マイクシャクの驚異のプレーに押されたが、プレーは悪くなく体力勝ち(2019全豪オープン1回戦レビュー)

2019 Australian Open (Grand Slam)
1st Round
Kei Nishikori[8] def. Kamil Majchrzak[Q], 3-6,6-7(6),6-0,6-2,3-0,ret.

シード選手の初戦。まだピークに持っていく段階ではない。そして相手は予選上がり。試合勘ができており、上り調子。加えてチャレンジャー精神による思い切りの良い攻撃。

と、アップセットが起こりやすい条件は揃っていました。
しかし百戦錬磨の錦織圭、長丁場の5セットマッチで修正のチャンスは数多く訪れるでしょうし、相手は176位でグランドスラム本戦経験はなし。トップ15以内との対戦経験もなし。
押される場面はあるとしても、最後にはなんとかしてくれるだろうと思って見ていましたが・・・。

とにかくマイクシャクのプレーが見事でした。見事すぎました。
最初の2セットの内容は少なくともトップ20級の評価をしても良いと思います。
特にバックハンドが素晴らしかった。ダウンザラインへの展開が早い。リターンも逆クロスに打ち、錦織の読みを外す。
この試合は錦織のバックハンドの調子が悪く、まずはクロスラリーから立て直そうとして、そこを読まれたことも要因です。
ちょっと、早いテンポのラリーに素直にお付き合いしすぎた感はあります。

何回か訪れたBPのチャンスを活かせなかったことも苦戦の要因ですが、そこでのもったいないミスは1,2本だったかな。
そんなに錦織のテニスが悪いわけではありませんでした。

マイクシャクはサーブもよく、アドサイドのワイドへのフラットサーブ、200km/h超えが要所でよく決まっていました。
デュースサイドはワイド、センターともに効果的でした。

1stを取られ、2ndも1ブレイクダウンの3-5まで行きましたが、錦織の集中力も徐々に高まっていました。
しぶとく返球しブレイクバックして吠え、タイブレークでもなんとか6-5でセットポイントを握ります。
ここでオープンスペースを作りながらも痛恨のフォアミス。
なんと2セットダウンになってしまいました。

しかし、この時点でもまだまだ錦織が勝つ可能性は50%以上あったと思います。
そもそも最後までマイクシャクがあのプレーを続けることができるとは思えませんでしたし、逆にそれができたら単純にマイクシャクを褒めるべき、と思いました。また、マイクシャクのレベルが落ちなかったとしても、錦織にはまだレベルを上げる余地があったと思います。

そして、2ndセットのスタッツを見ると、実はわずかに錦織が上回っていたように、錦織が苦しいながらもマイクシャクのテニスに対応していました。錦織に2セットを落とした落胆の色が見えたので、メンタルのダウンによるプレーレベルの低下だけが心配でしたが、いつものように気持ちを切り替えさえできれば、十分逆転可能だと思えました。

マイクシャクも相当にオーバーペースで突っ走っていたと思いましたので、錦織が2ndセット後半のようにプレーすれば、どこかで落ちてくるだろうとの予測もありました。

そう考えていた矢先、3rdセットの序盤からマイクシャクの様子に異変が生じました。
腕も足も痙攣し、満足にプレーすることができなくなってしまったのです。
今は「シューゾー・マツオカルール」はありませんので、痙攣は自然な体力消耗とみなされ、MTOを取ることができません。
マイクシャク、とてももう1セット取れるような状況ではありませんでしたが、リタイアせず5セット目まで続行。

似たような例で、2004年全仏決勝でコリアが2セットアップから痙攣し、3rd、4thセットを捨ててファイナルセットに賭け、動きが復活したことがありました(結局6-8でガウディオに敗れましたが、プレーレベルは戻っていました)。

そういうこともあったので、ファイナルセットでの復活を少し警戒していました。実際4thセットでは多少回復していましたし、一発狙いのショットも結構決まってきていました。

錦織もファイナルセットでの相手の復活は警戒してたようで、しっかりプレーし、ファイナル3-0となったところでマイクシャクがリタイア。

1回戦から4時間越えのドロドロのファイナル勝負を覚悟していましたが、最終的にはそれほどの体力消耗もなく、ややラッキーな勝利ではありました。

錦織も、スコアには不満があったと思います。
ただ、試合後のインタビューを聞いてもしっかり状況分析はできているようで、まずマイクシャクのプレーが良かったこと、自分のプレーも悪くなかったということを言っていました。
私も、2セットダウンだったものの、悪くない内容だと思いました。

特に、フォアはやはり昨年と違いますね。振り上げ系が減りましたし、ストレートへのプレースメントが良くなっています。
なかなかウィナーが決まりませんでしたが、それはマイクシャクのディフェンスの良さだったと思います。
ほんと、なんで176位なの?と言いたくなるプレーでした。
意外性のある、錦織より錦織っぽいプレーだったような・・・。
今後、チェックしてみたい選手です。

結果としてはラッキーな側面もあったものの、2ndセットで相手に食らいつき、セットポイントまで漕ぎつけたプレーが相手の体力を奪ったと解釈することもできます。
逆に言えば錦織を倒すためには、ペース配分を無視してあれくらい攻撃的に、かつあのくらいミスなくプレーしなければならないということです。
それを5セットマッチの最後までやり切るということは並大抵のことではありません。
2セットアップの状態で痙攣してしまったマイクシャクも、「もったいない」ではなく「よくやった」だと思います。
経験だったり、余裕の有無だったり様々な要因が絡み合った結果だと思います。
鍛えぬいた錦織の身体の勝利と捉えることも可能でしょう。

まー、なにはともあれ、勝ってほっとしました!笑(本音)

勝ってくれるとは思っていましたが、2セットダウンから3セット連続で取る確率は、セット勝率が8割あったとしても51.2%ですから。
痙攣がなければ、負ける可能性も結構あったと思います。

まあ、ここで一度ピンチを迎える経験をしておくことも、後々悪くないものです。
劣勢でも相変わらず諦めない錦織の姿が見れてよかったと思います。

12 件のコメント

  • 団長 様
    丁寧なレビューを有難うございます。

    この試合を自分ならどう表現するか思い悩んでいましたが、団長さんの
    レビューに、率直に、そうか その通りだった と 感服しました。

    にしましても、マイクシャク選手、私もフューチャーからの戦績を
     少しは細かく事前に見てはいましたが、とてもここまでの良い選手とは
      思い至りませんでした。
    やはり、直近にキャリアハイ、予選でのストレート勝ち上がりの戦績が
     マイクシャク選手の可能性を暗示していたのだと後付けで納得しました。
      ツァーテニスが如何に恐ろしく、興味深いものか、ワクワクしますね。

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  • 団長さま、レビューありがとうございます。
    時間がなくまだ見れていませんが、とても参考になります。
    錦織より錦織らしいプレーに、強いサーブが加わったら強敵ですよね。
    ただスコアは3-6,6-7で、ほとんどワンブレーク差。結果論ですけど巻き返せる範囲でしょうか。
    予選上がりということでちょっと安心していましたが、ティームがペールに、バウティスタアグートが、相手忘れましたがそれぞれフルセットやったように、予想されるリスクだったのかもしれないですね。
    男子のツアーは油断していい相手なんていないんだと思います。

    次はカルロビッチ、コートが速いのでちょっと厄介でしょうか?
    大吉おみくじのご利益で、是非勝利と、
    優勝祈願もまとめてお願いします📿

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  • 豪州在住の者で、初日から会場に来ております。
    前半2セット目までは、ファンの心情的にハラハラドキドキどころではない状況で、予選から勝ち上がってきた若き挑戦者が、あのペースを最後まで維持できるとは思いませんでしたが、まさかの展開にお祈りしながらの応援観戦となりました。
    いつも情報をいただくばかりの私ですが、今回は願かけのつもりで1月25日まで宿をおさえての初全豪観戦です。
    ささやかなご恩返しの想いをこめて、、全豪現地観戦Tipsを視野に入れつつ、情報をシェアさせていただきたいと存じます。あまり投稿をしないので、フォーラムへの参加方法も存じ上げません。そちらへの掲載の方が適当でしたら、お手数で恐縮ですが適宜移動?お願いいたします。ちなみに今年からスポンサーが一新されたせいか、いろいろ変更されてしまいチケット入手が以前より難しくなったと全豪観戦歴の長い地元の友人が申しておりました。

    【チケット編】
    1.豪オフィシャルチケット販売独占会社=Ticketekが2か月ほど前からセキュリティを強化し、国外からの購入ができなくなりました。昨年の10月時点では食事つきのお高いチケットは優先購入でき、レストランとの抱き合わせで良い席を確保することが可能でした。しかし、これにはカラクリがありパソコンの言語を「英語」に指定すれば購入可能です。たとえ豪州国内在住でもパソコンの言語設定が日本語に設定されているとハジかれる、ということをつきとめました。
    2.グラウンドパス3日、5日分」なるものが存在します。一見お得(ディやナイトセッションのチケットを買わずに、日本人選手が頑張っている自由に入れるコートだけを回るなら、もちろんお得)ですが、圭君やなおみちゃんは、RLA、MCAに入ることが多くなってきたので、これだけでは錦鯉のみなさまは消化不良かもしれません。オフィシャルサイトには、このグラウンドパスからディやナイトセッション、メルボルンアリーナ(旧ハイセンスアリーナ)の一部指定席(日陰のエンド席)にアップグレードができる、と記載されていますがこの3日、5日パスだと、それが使えません。アップグレードをしたいなら、面倒でも1日分ずつのパスを買うのがおすすめです。
    3.とはいえ、ナイトセッションだけのチケット(たとえばアーリーラウンドのロジャーやラファを見たい=ナイトセッション)のみを購入していて、昼間もぼちぼち会場内を見て回りたい、という場合はこのグラウンドパスが必要です。もちろんディのチケットをお持ちでしたら不要でございます。

    【会場よもやま話編】全てグラウンドパスで入れるコートです↓
    1.No.3コート2日目はバブリンカや太郎ちゃんの試合が組まれましたが、会場がこじんまりしているので並んでも入れないことがあります。確実に見たいなら前の試合から入っておく、など時間的に余裕をみることが大切。ちなみに私はDay2 圭君の試合を優先してMCAを確保。ヴィーナスの試合も第一セット終わりまで観てからNo.3に向かったところ、太郎ちゃんの対戦相手が豪州選手コキナキスということもあり、長蛇の列でとても入れる状態ではなく、やむなく撤退。コキナキス選手のリタイアにより2回戦進出が決まったので、次回は頑張ろうと心に誓った次第です。
    2.1573アリーナ (中国のワインメーカーとのこと。初日のロジャー戦で隣にいたチャイニーズのお嬢さんが意味を教えてくれました)
    ここはNo.3より、さらに小さいのですが(初日はディミトロフv. ティプサレビッチ、本日は大激闘だったモンフィスv. テイラー・フリッツなど)注目選手が組まれることが多いので席取り要注意です。
    4.メルボルンアリーナ(旧ハイセンスアリーナ)は両コートエンド=日陰が今年から有料指定席になっています。
    初全豪、まだ3日しか会場に行っておりませんが、現時点でわかったことをお伝えいたしました。

    初戦終了後は相手に気遣いをしたのか、ショックだったのかサインもせずに引き上げた圭君でしたが、今朝の練習ではダンテコーチが至近距離からがんがん打ち込むサーヴをひたすら返すことに集中。チャンコーチは隣でアドヴァイスをするというスタンスでボールは打たず。サインなどのファンサーヴィスはなかったものの、にこやかな表情だったので、なんとなく安堵しました。
    滅多にしない投稿で、いきなり長文失礼しました。
    明日はMCAで圭くんとなおみちゃん、続けてマッチです。応援頑張ります!

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  • 錦織は並みの予選上がりだったらまず普通に勝てるレベルのプレーだった、まぁ去年の錦織のサーブに好調のフォアを足した感じでかもなく不可もなく

    それに対してのマイフシャック、今日だけ偶然に覚醒して強いとかじゃなく、平均的にこのレベルのプレーができる実力者だと考えられる、全て仕組まれてたと思われる
    詳しく説明すると

    マイフシャックのチャレンジャーでも勝ったり負けたりしてる選手という事前情報は油断させるため、又はアーリーラウンドでスター選手潰して華々しく名をあげるための偽りの弱さで

    チャレンジャーレベルの試合に負けながらも本当の実力、プレーのレベルを磨いて、ランキングをトップ100圏外で充分な実力を養成して、トップ選手からのアンテナにひっかからないように

    要チェックされないようにマークされないようにしながら、雌伏の時を待っていたに違いない、順調に勝ち進みすぎるとすぐにマークされて研究されてメンタルごと潰されるからね

    例えばテイラーフリッツがその典型例でしょ、いくら才能あっても若手で戦場に突っだらメンタル壊されて伸びなくなるからね、そんな風に平均年齢が上昇したテニス界において年上にボコられて拗ねてトミックとかフリッツみたいに
    才能を腐らせる事がないように

    チャレンジャーレベルで、一見弱い選手とみせかけて実力を温めて育成されて来たんだと推測できるね、コーチの慎重な育成指導の賜物だと思う

    だからチャレンジャーでの試合を通じて実力が充分にトップ選手に潰されないプレーレベルに達した、ここぞというタイミングでスポンサーへのアピールに使える有名選手の首を、錦織の首を取りに来たんだな、大々的に出世するために

    2年前の杉田も同様の作戦でチャレンジャーで実力を養ってから一気にツアーレベル優勝まで行ったもんな

    錦織に特化して練習でもしてきてないと錦織の速さにあんなに簡単に対応できる奴はいない

    全豪の運営から1か月前から錦織と対戦するやって事を知らされてたんじゃないかってレベルで錦織への対策されてた、2ndのぶっ叩きとかあんなにやれる奴はチャレンジャーレベルにいるはずない

    (予選勝ちあがって来たから仕込みなんて無いじゃないか?という反論もあるかもしれないが、予選三戦勝つなんてこいつのレベルなら当然朝飯前にできるレベルがあるからね)

    筋書きとしては「彗星のように現れた若手ポーランド人、世界ランキング9位のあのnishikori を初戦で破る!!upset!!」今日がこいつのデビュー戦で世界に名を売りスポンサーとかにアピールするチャンスという計画だったのだろう

    錦織を退治して世界のテニスファンのスポンサーの注目を集めてデビューする予定だったんだろう、そうじゃないとチャレンジャーレベルという説明がつかないレベル、覚醒したからできるというプレーではなく日常的にあのレベルができるという奴のプレーぶりだった

    贔屓目なしにサーブもリターンもバックハンドもドロップも才能の塊、全てを小器用にできると感じたね、タッチの感覚が優れてるって奴なのかな

    本当錦織からしたら最悪のマッチアップだったな、チャレンジャーレベルのフリをした怪物を初戦からぶつけられるんだからさ、全豪の運営はこんな奴を初戦にぶつけくるとは差別以外に何と言うのか

    たまには確実な噛ませの雑魚を当ててもらいたいものだ、逆に言えば運営から錦織ぐらいが丁度良いマイフシャックへの噛ませ犬と思われたのかもしれないが、

    負けたけど本来の実力がバレた今となってはこのランキング詐欺のポーランド人はチャレンジャーを卒業して本来の実力を剥き出しにしてツアーレベルに食い込んでくると予想

    今日に錦織に勝つ事でツアー参入の足掛かりの大量のポイントをゲットを狙ってんだろうけどな、水分補給とかの3セットのやり方を知らなかったのが裏目に出た

    まぁ次に戦ったら錦織も少しは対策を練れるとは思うが正直言ってネクジェネの波が来てしまった感がある

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  • 団長さん、秋山さん、良く言って下さいました❗
    私も棚ぼた式ラッキーではない!と思います。
    チャンコーチも最近言われたように、「錦織は完成形に近づきつつある」~~嬉しい言葉❗
    ケガに苦しみながらも、努力と経験を重ねて、やっと心技体が整って来た証と思いたい❗
    圭クンが確か小学生の時、ノートに「いつでも、どこでもラッキーは来る」と書いてましたよね。昨日、試合中にもその言葉を思い出していました。きっと逆転してくれると❗
    本当はハラハラでしたが、何よりも勝てて良かった❗
    次も次も強敵続き……暑さとケガに気を付けて頑張れ❗❗ 

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  • 全豪オープン、初観戦してきました。
    ここに載せるのが相応しいかわからないのですが、GCママさんに便乗させて頂いて。ただの長い感想文になってしまったので、興味のない方は、スルーしてくださいね。

    朝、公式サイトで練習スケジュールをチェックして、機内で勝利を喜び合った方のおひとりと錦織選手の練習コートへ。
    ここは日本?と見紛うほど日本人の皆さんでいっぱいでした。明日もたくさんの応援があることでしょう。
    今日はそこまで気温が高い感じはしなかったのですが、日差しが強く、長い時間日向にいるのは結構キツイ。見学は短時間にして、日陰に退散。
    錦織選手も何度も日陰での休憩を入れながら、ひとつひとつストロークなどを丁寧に確認している感じでした。
    暑さは体調管理が本当に大変ですよね。
    明日は、日中気温が上がりそうで、にわか雨と予想している天気予報もあります。(今日も何度か霧雨程度の雨が)どうか選手にとって過酷な天気になりませんように。

    会場には、飲み水補充用の水道やミスト、大きなファンなどがあちこちに設置され、ちょっとした日陰や座れるベンチなどがたくさんあり、観客に優しいです。
    東京オリンピックでも是非。。。

    見学を早々に引き上げ日陰で休んでたお陰で良い事も。
    顔を上げたら、目の前に練習を終えたダンテコーチとチャンコーチ、続いて錦織選手が。チャンコーチに写真をお願いしたら、撮り終えるまで待ってくれるいい人でした。気の利いたことのひとつも言いたいところなのに何も言えず。反省。

    午後は、ロッドレーバーで女子のバーティ、フェデラー、ナダルの試合を観戦。
    やはりフェデラーとナダルは普通じゃなかった。
    とても雰囲気だけの表現で申し訳ないですが、フェデラーの打つボールは、羽根が生えたようにふわっと、ラインやコートのとんでもないところに吸い込まれていき、ナダルのボールは、ナダルのうなり声と共にパワーを増して突き刺さり。。。
    生で観ると、なんだか漫画のように思える場面が何度もありました。
    そして、会場の雰囲気を一気に変えてしまう力もある。
    フェデラーピンチの時など、大きな声援だけでなく、「ロジャー、お願い」と祈るような声があちこちでさざ波のように広がってました。
    トップに立つには、こんな超越した人達に打ち勝たないといけないなんて、えらい事です。

    観たい試合は山ほどあったのですが、今日のところはここまで。
    最後は、ナダルのインタビュアーとして登場したマッケンローを眺めつつ終了です。
    会場は広く、別のコートをチェックしに回るだけでも結構ヘトヘトになりました。

    フェデラータイブレの緊迫した場面で、翌日の OOPが発表されていることに気づき、試合を横目にチケット入手にあたふたしましたが、Fanmarketplace(不要チケットのリセール、購入ができる公式サイト。何故かこちらはTicketekなのに日本語設定でも問題なし)のお陰で何とかマーガレットコートのチケットが手に入りました。

    明日は、マーガレットコートに腰を据えて、全力応援です!

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  • 団長さん、ご多忙の中、レビューをありがとうございました。冷静かつ行き届いた分析で、とても興味深く拝読しました。

    おっしゃる通り、錦織君の調子が悪かったわけではないですよね。マイクシャクの怒涛の攻撃が本当にすさまじかった。サーブやショットを振り抜くスイングの速さに驚きました。しかもコースを読ませず逆を突いてくるし、小技も効くしディフェンスもいいし。上り調子の若手は怖いものなしの捨て身の術で向かってきますね。
    錦織君はそれをうまくかわして、緩急つけたテンポで相手のリズムを崩す老獪なテニスもできたはずだが、あえてそうしなかった? ひょっとして、相手の実力を見極めたいという純粋な好奇心に駆られているのでは?と思って観戦していました。
    こうやって相手のリズムで真っ向勝負のストローク戦をして、苦境に陥ったことが過去にもあったはずなのに。
    錦織君は勝敗を重視する一方で、真のテニス好き、テニスの求道者みたいなところがあるような気がしてならないんです。
    以上、私の勝手な妄想です。

    GCママさん、moopyさん、詳しい観戦記をありがとうございます。錦織君の練習を間近でご覧になったのですね。うらやましい限りです。元気に練習に打ち込んでいる様子を、自分も垣間見れた気がしました。

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  • 5chねらーさん,
    フリッツは結婚、出産などがあり停滞はあったかと思いますが決して潰されてしまった訳ではなく、今日もモンちゃん相手に見事な勝利をもぎ取りましたね。随所に220キロのサービスもあり今回ダークホースになる予感もしますよ。

      引用  返信

  • 相手が良いプレーをしたのは間違いないし、錦織君もそれなりのプレーをしたけれど、しかし、しかし、ブレークポイントを何度も取り切れなかったのは、それまた、まだまだ。特に試合入りの数ゲームにあったチャンスを逃したのはデジャヴ。そして、タイブレークのセットポイントまで逃したのは⁉相手のサービスが良かったで納得したくない。その一方で、暑さの中で3セット先取の状況を良く汲んだテニスだったのかもしれない…。と言う訳で、勝ったから取り敢えずオーライ。

      引用  返信

  • 深夜のレビュー、ありがとうございました😊
    ぽわ〜んと感じていたことがすっきり言葉としておさまりました。
    マイクシャク選手自身が「今までで最高のテニスができた」と言ってますね。
    錦織選手の若き日を重ねます( ̄▽ ̄)トップ選手とやるときの期待感、ワクワク感を
    伴って、相手の高度なプレーに引き出されるように、自分の持っているものが引き上
    げられるという感じでしょうか。錦織選手がいよいよそういう立場になったというこ
    とでもあります。先日の本田選手との対談で「いいプレーのポイントでないと嫌」み
    たいな本音トークをしてましたが、緩急つけた勝てるテニスもできたかもですが、あ
    んな錦織選手みたいな相手に、ある意味火がついて真っ向勝負してみたかった部分も
    あったかもしれませんね。見てるこっちは、「まさかの初戦敗退」の文字がちらつい
    て、なんでバックハンドに集めるんだよ〜⁉️ねえねえ…にしこり〜てなもんでしたが。
    昨日は鍛え上げた錦織選手のフィジカル勝利と納得しています。

      引用  返信

  • 団長さん、納得のレビューありがとうございます。
    いやー、いろいろな意味で、画面で観ているだけで疲れる試合でした。マイクシャク選手のプレー、まさに驚異的でしたね。錦織選手、第2セットは内容が良くなりつつあったので、第3セット以降に期待していました。

    GCママさん、moopyさん、すてきな現地レポありがとうございます❗今年は日程が出張と重なってメルボルン詣でができなかった私は、皆さんのレポートを読みながら現地の様子を思い描いています。引き続きよろしくお願いいたします。

      引用  返信

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。