現時点で分かっている範囲の来年からのポイント配点表

昨日の記事で紹介した、来年の新システムのポイント配点表を紹介します。 元ネタはMatch Tough: Radical changes to ATP rankings ? ですが、記事が消えてしまっています。何か事情でもあったのかもしれません。 現時点で分かっている範囲の配点表は以下のとおりです。 グランドスラム

結果 W F R4 R8 R16
2009 2000 1200 720 360 200
2008 1000 700 450 250 150
増加 100% 71% 60% 44% 33%

Masters 1000

結果 W F R4 R8 R16
2009 1000 600 360 180 100
2008 500 350 225 125 75
増加 100% 71% 60% 44% 33%

ATP 500 (増加は旧ISG $100万大会から)

結果 W F R4 R8 R16
2009 500 300 180 90 45
2008 300 210 135 75 25
増加 66% 42% 33% 20% 80%

ATP 250 (増加は旧IS $40万大会から)

結果 W F R4 R8 R16
2009 250 150 90 45 不明
2008 175 120 75 40 15
増加 43% 25% 20% 13% 不明

$125,000 チャレンジャー

結果 W F R4 R8 R16
2009 100 60 35 18 6
2008 80 56 36 19 8
増加 25% 7% -3% -5% -33%

$50,000 チャレンジャー

結果 W F R4 R8 R16
2009 75 45 27 15 5
2008 50 35 22 12 5
増加 50% 28% -22% 25% -0%

$15,000 フューチャーズ

結果 W F R4 R8 R16
2009 25 14 7 3 1
2008 18 12 6 3 1
増加 28% 16% 16% 0% 0%

以上の配点表から、現行システム→新システムのポイント増加率をグラフにすると下のようになります。 ATP新ランキングシステムにおけるポイント増加率

赤のラインで示されたのがいわゆる「ATPツアー」 = グランドスラム~ATP250 青のラインで示されたのがいわゆる「下部トーナメント」 = チャレンジャー、フューチャーズ です。 そして各色の中でも色が濃くなるほど上位トーナメントです。 一目瞭然で、

  • トーナメントの上位成績者を(今までより)優遇
  • 上位トーナメントを(今までより)優遇

していることが分かります。

しかし、下部トーナメントでは必ずしも賞金額の高い大会が優遇されているというわけではなく、$12.5万チャレンジャーは$5万チャレンジャーや$1.5万フューチャーズよりも増加率が低くなってしまっています。

しかも、ベスト4以下はポイントが下がってしまうというおまけ付き。

今年、がんばってチャレンジャーの中でも高額賞金(=レベルが高い)の大会を選んで出場者がバカを見てしまうという事態に。

どうしてこういうことが起きてしまうかというと、ATPの言う「わかりやすく簡略化」のせいだと思われます。

たとえばATP 250大会の元であるIS(インターナショナルシリーズ)は、賞金額に応じてさらに4つのカテゴリーに分かれていました。 それぞれ優勝ポイントが250,225,200,175でした。

この4つが、来年よりATP 250の1つにまとめられるので、賞金が異なるのに同じポイントということになります。そして来年1年間は、2008年に高額賞金、高ポイントの大会に出ていた人にとって不利になるということが起きます。

同じようなことがチャレンジャーにも行われていて、私の予想では

$15万+ホスピタリティチャレンジャー
$15万チャレンジャー
$12.5万チャレンジャー
$10万チャレンジャー

の4つが1つのポイント配分にまとめられるのではないか、と思っています。

つまり(相対的に)$15万+ホスピタリティに出ていた選手に不利、$10万に出ていた選手に有利 ということです。

同様に、

$7.5万チャレンジャー
$5万チャレンジャー
$3.5万+ホスピタリティ

が1つにまとめられ、 フューチャーズ全カテゴリー も1つにまとめられるのではないか、と予想しています。

以上の予想をさらにまとめて、次回記事では大胆にも来年のポイント配点表を予想して作ってみます!!

5 件のコメント

  • 別にわかりやすく簡略化してくれなくていいと個人的に思いました。ポイントの内訳までしっかり見ているファンは多少複雑だろうが理解するし、それ以外のファンは簡略化したところで関心を持たないでしょうに。
    こんなことより他に改善すべき点はたくさんあるだろうと・・・・・・

      引用  返信

  • 本当に、GSとMasters 1000の優勝者を優遇する制度に
    変わってますね。
    全大会全出場者のポイントのトータルは、2008年に比べて、
    2009年は何倍ぐらいになるのかなあ。

    「次回記事では大胆にも来年のポイント配点表を予想して作ってみます!! 」
    ですって!?
    団長の予想ほど、…なものはないですからね。
    違った意味でも楽しみです。

      引用  返信

  • テニス界も格差社会に?!

    中途半端な勝ち方をしている選手は
    ランキングの上位にはいけないってことですよね?

    それからチャレンジャーで活躍している層が
    おいそれとマスターズの層にランクアップ出来ないって
    ことでしょうか?

    賞金金額が違うのに
    同じポイントということが起こるっていうのも
    もしも私が選手だとしたら
    どうも納得がいかないなぁ~。

    有効な改革なんでしょうかー。

      引用  返信

  • 来年の活躍次第で、プロジェクト10になる!?
    圭君の記事、英語が苦手な私にとっては、ちょっと長いwww~

    ttp://www.atptennis.com/5/en/deuce/november2008/nishikori.asp

      引用  返信

  • えみっちさん、情報提供ありがとうございます!
    これは読みごたえある記事でした。
    全部翻訳するのは問題があるので掲載は控えますが、ぜひ紹介したいですね。

    みなさま

    どういう影響が出るかは、今年のランキングに、私の配点予想を当てはめてみれば分かります・・・。

    ・・・ふふふ・・・

    そうです、第3回ボランティア募集です!!!

    ははははははははははは!!!

    今回が一番大規模ですぞ!!!

    ・・・・集まらないだろうな、最近読者少ないし・・・。
    ブログランキングも落ちてるし・・・。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。