錦織、苦しい試合を耐え抜いて予選突破!本戦1回戦は明日夜9時前後(2010イーストボーン)

1セットダウン+1ブレイクダウンの状態からなんとか2ndセットを取り、ファイナルセットもブレイク先行される苦しい展開ながら、耐え抜いてすばらしい勝利を収めました。

一方でサービスゲームにはところどころ課題の残る展開が見られました。

2010 Eastbourne (Aegon International)
Qualifying Round Final
Kei Nishikori
def. Igor Kunitsyn, 4-6,6-4,6-3

1stセットの展開

最初のポイントでいきなりサービスエースを取り、第1ゲームをラブでキープして快調な滑り出し。

しかし第3ゲーム、1回はしのぎますが2回目のブレイクポイントを取られてサービスダウン。

クニツィンのサービスゲームは安定しており、30まではポイントが取れますがチャンスが来ませんでした。

錦織もその後はサービスゲームをサクサク取り、結局この1ブレイク差だけで4-6でセットを落とします。

スタッツを見てもほとんど差がなく、本当に第3ゲームのワンチャンスだけの差だったので、「むむむ、苦しい・・・」という気持ちと「でも内容は悪くなさそうだ」という気持ちが入り混じってライブスコアを見ていました。

1stセット ポイント推移

G1圭○○○○ 1-0
G2ク○×××○× 1-1
G3圭×○○××○×× 1-2
G4ク×××○○× 1-3
G5圭○○○×○ 2-3
G6ク○×××× 2-4
G7圭○○○○ 3-4
G8ク(○×)××○× 3-5
G9圭○○○×○ 4-5
G10ク×××× 4-6

2ndセットの展開

第1ゲーム、1stサーブが入らなくなって(8本中3本IN)ブレイクされてしまいます。

1stセットのクニツィンのサービスゲームの調子からすると、これはこの試合厳しいかも・・・と思ってしまいました。

しかし続く第2ゲームをすぐさまブレイクバック。1stセットとは違った展開を予感させます。

第3ゲームはまたもブレイクポイントを迎えながら挽回してキープ。少しずつ流れを変えていきます。第4ゲームも取れませんでしたがブレイクポイントがありました。

第5ゲームをサクッとキープして迎えた第6ゲーム、ついにブレイク!クニツィンの1stサーブをことごとく返してのポイントだったようです。

しかし第7ゲーム、またポンポンと0-40になってしまう例のパターンが出て、2ポイント返すもののブレイクバックされてしまいます。

ここを取っておけば一気に流れが紀層だっただけに残念。

しかし4-4からのゲームを再びブレイクして、そのまま6-4でこのセットを取りました。

2ndセット ポイント推移

G1圭○○×(○×)××× 0-1
G2国○×○○○ 1-1
G3圭○×○××○○○ 2-1
G4国×○○×○××○×× 2-2
G5圭○×○○○ 3-2
G6国××○○×○○○ 4-2
G7圭×××○○× 4-3
G8国××○○○××× 4-4
G9圭○○○×○ 5-4
G10国○○×○×○ 6-4

ファイナルセットの展開

スタッツもほぼ互角、お互いにブレイクし合う乱戦模様を呈してきたこの試合、ファイナルセットの入りはとても重要でした。

しかしファイナルセット第1ゲームもまたもや0-40に・・・。映像が見れないだけに、どうなっているのかが非常に気になりました。

2ndセットからリターンゲームでかなりポイントが取れてきていたので、ブレイクバックできるのではないかという期待はありましたが、やはりビハインドが続く展開は見ていてきつかったです。

早くブレイクバックを・・・と祈る気持ちで迎えた第4ゲーム、ブレイクバックに成功。2-2。

第5ゲームをラブでキープ。第6ゲーム、粘りながらも2度のデュースの末キープされて3-3。

第7ゲーム、サービスエースを交えて1stサーブが良く入り、再びラブでキープ。4-3。

ポイントの取り方に勢いが出てきました。

その期待感の中迎えた第8ゲーム、期待にこたえてブレイクして5-3!

ここまで我慢に我慢を重ねた展開ですが、ついにリードしてSFM(サービング・フォー・ザ・マッチ)を迎えます。

しかし最後の最後ではらはらさせてくれました。

30-30からまさかのダブルフォルト!ブレイクのピンチを迎えます。

もうここまで来たら内容はいい!とにかくどんな泥仕合になっても最終的に勝者としてコートに立ってほしい!そんな気持ちで見ていました。

ここを2ポイント切り返して最初のマッチポイントを迎えます。しかし2ポイント返されて逆にブレイクポイント。

1stがなかなか入ってくれませんが、なんとかここも切り抜けて逆に2度目のマッチポイント。

そしてここでまたもやダブルフォルト!!

最後の最後で、サーブに苦しんでしまいます。

しかし錦織の試合がこういう展開になる場合、グダグダになりながらも最終的には取りきることが多いように思います。

その予感が当たって2ポイントを連取して、ようやく激闘に終止符を打ちました。4-6,6-4,6-3、みごとな勝利で予選通過です!

ファイナルセット ポイント推移

G1圭×××○× 0-1
G2国××○×× 0-2
G3圭○×○○○ 1-2
G4国○×○×○○ 2-2
G5圭○○○○ 3-2
G6国○×(○×)×○×○×× 3-3
G7圭○○○○ 4-3
G8国×○○×○○ 5-3
G9圭×○×○×○○××○○×○○ 6-3

いやー、本当によく逆転しました・・・負けておかしくなかった試合展開だったと思います。
サービスゲームの不安定さは依然として気になりますが、この状態でも勝ったということは(映像を見ていませんのでひょっとしたらクニツィンが良かった可能性もありますが)、サーブがもっと良くなればかなり勝てると思います。

相手が一流選手だったとは言え、ジョコビッチとガスケに負けたショックと言うのは少なからずあったと思います。

そこへ来てこの勝利ですから、また自信を回復できたのではないでしょうか。そして芝へも徐々に慣れてきているのではないでしょうか。

私にとっても本当に嬉しい勝利でした。100位前後までの選手に対しては高い勝率を誇っていますね。

本戦1回戦の対戦相手はアンドレイ・クズネツォフ

本戦のドローはすでに発表されています。

2010イーストボーン 男子シングルス本戦ドロー

1回戦の対戦相手はロシアのアンドレイ・クズネツォフになりました。

クズネツォフと言えばアメリカのアレックス・クズネツォフとは対戦経験もあり、よく見かける名前だったのですが別人のようです。

この選手のことは私はあまり知りません。270位の選手ですが19歳と錦織よりも年下で、伸び盛りですから楽勝とは言えないと思います。

しかし他のランキング上位の選手がたくさんいる中、予選上がりの270位と当たると言うのはラッキーな方だと思います。

応援フードはあんドラ焼きとか?くずきりとか?

勝つと2回戦は第3シードのシモンです。

膝の故障でランキングを30位台に落としています。このブログにもシモンファンがたくさんいますし私も好きな選手なのでちょっと複雑ですが、やっぱり錦織を応援させてもらいますね。

取らぬ狸のなんとやらですが勝ち進んでいくと順当ならロドラ、ロペス、アルマグロと当たって行きます。

ロドラは左利きサーブが鋭いだけでなくネットプレイも上手く、芝ではかなり強いと思います。ロペスもサーブアンドボレーをしてきて芝にプレーが合っています。強い対戦相手ばかりですがここを1つでも多く勝てばウィンブルドンに弾みがつきます。

そして本戦1回戦はもう明日です・・・

2日間で3試合を戦い抜いた錦織圭ですが、明日にはもう本戦1回戦が組まれています・・・ かなり過酷なスケジュールです。

2010イーストボーン オーダーオブプレイ

試合は第2コートの第2試合です。現地時間11:30に第1試合がスタートしますので、錦織の試合は現地時間13時=日本時間21時前後になるでしょう。第1試合がファイナルに行ったらもう少し遅れます。

芝の試合なので、第1試合が超特急で終わる可能性も考えてPM8時半くらいにはスタンバイしておきたいと思います。

29 件のコメント

  • 本当に厳しい試合でしたね!
    こういう接戦をものにするなんて、やっぱり強くなったな~!
    すごい粘りと精神力でした!
    これで芝への自信もついたし、自分への自信も回復したのでは?
    とにかく見ているこちらも疲れました^^;
    勝ちきってくれてうれしい~!!!!!

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  • 団長、応援の皆様、お疲れ様でした。
    ハラハラドキドキでしたが、GEOさんの「錦織の勝つ姿が見える」という言葉に、私にもその姿が見え始め、勝てる!!と信じてました。
    本戦楽しみですね。
    WBの前にもお楽しみができて、嬉しい週明けになりました。

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  • 予選突破よかったですねぇ。

    本線ドロー、アップされましたね。

    22番でAndrey KUZNETSOVが相手です。

    勝てば Simon かなぁ。

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  • KUZNETSOVもウィンブルドンのワイルドカードもらってますよ、こわいよう。。

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  • こちらでLive scoreを知ってそれはチェックしてたんですが、もしかしてどこかでストリーミング放送してたんでしょうか?
    Aegonの公式サイトからはLive scoreのリンクも見つけられなかった私なもので、よければ教えてください。(^^;)

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  •  以前のコメント内容と矛盾しますが、本戦ドローNo.22、よくよく
    調べてみれば最も良い場所のような気がしてきました。

     まず、1回戦の相手のKUZNETSOV(19才)ですが、白ごはんさんが
    仰るように確かに将来性があって恐い選手です。でも、いまや格下
    の270位の選手であることを考えれば、ATP250の本戦としては楽な
    相手と思わなければなりません。
     また、錦織の気持ち的にも、年下の選手に負けている場合では
    ないでしょう。

     次に、2回戦の相手ですが、私の予想では5割以上の確率で、
    シモンではなくKorolev(73位、22才)がくるような気がして
    います。
     それは、Korolevが非常に強いからではなく、シモンが故障明け
    で、実戦の感覚をほとんど戻していないと考えられるからです。
    (下記戦績参照)

    http://www.atpworldtour.com/Tennis/Players/Top-Players/Gilles-Simon.aspx?t=pa

     一方のKorolevも楽な相手ではないですが、他の山にいた場合の
    LLODRA(47位、30才)やGARCIA-LOPEZ(40位、27才)に比べれば
    厳しくはないはずです。

     という訳で、現実的な目標としてベスト8、あばよくばベスト4
    までを無理なく狙えるナイスな本戦ドローだと思っています。

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  •  明日の第2コートの第2試合にきていますね。
     昨日からの連戦できついところですが、相手も同じ条件ですから
    頑張ってもらうしかありません。

    http://www.atpworldtour.com/posting/2010/741/op.pdf

     11:30スタートの第2試合ですから、日本時間では午後8時半から
    スタンバイしておけば間違いはないでしょう。

    >fooさん
     イーストボーンのようなATP250クラスの大会では、ライストは
    あったとしてもセンターコートのみというのが通常です。したがっ
    て、明日の1回戦は無理ですが、2回戦でシモンと当たる場合には
    観られる可能性があると思います。

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  • ようやく詳細記事更新しましたが・・・ほとんどコメント欄で語られていましたね。
    みなさん、さすがです。私の代わりに記事書きませんかw

    fooさん、コリコリさんのご説明の通りです。
    今回は予選でしたので、ライストは期待できませんでした。
    明日以降もどうなるか分かりません。
    それと申し訳ありませんが、本ブログではライストのURLなどについては方針としてお答えできませんので、よろしくお願いいたします。

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  • おお、良かったですね。
    明日は応援参加できそうです。

    去年のジュニアチャンピオンでウィンブルドンのWCをもらっててイーストボーンに予選から参戦だったわけですね。勝ち上がって、さぁどっちが勝つかって言う分けですね。相手は2つ年下といっても実質1年3ヶ月差です。参戦できなかった期間とほぼ同じ。ランクが下だとか、年下だとかの意識より、互角・対等な相手と見て戦いたいものです。

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  • いや~よかった。はらはらして祈りながら撮ってました。写真はダメダメでしたが(汗 クズネツォフは天才肌、柔かな身のこなしとタッチの良さ、いいストローカーです。錦織君と同じタイプなので長いラリー戦になりそうです。

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  • jetさん
    ハラハラしながらの撮影ご苦労様でした。
    クズネツォフ情報ありがとうございます。天才肌ですか!どちらがフィットしたプレーができるか?強敵だわ。

    でもコリコリさんの言うようにラッキーなドローだったわけだから、絶対勝利してほしいです。

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  • そういえばこの試合、試合を通じてクニツィンの1stサーブよりも2ndサーブからポイントされてたんですよね。
    (1st serve points won < 2nd serve points wonという状態) これってかなり珍しい。 JETさんにどうだったのか聞いてみたいけど、契約の問題とかで契約したメディアにしかしゃべっちゃいけないのかも。 JETさん、テニスジャパンにそのへんも寄稿してくれませんでしょうか?

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