トップ200選手のタイブレーク勝率

本日も昨日に引き続き、Top 200 Match Factsからデータを。

試合の勝率はランキングと相関がみられましたが、タイブレークはどうなのでしょうか?
これもやはり、強い選手はタイブレークも強いという印象がありますよね。
見てみましょう。

統計上のばらつきを抑えるため、10回以上タイブレークをやっている選手限定にしてみました。

トップ200選手タイブレーク勝率

試合勝率のときと比較するとよくわかりますが、明確な相関がみられません。
なんとなく右肩下がりの傾向は見えるような感じですが、傾きは小さいですし、そもそもばらつきが多いです。
10回以上タイブレークをやった選手限定にしたにもかかわらず。
10回じゃあちょっと十分ではないですけど、そんなに多くやってる人も少ないので、難しいところです。

これから言えることは、短期決戦では実力が下でも十分勝機があるということですね。
ある意味偶然の要素が強くなるというか、展開に左右されるというか。

カルロビッチ大先生の戦略(とにかくキープしてタイブレークに持ち込み、サーブにものを言わせて勝つ)は上位選手に対してはやっぱり有効なんですね。
フェデラーに勝っても不思議ではありませんね。

彼の場合戦略というより、リターンゲームが上位選手と比べると強くないのでタイブレ勝負にならざるを得ない面があると思いますが。

しかしサーブがいいと、ストロークやボレーがうまくなくても勝つチャンスが増えます。
最大のメリットは勝つことによって上位選手のテニスを体験できることです。それによって自分の技術も磨かれる。
相乗効果で、勝つ-経験-勝つの好循環サイクルを享受しやすいのがビッグサーバーだと思います。

大先生も随分とストローク、ボレーが良くなりました。このビッグサーバー好循環サイクルを利用して、晩成ながら着実に力をつけてきたのでしょう。

ちなみに大先生のタイブレーク成績は30勝31敗。ありゃ、負け越してるのね。
それにしてもタイブレーク61回って、試合数が57だから1試合に1回はタイブレークやってるのね。すご。

そしてタイブレーク最高勝率を出したのはナルバンディアンの81%(17勝4敗)。
マレーも33勝10敗(76.7%)で好成績でした。

フェデラー23勝11敗、ナダル24勝12敗でともに勝率67%前後。

上位で勝率が悪かったのはソダーリン(8勝17敗、勝率32%)やフィッシュ(10勝14敗、勝率41%)でした。
最低勝率は76位(11月7日現在)のイヴァン・ナバロで1勝10敗の勝率9.1%。勝負弱いんでしょうか?

錦織は4勝3敗で勝率57%。合計7回と少なかったので、集計からは外しています。

15 件のコメント

  • 団長さま
    たくさんの情報、ありがとうございます。
    ゆっくりじっくり読む時間がなく、それに関するコメントもかけず申し訳ありませんが・・・
    やっぱり・・・団長さん、そして皆さんにはこの情報も大事ですよね。
    http://nickstennispicks.com/
    圭くんの事、Nickさんのサイトにありました。
    そろそろ練習に入ると思われるので、
    これからはちょくちょくこのサイトに情報が出るのではないかと思われます。要チェック!

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  • 団長さん 鼻血ファミリーの皆さん お久しぶりっ♪
    圭情報満載の中 私は病魔と闘い寝込んでいました。(/□≦、)
    今日は朝からTVで圭のホットな話題で寒さも吹っ飛びました~!
    いやいや いいですね~♪熱いです!!お似合いだと思います!!
    応援!?してます!圭がんばれ~!!

    >Nosaさん 全日本選手権行かれたのですね~!
     お逢いしたかったですぅ^^

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  • ぴこさん、寝込んでらしたのですか。
    もう治ったのですよね?しばらくはご自愛くださいませ。
    例の報道の件は、温かく見守ろうではありませんか。
    18歳といえばもう大人、普通のことです。
    このブログでは特に大きな話題にするつもりはありません。

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  • あ、ぴこさんもそういうことは分かっていると思ったので、上のコメントは読んでる方全般に向けた言葉です。
    世間的にはかなり騒ぎになっていると思えたので。
    あれこれ言われるのは本人たちも嬉しくないと思うので。
    というわけで皆様よろしくお願いします。私もこれで打ち止め。

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  • tomorrowさん
    ニックのサイトにいっぱい写真載ってますね!ありがとうございます。
    RSS登録すると更新情報が自動的に来るので重宝しています。

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  • だちょ様、大変ですっ!!!
    週間フライデーによるとにしこりくんは、福原愛ちゃんと付き合ってるそーですよ!!!!!!!

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  • 私もびっくりしました!
    お相手が福原愛ちゃんとは・・!!
    圭くんも隅に置けないですよね(^^)
    おつきあいがプラスになってどんどん成長していってほしいですね。

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  • 団長、こんにちは。

    ナルの81%、凄いですね。タイブレに入るとよっしゃーって感じになるのでは・・。マレーも凄い。この二人はタイブレ好きですよ、きっと。

    フェデラーとナダルが意外と低いんですね。少しびっくり!!!

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  • ナルバンディアンも通算では六割くらいなんですけどね>タイブレ勝率
    大先生は5セットマッチの勝率も散々です

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  • mimiさん、3回に2回だったらいい方かと。それに彼ら同士や、上位選手との対戦も多いですしね。

    nnpさん、おお、データ通ですね。
    通算で見た方が信頼できますね。
    大先生はそうすか(ショボーン)。
    「ビッグサーバーはフルセットに弱い」ってのは結構言われることではありますが・・・
    (サーブに慣れられてしまうため)

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  • ナルバンディアンって、シーズン終盤の強さといい、何だか不思議な力を持っていますね。
    マレーの成績を見に行ったら、23勝10敗でしたので、勝率69.7%と
    フェデラーとナダルと同じぐらいです。
     
    ぴこさん、全日本、良かったですよね!
    ってことで、添田選手が気になって⇒1勝1敗でした。
    このTop200 Match Factsに日本人選手が10人ぐらい入る日がくるといいなあ。

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  • データ分析はいろいろ見えて面白いですね。
    微力ですがまたお手伝いできることがあればなんなりと。

    Nosaさん、どーもです。
    わたしも少しダウンしてましたがこちらへはほぼ毎日足を運んでおります。
    コメント書いたりするのはあまり得意ではないので、、怠りがち。
    申し訳ナイす。。

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  • ほほう、われらが錦織は4勝3敗ですか、もうちょっとやってたような気もしたんですが、そんなもんでしたっけ

    というのもドラマチックなタイブレが二つありましたからね
    デルレイのSF、クエリー戦、ファイナルセット、クエリーが6-3でMP握ってから絶体絶命の中、追いつき逆転・・・

    北京五輪の伝説の(勝手に伝説にしてるが)シュットラー戦、2ndセットの0-5から6-6にしてからの胃に悪いライスコ観戦での劇的勝利・・・

    今年振り返って印象に残ってるタイブレはこれでしょうか。

    錦織劇場はタイブレでも発動しますからね~、油断なりません。
    AIGで見に行ったケンドリック戦もタイブレが二回あったから僕の中では結構やってるイメージがあったんですがそうでもないのね。
    しっかしナルバンディアンの81パーセント!!すげ!
    ぱねえっすwww

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  • タイブレークってとにかく精神力とテニスの神様が振り向いてくれるかどうかでも結果が大きく左右されますよね。でも団長のデータを見るとテニスの神様はかなり公平な神様だと言うのがよくわかりました。

    今年の圭くんの試合の中では、ゲオルグさんと同じでデルレイのクエーリー戦のTBは素晴らしいの一言でした。今でも時々試合の録画を見ると、MPを凌ぎ続けた圭くんの納豆のような粘り(!)と初めての自分のMPは絶対に逃さないという気力がヒシヒシと伝わってくる最後のクロスショットは鳥肌ものです。

    もう後が無い状況の時に、具体的に教えられない部分(TBでの戦い方や精神面など)でどの様な潜在能力を持ち、そしてその潜在能力を発揮出来るかどうかでその選手の将来性が大きく問われると思います。圭くんはその片鱗をしっかり見せてくれた試合でした。

    それと去年の試合なのでちょっと外れますが、私の中で一番印象に残っている圭くんのTBは、2007年5月のカリフォルニア州カーソンチャレンジャーでのスウィーティング戦です。

    この時圭くんはまだ561位、相手は271位だったのですが、1セット目を2-6で取られ、2セット目も確か2-5で後が無い状態から6-6としました。TBでは6-2とリードしてから相手が挽回、6-6となってからは息が詰まりそうな展開となりました。結局15-13で圭くんが2セット目を取ったのですが、圭くんの後が無い状態での精神的な強さと心技体のバランスの良さを見せてくれた試合だったと思います。最終的にその結果として初めてのチャレンジャー決勝進出に結びつきました。

    誰にとっても一番楽なのはTBに持ち込まずに勝つ事でしょうが、プロの世界はそういう訳には行きません。また来年の錦織劇場を楽しみにしたいと思います!

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。