錦織圭完敗。先は長いぞ前を向こう(2010ワシントン1回戦)

サービスゲームが不安定、リターンゲームではブレイクポイントも握れず1時間8分で敗退してしまいました。

2010 Washington
1st Round
Igor Kunitsyn
def. Kei Nishikori, 6-2,6-3

立ちあがりにエンジンがかからない状態は本日も継続しており、最初のサービスゲームで15-40のピンチ。なんとかしのぎましたが次のサービスゲームではポンポンと取られてしまいます。

2-5から迎えた第8ゲームでも、デュースになってから1stサーブがあまり入らず、ブレイクされてしまいました。

1stセットでの1stサーブ確率は67%と高かったのですが、このように重要なポイントで確率が落ちてしまうため、全体としては入ってない印象になってしまいました。

2ndサーブからのポイントが12本中2本のみで、ここで差が付きました(クニツィンは10本中6本取った)。

2ndセットはサービスゲームの内容が(おそらく)良くなり、3-3までに3本のサービスエースを奪いました。

しかしクニツィンのサーブを今日はどうしても攻略できず、苦しい展開を強いられます。

ついに3-4から本日3回目のブレイクを許し、最後はトリプルマッチポイントからデュースまで戻しましたが、力尽きました。

やはり1stサーブが入らなくなったところを突かれました。最終的には2ndサーブからは28%のポイント確率でした(18本中5本)。

現地からレポートしてくれた@Dailyforehand (The Daily Forehandというオンラインテニスマガジンのtwitterアカウント)によりますと、

Nishikori making bad errors early in points, Kunitsyn not really working for this lead

(錦織はミスが早く、クニツィンは労せずしてリードしている。)

@DailyForehand

という状態だったようで、調子が出なかったようです。

The Daily Forehandは、予選1回戦後に錦織にインタビューを行っています。ぜひご覧ください。
The Daily Forehand Talks to Kei Nishikori, The Future Of Asian Tennis – The Daily Forehand

今日の1戦だけをみたら良くなかったと思います。しかし何かを評価するときは大局的な観点が必要です。

大会全体で評価すれば、昨日の逆転勝利もありましたしそんなに悪い大会でもなかった。負けた試合がよくないのは当たり前なので、良かった点、悪かった点をしっかりチームとともに整理してもらって、次の試合に備えてほしいです。

現状、やっぱり「勝ったり負けたり」の状態です。上位のランキングに入っていくためには今日のような試合は高い確率で勝って行けるようにならないといけません。今の状態ではそこまで望めないかもしれませんが、とにかく健康で試合を続けていけることが肝心です。

そうすれば必ず浮上のチャンスは来ます。他の選手を見てもやっぱり基本的には苦労してランキングを上げています。1年の怪我からの復活は容易ではないということでしょう。悲観も、過度の期待もせず見守って行きましょう。先は長いです。

次の試合は来週のBinghamtonチャレンジャーです。ワイルドカードをもらって本戦から出場します。

本日のポイント推移

Set1
G1ク×○××× 0-1
G2圭××○○○×○××○○○ 1-1 DFスタート
G3ク×××× 1-2
G4圭○××○×× 1-3
G5ク○×××○× 1-4
G6圭○○○××○ 2-4
G7ク×○××○○×× 2-5
G8圭○××○○××○×○×× 2-6

Set2
G1ク×○○××× 0-1
G2圭××○○○○ 1-1
G3ク×××○× 1-2
G4圭○○○×○ 2-2
G5ク×××○× 2-3
G6圭○○○○ 3-3
G7ク○×××× 3-4
G8圭×○××× 3-5
G9ク×××○○○×× 3-6

28 件のコメント

  • 寝坊したら、試合が終わっていました。。。
    応援板の皆さん、お疲れ様でした。

    やきもきしてしまう日もありますが、
    去年の今頃と比べたら、
    応援できるって、やはり、はりあいがありますね。

    次、がんばってね!圭くん♪

      引用  返信

  • ほんとそうですよねー。
    悔しくてイライラするけど、健全なイライラだw 生活の張り合いですもんね。

    ところでThe Daily Forehandより記事翻訳の許可いただきました。
    合わせて、ワシントンでの錦織の様子について聞きたいことがあれば質問どうぞ!と言われましたので、何かありましたらお知らせください。

      引用  返信

  • そうですね。
    はらはらドキドキしながらも、試合の応援が出来る幸せ。
    圭くんの(とりあえずの)目標TOP100目指して、一歩一歩進んでくれたらよいですね。

    けがのないのが一番。
    試合に参加し続けられたら、きっとチャンスは巡ってくるはず。
    どこまでも応援します。

      引用  返信

  • 「圭は敗退…圭は機嫌悪いとコーチのグレンから連絡あった……でもテニスの調子は悪くない、相手がかなり良かったらしい。いずれにしろ先週より調子が上がったなら良しですな…」

    坂本正秀さんつぶやきより

      引用  返信

  • そうですね。過度の期待をしすぎてしまって反省しなくちゃ。
    強敵に勝って本戦INできたのだから一歩前進ですね。
    サーブ改造中だし、まだ先は長い。怪我に気をつけてほしいです。

    質問ね…むずかしいなぁ。

      引用  返信

  • 今日の試合、あっさり負けてしまい、残念でした。

    サービスゲームをきっちり取れるかが試合の結果を大きく左右しているなと思いました。サーブに苦手意識を持ってしまっているように感じましたが、どうか練習量などで乗り越えていってほしいと思います!

    長いブランクがあり、2月末に復帰してからまだ半年経っていません。試行錯誤中なのかもしれません。もう一度元のランキングに戻すのは、どんなに強い上位ランクの選手でもパンパじゃなく険しい道のりなのだ、という現実をテニス関係者の方からお話を聞かせていただきました。

    つい、応援に熱が入り気合が入りすぎてしまいました。

    昨年のことを思えば、試合が見れて、勝ったり負けたり応援出来る今は、
    すんごくうれしいことですよね!
    この状態のままということはないし、時間が必要なだけだと思います。
    生き生きとした感性、才能溢れるスリリングな圭くんらしいショットが
    いっぱい見られるはずです!
    錦鯉のみなさん、これからも応援していきましょうね!
    長文失礼しました。

      引用  返信

  • 鼻血さん、詳細かつ正確な記事&情報をいつもありがとうございます。(スポーツ全般を扱うサイトはちょこちょこ誤記載がありますよね。最近だけでも対戦相手情報や試合時間等々)
    >圭は機嫌悪い・・・
    それを聞いてなぜかホッとしましたw

    Washington大会での質問ですか・・・
    今大会の1stサーブの質みたいなことが知りたいです。
    日によって全く違ったのかとか、ミスでもコースをついてきわどいoutが多かったのかなど…素人なんでうまく言えませんが。
    改良中なんでしょうが、やっぱり1stサーブがゲームのカギを握るので。
    (本当は、今のメンタルトレーニングは彼にフィットしてるのかなど知りたいですが、大会事務局とは無関係なんで無理ですねw)
    もうひとりのきょうこさん、
    いつも玄人情報ありがとうございます。
    今回の圭君の映像も楽しかったですね。スゴイロ!

      引用  返信

  • 負けず嫌いの圭君だからかなり悔しいはず。
    でも、負けても何かをつかもうとしている圭君の姿が見える。
    前進あるのみっ。
    GO GO KEI!

    応援の皆様いつもありがとうございます!

    それにしても圭君のまっすぐな瞳と笑顔。。。
    たまらんのぉ。

      引用  返信

  • 負けて悔しいけど、又来週できるというのはいいですね。まだ若いし、これからじっくり体もテニスもつくっていってほしい。
    秀さん、部屋の掃除まにあったかな。不機嫌な圭のサンドバックになって下さい。

      引用  返信

  • もうひとりのきょうこさん、団長さん、いつも情報ありがとうございます。
    負けて機嫌が悪いのは不安なくテニスに打ち込めている証しではないかと、ちょっと嬉しいです。

      引用  返信

  • 予選決勝の調子から行くと、負けるはずないと思っていたのですが、うまくいかなかったですね^^;
    毎日試合があるなかで、調子の波を克服することはかなり難しいことですね。特に相手が強くなってきた時は…
    私的には、痛みがなくなった4月が本格復帰だったと思っています。
    まだまだ4ヶ月ちょい。でも、良い試合を見れた後は、ついつい欲張りになってしまいます^^;
    圭はそれだけの力を持っていると信じています。
    機嫌が悪いということは、ブレイクの時期が近いってことかも!

      引用  返信

  •  本人からのコメントがなかなか発信されないですね。
     ショックというよりか、それほど今回の敗戦に納得がいかない
    のだと思います。

     先日のアンダーソン戦勝利によって本人が得たものは極めて
    大きく、テニスの状態、精神状態共に最高で臨んだはずのATP500
    本戦の1回戦で、なぜ、1度勝っているランキング下降中の124位
    の選手に負けなければならないのかと。

     圭には、今回の敗戦で、プロの本当の厳しさというものを再認識
    してもらえればと思っています。

     引き合いに出すのもおこがましいですが、我々が学生時代でさえ
    「同じ相手に絶対に2度続けて負けるな!」と良く言われたもの
    です。精神的に負け癖がついてしまうからです。

     ましてや、それを業としているプロの世界では死活問題のはず
    で、クニツィンとしては、前回の試合内容を冷静に分析の上、容易
    ならざる覚悟をもって今回の錦織戦に臨んだはずです。

     それに対し、錦織としてはアンダーソン戦の満足度が大きかった
    あまり、「今の状態であれば、クニツィンには勝てるはず。それよ
    りもシモンに対してどう戦おうか?」といった油断がどこかにあっ
    たのではないかと思います。

     要は、この一戦にかける闘志と勝ちへのこだわりいう面で、試合
    前の段階からクニツィン≫錦織の状態があり、ずばり、これが今回
    の敗戦の主因ではないかと思っています。

      引用  返信

  • 連投すみません><

    団長、素敵なブログの紹介をありがとうございます。

    泣けちゃった…(p_;)

      引用  返信

  • macoさんのブログ、読めてよかったです。
    Keiはめいっぱい戦ったんですね。。
    わたしも泣けてきました。
    しかも彼のプレーは会場を沸かせたとのこと、
    そこがいちばん気になってたので、安心しました。

      引用  返信

  • 錦織くやしいだろうな~
    私も悔しい!
    今日1日ブルーだった。
    でも昨日は歓喜だったし、これを一喜一憂と言わずしてなんというw
    いけませんな^^ 次、次。

      引用  返信

  • 私も同じく、団長さん、macoさん、ありがとうございました。
    macoさんのブログ読んでてじーーーんときました(T_T)
    写真も感動しました。
    読んでたら、負けた試合でも映像を見たくなりました。
    スタジアムコートだったから勝ってたらGaoraもあり?って思ったけど無理かなぁ・・・負けたけど放送してくれないかな。

    それと、公式HPにmacoさん、コメント残されてますね。
    見たことないスピンショットって、とっても気になります。
    アンダーソンとのラストショット、ダウンザラインへの鮮やかなスライスウィナーもスゴク見たかった。
    ・・・試合映像見れる日が待ち遠しいですね。
    macoさんの息子さんも応援しています♪

      引用  返信

  • macoさんのブログ紹介ありがとうございました。
    私も感動しました。プロの厳しさが伝わってきました。

    敗因も的確に書かれていて、すっきりしました。
    相手の術中にはまってしまったということ。クニツィンの錦織対策が功を奏したわけですね。
    ディフェンスが強く堅実なプレーをされると焦りからミス連発という感じかしら…

    この敗戦は圭君にとって、ものすごくよい経験になったと思えてきました。

      引用  返信

  • 昼間の ある場所での鼻血さんのコメントと

    同じ気持ちですごしていましたが、

    ここの皆のコメントや 圭君の状況を垣間見て
    少し落ち着いてきました。

    「圭君の背中」
    プロの世界はそう甘くないぞ!と
    教えて貰ったことはありがたいことでしたね

    又 一段と大きくなった圭君を発見したいと思います

      引用  返信

  • macoさんのブログを読んで安心しました。その前にThe Daily Tennis Talk のインタビューを読んで、肘に少し支障が出たことも一月以上試合に出なかったことと関係があるという印象をうけていたので、思うように自分のテニスができないのかな、と心配していました。でもmacoさんのブログからは、攻撃的な自分のテニスをしたものの結果がついてこなかったようだとわかりました。
    攻撃と守りのバランスがうまくとれなかったのかな・・・こういうのも試合勘かな、とにかく怪我をしないで、あせらず前進していってほしい。

      引用  返信

  • 団長、いつも貴重な情報をありがとうございます。

    まだ20歳なのに英語の受け答えも難なく出来るNishikoriのたくましさを動画で見られただけで、これからの彼の長いATPライフがどんなに明るく拓けているか夢見させられました。

    ほんの1つの敗戦によるショックから僕が立ち直るには充分でした。どうもありがとうございました!

      引用  返信

  • おはようございます。
    昨日の試合から1夜明けて、皆さんのコメントを読んで、
    勝っても負けてもこんなに応援してくれるファンがいて、
    圭くんは本当に幸せですね。

    この弱肉強食のテニスの世界では毎日厳しい予測不能な戦いばか
    り。そして「絶対に勝てる試合」も「絶対に勝てない試合」も
    なくて、相手が誰でもいつも勝負は0-0からのスタート。

    だからこそ誰にでもチャンスは訪れるし、何が起こるかはわからな
    い。それが私にとってのテニスの大きな魅力です。

    「昨日」とは全然違う相手がいる「今日」を戦うために圭くんが
    必死に「今日」の自分のベストを尽くそうとする限り、「今日」の
    結果に関わらず、必ず「明日」への大きな財産になるはずです。

    本人が一番がっかりしているでしょうが、こういう試合の後こそ、
    しっかり体のケアをして美味しいごはんを食べて睡眠を十分とって
    また元気な姿をコートでみせて欲しいです。

      引用  返信

  • 公式ブログに圭のコメントきました!

    やっぱり、相当ショックだったんだよね〜(>_<)
    気持ちを切り替えるのに時間かかったもん(-_-;)
    でも、前を向いてトレーニングあるのみ!
    GO!GO!圭!\(^o^)/

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。