ジル・シモンの研究(データ分析部より)

鼻血ブログデータ分析部部長の禮さんがツイッター上で精力的に対戦相手の分析をしておられます。
これまで、試合前に更新時間が取れずなかなか紹介できませんでしたが、今日は少し時間が取れそうなので紹介させていただきます。これからもなるべく紹介します。


見た目通りのフラット系であることをデータも裏付けていますね。
フェレールのフォアのスピン量が少ないように、データを見るとイメージと違うことが結構あります。


この速度だと錦織の方が速いくらい(特に2nd)。
エースの数は、今大会は多いですが年初から先週までのデータだと1試合あたり2.6本と、錦織の2.3本と大差ありません。
ただRGでの2試合で1試合あたり3.2本まで上がりますし、キャリア全体では1試合あたり4.2本と、錦織よりはエース取れるサーブですね。

5 件のコメント

  • 禮さん、団長、これ面白いですね、ついついいろんな選手みてしまいます。シモン選手、フラットでそんなにスピードがないなら、リターンしやすそうな気がしますが、エースが多いってことはよっぽどコースがいいんでしょうね。球種はそう多くないような気がしますが、ただの印象です。

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  • 団長さま、紹介いただきありがとございます。

    micchiさま、

    錦織選手のプレースタイルは、フェレールやゴファンに近いと思ってましたが 、実際サーブ&リターンゲーム勝率とかは近いのですが、トップスピンでみるとかなり違いますね。団長が書かれているようにフェレールのフォアハンドはかなりフラットでペールに近いです。シモンのフォアハンドスピンは、集計した限りでは最もフラットで、バックハンドスピンもかなりフラットです。フラットな選手は、一般にスピンが必要とされるクレーは苦手でグラスが得意ですが、シモンはサーブ+リターンゲーム勝率>100%、通算勝率0.576を誇っています。トップスピンの図で示したように、片手バックハンドの選手は一般にバックハンドのトップスピン率が高く、特にガスケが凄いです(彼はバックハンドのスピン率のほうがフォアハンドよりも高い!)。例外がナダルで、両手バックハンドなのに片手バックハンド並みのスピンかつ異常な勝率です(笑)。

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  • デ杯で西岡との対戦を観ましたが、ファーストサーブは結構200キロ出てましたし、ストロークのウイナーもかなり早いタイミングから取っていました。スピードガン表示はもしかするとデ杯で使ったものは速めに出るタイプのものかもしれませんし、ウイナー量産も優位に立っていたからこそのプレーぶりだったからだとは思いますが。
    言いたいのは、単なるシコラーではなく、パワープレーもやろうと思えば出来る力があるということ。それだけ引き出しがある選手なので、決して侮れないです。
    なので、締まった好ゲームになると予想。でも、トータルで見れば錦織の苦手なタイプではないので、5セットマッチなら勝つ可能性が高いと思ってます!今日はしっかり応援、見届けます❗️

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。