デ杯中国戦3日目レビュー(試合編)

楽しかった3日間もついに終わってしまいました。試合のほうは5勝0敗で日本の完勝でした!!

本日も鈴木貴男と添田豪がしっかり勝利しました。

鈴木貴男 def. 呉迪, 6-2,6-3
添田豪 def. 張択, 4-6,6-3,6-2

貴男さんの対戦相手は今回中国No.1の曽に変えて若い17歳の呉が出てきました。

相変わらず貴男さんのゲームは切れがあって変化があって、見ていて飽きません。
netdashという名前を語っているからにはサーブ&ボレーの貴男さんの試合を見逃すわけにはいきませんから、スコアつけながら気合を入れてみてました。

試合は序盤から貴男さんが相手のミスでなくエースで決める展開。鼻血記法で書かれたスコアには二重丸や三重丸がずらりと並びます。

(ちなみに二重丸は自分がいい球を打って相手にミスをさせた(ボールには触っている)場合で、三重丸はノータッチでのエースです(サービス以外も含む))。

特にサーブが好調で、コーナーに決まる決まる。デ杯男が帰ってきました。
流れるようなネットプレイと合わせて観客を魅了。タイプは錦織と違うものの、魅せる技があるという点では共通のものがあります。

そして本日の錦織圭は、

なんとコート内のベンチに座って初の監督代行です

何をアドバイスしていたんでしょうかね~?

気のせいか

貴男さんがしゃべって錦織がうなずいている場面が結構あったような・・・www

アドバイスを受けていたのは錦織の方だったりしてw
というのは冗談ですが、これもファンサービスの一環、錦織の試合がなくてがっかりした人も少しは喜んだことでしょう。

(参考記事:錦織圭デ杯監督?鈴木貴男をコーチし勝利へ?(テニスジャパン))

ベンチに座った錦織は、リラックスした雰囲気で試合を観戦。時には立ち上がって軽くジャンプしたり、本当は試合をやりたそうな感じでした。
まあ試合をしているのが百戦錬磨の貴男さんですから安心して見ることができたでしょう。

呉のサーブは悪くはないのですが、身長が高くないので角度があまりつかないし、速度も普通なので貴男さんはうまくチップ&チャージでネットに付くことができていました。

そして絶品ボレー。

どうしてあんなにハーフボレーをきれいに処理できるんだろう・・・と惚れ惚れして見ていました。

結局最後まで二重丸、三重丸のオンパレード、フォアのストロークエースも何本か飛び出し、サービスエースは11本(鼻血カウント、実際の数字と異なる可能性があります)も浴びせ、ストレートで完勝です。

まあ相手がジュニアの呉ですから実力差が最初からありました。しかし呉も自分の力は出したのではないでしょうか。それ以上に貴男さんのプレーが良すぎました。まさにデ杯男です。まだ実力は衰えていないと感じました。ランキング復活、期待しています。

次の試合は添田vs張。張は初日に錦織と対戦しました。190cmの長身でビッグサーバー。錦織との試合では250km/h近いサーブが出ていたそうですが(情報ソース忘れました。タレコミお待ちしています。)、まあそれは言い過ぎでしょうが、200km/hは間違いなく出ています。ストロークも含めて大変パワーのある選手だという印象を持ちました。

添田の立ち上がりは最悪でした。フォアハンドにネットとアウトのミス両方が出てあっという間に0-3です。その間6本くらいフォアをミスしています。

しかし添田はそこで弱気になりませんでした。もちろん多少は調節してボールをコントロールしていったのでしょうが、基本の攻撃的姿勢は変えずなんとか立ち直ります。勝敗が決まったとは言え、4勝0敗で来てここで1人だけ負けるわけにはいかないという気持ちがあったのでしょう。真剣な表情で戦っていました。

第4ゲームはフォアのクロス、バックのパス、フォアの逆クロスとあらゆるショットを駆使してポイントに結びつけ、1つブレークバック。しかし第5ゲームにまたフォアのミスが出て3たびブレークを許し1-4とされます。その後2-5から再びストロークで攻めてブレークバック、「添田劇場の開幕か?」と思わせましたが4-5からのゲームをキープされてこのセットを落とします。

キーとなったのは30-30からのポイントです。私のノートには「おしいラリー。勝負どころだった。」と書かれていますが、このポイントはすばらしいラリーでした。お互いにオフェンスとディフェンスがめまぐるしく入れ替わり、最後は張のバックにオープンコートがややできますが添田のフォアハンドが相手の球にやや食い込まれ、ネットの白帯に阻まれてしまいました。

1stセットを落とし、2ndセットも3-2まで互角のラリーが続きます。この第2セットの最初の4ゲームはお互い二重丸、三重丸のプレーばかりでレベルが高いものでした。張はサーブとストロークが一段とパワフルになり添田に襲い掛かりましたが、添田もストロークが深く入ったり、サーブがコーナーに決まり始めます。

そしてこのあたりから浅めの球に対してはフォアのクロスが有効であることが分かってきた(ように見えました)。

福井元デ杯監督が声を出します。その声に元気付けられたのか添田のプレーは次第に良くなっていきます。第6ゲームに張にダブルフォルト含むミスがでてついにブレーク。続く第7ゲームはサーブアンドボレーも見せてあっさりキープすると第8ゲーム、張に異変が見られます。

ダブルフォルトを連発。最後はすごいバックのパスとサービスエースで切り抜けますが、一人相撲といった感じのゲームでした。
第9ゲームはラブゲームで添田がキープして6-3。勝負の行方はファイナルセットに持ち越されました。

ファイナルセット、最初の2ゲームをなんとかイーブンにすればまだ張にもチャンスはあったと思いますが、第1ゲームを逆転でブレイクされ、第2ゲームは添田の2本連続ダブルフォルトによるブレークチャンスを生かせなかった時点で体制が決しました。

この2ゲーム、デュースのあと最後は両ゲームとも添田がナイスショットを打ってとりました。この勝負強さが勝因だったと思います。

その後、添田が攻めてポイントを取る回数が増えたのに対して張は凡ミスが増えます。第5ゲームはバックのアウトが3本続いて添田にブレークされこれで2ブレークダウン。キープをしっかり行った添田がファイナルセット6-2で勝利しました。

添田は試合後のインタビューで1stセットのことをしきりに反省していましたが、崩れずにちゃんと立て直したので良かったと思います。来週の京都チャレンジャーにこれをつなげてほしいです。

ひとつ気になったのは高い打点のフォアをよくミスしていたこと。力んでいるのか、タイミングが合わないのか、ネットが多かったです。

長くなりましたので一回ここで区切ります。
次の記事は小ネタ集です。期待していてください。

4 件のコメント

  • だんちょ、レポおつ&サンクス!!
    貴男ちゃんの試合観たかったなぁ~~
    明日からの京都チャレンジャーで皆頑張って欲しいすね。

    ナダルがジョコにストレート勝ち収めてスペインが2Rへ。
    是非あと2回勝ってコイツ等の居るワールド・グループへ!!

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  • 団長様
    3日間観戦お疲れ様でした & レポありがとうございます!
    目の前で見る、添田、張選手のバックハンド、張選手のサービスするときのスイングに感激したのですが、改めてレポ読むと各シーンが蘇ってきます。
    やっぱり生観戦っていいなぁ。

    昨日は皆さんに突然の声掛け、すみません・・・
    まさかとは思ったのですが、こちらも結構感激して勇気を振り絞っちゃいましたwww

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  • タカオさんのローボレー、ハーフボレーの処理に
    思わずうなってしまった。
    あとエアTとその後のリアクションには笑いました

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  • 鈴木貴男選手のバックのハイボレー
    この目に焼きついております。

    綺麗なフォームのサーブもたくさん間近で見たから
    これを脳内で再生しながら貴男本を読むのだ!!くふふ

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。