デ杯中国戦2日目

鈴木・岩淵組が1時間23分という超特急でストレート勝ちし、3勝0敗で日本の勝利が確定。
アジア・オセアニアゾーン3回戦へコマを進めました。

鈴木・岩淵 6-2,6-3,6-2 曽少眩・張択

そして第3日のシングルスは消化試合となったため、錦織に代わって鈴木貴男が出場します。

明日、観戦する人は(私もそうですがw)残念ですが、これは前から可能性があることは分かっていましたし、ここで無理をして後の大会に影響してはいけませんから、当然の処置でしょう。

1日目のシングルスでも肘を気にしていましたし、今日のダブルスの試合中もベンチの後ろで肘をマッサージしていたらしく、竹内監督も「錦織の肘はパンパンの状態」であると語りました。

昨日(金曜日)の試合は確かに絶好調時の錦織ではありませんでしたが、中盤以降明らかに攻撃的になったのがわかり、またメリハリの効いた良い試合運びだったと思います。

確かにたとえばAIGのロバケン(ロバート・ケンドリック)戦の錦織と比べたら調子はいまいちだったかもしれませんが、それでも間近で見ると本当にプロの球はすごかったです。添田も曾も張もみんなゴッツイ球を打っていました。

スイングスピードやパワーのすごさも堪能したのですが、一番すごいと思ったのは瞬時に弾道を判断して最適な打点に無駄なく入る能力です。

錦織はかなり前後に動きます。ビッグサーブに対してはかなり後ろでリターンしますがセカンドではするすると前に出て踏み込んでリターンしますし、普段のストロークもベースライン2mくらいうしろの守備的な位置にいたかと思うと、チャンスと見るやあっという間にベースラインに入って強打します。この判断の速さは本当に驚きます。

前に入りながら打つときは本当に100%、ボールに推進力を与えるような打ち方です。私ぐらいのレベルだと安定させるためにこすりあげたり、ずれた打点を調節しながら打ったりするのでボールに力がありませんが、錦織の場合は体ごとボールにぶつけてきます。

まるで「ボールが入るかどうかなんてどうでもよい」と言わんばかりのフォームですが、ボールはきっちりとベースライン手前でお辞儀をしてコート内に収まるのです。

張のフォームもそんな感じですが、精度が錦織と違いました。このあたりが年齢では1歳差ですが、実力差でありツアーでの経験の差なのかな、と思ってみていました。

やっぱり生観戦はいいです。

19 件のコメント

  • WOWOWではコートセンスと呼称されていたものですね。
    自分はこの言葉に全くなじみがないので使いませんが。

    コートを俯瞰したような視野の広さ
    他のスポーツでも司令塔タイプ、すなわちゲームメークに優れた人が持ってる能力です。
    丸山薫氏がよく使う言葉を借りれば「選ばれた人」なのでしょうね。

    この頭のよさというのは錦織選手にとっての財産ですが、
    試合展開が読めすぎて諦めが早くなってしまうこともありますね。

    デルポトロはなにをやってくるかわかりやすいのでやりやすい、と言っていた錦織選手ですが
    ナダルやデルポトロのテニスはわかっていても物理的に防ぎにくいテニスです。
    勝てるときはこう、負けるときはこう、と簡単に想像できるので、劣勢になると諦めも早くなるのでしょう。
    デルポトロに敗れたときのコメントがいつも弱気なのも納得です。

    錦織選手の今後に必要なものの一つとして、自分の想定を上回るようなショットを浴びる経験を増やすことでしょう。
    テニス脳力は必ず向上しますし、対抗する手段が見えてくれば簡単に諦めなくなるはずです。
    もっとも、その対抗手段の使用に耐えうる体が最重要ですが。

      引用  返信

  • 質問ですが菜梨さんは何が目的でコメントされているのですか?

      引用  返信

  • デ杯三回戦進出おめでとう。圭君も責任を果たせてほっとしてることでしょう。

    今日の試合のみならず、今後の試合も思い切って当分休んで、右ひじ完治させてほしいです。大好きな全仏に万全な状態で臨めるように。
    圭君自身、様子をみながらと語っているので、無理しないでほしいです。

    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/tennis/headlines/other/20090307-00000104-jij-spo.html

      引用  返信

  • 1日目と2日目行ってきました。
    席は選手控え席の真向かいあたりでしたが、テレビカメラがあるし特に1日目は目の前にカメラマンがずらりと並んで邪魔でした。純粋に観戦するなら2階席のほうがよかったかも、と思いました。
    でも目の前を飛び交うボールの迫力や選手の表情、控え席の選手の様子は良く分かりました。
    中国の選手のサーブすごかったです。ランク下位でもこんな選手がたくさんいるのか、プロの世界は大変だとつくづく感じました。

    ダブルス試合中、確かに錦織選手腕のマッサージしてました。
    試合が始まってすぐ、ジャージーを脱いでTシャツ姿になると腕全体をもんでいました。3セット目にもジャージーの上からマッサージしていて「おーい圭君大丈夫?」とそっちのほうが気になってしまいました。

    生錦織選手はいつもニコニコ、ダブルス試合終了後の練習の時にもサインができない分ファンサービスに努めている様子でますます応援したくなりました。
    初めての観戦でしたが次もまた行きたくなってきました。

      引用  返信

  • 私も、錦織選手の前後の動きやフォアをなみはやで生でみたかったです。
    今、一番気になっているのが、ウズベキスタンと韓国の結果です。
    もしわかったら、どなたか教えてください。

      引用  返信

  • デ杯のサイト時々見てたんですが、今見たらウズベキスタン3-1韓国となってました。
    韓国が勝たなきゃ日本開催にならなかったんですよね・・・

      引用  返信

  • みけさん、私もHPで確認しました。韓国負けてしまった・・・・。

    次はアウェーでの戦いですね。
    うーーーん、大阪でやりたかったですね。

      引用  返信

  • 菜梨さんの意見は手厳しいような印象も受けますが
    的外れでもなく一つの意見として読めるものであると思います

    今回のデ杯では
    試合をやれば肘をかばえという意見もあり
    出なければ不満、とファンのわがままなコメントを読む中で
    菜梨さんのようなコメントは視点が違って新鮮でしたよ

    自分に都合のいい解釈ばかりでなく時には厳しいコメントを読むのも嫌なものではないなと思いました

      引用  返信

  • ウズ勝ちでなみはや消えたんですか!?
    ホームでまた日本のテニスファンの前でやってほしい気持ちもあり、韓国が相手じゃなくて応援パワー対決としてはよかったかな?と思う気持ちもあり、複雑な心境。

    ウズにヨーロッパのにしこりテニスファンとか大挙来ないかなぁ〜。

    マックウィン

      引用  返信

  •  デ杯の次の相手はウズベキスタン、場所は相手国に
    決まってしまいました。開催期間の5/8-10は大型連休中
    なので、一瞬観戦旅行も頭をよぎりましたが、日本人には
    少しきつい国のようです。
     ウズベキスタン航空による直行便こそあるようですが、
    一旦現地に入ってしまうと、ウズベク語、ロシア語、トルコ語
    以外は通じないとのことです。

     サーフェイスは韓国戦と同じ室内クレー(珍しい?)になる
    でしょうが、クレーシーズン真っ盛りの欧州ツアーを転戦中の
    (はずの)錦織にとっては、むしろウェルカムだろうと思います。

     残念ながら日本での生観戦はできなくなってしまいましたが、
    錦織本人が最も大事な大会と言っている全仏の直前にハード
    コート(なみはやドーム)との調整を強いられるよりは良かった
    という理解で、今回は割り切ることにしました。

     どこの国が相手になるかは分かりませんが、ウズベキスタンに
    勝った後のワールドGプレーオフ(9/18-20)が日本に来てくれ
    たら(現段階では確率1/2)、今度こそ必ず見に行くぞ!

      引用  返信

  • みけさん、mimiさん、ありがとうございました。ヒッティングポイントに素早く入り、強打する姿はジャパンオープンまで楽しみにとっておきます。今日は、貴男選手のサーブアンドボレーを堪能しました。錦織は監督代行業務をこなしていましたよ。ただ、じっと座っているのは苦手なので、またやるかどうかは微妙(笑)という本人のコメントでした。治るまでゆっくり待ってますよ〜。

      引用  返信

  • あー、韓国負けましたか・・
    再度大阪で見れる機会はなくなりましたね。
    まぁとりあえず肘の治療に専念してほしいと言いつつも
    IW,マイアミと続くし・・

      引用  返信

  • 5月は日本ではなくなったのですね。
    今回は今日1日のみの観戦だったので、5月こそは3日間通おうと思っていたので残念。
    鈴木貴男選手のプレーを堪能できましたけれど。

    帰ってビデオを見たら、今日も錦織選手肘のあたりをさすっていましたね。
    長引かなければ良いのですが。

      引用  返信

  • コメント遅くなりましてすいません。

    菜梨さん、いつも鋭いコメントありがとうございます。

    ワイルドさん、yokoさんが既に答えてくださいましたが(ありがとうございます)私もほぼ同意見ですね。
    目的、といえばこうやってコメント欄であーでもないこーでもないとワイワイやること自体が目的ではないでしょうか。
    私は根っからの分析好きなので、菜梨さんのコメントは興味深く拝見させていただいてますよ。
    今回も「やりやすいタイプかもしれないが物理的に防げない」というのは頷けました。ちょっとパワーテニスvsヒンギスという構図を思い出しましたよ。
    錦織はパワーありますけどね。

      引用  返信

  • えみっちさん、リンクありがとうございます。
    「重症ではないと強調」とありますが、長引いていますから心配ですね。

    みけさん、会場にいらしたのですね。お声かければよかったです。

    ウズベキが次の対戦相手になりましたがコリコリさんのお考えに賛同!前向きに行きましょう!

      引用  返信

  • 菜梨さんの目的は、この場を借りて「自分の意見はこうである」公開することだとは思いますが、当然、自分の意見に対していろんな反応があることもこの場に書き込む重要な動機になってるだろうと思います。

    独自の視点から物事を見ていて、第三者的には読んでいて面白いし、錦織選手に対して厳しいコメントもありますが、それも中庸があってよろしいのではないでしょうか?
    ぜひ、また新しいコメントがあれば読んでみたいです。

      引用  返信

  • 団長様
    いろいろと(笑
    ありがとうございます。

    日曜の夜に毎日放送でやっていた
    デ杯の総集編を見ましたが
    錦織くんの試合以外は
    各20秒づつぐらいの放送でした~w
    もうちょっと、ジャパンチームを全体的に応援してほしいですよね。

    いや~
    でも久しぶりに 生観戦は楽しかったです。

    ウズベキスタン戦も応援しましょうね~!!
    がんばれ!ジャパン!

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。