とんでもない仕様のライスコに翻弄されるの巻(2008北京オリンピック)

錦織圭がシュットラーに負けて、丸2日ほど気絶してました。

ブログ記事を書きかけてはポシャるの繰り返しで、何とも気合いが入りません。
負けるたびにこんなに放心状態になっては身がもちませんから、応援する側も慣れなければいけませんね。

さて今回はTV放映はおろか、ライスト(ネット上のライブストリーミング放送)すら無く、しかもいつものATPの高機能ライスコ(ライブスコア)ではなかったので、かなり勝手の違う観戦となってしまいました。

北京オリンピックの公式ライスコは、なんと更新がゲーム単位。

どっちがサーブを打っているのかすら分からない(スタッツ(統計)の推移を見て判断するしかない)というトンデモ仕様でした。

1stセットを取られ、2ndセット0-5になってからは、常に次の更新がゲームセットになる可能性がある状態

これは心臓に悪い。心臓に悪い試合は生観戦でもTV放送でもありますが、今回は臨場感も何も無く、ただ単に辛い、苦行のようなライスコ観戦でした。

それでも0-5から5-5まで追いつき、タイブレークでセットを取るまでは興奮しました。

0-5 あああああ・・・もうだめだあああああ・・・・
    せめてダンゴ(1ゲームも取れないこと)は避けてくれええええ
1-5 ほっ・・・ダンゴは回避したか。でも次はシュットラーのサービスゲーム。万事休すか。
2-5 おっ!意地を見せてブレイクしたな!次はサービスゲームだから取ってもらって、
    もう1回ブレイクすれば追いつくじゃん!
3-5 よしよし順調!次が勝負だ!でもブレイクするのはきついだろうな・・・。
4-5 うおおおおおお!!ほんとにブレイクしたよ!!次キーーーーープ!!!
    でも今日はブレイクされることが多いからちょっと不安・・・
5-5 来た!!勝負はここから!!!
5-6 むむ・・・シュットラーもさすがにしぶとい。このセットで決めるつもりだろう。
    絶対次のゲームキープして、タイブレーク勝負だ!!

そして長い長い第12ゲーム・・・

なかなか更新されないスコアに実況掲示板に書き込んでいたメンバーもイライラ。ハラハラ。

「ものすごく競っているのでは??」

「まさか負傷したか??」

「雨が降ってきたか???」

など憶測・推測が飛び交いました。なにせ何の情報も表示されないライスコです。せっかく0-5から追いついて盛り上がってきたのに、次の更新であっさり試合が終わってしまうこともあり得るのです。

このゲームを待っている間が一番緊張しました。

そしてついに「6-6」の表示が出てタイブレーク突入。

タイブレークに入ると突如としてライスコにポイントが表示され始めました。こんな感じに。

Schuettler 6-6(1) Nishikori

 

見たことのない表示方法。錦織が1ポイント取ったのか??

不思議に思っているうちにカッコの中の数字は、3に。

Schuettler 6-6(3) Nishikori

これって錦織から見て3-0ということだよね??うっひょーーーー!!

でも3ポイントしか経過していない割には以上に時間が経っている気が…。

ここで実況掲示板に救世主goryuさん登場。

「このライスコでは、タイブレークはポイントの少ない方のポイント数しか表示されないんですよ。」

つまり

Schuettler 6-6(3) Nishikori

ってのは、どっちかが3ポイント取ってて、もう一方が4ポイント以上取ってるって意味で、

どっちが勝ってるかは終わってみないと分からない!!

ここまでトホホな仕様のライスコとは思いませんでした…。

このことが分かって一気に緊張感が。カッコの数字は3から4に変化。脈拍が上がります。

もう涙目。

神様仏様錦織様~!!!と祈るような気持ちで画面を見続けていると、突然

Schuettler 6-7(5) Nishikori

の表示が!!!

タイブレークを7-5で錦織が取ったのでした。思わず拍手して叫びながら部屋の中を走りました。

結局ファイナルセットで力尽きましたが、大挽回劇で楽しませてくれました。

これを映像で見ることができていれば、何倍も面白かったと思われるだけに大変残念です。

0-5からの逆転なんてめったにお目にかかれることではありません。アマチュアレベルですらほとんど見ることはありません。

私の知っている限りでは、伊達公子がグラフに勝った96年のフェドカップの試合の第1セット(伊達が逆転で取る)くらいしかありません。

ましてや男子の試合ですから、さらに珍しい記録なのではないでしょうか。

同じ負けは負けですが、あのまま0-6でセカンドセットを取られるよりはずっといい負け方でした。

少なくとも次はやってくれるのではという期待は引き続き持つことができる敗戦です。

USオープンは本戦ダイレクトインが微妙な状況(現在5番OUT)ですが、予選からでもきっと勝ち上がってくれるでしょう。

最後は腰を痛めたみたいですが、棄権しなければならないほどではなかったし、序盤にしっかりリードしておけばこんなに厳しい試合になって腰を痛めることもなかったと思うので、負けた理由にはならないと思います(錦織圭本人も負けた理由にしていませんが)。

腹筋は全く問題ないと試合後に本人が語ったのが救いです。

がんばれ錦織圭!!

16 件のコメント

  • こんばんわ!北京お疲れ様でした!私も第2セットの0-5になった時は現実を受け入れたくなくパソコン切りましたwww。その後、開いて7-6で勝ったときは嬉しさのあまりジャンピングフォア並みに飛び跳ねましたよwww。テニス素人ですが、私個人の感想としては錦織圭選手は40~30以内の選手と本当に互角以上(上回っていることもある)の戦いをしていると思います。特に95~98マイルのフォアはトップ20ないし10以内のレベルだと思いますし、サーブも190キロは出ていると思います。腹筋も気になりますが、腰痛大丈夫なのかなぁ~?

    大気汚染がひどく凶暴な中国人がいる北京から早く帰国して欲しいですね。もう帰ったのかな~?話がずれますが、オグシオと中国ペアが対戦の時、中国人観客が自国選手がスマッシュを打つたびに「シャー!、シャー!」と言っていました。「シャー!」は中国語で「殺せ!」という意味です。怖いですね!マナーのかけらもありません。本当に五輪なのかなwww?

    私は錦織圭選手とまったくの同い年なので、錦織圭選手には絶対に4大大会全制覇と五輪金メダルと世界ランキング1位になって欲しいと思います!(フェデラー以上の実績になりますね!)

    しかし同い年の人が世界を舞台に戦っていると思うと改めて凄いなと思いました。私はインターハイに出場しただけでもうれしかったんですけどねwww。世界の大舞台で活躍するのはどんな気持ちなんだろう?

    質問です。なんだかデルレイとバミューダ以降は足踏みをしているようでファンとしてはウズウズしてるのですが、今は我慢の時なのでしょうか?ガルビスやチリッチ、デルポトロはランク40切っていて歯がゆい気持ちですwww。ベスター絶対に頭角を表してきますよね?ベスターはフィジカル面でまだ圭選手と同じく発展途上なのでしょうか?

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  • おはようございます!

    Netdashさん、皆さん、圭くんの応援本当にお疲れさまでした!Netdashさんのリポートを読んでいるだけで緊張したくらいですから、実際にスコアを凝視し続けたみなさんのお疲れ度はかなりのものだったでしょう。北京での錦織劇場、観戦したかったですよね。
    さて次はいよいよ全米。圭くんも万全を期して望んでくれるでしょう。応援にまたまた熱が入りますね。NYで元気な姿が見れるよう楽しみにしています!

    みつばちさんのコメントにもあったデルポトロですが、UCLAではあっという間にロディックを破って優勝してしまいました。ネットプレー以外はロディックを圧倒、ロディックが”What to do, what to do…”ってつぶやいているのが聞こえてきました。ロディックのサーブもフォアハンドもこの日のデルポトロには殆ど通用せず、
    2セット目はタイブレまで行ったもののデルポトロの方は自分のテニスをやっただけという印象で「世代交代」というのをすごく感じさせた試合でした。1番シードでかなりの出場料を貰っていたロディックは必死だったし、応援も一方的だったのにデルポトロはとにかくマイペース。黙々と戦う姿やちょっと控えめなガッツポーズなど好感が持てました。

    北京に行けなかった(!)グレモルマイアーもUCLAで初めて見ましたが、準々決勝のサフィン戦では素晴らしい試合をしてました。とにかく取って取って取りまくり最後にサフィンがミスるというサフィンの典型的な負け試合ではありましたが、ドロップショットを使うタイミングとか相手の逆をつくショットなど特別な武器を持たない努力型の選手らしい試合運びでした。それとやはり左利きというのも相手にとっては心理的に多少の影響を与えるのでしょうね。最後はサフィンがイヤそーな顔をしているのがミエミエで可笑しかったです。

    そうそうUCLAはボブクレーマー(あのジャッククレーマーの息子です)が大会責任者ですが、たまたま夕食会で同席した時に圭くんの話ではずみました。「好きな選手は誰?」って聞かれて「去年、ここで本選入りしたKei Nishikori」と答えたところ、「僕も彼には注目してる。全英でもちょっと話をしたけどこれからが本当に楽しみな選手だ。本当は彼もUCLA出場の約束をしていたんだけど、今年は来れなくて実に残念。来年は是非来て欲しい」と言ってました。

    ボブもテニスが大好きな素晴らしい人間で(父親の栄光に関係なく、自分の息子も自分の若い頃と同じようにボールキッズの一人として今年から仕事をさせながら大会運営を学ばせている)こういう人たちに期待してもらえる圭くんは本当に幸せです。

    みつばちさんがベスターについてのコメントも出していますが、私の見たベスターリポートはまた後で。。。

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  • 今回のライスコもどきには、本当にびっくりしました。
    夕食の献立でも報告しなきゃやってられない感じw

    映像で見ることができなかったのは残念!
    日本テニス協会にはNHKに顔の聞く人はいないのだろうか?
    金銭面の問題だったのではないだろうか?
    左右に振ってる図や治療中の図が民放ニュースで流れたらしいが、この映像を何とか世に出せないものか?
    …まだ、色々考えています。
    が、きっと何か制約があったんだと、自分を納得させます。

    40LOVEさん、
    デルポトロの情報とか、北京行けなかった組の情報とか、非常に興味のあるところです!
    引き続き、よろしくお願いします。

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  • みつばちサン、インターハイ出場は立派ではないですか!!
    それにまだまだ若いンだからこれからもっと輝けるでしょう!!
    フレーフレー! みっつっばっちっ!!ww
    あ、でもテニス素人・・? じゃ、何のスポーツ??

    40Loveさん、またまたナイスレポート!!
    ベスター・リポートも期待してまっす!

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  • そうそうライブスコアですが、ATPの主審に確認したところやはりATPの大会では主審が使用している「パーム」と呼ばれる手のひらサイズのコンピューターからライスコに直結しているとの事です。口頭でスコアを正しく言ってもコンピューターの入力が間違っているケースって結構多いかも。。。それを訂正するのにちょっと時間がかかったりするのかも知れません。主審たちって平然とした顔でやっていますけどね。全米でも今年の全英のようにライブで観戦できるといいですよね。もし圭くんが予選出場となった場合はライスコしかないかも知れませんから、チャンスがあれば観戦報告しますね。

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  • ブログ更新お待ちしておりました。

    しかし、わからないために想像力ふくらみ
    映像がないとは思えないくらい
    盛り上がりましたね。

    全米は映像つきでもりあがりたいです。

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  • 40LOVEさん、色々な情報ありがとうございます。
    ATPのライスコは審判のところから直接ですか。初めて知りました。生の報告も楽しみにしてますよ。
    みつばちさん、インターハイまでいけば凄いですよ。

    団長、0-5からの逆転劇は男子ではほとんど見れないことだとどこかで書いてましたよ。圭くんの凄さを感じましたね。
    修造さんのコラムで書いてあったけど、圭くんは軽い痙攣もしていたみたいですね。

    次はUSOPENです。
    オリンピックのスケジュールは大変そうなので今残っている方々はUSOPENでお疲れのはず。圭くん、チャンスがありますよ。
    とりあえず、予選を突破してほしいですね。

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  • 圭くんの試合が放送されなかった理由ですが、
    コート10面のうちオリンピック放送用のカメラが
    入っていたのは3面のみだったようです。
    そして当初の予定では圭くんの試合はその3面のうちの
    1面に割り振られていたようですが、前日の雨のせいで
    コート割りが変更になり、カメラの入っていない
    10番コートになってしまったようです。
    雨がなければ、テレビで雄姿が見れたのに・・・

    民放でながれた映像は多分局のカメラでとった
    簡単な映像ということなんでしょうね。
    画像悪くてもよいから、その映像寄せ集めて
    ネットででも配信してほしいなぁ~~~

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  •  錦織圭の詳細な試合状況ありがとうございました。
     錦織圭の敗戦と同時にオリンピックのTV観戦を止めて、来たるべき全米オープンのTV観戦に耐えることが出来るように体力作りに励んでおります。錦織の本戦入りが楽しみですね。

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  • こんにちは!書き込みは3度目です。
    錦織くんの試合が終わって、抜け殻のような日々です。家事をやっていても、気合が入りません。

    今日はナダルたちのダブルスの日ですね。非常に面白そうですが、私は早くUSオープン(錦織戦)が観たくてたまりません。
    ちなみに、USオープンは公式サイトから、試合が観れるようになっているでしょうか?ウィンブルドンは(私は英国在住なので)公式サイトから有料で全試合が観れるようになっていました(ライブ&録画)。
    なんとしても、USオープンの錦織戦を見たい私です。

    英国の北京オリンピック放映は、テニスはマリー戦のみでしたが、BBCスポーツのWEBサイトで、センターコートの試合をネットでライブ中継しております(無料)。国外からもアクセスできるか不明ですが、ご興味があったら試して頂ければと思います。

    私も、簡単なカメラで取った内容でもいいので、錦織戦@北京を放映して欲しいと切に願います!

    錦織君の公式サイトを作って、そこから有料で全試合の視聴とか、やって欲しいです。

    余談ですが。
    クイーンズでお会いした錦織選手は、さわやかで好青年でした。そして思ったより(ナダルと比べると)華奢なカンジで、この身体からあの素晴らしいテニスが!と驚いた記憶があります。

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  • 続けてすみません。
    言葉が足りなかったので、補足させてください。

    実物のナダルが、テレビで観るよりうんとスリムで、そして錦織くんも思ったよりスリムで驚いたことを伝えたかっただけでした。

    「わ、細い!」と思ったのでした。

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  • ニュース写真の、背面みせて必死に球にくらいついているのをみて
    あれはどんなシーンなのかと、
    気になってしかたない私です。

    技術最先端の五輪のはずなのに
    あの時代遅れなライスコとは
    信じられませんでした。

    テニスについてはわかりませんが五輪の競技、ネット中継は
    中国五輪サイトはあったようですね。
    たとえ、TV放送でなくても、
    有料でもネットでやってくれたら・・・。
    世界の注目の集まるオリンピックなんだから
    最初からネット中継を考えてくれてもよかったのに。

    何もかも不満が残るテニス五輪です。

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  • みっきーさん、
    英国からの書き込み、ありがとうございました。
    マレーはやはりカメラの入るcourt1でした。
    だんだん、仕方なく、映像を見ることができなかった現実を受け入れつつありますw
    ウィンブルドンの方が試合数はずっと多いですが、全てライスト観戦可能なのですね。
    確か興行的にも大成功とか。

    オリンピックでは、NHK関係なく、世界的に、フェデラー、ナダル、シャラポアあたりしか、映像にする価値がないということなのでしょうか。
    テレビカメラを10コートに入れる予算はない、採算がとれない…。
    ということは、オリンピックをGS並みに価値ある大会にして、かつ、スポンサーのつくスタープレイヤーを増やし、テニス自体の世界的な注目度を上げなければ、4年後も放映事情は同じ?
    それから、テニスへの関心の高い国でないとチケット収入も上がりませんから、開催国も少しは関係あるのかな。
    3コートのみのカバーでもテニスの放映権は他のスポーツに比べて安いんだろうな…。
    以上、雑感です。
     
    ところで今、フェデラーがブレークに負けそうになってます。

      引用  返信

  • 日本の報道にはがっかりですね。

    期待の星なのに放送もしないなんてありえない。

    ていうか、ありえないなんて言葉じゃすまされませんよ。

    他のスポーツ何度もやる暇があるなら、錦織選手の試合を流して欲しいです。

    そしてそれをyou tubeとかにガンガンUPして欲しい。もっといろんな試合の様子を見たいです。

    オリンピックのライブスコアは確かに酷いですね。私は最初は左上のでかいテニスボールがサーブ権をあらわすものだと思っていたのに、まぎらわしーもんつけるんじゃない!って思います。

    ま、言ってしまえば所詮開催国が…

      引用  返信

  • フェデ負けちゃいました
    これで今年最後のGSに全力を注げるってことでいいのでしょうか
    特別ファンってわけでもないのになぜか寂しい。。。

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  • 実況掲示板ではお世話になりました。
    ところで、あのとんでもないライスコ、今日からポイント付きになったようです。
    ただし、手動更新のMatch Statistics(スタッツ付きライスコ)のページでのみですが。
    錦織戦のときもこれがあれば・・・。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。