【祝!ミッション達成】2年連続のベスト8入りを果たせ! マドリッドの展望

 まだまだバルセロナ優勝の興奮が続いていますが、今週末の日曜日(5/4)からはマスターズの
マドリッドが開催されます。(メインドローは金曜日深夜)

 バルセロナで見せた圭のレベルアップは疑う余地もなく、「このままクレーシーズン中に
トップ10内に突入せよ!」とか意気込んでしまいそうですが、実際にはそう簡単にはいか
ないでしょう。

 というのも圭が昨年のマスターズ2大会&全仏で獲得した405ptがトップ10選手レベル
だったのに対し、現状の直近上位のRaonic(145pt)、Isner(145pt)、Gasquet(280pt)の獲得
ポイントが少ないからです。
 ただし、この残りのクレーシーズンをRKを落とさずに乗り切ることができれば、その後は
今期末まで90ptを超える単独失効点はなく、今期中のトップ10入りに向けて大きく攻めに
転じることができます。

 私はこのクレーシーズンのミッションを「その後のどの大会でも#12シード以上を確保できる
状態をキープすること。」即ち、13位以上(Del Potroの年内欠場考慮)で終えることだと思って
います。

 随分控え目なミッションだと思われるかも知れませんが、以下のリストを見てください。
 これは、全仏後のの基礎点(現時点)のRKを示したものです。ここで言う基礎点とは、
現状より先の失効点のみを考慮(獲得ポイントは0)した未来ポイントを意味します。

6/9付ATPポイントの基礎点(全仏後)
9 Raonic 2525pt(5/6更新) Ma-3R進出中
10 Isner 2500pt(5/7更新) Ma-3R進出中
11 Gasquet 2265pt Ma欠場
12 Nishikori 2125pt(5/6更新) Ma-3R進出中
13 Dimitrov 2065pt(5/7更新) Ma-3R進出中
----------------------
14 Fognini 2055pt(5/6更新) Ma終了
15 Youzhny 1795pt(5/5更新) Ma終了
16 Gulbis 1710pt(5/7更新) Ma-3R進出中
17 Dolgopolov 1690pt(5/6更新) Ma終了

 これによれば、圭は現時点で既に13位であり、これを上げるためには極上クレーコーターの
Fogniniを上回るポイントを稼ぐか、Gasquet等との230pt以上の差を逆転する必要があります。
勿論それができるに越したことはありませんが、当面は好調Dimitrovに抜かれないようにする
ことが肝要
だと思います。

 一方で、今の圭はクレーでも絶好調な訳ですから、やはりどこかで大ブレークを期待したい
ですよね。私の場合、それはマスターズの2大会ではなく、やはり全仏であってほしいと思って
います。その理由は以下の通り。

・1R免除にはならないマスターズ2大会のスケジュールは過密であり、あまりここで無理を
 してほしくない。
・やはり大ブレークするなら、注目度、獲得ポイントの大きい全仏でお願いしたい。

 ただ、この全仏でブレークするためには#12シード以上の確保が重要であり、そのためには
結局マスターズ2大会の成績が必要になってきます。
 以下のリストは、全仏シード順位を決める全仏前の基礎点(現時点)RKです。

5/19付ATPポイントの基礎点(全仏前)
9 Raonic 2615pt(5/6更新) Ma-3R進出中
10 Isner 2545pt(5/7更新) Ma-3R進出中
11 Gasquet 2445pt Ma欠場
12 Nishikori 2305pt(5/6更新) Ma-3R進出中
13 Tsonga 2225pt(5/5更新) Ma終了
----------------------
14 Dimitrov 2155pt(5/7更新) Ma-3R進出中
15 Fognini 2145pt(5/6更新) Ma終了
16 Youzhny 1975pt(5/5更新) Ma終了
17 Robredo 1855pt(5/4更新) Ma終了
18 Haas 1825pt(5/6更新) Ma終了

 圭はここでも13位以上となれるように、獲得ポイント競う必要があります。現状は12位では
ありますが、現在Munich参戦中のFogniniが最終的には超えていく可能性があるとすれば、
やはり全仏後と同様、予断を許さない状況にあると思います。

 かなり感覚的ではありますが、5/19付13位以上の充分条件は、ずばり2大会で180pt以上だと
思っています。
 このためにはベスト16×2回でも良いのですが、実際にはマドリッドでベスト8に入って
しまう方がハードルが低い
と思います。それは、マドリッドには1週間の調整期間があり、かつ
ローマよりも球足が速いため、圭にとってはより好成績を残し易いと想定されるからです。
 勿論、バルセロナの勢いそのままにベスト4以上に入れれば、それに越したことはありません。

 それでは大会関係情報です。
 
 
大会概要
①大会プロフィール
 ・大会の格等:マスターズ(ATP1000)、男女共催
 ・サーフェース:レッドクレー(ブルークレーは一昨年限定)
 ・ドローサイズ:56(16本シード※#8シード以上は1R免除)
 ・日本との時差:-7時間
②本大会の特徴
 ・マドリッドは、欧州の首都の中で最も標高が高い(約650m)。
 ・その影響と固めのレッドクレーにより、「高速クレー」と言われている。
 ・球足に対する具体的な影響としては、ボールが減速しにくくアウトしやすい。
  また、ボールが高く弾む。
 ・Federerが2005年以降に唯一優勝(2009,2012)しているマスターズクレー大会。
 ・上記のようなやや特殊なプレー環境により、予選勝者や地元選手によるアップ
  セットが多い
。(3年前の圭は格下の地元予選勝者Ribaに初黒星)
③大会本戦スケジュール
 5/4(日)~5/11(日) ※#11シード見込みの圭の初戦(1R)は5/4(日)~5/6(火)のいずれか
メインドロー開催予定
 現地5/2(金)18:00開始=日本時間5/3(土)1:00開始(公式発表)

 
本戦エントリー&シード状況
 現状までのエントリー状況に基づく、シード見込み他情報(最終更新)です。
 ・マドリッドのシード付与は4/28付RK基準
 ・各選手の勝敗成績はマイアミ以降の公式戦結果(デ杯WG含む)
 ・圭の過去対戦で、○:勝ち越し、△:タイ、×:負け越し、無印:過去対戦無し

A:#1~#4シー
・Nadal, Rafael ESP 1位 4勝2敗 Mo-QF・Ba-QF × 
・Djokovic, Novak SRB 2位 3勝1敗 Mo-SF欠場(ドロー後)
・Wawrinka, Stanislas SUI 3位 6勝1敗 デ杯1勝1敗・Mo優勝 ×
・Federer, Roger SUI 4位 6勝1敗 デ杯2勝・Mo準優勝欠場(ドロー後)

B:#5~#8シード
・Ferrer, David ESP 5位 3勝2敗 Mo-SF・Ba-2R △
・Berdych, Tomas CZE 6位 4勝2敗 Mo-3R・Oe準優勝
・Murray, Andy GBR 8位 1勝1敗 デ杯1勝1敗 ×
・Raonic, Milos CAN 9位 3勝2敗 Mo-QF・Oe-QF ○

C:#9~#12シード
・Isner, John USA 10位 0勝1敗 Ho-2R
・Gasquet, Richard FRA 11位 0勝0敗 デ杯欠場・Mo欠場・Ba欠場 ×欠場
Nishikori, Kei JPN 12位 5勝0敗 デ杯欠場・Ba優勝
・Tsonga, Jo-Wilfried FRA 13位 3勝2敗 デ杯1勝1敗・Mo-QF
・Dimitrov, Grigor BUL 14位 6勝1敗 Mo-QF・Bu優勝

D:#13~#16シード
・Dimitrov, Grigor BUL 14位 6勝1敗 Mo-QF・Bu優勝
・Fognini, Fabio ITA 15位 7勝3敗 デ杯2勝・Mo-3R・Ba-2R途中棄権・Mu準優勝
・Haas, Tommy GER 16位 2勝1敗 Mo欠場・Mu-SF ×
・Youzhny, Mikhail RUS 17位 0勝3敗 Mo-2R・Bu-2R・Mu-2R ×
・Robredo, Tommy ESP 18位 3勝3敗 Ho-2R・Mo-3R・Ba-3R ○

要注意ノーシード選手
・Robredo, Tommy ESP 18位 3勝3敗 Ho-2R・Mo-3R・Ba-3R ○
・Gulbis, Ernests LAT 20位 3勝2敗 Mo-1R・Ba-SF
・Dolgopolov, Alexandr UKR 22位 1勝2敗 Mo-2R・Ba-2R ○
Monfils, Gael FRA 23位 4勝2敗 デ杯1勝・Mo-2R・Bu-SF途中棄権・Mu離脱欠場
・Almagro, Nicolas ESP 24位 7勝2敗 Ho準優勝・Mo-3R棄権・Ba-SF
・Verdasco, Fernando ESP 25位 5勝1敗 Ho優勝・Mo欠場・Ba-3R ×
・Kohlschreiber, Philipp GER 26位 3勝3敗 Mo-2R・Ba-QF・Mu-1R
・Cilic, Marin CRO 27位 3勝2敗 デ杯2勝・Mo-2R・Ba-QF ○
・Lopez, Feliciano ESP 30位 1勝3敗 Ho-2R・Ba-2R・Mu-1R △
・[WC]Garcia-Lopez, Guillermo ESP 39位 8勝2敗 Ca優勝・Mo-QF・Oe-2R ○
・Delbonis, Federico ARG 44位 4勝3敗 Ca-SF・Mo-1R・Ba欠場・Mu-2R ○
・[WC]Bautista Agut, Roberto ESP 45位 2勝2敗 Mo-2R・Ba-2R ○

主なWithdraw選手
・Del Potro, Juan Martin ARG 7位
・Gasquet, Richard FRA 11位
・Mayer, Florian GER 35位
・Pospisil, Vasek CAN 28位
・Monfils, Gael FRA 23位
・Djokovic, Novak SRB 2位
・Federer, Roger SUI 4位

 シード群C見込みの圭は、順当ならベスト8入りをかけてシード群Bの選手と対戦、これに
勝った場合はベスト4入りをかけてシード群A(またはシード群D)の選手と対戦することになり
ます。言うまでもなく、最初の対抗シードがシード群Bとシード群Aでは大きな違いがあります。
 バルセロナ優勝でRKを大きく上げた恩恵が、早くも如実に表れたといえるでしょう。
  
以下、5/1追記
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ドロー前の心構え
 そろそろWithdraw選手の状況が一段落してきたようなので、記事を続けます。

 その後RK上位のGasquetがOUTしたため、圭は#10シードとなる見込みです。
 また、この影響で当面のライバルDimitrovがシード群Cに上がってきました。これで彼とは
同じ土俵となり、ポイント争いとしては益々予断を許さない状況になってきました。

①ノーシード選手について
 圭のシード山には、ノーシード選手が3人入ってきます。順当ならシード選手対決となる
3Rに進むためには、これらの選手との1R&2Rに勝たなければなりません。
 これは好調圭といえども簡単なことではないと思います。上記リストには要注意ノーシード
選手を11人ピックアップしましたが、彼らはいずれも1/3以上の確率で圭を倒す可能性の
ある選手だと思っています。(逆に勝算2/3なら明らかな実力上位)
 ドローの確率上は、この要注意ノーシード選手が圭のシード山に1人は入ってくる可能性が
高く、仮に1&2回戦共対戦するようなことになれば、少なくとも計算上はどちらかで負けて
しまう可能性の方が高くなってしまいます。(1-2/3^2=約56%)
 なお、本大会に限っては、上記の11人以外であっても、Q選手や新たなWC選手には
警戒が必要
です。昨年のQFで敗れたAndujarはWC選手、2011年の1Rで敗れたRibaはQ選手
だったのですから。

②ベスト8決めの対抗シード(シード群B)
 ビッグネームが名を連ねるシード群Bですが、シード群Aと比べれば、RK差以上に調子が
今一つの選手が多いと思います。
 今後のOeirasの戦況を見定める必要はあるかと思いますが、暫定的に怖さを感じる選手の
順番を付けるとすれば、Ferrer>Raonic≧Berdych>Murrayといった感じでしょうか?
 この中ではやはりFerrerが別格に思えるものの、ここは上位シードを食ってベスト8入り
するチャンスだと思います。

③準々決勝の対抗シード(シード群Aまたはシード群D)
 圭のシード群Cから見ればシード群Aとシード群Dは並列ですが、ここは独断でシード群D
からはFogniniだけをピックアップし、シード群Aと合わせた5人を横並びで比較してみたいと
思います。Ba-2R途中棄権のFogniniに対する評価が難しいところですが、あえて順番を
付けるとすれば、以下のような感じでしょうか?

Wawrinka≧Federer≧Djokovic=Nadal=Fognini

 これは異論が山ほどありそうですねw
 しかし、本当に勝てるかも知れない対抗シードとして、こんな人達の順番を考えている自分に
今違和感を感じています。圭はかつてない高みを極めようとしていることを実感しますね。
 
 
 気になるマドリッドのメインドローは、予選ドローよりも早く、現地5/2(金)の18:00、日本
時間では5/3(土)1:00
よりセレモニーが開催されます。

 今週はCH参戦組の日本人が好調で、台湾CHの5人全員に加え、米国CHで[#2]Smyczekを
下した西岡もまだ勝ち残っています。この先の彼らの奮闘とOe&Muツアーの戦況を見届け
ながら、メインドローイベントの開催を待ちたいと思います。
 

113 件のコメント

  • 5/6終了段階での各選手の基礎点データ(本文)を更新しました。

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  • コリコリさんの予想通りに5人、全勝でしたね。そろそろ誰かCHで優勝してほしいですね。

      引用  返信

  • 2R終了に伴い、本文の基礎点データを更新しています。
    早くも順位の変動が生じています。

    あと、太郎はStarace(160位)相手に6-1,6-4の快勝でした。

      引用  返信

  • 太郎選手、オールキープでの勝利ですね。スタラーチェ選手、元20位台でツアーのクレーで3、4回決勝進出してたと思います。この勝利は大きいですね。
    今夜は錦織選手と少し被りそうですが、二人ともに勝利してほしいですね。

      引用  返信

  • 太郎選手、残念(>_<)ファイナルで先にブレイクしていけると思ったのですが・・・

      引用  返信

  • 韓国CHで伊藤選手と杉田選手がSF進出。明日のSFは両者の対戦(>_<)
    杉田選手は故障から暫く不調でしたが、復調してきたようですね。

      引用  返信

  • 5/12の週、太郎は最終DAできそうだった仏CHをOUTしているのですが、なぜなんでしょうね?
    あと、守屋がクレーの独CHにDAしていたのには、ちょっとびっくりしました。

      引用  返信

  • 守屋選手、腰を痛めているようで、今週は1R敗退。一旦帰国して、調整してから向かうそうですが・・・私もビックリです。
    太郎選手、もしかしてローマからWC!とかだったらいいですが全仏の予選に向けてサーブの修正とか、調整にあてるのではないでしょうか?年頭からプロになって初めてといってもよい長期の遠征やツアー挑戦も多々ありましたので、メインの全仏に向けて休養も兼ねて本拠地で調整かと思います・・・怪我の情報も無いですし・・・

      引用  返信

  • 太郎の件は仰る通りなんでしょうね。
    去年もうちょっとで最終DAを逃した全仏予選が控えていますからね。気合も入るでしょう。

      引用  返信

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