トップ100選手のポイントの稼ぎ方(2) 10位ごとに区切ると?

【告知】先月、錦織圭選手よりいただいたメッセージ(応援メッセージに対するお礼)が、タイトル下の「MESSAGE FROM 圭」というページからいつでも見れるようになりました。

懲りずにまた「トップ100選手のポイントの取り方」と題して、カテゴリー別のポイント内訳データを調べてみます。

前置きなどは前回、前々回記事をご覧ください。

11月1日「トップ10選手のポイントの稼ぎ方とは?

11月2日「現在行っているポイント集計作業から見えてきそうなこと

11月3日「トップ100選手のポイントの稼ぎ方(1)(カテゴリー毎の内訳)

昨日は1位から100位までのデータを一挙に横に並べてみましたが、グラフを見れば分かるように選手ごとのばらつきがかなり大きいです。

そこで今日は10位ごとに区切り、平均値を出すことで全体の傾向を見てみました。

ATPトップ100選手のカテゴリー別ポイント内訳(10位毎平均)
ATPトップ100選手のカテゴリー別ポイント内訳(10位ごとの平均) ポイント数ベース

ATPトップ100選手のカテゴリー別ポイント内訳(10位毎平均) 比率ベース

ATPトップ100選手のカテゴリー別ポイント内訳(10位ごとの平均) ポイント数ベース

当然ながらランキング下位になるにつれて、GS、MS、ISG/ISカテゴリーで得るポイントは少なくなっていきます。

逆にいえばこれらの「グランプリ」で活躍できる選手がランキング上位に行けるのです。

それと反比例するように、41位以下からランキング下位になるにつれて、チャレンジャーで得るポイントが増えていきます。

70位以下の選手になると全ポイントの約半分をチャレンジャーで稼いでいることになります。

このあたりの選手だと、チャレンジャーではほぼ確実に上位シードがつきますから稼ぎ時というわけです。

ここで錦織圭のポイント内訳を見てみましょう。

錦織圭カテゴリー別ポイント内訳

錦織圭2008年カテゴリー別ポイント内訳

錦織圭のランキングは65位(調査当時)でした。60位台の平均と比べると、よく似ていることが分かります。

よく見てみると、GSとISG/ISの比率がやや高く、MSの比率が低いことが見て取れます。

今年の錦織圭は、

GS・・・USオープンベスト16 150p
ISG/IS・・・デルレイビーチ優勝 180p/ストックホルムベスト4 100p
CH・・・バミューダCH優勝 80p

と、3つのカテゴリーで満遍なく良い結果を出しましたので、このように平均に近いポイント内訳になっているのだと思います。

MSで結果が出なかったのは偶然の要素が強い(その時期に怪我や調整中などで出場できなかった)ので、1年間大きな怪我がなくツアーを回ることができれば、チャンスが巡ってくることもあると思います。

何回も言いますが、MSでの活躍がランキング上昇のカギを握るでしょう。
(他のカテゴリーでも今年同様、好成績を残す必要はありますが。)

錦織圭のランキングはUSオープン前までは100位以下でした。

そのようなランキングでシーズンの2/3以上を過ごしたのにも関わらず、チャレンジャーに頼ったポイントの稼ぎ方をしていないことは特筆すべきことだと思います。

また、勝つときはまとめて勝つことができるタイプだと思うので、来年のシステム変更にも対応していけるのではないかと考えています。

ただし、デルレイビーチ優勝の180p(来年のシステムでは2倍されるので360p)が消える来年2月9日までに、多少はポイントを取っておく必要があります。

全豪オープンで3回戦くらいまで進出できれば、そのあとの大会で本戦ダイレクトインする上ではかなり安泰です。

あるいは全豪オープン前に、試合勘を取り戻す意味を兼ねて前哨戦のブリスベン(1月5日~)あるいはシドニー(1月12日~)あたりに出場すると予想していますが、どちらも同じ週に別の大会がありますので、選手が分散されてチャンスが広がりそうです。

果たしてどうなるでしょうか。

休養十分で膝その他の古傷に不安がないということであれば、若いですし連続で出てくるかもしれません。

今から楽しみですね。

5 件のコメント

  • おはです。
    手直ししてもらいスミマセン。
    私は、以外とこういう作業は好きですよ。
    今度は間違えないようにします・・。

    CHは以外と100位以内の人が出ているのにびっくりです。
    CHで勝つことは大変なんですね。
    いやー、数字で色々わかっていいですね。

    でも、団長、根気詰めると疲れるのでほどほどにね。

      引用  返信

  • CHの大きなポイントは、バミューダとマイアミぐらいですか。
    project45(team45だっけ?)は上を見て、大会選んでます。
    10位毎に区切る…面白いアイディアですね。
    なるほど、全豪、全豪の前哨戦あたりの戦い方が一つのカギと
    なってくるわけですね。
    そこで、少しポイントを稼いで、そのあとのGSとMSに出場する姿を
    見たいものです。
    欲張りすぎ?
    やっぱり怪我だけはしないように祈ってしまうな…
    結局、そんな考えに落ち着いちゃうけど、来シーズンも、
    勝てない時も故障の時も楽しんで応援できる気がします。

    この「トップ選手100選手のポイントの稼ぎ方」は色々な切り口で、
    シリーズ(10)ぐらいまで、行けるでしょう。
    楽しみにしています。

      引用  返信

  • 先日自分で集計してみて、
    いかに今まで先生(団長)の講義を聞いてなかったかが露呈しました^^;

    これからは講義を欠かさずくまなく履行するように致します。

    ボランティア集計ってある意味講義をちゃんと聞いてたかの試験?
    しかしこれで検定突破への足がかりが出来たかもしれません、私。

    先生、これからもよろしくお願いします!

      引用  返信

  • というわけで
    来年は、錦織のMSの戦い方に注目したいとおもいます!

      引用  返信

  • 団長さん、いい仕事してますね~。
    集計を手伝った甲斐があるというものです。

    09シーズン最初の大会で錦織選手がいいスタートを切れるといいですね。
    コートの上に立つ姿が今から待ち遠しいです。

    Nosaさん、
    >この「トップ選手100選手のポイントの稼ぎ方」は色々な切り口で、
    >シリーズ(10)ぐらいまで、行けるでしょう。
    また団長さんにプレッシャーかけてるし~。
    でも、私も一票!

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。