片手バックハンドの優位性とは?

春ですね。春は職場にも新人さんが入ってくる季節ということで、毎年恒例の、職場のテニス部の初心者講習会とやらでコーチをやってきました。

そこで毎年思うのですが、初心者にはバックハンドを片手と両手、どっちを勧めればいいんでしょうね?

女性の場合はほぼ100%、推奨するまでもなく両手打ちになってしまいます。
男性と比べて力が無い上に、技術的にもとっつきづらいみたいです。

問題は男性です。筋力的には十分です。フェデラーあたりを知っている人は何も言わなくても片手で打ち始めたりします。

私自身、片手バックハンドですし片手を心情的には勧めたいところなのですが、どうも世の中見渡してみると両手打ちにしておいた方が本人のためのような気がしてしまいます。

プロの世界でも男女問わず両手打ちが主流ですし、高い打点もショートクロスも両手打ちなら打ちやすいです。「俺は片手バックハンドのスピンがウィンニングショットだ!」という人も中にはいるでしょうが、少数派だと思います。

もちろんちゃんと技術を習得すれば、片手だろうが両手だろうが攻撃的なショットは打てるようになります。しかし「片手が両手より優れている、構造的な理由」というものがなかなか見当たらないのです。

ちょっと整理してみます。「片手だって力強く打てるぞ!」とかの突っ込みについては、承知しておりますのでナシの方向でお願いします。
あくまで相対的、かつ一般的な比較です。

明らかな誤りおよび見落としの指摘は歓迎します。 

両手バックハンドの利点

・高い打点にも対応可能
・ショートクロスが打ちやすい
・(初級者)力強く振れる
・(初級者)面が安定しやすい
・片手より遅い打点でもOK
・オープンスタンスで打ちやすい 

両手バックハンドの欠点

・リーチが狭い(※1)

片手バックハンドの利点

・リーチが広い(※1)
・スライスとの打ち分けが容易
 →ネットプレーへの移行がスムーズ(※2) 

片手バックハンドの欠点

・高い打点のスピンでの強打が難しい(スライスになる)
・打点をかなり前にする必要がある(スピン)
・オープンスタンスが難しい(パワーが出にくい)

 

・・・どうも片手の方が分が悪い感じがします。

しかも、※1)※2)のところは、実はよく考えてみれば、

※1) 片手バックハンドの方がリーチが広いと言えるか?

確かに手を伸ばせば片手の方が遠くまで届きますが、その反面、片手では打点を前にしなければならないのでトータルで考えると両手との差があるかどうか分からない。

自分でダブルハンドをやってみると確かにリーチが狭い気がするが、これは単純に慣れていないからだと思われる。

※2) 片手バックハンドの方がネットプレーへの移行がスムーズか?

歴代の名ネットプレーヤーは片手打ちが多いです。

マッケンロー、キャッシュ、ベッカー、エドバーグ、サンプラス、ラフター、ヘンマン、鈴木貴男など。

彼らのスライスでのアプローチは例外なくキレキレでエグいです。

しかしそれは「片手だから」なのか因果関係がいまいちはっきりしません。

単純に両手打ちの人はフラットやスピンの強打で勝負するのでネットプレーヤーほど練習していないでしょうし、前に出る機会も少ないでしょうし、逆に考えれば片手打ちプレーヤーは単純に強打だけだと両手打ちに対して分が悪いので、スライスやネットプレーをまぜて勝負している、と考えることもできます。

個人的には両手打ちの人でもスライスとアプローチをしっかり練習すればスムーズにネットプレーに移行できると思います。 

・・・という風に、結局片手バックハンドの両手バックハンドに対する優位性がほとんど見当たらない状態なのです。

片手できれいにスピンを打つとかっこいいですし、「なんとなく男前」wなイメージがあります。
片手うちの女性プレイヤー、エナンもモーレスモもスアレスナバロもテニスが男前ですw

でも男前さ加減と優位性は関係ないし。

そんなこんなで、新人さんには毎年のように「私がテニスを始めた頃は片手が主流だったけど、今は両手が主流です。」と言ってとりあえず両手を、

不本意ながら

推奨することにしています・・・。もちろん片手で打ちたい人にはそのまま片手で打ってもらっています。最終的には片手を選ぶ人も結構います。

でも来年からは、

自信を持って片手を推奨したい

ので、誰か片手バックハンドの優位性について教えてください!!

32 件のコメント

  • う~~む。
    私も長年、バックは両手打ちなんですが、
    団長の分析を読んでたら、フォアも
    両手打ちの方がよいのかしらんと
    思っちゃいました(^_^;)

    国内でフォアの両手打ちといえば、
    森田選手、中村選手・・・。

    お時間が許せば
    どなたか、そちらの方の分析も
    よろしくお願いします。
    最近、(年齢のせいもあって)
    パワー落ちまくりです。

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  • あー両手フォアか・・・
    フォアは片手の方がパワー出そう(両手だと動きが制限されそう)な気がするんですが、これもどうして?って言われたら私は答えられませんね・・・。

    フォアが片手の方が力が出るんだったら、「持ち替えて両方ともフォア」って選手がいてもよさそうですけどね・・・。

    って、世の中金子秀樹バリの器用な選手ばっかりになってもすごいものがありますけど。

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  • 僕は両手バックです。
    でも片手に憧れてて、たまに練習してます。
    でもスライスも苦手ですし、無理そうです^^;;;

    でも片手はかっこいいですよね^^

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  • 両手バック+片手スライスが今では主流な気がします。
    両手と片手のいいとこどりでできるので。

    私はフラットは片手の方が速い球が打てる気がします。
    片手の利点として
    ・腕一本なら自由度が高い=スイングスピードの最高速が速くなる
    ・打点が遠い→回転半径が大きくなりエネルギーが大きくなる
    だからなのではないかと思います。
    フォアで両手が少ないのは上記の理由だからなような気がしますしね。
    片手より両手の方が面が安定するってのは練習量でカバーできるでしょうし。

    ただ、私は最初に習ったのが両手バックで
    安定感重視なのでバックハンドは両手スピン+片手スライスですが・・・。
    間違いなく片手の方がカッコいい気がします(笑

      引用  返信

  • jijiは世にも珍しい、両手フォア、片手バックでした。
    jijiたちの2世代前にパンチョ・セグラというエクアドルの選手がいたそうで、当時としてはとてもめずらしい両手打ちのフォアで世界NO2だったそうな。
    ttp://www.jouhoumou.net/~au-saga/lendl/gonzales_index.htm
    ttp://www.jouhoumou.net/~au-saga/lendl/column7_history2.html
    jiji達の若かりし頃、クリスエバートが華麗なバックハンドで両手打ちが市民権を得て、すぐその後、ご存じのボルグが両手打ちを攻撃の武器に格上げしました。

    当時、女の子ではバックの両手打ちもぼちぼち見受けられるようになりましたが、フォアの両手打ちはさすがに少数で、有名なところとしてはかの「自分探しの旅」で議員を辞職した柳川高校出身の古○くんくらいでした。(彼はフォア・バックとも両手打ちでした。)

    片手バックの利点としてはjiji達の高校生の頃は、まだハードコートがほとんどなく、クレーといっても整備不良で雨など降ればバウンドすらしないような中で、ボールを下から持ち上げて相手のコートに入れるには、すごくアドバンテージがありました。

    以上、長々と昔話でした。

      引用  返信

  •  他の方の意見と重複する部分があるかも知れませんが、
    片手か両手かというよりも、勝つためのテニスをするため
    には、少なくとも片手スライスはうまくなる必要がある、
    ということだと思います。

     なぜなら、片手スライスは、以下のような局面で明らかに
    優位性のあるショットだと考えるからです。
    ・リーチが必要とされる浅い球や守勢に回った場合の
     処理
    ・ボレー(片手)へのスムースな連続性が求められる
     アプローチショット

     この片手スライス、両手しか練習していなかった人が
    うまく打てるようになるのには、結構つらいものがある
    のではないでしょうか? 逆に、片手で打てていた人が、
    後付けで両手を習得するのはそんなに難しくはないような
    気がします。

     そこで、初心者の男性に教えるのにはどちらがベター
    なのかという本題に対しては、
    ・最終的に王道を目指す男性には片手
    ・早くテニスを楽しめるようになりたい男性には両手

     というのが私の認識です。

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  • 僕は両手バックなんですが、フラット気味のボールしか打てません…
    両手バックでスピン打てる人ほんと尊敬してます。。。orz

    でもたまに片手バックやってみるとなんか、スピンがカンタンにかかる印象をうけたりするんですよね…
    肩の可動域が片手バックのほうが広いからかな!?
    と個人的には思っています。

    でもとあるプロのコーチは
    「これからは片手バックが全くいなくなってしまうような時代が
    来るだろう。」と予言されてました。
    両手バックは「左手のフォアハンド」みたいにしてフォアと同じように
    たたけたりするところがやはり片手との一番の違いであり
    アドバンテージだそうです。

    でも現ジュニア一位のディミトロフは片手バックでフェデラーみてぇな
    キレーなフォームですげぇ球打ってますからね…

    やっぱ何年後かにディミトロフがATP一位になったら片手バックを、
    にしこりが一位になったら両手バックを勧めるべきじゃないですかwwwwwwwだんちょ

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  • 確かに片手スライスは両手打ちの人にも必須だと思います。
    両手だとスライスを練習する機会は少なくなりがちですよね。
    私なんかはスライスから覚えたから逆に、まともにスピンが打てるようになったのは大人になってからですね。
    それまではパスにしか使ってませんでした。まあシングルスになれば足が追い付かないのでやっぱりスライス主体ですが・・・。

    片手バックがいなくなる時代、ありえそうで怖いですね。
    まったくゼロにはならないかもしれませんけどね。

    1990年代、なんでもかんでも両手打ちになってから2000年初頭にはクレーコーターの台頭とともに少し片手打ちも増えた気がしたんですが、今はまた減ってきた気がします。

    チャンピオン級は不思議と片手が意外といますよね。
    フェデラーとエナンのコンビで男女No.1でしたし。
    サンプラス、レンドル、ベッカー、エドバーグ、ラフター、フェデラー、エナン、モーレスモ、グラフなど。

    今のプロで片手打ちと言えば・・・

    フェデ、バブリンカ、ロブレド、ハース、ユーズニー、ゴンザレス、ガスケ、フェリロペ、Dセラ、リュビチッチ・・・

    このくらいしか思い浮かばんぞっ!!
    こんなに少ないのかっ!!

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  • アルベルト・コスタとかペトル・コルダとかアンリ・すこんちょとかいいバック打つ人いたな~。
    忘れちゃいけないクエルテンも。

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  • 優位性かぁ、う~ん難しいですね。
    ほぼだんちょの分析でOKじゃないでしょうか。
    自分は片手バックですが両手も得とくしたいと思いチャレンジしますがどーしてもしっくりキません。
    肩を開いてタイミングを取れないというか・・「出来てるよ」って言ってくれる心優しい方も居ますが自分的には「納得いかんっ!」って感じですww
    ですから優位性よりは個人の感覚の問題であり、片手だから強くて両手は弱いとか、その逆に両手だから強くて片手だから弱いとかの話では片付かないと思います。
    要は片手だろうが両手だろうが「個人」が強いということだと思います。歴代の名選手、特にNO.1選手はレーバー達まで遡ると面倒だし殆んど片手でしょうから、そーですね、コナーズ(両手)、ボルグ(両手・でもフォロースルーは片手)、マッケンロー(片手)、レンドル(片手)、ビランデル(両手)、エドベリ(片手)、ベッカー(片手・NO.1になったっけ?ボリさんw)、サンプラス(片手)、ラフター(片手)、リオス(両手)、フェレーロ(両手)、ヒューイット(両手)、サフィン(両手)、ロディック(両手)、フェデラー(片手)、ナダル(両手)・・・かなり飛んでる選手が居ると思いますが(その選手のファンの方、申し訳ない。補足して下さい)、なんとなく両手の選手の方が「短命政権」で終わってるという印象がありますね。
    コナーズが爆裂フラット野朗しかも両手・左利きで一世を風靡したときも「片手の時代は終わった・・」とか言ってましたが、そーはならずでしたねw
    教える側が「両手がルール」「両手が絶対」とかっていう教え方に全世界が統一されれば「片手死滅」になるでしょうがそーなりはしないだろうと思いますよ。高い打点のハードヒットやスピンでの対抗は「両手」、その他の打点での対応はフェデ並の片手が理想型かと思いますね。
    ・・・おかしいなぁ、そー思って両手も頑張ってンだが・・
    あ、そーか、片手がフェデの1/10000000000000000000だからだwww納得wwwwww

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  • あ、そーか、クエルティンもか。ブルゲラやムスターはどーだったかな?この人たちが上位だった頃は観戦がつまらないと思ってしまった時期だったので覚えていません。(ファンの方、つくづくすみません・汗)女子ではナブラッチやグラフ、エナンが強烈なインパクトを持っていますね。モーレズモは顔立ちが男前豆腐顔負け状態ですから文句無しでっす♪♪自分が女だったら抱かれたい??www

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  • そろそろ両手フォアの人もでてくるような気がするのですが。
    僕は、いつも片手と両手でふらふらしています。

      引用  返信

  • ↑両手フォアは書き方がまずかった。右も左もフォアで打つということです。

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  • キましたね、刺激的なネタ(話題)が!

    私がテニス始めたのがボルグ全盛の時代、誰にも習わず見よう見真似で両手打ちから始めましたが、いつの間にか片手になっていました。まだ当時は本当に「いい」両手バックハンドを打てる人はほとんどいませんでした。(ほとんどがボルグを真似てスッカスカの球しかず、どちらかといえば「どんだけフォームが似てるか選手権」でした)もちろんトップジュニアであった松岡、雉牟田(姉)とかそのクラスは本物だったんでしょうけど。
    そんなんで僕らの仲間の間では片手バックが打てない非力な人が両手バックという感じでとらえていました。
    そのすぐ後に出てきたレンドルの「バズーカ」バックハンドのせいで「速いボールを打つなら片手」といった感じがしばらく続くことにもなりましたし。

    また当時の両手打ちで有名な選手は(コナーズは例外として)ほぼスピンをかけてラリーで粘る選手が多く、今のようなライジングや高い打点から攻撃するような両手バックではありませんでした。
    その意味で両手バックは進化してきているのだと思います。これにはラケットの進化、選手のフィジカルの向上も影響しているんじゃないでしょうか。
    伊達のライジング(フォアもですが)やアガシの「叩く」両手バックが活かせたのもラケットの素材の進化があったからでしょうし。

    って、なんか「バックハンドの変遷」みたいになってますね。

    しかし、今では20代くらいの人やそれ以下のジュニアなどは本当にいいボールを両手バックで打っています。むしろ片手でその人達より速いボールを打っている人を見ることは少ないです。

    現代の両手バック⇒あらゆる打点に対応でき力強いボールを打てる

    片手バック(昔からあまり技術的進化はしていない)⇒力強いボールを打つには打点やタイミングが限られる。それを補うためにいろいろなテクニックを習得せざるをえない(スライスやカウンターなど)

    と感じます。

    リーチに関しては
    やっと届くかどうかという場面では両手打ちの人でも片手スライスを使う人が多いですし、ハードな打ち合いでは片手はしっかり踏み込まなければ打ち負けてしまいますが、両手はオープンスタンスでも対応できるので優劣はないのではと思います。(片手でもカウンターショットのスキルがあればオープンで打てますが)

    という訳で私は片手の優位性はあまり見つけることが出来ません。(私片手なのに...)ただ両手打ちの人もスライスは覚えた方がいいのは確かだと思います。片手スライスの出来る人はバックボレーも片手で打てますが、両手バックボレーしか打てない人は明らかにネットではリーチが狭く、ボレー戦になった場合の早い展開にも対応できません。

    両手フォアの選手ネタですが、ジーン・メイヤー、丸山薫、雉牟田明子、ハンス・ギルデマイスターもお忘れなく...。w

      引用  返信

  • 片手フォアスライスショットはあまり大きな労力なく打てるので、体力がなく省エネテニスを目指すのであれば、自信を持って勧められると思います。
    最初から、グリグリのトップスピナー及びハードヒッターになる可能性が少ないタイプであれば、ドロップショット、スライスロブなどの操作についてもシングルハンドの優位性が勝っていますし、勧められるケースは多々あるでしょう。

    みなさんのコメントとても興味深かったです。
    若い方はフォアバック両手が多いですね!

      引用  返信

  • こんにちわー。
    バウンドして極端に球速が落ちる軟式テニスの場合は、
    あきらかに片手バックの方が速いボールを打てます。
    振れば振るほどいいボールがいきますが、
    硬式の場合は相手の球速が落ちないので振れないというか
    振りすぎないほうがいいボールがいくんでしょうか。
    硬式の速いボールにも軟式のように振り切れる強靭な手首の選手が
    現れたら、片手優位といわれるようになるかも。

      引用  返信

  • reikoさん

    あーなるほど。確かに軟式では両手打ち見ないですもんね。
    間に合いさえすれば、思いっきり打った時に手を大きく解放できる片手の方がパワーでるかもしれませんね。

    硬式の場合、相手のボールが速いのと、思い切り打ちすぎてもコートに収まらないということでそこまでの打ち込み力は必要ない(両手で十分)ということだと思います。

    錦織がたまに見せる、コート外に追い出されてからの、予備動作ほとんどなしでインパクトだけにパワーを集中させて「コツン!」と合わせるだけでストレートに突き刺さるパス

    (わかりにくい?USオープンデルポ戦でも出たあのショットです)

    なんかをみると、両手ならではだなあ・・・と思っちゃいます。

    フェデラーの「ハーフバウンド手首だけショートクロス」も芸術的で、片手バックハンドとしては最高峰の技術なんですが、誰にもできるわけじゃないしなあ・・・。

      引用  返信

  • そもそも理論的な優位性の前に、個人に合う合わないがある。

    フェデラーは両手打ちも試したそうだがうまくいかず片手にしたと聞く。

    両手では開花し得ない片手バックハンドの才能がある人がいるから優位性という一般論でははかりきれない。

      引用  返信

  • 僕は片手打ちでずっとやってきましたが、最近若い人(10~20代)と対戦すると、95%くらいは両手打ちですね。

    団長の分析で十分だと思いますが、とにかく両手打ちの人でも片手でスライスを打てないと、ちと厳しいんじゃないかと思います。現状では、「両手バックが基本」&「片手スライスも必須」…ということになるのかな。

    個人的にはライジングで打つときに、両手の方が圧倒的に打ちやすい気がします。それがうらやましい…。片手でトップスピン(またはフラット・ドライブ)で高い打点でライジングで打って決める…なんて、フェデラーでも難しいでしょう、たまにやってますが。ところが両手なら、アガシ(名前あまり出てこんなあ)もナダルもジョコもマレーも圭君も、フツーにやっています。そこがなんともうらやましく、妬ましいw。

    ただ、片手打ちって気持ちいいんです。スライスが厚い面で当たったときも、フラットのクロスを打ち抜いて決まったときも、ほんとに爽快です。フォアのエースより爽快だな、僕は。フェデラーのバックの大きなスイングのとき、でっかいフォロースルー取るでしょう?あれも(自分はできんが)気持ちいいんだと思いますよ。

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  • 名前書き忘れた。上の片手打ち気持ちいい…は私です。すんません。

    ついでに、最近少し両手打ち練習してます。主にバック側の深いトップスピンのときに、苦し紛れに遅れ気味の打点でも返せればいいな、と思いまして…。あと、圭君の影響ですw。

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  • 鼻血さまに同意ですね。
    肩の開放度などの関係でスイングスピードは片手のほうが上で、
    ベストショットが打てるのは理論的には片手だと自分は思います。
    でも実際の試合ではいつもベストな打点で打てるとは限らない。
    打点に汎用性のある両手のほうがスピンを打つに関しては上回ると思います。

    あとスライスがうまいか下手かって使用頻度の問題ですよ。
    片手だからうまい、両手だから習得しにくい、のではなく
    片手だとスピンの打点が限られているから必然的にスライスが増やさざるをえない。
    両手でも意図的にスライスをよく使う人は仮に最初下手でも使ってくうちにうまくなりますよ。

    たった今試合を終えたジョコは去年よりスライスが増えました。
    ツアーでも屈指のバックの持ち主でほとんどの球に届くのであまり使っていませんでしたが、
    同じくバックの名手でスライスの名手でもあるマレーにインスピレーションを受けたのか、今年は積極的に使っています。
    お世辞にも上手とはいえませんが、最初に見た頃よりはだいぶ上手になってきたと思います。

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  • 自分は両手フォアより片手フォアの方が多いのは、しっかりとした理論に基ずいていると思います。なぜなら、片手のフォアは腕の可動域が両手フォアより広いからです。可動域が広いということは、打つまでの助走がつけられるということで、それはショットの強さに影響するのです。

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  • 片手のメリットは、ただ、片手バックを打つことだけにとどまりません。 これは本当の意味で片手バックを習得した人にしかわかりませんが、ボールへのタッチ感覚が全然違い、ボレー、スマッシュ含め、あらゆるショットへの感覚がよくなります。

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  • う〜ん、どうだろう・・・
    私のクラブにいる女性でシングルス、ダブルスともにアマチュア全国レベルの方がいますが、両手バックでとてもタッチがいいです。体の使い方が上手で、ステップワークも抜群。アイデアをそのまま具現化できちゃいます。その方の悩みはパワーだそうですが、相手に読ませない引きつけと、相手の出方でコースを造る創造性で対抗しているそうです。
    私は長年片手バックでしたが、最近エルボーをやってから両手バックを練習しています。体をひらかないようにするのが難しいですが、うまくヘッドを落とせて肩入れがはまると、相手を翻弄できます。ちょっと間違うと打点が前になって力が伝わりませんけど。
    両手バックは打点が狭い分、初心者には教えやすいとコーチに言われました。
    右利きの場合、明らかにバックハンドは片手なら打点が前になります。両手だと左手主導だと思うので、後ろでも大丈夫。あと左手は練習しないとコントロールが難しいけど意外とパワーはあるんですね。腰から下のパワーが使えるのはとても大きいです。
    ジャックナイフみたいに体重をぶつけるのも両手ならではです。85年にダブルスでウィンブルドンジュニアに出た女性とも同じクラブでやってますが、読めないコースにすごいボールが来ます。感動します。
    本人にどう打ってるのかを聞くと、「え〜?!どう打ってるんだろ?!」としか言ってくれません。小学校のときから死ぬほど打ってきたから、理論ではないみたいですw
    私はこれからも両手、片手を併用すると思います。目標は、実は、aaaさんのいう右手左手ともにフォアハンドにすることです。

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  • Jordan 13 generation first appeared in 1997, compared with 12 generations, the line of Jordan 13 generations appear round some, tongue and sole have trapeze signs.Many people think that this kind of Jordan shoes is the best in Jordan shoes.

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  • シングルハンドのバックハンドの利点を挙げれば、スイングがシンプルなことと、コースが読まれないということだと思いますよ。
    シングルバックハンドは体をクローズにしたままで打たなければ、ボールを飛ばす方向に力を伝えることはできません。ダブルハンドのように体勢が崩れても強打することはできませんが、体勢に入ることさえできれば、両手のようにこねることもなく、窮屈さもなく、後ろから前に振りぬくだけで強いボールを打つことができます。
    両手を選択するか、片手を選択するかは、その人の個性にゆだねることになりますが、右利きの場合、右肩がどうしても開いてしまう人は確実に両手にするべきですね。スイングと同時に体が開いてしまうと、スイングの力が右に抜けてしまい、ボールを前に飛ばすことができませんから。

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  • シングルバックの方がスピンをかけたい人にはオススメ、、?
    両手バックよりもシングルバックの方がスピンがかかりやすいので、アングルなどは打ちやすいのでは(シングルバックでは無いので分からないけど)

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  • 40年前から片手のバックハンドで最も得意なショットはバックハンドスライスです。片手バックハンドスライスの利点としては様々な高さのボールに対応できるのとロブやチップショットなど多彩なボールが打てることです。高さや深さのコントロールが容易なのも特長で特にダブルスのバックサイトでは有効です。当然ながらアプローチには最適。一方で両手バックハンドのような強いドライブやフラットは打てません。ドライブを打つのはバックサイトにムーンボール気味の深いボールを打たれた時か一か八かのパッシングですがこれは異常に確率が低く試合では使えません。思うに若い時は両手うちが良いけれど、年齢を重ねてくると片手打ちの方が優位な気がします。50歳になって片手バックハンドで良かったと感じてます。あくまで私見ですけどね。

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  • やっぱりシングルバックハンドだとサイドスピンをかけやすいということじゃないかな?純縦回転で両手バックハンドを打たなきゃならない時はどうしても強い回転をかけたいと思う時に玉が浮いてしまいます。片手バックハンドならば可動域が広いためサイドスピンがかけやすくよりたくさんの回転で両手バックハンドよりも攻撃的なショット打ちやすいという利点があると思います。(私は両手バックハンドは少しトップスピンをかけて打っています。)

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  • 自分は学生時代にダブルからシングルに変えた者ですが、自分の思うシングルハンドの優位性・・

    恐らく「感覚」かなと。

    誤差のようなものですが、ダブルハンドは利き腕ではない手でスピンやコースを掴む感じなので、自分はアウトした時「もう少しこうしていれば!」といった感覚が鈍く、ミスが常態化してましたが、シングルハンドだと利き腕一本に絞って感覚を研ぎ澄ませていくので、フォアと感覚がリンクした感じでコースや展開の組み立てがスムーズになりました。

    多分極めた天才であれば、ラケットが発達した今は理論的に両手が優位かと思うんですが、自分のような鈍いタイプにはボレーやスライス等への切り替えに、僅かにでも頭の切り替えが速くできる片手バックが馴染むみたいです。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。