返信先: スポーツ選手の脹脛について その3

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たくや

    錦織選手は数試合に1回鍛えていて、鍛えない時は細くなっていっていますが、急に太くなる試合があります

    テレビの録画はお持ちでしょうか

    これは何学といえばいいのかわかりませんが証明されていることです

    腸腰筋がトップアスリートになると発達するのですが、これは全身が柔らかくそれによって軸が通って、その付近が活性化されない限り、使うことができない筋肉です。それを使って立てば、ふくらはぎの周りの2つの骨のうち、脛骨に体重をうまく預けて立つことができます。普通の人はそれができません。ほとんどの人が、重心がトップアスリートに比べて、つま先寄りのため、ふくらはぎを常時緊張させて、前に倒れないようにしないといけません。
    かんたんにいえば、人体の本来の構造でいえばふくらはぎは走るときより、姿勢をゆらゆらと立っているときに制御するときのほうが重要な役割で、トップアスリートが走るときは少ししか使われません。

    http://physiomed-japan.com/wp-content/uploads/2014/10/jiku.jpg

    画像を見ていただくと分かりますが、この意識が通ると、ハムストリングスの上部、腸腰筋、背中側の肩甲骨周りの筋肉が活性化します。
    そして、外側の太もも、や腰などの筋肉は極力脱力します。さらに脛骨を軸が通っているので、極力ふくらはぎが脱力できます

    重心落下点が脛骨にあるトップアスリートは本来重力がかかるべきところに集中しているため、それによって無理のない動き出しができます。そのことにより、さらに軸が強くなります
    これを意識で筋肉を活性化させるための「体軸」と、垂直にかかる重力の「垂軸」が一致すると言います

    たった状態で、ふくらはぎに力を入れてみてほしいのですが、後ろに倒れそうになると思います。これはトップアスリートも一般の方も同じで、つま先をピーンと伸ばそうとすれば、身体は後ろに行きます。ということは普通は後ろ向きの力がかかるので、ブレーキをかけずにふくらはぎを使うには、かなり限定的な状況になります。
    どういう状況かと言うと、脛から下(膝からした)が腸腰筋で大腿骨(太ももの中の骨)を引っ張ることにより、その大腿骨に引っ張られることでかなりスピードがついて、前にいっている最中ということになります
    一般の人は走っていても太ももで足を引き上げるので、うまく脛が加速せず、常にブレーキを掛けたままアクセルを踏むことになるため、効率が悪いうえに、ふくらはぎに強い力が要求されます。おまけに鍛えられてしまって重くなり、さらに腸腰筋で引き上げる邪魔をしてしまいます

    http://tanaakk.net/archives/6821
    これだけのメカニズムがもともと備わっているので、子供やネイマールなどの歩き方はすごく美しいです。すごくかっこよくなります
    http://saiut.com/wp-content/uploads/2014/09/hasiri.jpg