ダビデンコに学ぶ、今後の錦織に必要なもの

先ほどまでマイアミ・ソニーエリクソンオープン準決勝 ロディック vs ダビデンコをGAORAで見ていました。

ダビデンコは身長が錦織と同じなので、何か今後の錦織の方向性に関してヒントになるものがないか、という視点で見てました(コーチじゃないんだから・・・と自分突っ込み)。

その結果、参考になる箇所と参考にならない箇所を発見しました。

まず、ダビデンコは実はかなりのビッグサーバーだということが分かりました。

グランドスラム大会のStatsなどを見ていても、確かにダビデンコはサーブスピードの上位に入っていたりしていたのですが、ビッグサーバーというイメージは全くありませんでした。

しかし今日、注意して見るまでもなく結構なビッグサーバーでした。時速136マイル(217km/h)とか出してました(恐れ入りました)。

錦織と比較すると平均で20~30km/hは違うと思います。この点は、今すぐどうこうできませんから参考にはなりません。

反面、ストロークの精度には目を見張るものがあり、こちらは大いに参考にして取り入れてもらいたいと思いました(だからお前は何さまだ、と自分突っ込み)。

ダビデンコはシコラーのイメージがありますがもちろん強打もできます。全部を強打してくるのではなくてラリーの中でポイントを探ってから強打してきます。

ダビデンコと錦織ではプレイスタイルが違うので完全に真似をする必要はないと思いますが、配球が巧みで戦略に長けたダビデンコのプレーからは多くのインスピレーションが得られるのではないかと思いました。

ダビデンコと錦織のストロークを比較したとき目につくダビデンコの優れた点は、

  • ダビデンコの方が体のブレが少ない。常に膝が落ち、軸がしっかりしている。
  • 打点への入り方が無駄がない。
  • 方向転換が速い。
  • バックのクロスがいい。

あくまで私見なので、専門的な見地からおかしい点ありましたらすいません。その場合は優しくコメント欄で「めっ!」してください。

ダビデンコのストロークの方が見ていてハラハラする場面が少なかったです。もちろん錦織の試合は感情移入して見ているという理由もあるでしょうが、ダビデンコのストロークはとにかく準備が早く、打点への入り方が的確なので安定感があります。

バックのクロス、というかバックハンドは全般的にダビデンコの方が振り切っていて、クロスへ引っ張る時の弾道に差を感じました。スピードは錦織も負けていませんが、スピンの量がやや多い分、ダビデンコの方が角度がついていると思いました。

今日はロディックに完勝し、最近の中ではかなり調子のいいダビデンコではありましたが、残念ながら今の錦織とは差があると感じました(世界4位なのですから当たり前といえば当たり前ですが)。

1年後、2年後と少しずつでも強くなっていって、いつかはロディック級の選手にあんな風に勝つ錦織が見たいです。

2 件のコメント

  • 全く同感ですね。あの足の速さできっちりとストライクゾーンに入れるのは、たいしたものだと思いました。あとは、ベースラインぎりぎりからネットダッシュするので、ネット攻撃のタイミングがすばらしい。もうひとつ、リターンのよさは、抜群でしたね。 いくら足が速くても、読みが浅いとボールにくいついていけませんが、まるで相手のボールがどこにくるかわかってるように(ロディックだからでしょうけど)ネクストのポジションへの移行がスムーズなのも、ストロークが確実に入った理由かもしれませんね。(これは全く独断の分析ですみません)錦織選手が果たして、どこまで彼のレベルにおいつけるか?楽しみです。

      引用  返信

  • とりあえずTennisnakamaさんのような目の肥えた方と同意見でほっとしています。
    ダビデンコは最近いまいちぱっとしないなあ(八百長疑惑なども影響しているように思います)と思っていましたが、大きい大会ではやる気を出してくる感じがしていたところ、やっぱり調子を上げてきましたね。

    ダビデンコの読みがいいのは姿勢の低さと関係していると思います。

    常に低くて上下動が小さいので、ボールをよく見れるのだと思います。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。