ誰もいません。

今まで、ITFの公式に個人のレースポイントが載っていたのが春先から消えています。レースランキングとは言わなくなったのかな?
(netdash注:レースランキングとは、年初からの合計獲得ポイントで算出されるもうひとつのランキングシステムで、Final(旧Masters Cup)出場資格獲得選手の目安になっていました。)

多分、10月頃から公式にもポイントが発表されるでしょうが、わたしの計算した8月16日現在の順位とポイントを書きます。計算は次の条件に従って行いました。

  • レースランキングは今年の大会で取得したポイントの合計ですが、カウント対象はエントリーランキングと同じです。
  • Davis Cupを無視して計算しています。

Davis Cupを無視する理由は、扱いが本当に分からないし、今年分のポイントだけを集める作業をしていませんし、そんなに大きいポイントでもないからです。これにより最終的なポイントに誤差が生じるかもしれませんが、順位には影響少ないと見ましたし、やっても苦労の割には意味がないと思いました。

現在の年初からの獲得ポイント

1 Rafael Nadal (ESP ) 8590
2 Roger Federer (SUI ) 4305
3 Andy Murray (GBR ) 3775
4 Tomas Berdych (CZE ) 3435
5 Robin Soderling (SWE ) 3430
6 Novak Djokovic (SRB ) 3005
7 Andy Roddick (USA ) 2765
8 David Ferrer (ESP ) 2665
9 Fernando Verdasco (ESP ) 2530
10 Jurgen Melzer (AUT ) 1995
11 Jo-Wilfried Tsonga (FRA ) 1990
12 Marin Cilic (CRO ) 1890

Nadalがポイントを独り占めしている感じですから、他の人の点差が少なめになっています。とは言え2番目に来ているのはやっぱりさすがのFedererです。遅くとも全米後までに勝ち抜けをきめるでしょう。

Final新顔としてはBerdychですが、Murray以下、何時勝ち抜けを決めることができるでしょうか?

4500点が勝ち抜けの目安だと思いますので、現在3400点以上の人は有利とは言え、得点差が少ないですから、確定にはこれからの頑張りが必要です。ですから、去年以上に生き残りが面白い戦いになると思います。現在エントリーランキング2位争いのDjokovicは年末4位以内に残れるかどうか、これからの成績によります。

でもまぁ、今年ケガその後絶不調に陥っている昨年のFinal優勝者Davydenkoとケガ休戦中のDel Potroは枠外だと見るべきでしょう。昨年の優勝者に特別枠があったのでしたっけ?

3 件のコメント

  • >昨年の優勝者に特別枠があったのでしたっけ?

    前年優勝者に対する優遇は聞いたことが無いですが、旧MCではその年のGS優勝者がランキング9位以下にいた場合、ワイルドカードが与えられていたはずです(複数いる場合は最上位者のみ、代わりに8位の選手が押し出される)。
    今もこのルールが残っているのかどうかは知りません。

    2002年のコスタはこの制度での出場でした。2004年のガウディオもそうだったかも。フェデラー/ナダルの2強体制になってからは下位選手に優勝の目がなくなったためか適用される選手が出ていません。

      引用  返信

  • BTBさん、ありがとうございます。

    そうですか。現行のポイントシステムではGS優勝のポイントが抜きん出ていますので、8位以内に入れそうです。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)