来年の新ランキングシステム下ではジョコビッチ2位、フェデラー3位だった

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マスターズカップをジョコビッチが優勝したことで、2位フェデラーと3位ジョコビッチのポイント差は何と10ポイントとなってしまいました。

このままではフェデラーの2位も危なくなってきましたが、ジョコビッチは全豪優勝、フェデラーはベスト4ということで守るポイントが違うため、(前哨戦で逆転しない限り)ジョコビッチにとってもそんなに簡単なことではないと思われます。

さて来年からランキングシステムが刷新され、ポイント配分が変わってくることはご存じの通りです。

おさらいしておきますと、現行システムと比較して、

より高いグレードの大会
より上位ラウンド

ほど優遇されるシステムとなるようです。

ナダルは現行システムでも断トツ1位でしたが、グランドスラムを2勝するなどしていますので新システム下ではますますぶっちぎりのNo.1のはずです。

それではフェデラーとジョコビッチはどうなるのでしょうか。今年の成績を新システムのポイント配分(ただし、配点表の一部は私の推測)に当てはめてみますと、以下のようになりました。

ナダル (現行)6675p (新)12000p
フェデラー (現行)5305p (新)8720p
ジョコビッチ (現行)5295p (新)9342p

注)配点表に関しては公表された情報をもとに、一部netdashの推測が入っています。

なんと新ランキングシステム化では、今年と同じ成績だとすると2位ジョコビッチ、3位フェデラーとなってしまいました。

そしてナダルのぶっちぎり1位は新システム下では予想通り、ますます加速されます。

ビッグタイトルはフェデラーが全米、ジョコビッチが全豪とマスターズカップ、この差が出ました。

マスターズシリーズもフェデラーは優勝がありませんので、ここも逆転を許した要因です。

もちろん条件が違えば結果も違ってくるはずで、新システムになる来年は各選手の戦略も違ったものになってくるでしょう。

しかしますます混戦模様を増した男子テニス界は、新ランキングシステムによって新たな波乱要素が加わったという印象があります。

誰が大きな大会で勝ちきる力を持った選手なのか、という目で予想してみると一層楽しめるかもしれません。

 

5 件のコメント

  • ナダルの12000とは桁が違う・・・。

    来年のフェデラーは本当に注目ですね。踏ん張りどころでもあるのでしょうね。でも、彼ならまだまだやってくれそうですけど・・。

    来年こそはフェデラーと圭くんの試合があることを祈ってます。

      引用  返信

  • こんなに1位と2位の差が出てしまうポイント制って
    ありなの??

    フェデラーは2009年は万全で臨めそうでは?
    対するナダルは膝の具合がとても気になります。
    この数値によれば貯蓄は万全ですが。
    ジョコの活躍?
    う~ん、コメント差し控えておきます。

      引用  返信

  • より大きな大会で優勝することが大事になる、
    ポイント配分がシンプルになると、
    一連の記事を読んで、新ランキングシステムについて
    教えていただきました。

    今回の内容、びっくりです!!
    こんなにポイントが違ってくるとは思いませんでした。

    現行ランキングシステムの一番の問題点は、過密なスケ
    ジュールにあると思っています。
    今回のシステムの変更でそこらへんが少しでも改善され
    れば良いのですが、トップ選手に義務づけられる大会の
    数が増えるということでしたよね。

    top3からますます目が離せなくなりました。
    top3に新たに入ってくるなんてこともあるかも?

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  • TOPでこんなに順位が変動するんですか。するとそれ以下では、さらに順位の乱高下が激しそうですね。
    新ポイントシステムと新スケジュールで、来年の今頃はいったいどんな事になってますかねー。

      引用  返信

  • mimiさん、マックウィンさん、それだけ今年のナダルがすごかったってことですよ。

    GS2勝、MS3勝にオリンピックですから。優勝数が違います。

    しかしキン肉マンの超人パワーかドラゴンボールの戦闘力かと言わんばかりのスコアに笑ってしまいましたwww

    貯蓄は万全、というのは当たっていますが、たぶん少し勘違いしています。12000ポイントは「来年のシステム下では」ということなので、実際に2009年初めには6675×2=13350ポイントをナダルは持つことになります。

    2倍になるのはMasters1000以上の優勝のみなので、今年の2倍のポイントを取れる選手は皆無。

    つまり今年、ポイントをたくさん取った選手は来年初めは有利になるのです。そういう意味でナダルが最初は一番有利なのですが、時間とともに守るポイントは重くなってきます。

    ま、いずれにせよ来年末には文句なしに新たなシステムでのNo.1が決定します。

    Nosaさん、トップ選手への負担は増えます。大会側もトップ選手に出てほしいですし。その代わりのトップ優遇策でしょうか、新システムは。

    うめぞーさん、はいそのとおり。まだ全員は調べていませんが。
    いずれ記事にしますが、なにしろ大変で。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。