錦織圭、サンライズCHは回避

ようやくサンライズCHの予選ドローが発表されましたが、錦織圭の名前はありませんでした。

このサンライズCHには、マスターズ1000の格付けであるインディアンウェルスで早期敗退した選手がポイント、あるいは実戦経験を求めて集まるため、チャレンジャー大会とは思えないほどレベルの高いエントリー状況に毎年なります。

予選の第1シードは26位のソダーリング。一瞬目を疑いました。本来なら本戦インですが、Late Entryだったのでしょうか?だとしたらワイルドカード扱いになると思うし、そもそもそれでも本戦からでしょう。ルールブックにもチャレンジャーシリーズは21日前がエントリー締め切りとしか書いてありません(72ページ)。

予選第2シードはこれもトップ100内の85位パウ閣下。
先週の京都チャレンジャーだと余裕で本戦第1シードとなるランキングです。それが予選ですからいかにレベルが高いか分かっていただけると思います。

そんな厳しい予選を3回も勝ちぬかないと本戦に入ることはできません。しかも

3回勝って予選を通過してもたったの5ポイント!!

しかも2回勝って予選決勝で負けても1ポイントももらえないのです!!

本戦ダイレクトインになれば勝つごとにそれなりのポイントがもらえますが、今回錦織は予選からとなるランキングでした。

肘の状態が万全でないことを考えると、回避は当然と思われます。割に合いません。

逆に来週のマイアミはマスターズ1000の大会ですから、出場するだけでも10ポイントが確定ですし、ポイントも大きな大会ですからこちらに照準を合わせていくということなのでしょう。

1週間じっくりと調整して、なるべくいい状態で臨んでほしいですね。本拠地のブラデントンも同じフロリダ州にあって今回は移動の負担も小さいです。

10 件のコメント

  • 違うサイトで
    「錦織圭、腕の故障が長引いている。
    痛み止めを飲みながらの試合では、この後も心配になる。

    錦織圭ファンのコミュでは、
    「彼が現在使用しているラケットが、負担大きいのではないか」
    という意見も交換されている。

    私自身は、
    「まだ、ラケットで楽をしようとは思っていない」主義なのだが、
    もしも、故障を抱えているならば、その時期だけでも、
    負荷の少ないマテリアルを選択するかもしれない。

    スポンサーとの契約があろうと、どんなスタッフが助言しても、
    最終的には、本人の判断になるのだろう。 」

    というコメントが載ってたのですがラケットの影響でかいんですかね?

      引用  返信

  • どうでしょうかね?確かなことは言えないと思いますが・・・。
    確実に言えることは

    ・錦織のスイングスピードは速い
    ・錦織のスイングは遠心力をかなり利用している
    ・錦織のスイングは肘のたたみこみが特徴(スイングスピードがアップする)
    ・錦織のラケットはトップヘビーであり、スイングウェイトが大きい

    ことから、大きな力が腕にかかることは間違いないと思います。

    しかしそれは錦織に限ったことではありませんし、果たしてその凄まじいスイングスピードがどの程度腕に影響するか?ということははっきりしたデータなりエビデンスは無いのではないか?と思います。

    スポンサーとの関係ですが、仮に今のラケットは肘への負担が大きすぎるという話になれば、より良いラケットを開発してくれると思いますよ。嫌々使うということはないでしょう。

    少なくとも、コスメは同じで中身が違う、圭専用ラケットなんてものはすぐに作ってくれます。

    答えになってないかもしれませんが、結局想像するしかないというか・・・。
    個人的には、少しは影響はあると思いますけどね。
    でもトップヘビーのラケットは錦織が好んで使っているものですし、ラケットが変わることでプレーが落ちてしまっては元も子もありませんから、このまま行くのではないでしょうか。

    逆にラケットを変えるということになればそれは影響が大きかったということでしょう。

      引用  返信

  • そういえば、ワイルドカードもらって本戦入りなんて可能性もまだあることはありますね・・・。

      引用  返信

  • 書き忘れましたが、しかもサンライズCH予選は1日2試合やります・・・。

      引用  返信

  • 鼻血さま
    前の記事のコメントのresponse最後に
    その3 を載せました。

      引用  返信

  • 本戦ドローにも名前がないようです。
    次に備えて英気を養ってもらいましょう。

    それにしても皆さん、文才のある方ばかりですね。
    もうひとりのきょうこさん、笑いあり感動ありの観戦記毎回楽しく読ませてもらっています。
    流行語大賞になりそうな言葉がいっぱい出てきますね。

      引用  返信

  • 肘のたたみこみに関して、最近の若手は
    こういうスウィングする人が多いみたいですね。
    しにこりみたいなビッグフォアの持ち主グルビスも
    似たようなスウィングをしてるようにみえます。

      引用  返信

  • >>テニス少年さま、だんちょ
    ぼくの係りつけストリンガーさんも、
    「やつが怪我をするのはracquetが重いから。
    だからテイクバックもすごく小さいし、腹筋→肘 見たいな感じで
    怪我をしている。」と仰せになってますた。
    (ちなみにストリンガー協会A級の方です)
    「やつがぴょんぴょん跳ぶのも、打点を少しでも高くする
    ということよりは、地面と接するのをなるべく少なくして
    体にかかる負担をなくしている。フォアうつとき
    二本足付けてスイングするのと、右足上げてスイングするの
    どっちが楽にふれる?」といってますた。
    (でもにしこりはいつかのインタブーで
    「打点は胸の高さで打つようにしてます。それは相手も
    予想してないことなので」といっていたので、ジャンピングショットは
    負担を逃がす+高い打点で打つ の二つを実現させてると
    個人的には思ってます。)
    「もう少し体が出来てくれば、もう少し軽いracquetを振れるのではないか」とも
    のたまってますた。
    いまたしかにしこりは3000本のKei Specより重いのを
    使ってるとかなんとか…??

    >>takaさま
    にしこり、ガルビス、ジョコビッチとかのスイングは
    肘をたたんでますよねすごく。
    でもフェデラー、ナダル、ベルダスコなどは腕をピーンと伸ばして
    打ってます。遠心力を使うため?とかなんでせうかねぇ。
    ぼくはナダル系の打ち方をやってみてもぜーんぜんできないので
    にしこり系のほあはんどしかできないんですが…

    >>The Other きょうこさまww
    あんたはんは 鼻血ブログの 樋口一葉や~~

    ちょうしのってすみませんきょうこさま……

      引用  返信

  • そうですか、本戦ドローにも名前がありませんか。

    サンライズCHのポイント制には、驚きました。
    ソダーリンは何で出場するんでしょうね。
    試合がない期間があると、やっぱり不安になるのかな。
    錦織は、ゆくゆく試合数を絞ったフェデラー型ですかね。

    にしこり系のほあはんどしかできないって、凄すぎるんですが。
    「田舎くさいフォームだねえ」と言われ、必至にフォームをなおした経験があります・・・

      引用  返信

  • iさん

    ジャンプするのが体への負担を減らすためかどうかは分かりませんがラケットの影響があると思う人は結構いるみたいですね。

    プロのスイングスピードは出せないので私には想像するしかないですなあ・・・。

    一般的にジャンプするのは3種類あると思います。

    (1)ボールに推進力を与えるための後ろ脚の蹴りによって「結果的に」ななめ前方にジャンプする

    (2)差し込まれてボールを持ち上げるために「仕方なく」ジャンプする

    (3)体のターンをスムーズにするためにジャンプする

    (3)についてはショートクロスに打つときなど、鋭いボディターンをするために体をくるっと回して打つことがあります。
    またコートカバリングを考えて、ヒッティングとリカバリーを同時に行うために空中でターンして右足を踏ん張るという動作があります。

    体の負担を減らすためというのは初耳でした。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。