試合で緊張してしまいます。どうしたらいいですか?

テニスなんでも相談室の鼻血です。今日のお便りはテニス少年さんから。なになに?「試合になると緊張してしまいます。どうしたらいいですか?」

うんうん、そうだねー、わかるよ。試合、緊張するよね。

おじさんも経験あるよ。初めて出た試合は、ネット際10cmからネットするという離れ業をしたし、空振りもしたさ。

大人になってからも、ビビって落とした試合も結構あるよ。そんな私が言うのもなんだけどさ。経験から効果があったことを教えるね。なんか前にも記事にした気もするけど、気にしない。

1.緊張は悪いことではない

なぜ緊張するか、考えたことがあるかい?

それは「試合に勝ちたいから」緊張するんだよ。

どうでもいいや、とか思って試合に臨んだら緊張しないよね。その代わり、いいプレーも期待できないけどね。

緊張するっていうのは、やる気の現れなんだよ。

勝ちたい、でも負けたらどうしよう。そう考えるから緊張するんだね。

繰り返すけど、緊張するということは、やる気のある証拠なんだね。

そんなに悪い状態じゃないということを、知っておいて損はないんじゃないかな?

2.目先のことに集中する

試合が始まった瞬間から勝敗のことを考え続けるのって、疲れるよね。

考えてごらん。6ゲームマッチだとしても、試合が終わるのは最短で24ポイント先だ。ちょっと競ったら50ポイントくらいすぐ行っちゃう。

その間に、何とかするチャンスってあると思わないかい?

いきなり最初から勝敗のことを考えるよりは、まずは目の前の1ポイントをどうやって取るかを考えた方がいい。

その積み重ねの先に、勝敗があるんだよ。

そしてベストを尽くした結果、負けることもあるかもしれない。

でも勝者がいれば必ず敗者がいるから、しょうがないよね。

自分がすごくいいプレーをしたって、相手がそれを上回ったら負けてしまう。それが勝負の世界。

まずは目先の1ポイントを取ることだけに集中してみるといいんじゃないかな。

3.負けることではなく、力を出せないことを恐れる

「エースをねらえ」のお蝶夫人、知ってるかい?ファミテニも知らない君のことだ。きっと知らないんだろうね。

名前は竜崎麗華。縦ロールだ。

高校生なのに夫人だ。その点からも、すごい人なのは分かってもらえると思う。

そのお蝶夫人の言葉に、次のようなものがある。

負けることを怖がるのはおやめなさい。 それよりも、力を出さないまま終ることを恐れなさい。」

説明はいらないよね。

これは名言だ。肝に銘じておくように。

この言葉をかけられた岡ひろみは、目が覚めて素晴らしいプレーをしたよ。

4.メモを活用する

試合になると頭が真っ白にならないかい?

試合が終わってから、「ああしておけばよかった。こうしておけばよかった。」そう考えてしまう。

せっかくレッスンでいいアドバイスをもらったのに、緊張のせいで全部すっとんでしまった。

そうならないためにも、重要なチェックポイントは試合前にメモしておこう。

それをコートチェンジのたびに見るんだ。

重要なことを思い出させてくれるだけでなく、きっと心を落ちつけてくれる。

錦織も、コートチェンジのときにノートを見ていることがあったね。

5.「自分は何でポイントを取るか」を明確にしておく

やることが決まっていれば、ビビっていてもそれをやるだけだからね。私もビビりながらネットに詰めていくことが良くあるよ。それが結局自分のプレーで、ポイントが一番取れるって分かっているから。

私の先輩に、大学浪人時代にテニスを始めてジャパン(全日本出場者)になった偉大な人がいる。

あんまり格好いいテニスではないけど、メンタルが無茶苦茶強かった。

その先輩に、「●●さんでも、試合で固くなったりすることがあるんですか?」と聞いたことがあるけど、こう答えたよ。

「あんまりないな。だって俺のテニスは全自動だから。

どんな相手が来ても基本的に自分のやることは決まっていて、それをやるだけだから別にビビらないんだって。あとはそれが通用するかどうか。

でももちろん、鍛錬の賜物だろうね。少なくとも、「入るかどうか」は気にしちゃいない。つまり、いつでも最低限、「自分のやり方で、ボールは入る」という自信はあるということだ。そう思えるまで、練習を積み重ねたということだね。

もちろん相手が変われば戦術は変えるれど、基本的に自分のやることは決まっている。基本的に、それだどれだけ精度良くできるかだけが重要だと言っていたね。その先輩。

少年にそこまで達観することを要求はできないけれど、

「自分はこうやってポイントを取る」

というのは持っておく必要があるんじゃないかな。それがあれば、あんまり緊張することもないと思うよ。

そのためにはやっぱり練習が必要だ。どんなときにも入るショットじゃないと、得点源には使えない。何か1つ、できれば2つ、本当に得意なショットを持っておく必要があるね。

ボールが入るか入らないかを気にしなければならない状況は、やっぱり精神的にきついよね。

まだあるけど今日はこのくらいにしておこう。ガンバレ、テニス少年!

12 件のコメント

  • がんばれ少年!!
    なにごとも気合ダーーーーーッ!!

    応援が必要でしたらいつでも呼んでください。

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  • あこがれのお蝶夫人のお言葉、心に染みいりましてよ。

    先輩の言葉も深イイ!!
    テニスに大事なのは再現性を高めることでしたね。同じフォームで同じように打つことを繰り返し練習する。つまり試合でもいつも練習しているのと同じなのが一番いいということですもんね。

    僕もひとつ、予備校講師の言葉、
    「緊張してドキドキするのは悪い事じゃない。全身に酸素を送って活発な状態になっているのだから」

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  • ありがとうございます^^

    と~ってもためになりました!

    あ、お蝶夫人は知ってます!!
    前パソコンで「エースをねらえ!」のドラマの動画を見ました^^
    でもやっぱり全部CGだったからビミョーだったような覚えが。。。

    自分なりの「自分はこうやってポイントを取る」を見つけたいと思います。
    たぶんフォアハンドになるような気がしますが^^

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  • 拝啓、鼻血先生様。

    そのお言葉、ものすごく体にしみました。。
    ありがとうございます。

    PS.受験会場に向かう電車の中より

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  • 圭kunnさん

    幸運を祈る!

    テニス少年さん

    もちろん少年の場合フォアハンドになるでしょうが、もっと具体的にね。

    「スピンのかかった球で深く打ち、相手を下げておいてから短い球を叩く」

    とかね。

    となるとどういう練習をすればいいか、決まるよね。

    短い球を打つときの精度が悪いなら、それまでのショットがいくら良くても意味がなくなるので、チャンスボールの打ちこみ、アプローチショット、決めボレーは、普通のストロークと同じくらい時間をかけないとね。

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  • どれも大切なことですが、”5.「自分は何でポイントを取るか」を明確にしておく”は今の少年君にとって一番必要なことかもしれませんね。
    私も中ニの頃初めて通った本格的なスクールでパターン練習というのをやってポイントの取り方を覚えました。
    (チャンスボールを相手のバック側に叩き、帰ってきた球をオープンコートにボレー。コーチは相手のバック側に寄って球出ししてくれました)
    それ以来自分の得意なショットや試合でこれが出来たらなぁと思うショットを練習で身につけ実践するようになり、ポイントを取るパターンが出来てきて勝てるようになりました。
    また、練習をたくさんしていれば試合でも自分のショットに自信が持てるようになります。
    試合の雰囲気にのまれないよう試合を数多くこなして試合慣れするのも必要ですね。

    シュティフィ・グラフは「相手のマッチポイントなのになぜあなたはあんなにフォワハンドを強打できるのか?」という質問に対して「私は毎日何千球ものボールを打っています。こんなに練習している私がミスするはずがない」と答えています。練習は試合での自信に繋がります。

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  • 白ごはんさん
    ありがとうございます!

    ぜひ今度また^^

    netdashさん
    なるほど。
    パターンですか^^

    どうしても適当に打ちがちなので気をつけてみて、自分のパターンを見つけたいと思いますー^^

    falsteloさん
    スクールでひとつ上のクラスに入れたらそういう練習ができそうなので早く上がりたいです^^
    でもコーチに上げるかもしれないと言われてるので、期待^^

    確かにまだあまり試合慣れできてないので、もっと大会に出ようと思います!
    ちなみに早速来週の日曜日大会があります^^

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  • なるほど、再現性と何でポイントをとるのか、この二つの点を今年は、意識して練習してみよう。

    ところで私は、もっと速くて重いボールを打ちたいのですが、どうしたらいいのでしょうか? 

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  • 「自分はこうやってポイントを取る」
    →団長、了解しました!!

    「負けることを怖がるのはおやめなさい。 それよりも、力を出さないまま終ることを恐れなさい。」
    →お蝶婦人、了解しました!!

    「緊張してドキドキするのは悪い事じゃない。全身に酸素を送って活発な状態になっているのだから」
    →C太郎さんの予備校の先生、了解しました!!

    来週、試合があります。勝たなければならない試合です。
    これらの言葉を胸に自分の現在の力(あったっけ・・・)をフルに出すよう努力します。

    テニス少年さんも、頑張ってくださいね。

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  •  テニス少年さん、ムンママさん、日曜日の試合頑張れ~!!

     パターン練習、良いですねぇ! 懐かしい響きの言葉です。

     昔むかし通っていたスクールで、5人のクラスの時期があって、
    死ぬほどいろんな種類のドリルをやった覚えがあります。
    無茶苦茶テニスの腕が上がったし、自身もついて、
    生徒同士の練習試合では、人のいない方に打てるようになったのを
    覚えています。

     そう、テニスは相手の逆をついてナンボですよ~^^)

     アチキも今度こそ、スクールに通う余裕のある会社で働きたい!

     あ~、テニスしたいー!!!!!

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  • 高校生の時、対抗戦で5-0からまくられて5-7で負けた僕が通りますよ~。
    最後に書いてある通り、たくさん練習して「このショットはミスしない」という自信を付けることが1番の解決策だと思いますよ。
    セカンドサーブに自信が付けばファーストサーブも良くなるし、「緊張」に対して乗り越えられるのは「自信」だと思うよ、少年!「自信」があったら緊張もしなくなる。

    あ、Cさんは全身への酸素の送り方練習した方がいいw

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  • chachaさんに質問されていることに今気が付いた・・・すいません。
    今度の記事ネタとさせてください。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。