テニスコートのサイズを知っていますか?(テニスの物理5)

突然ですが、テニスコートの寸法を知っていますか?1cm単位まで正確に答えてください。

おそらくほとんどの方がご存じないのではないでしょうか。ひょっとしたらベースライン間の距離(すなわち、コートの長辺の長さ)くらいは知っているかもしれませんが、サービスエリアの寸法はどうでしょうか?アレイの幅は?

テニスコートの寸法なんか知らなくてもテニスはできるわい!

その通りですw

はっきり言ってテニスコートの大きさなど知らなくてもちゃんとプレーはできます。また、強い人だからと言ってテニスコートの大きさを知っているというものではないでしょう。

しかしコートの大きさを知ることによって、いろいろなことがわかるのも事実です。

数字にこだわる男としては、テニスコートの寸法もチェックしておきたいと思い、私は中学でテニスを始めて1年くらい経った頃、どうしてもテニスコートの寸法を知りたくなりました。

当時はインターネットなどありませんから、行きつけのスポーツ用品店(地方なのでテニス専門店もありませんでした)に行き、教えてもらってメモして帰ったことを覚えています。

テニスコートの寸法なんか知ってどうするの?

ストレートに打つ場合と、クロスに打つ場合で角度が何度違うのかをどうしても計算してみたかったのです(中学生当時)。

また、「テニスの物理」シリーズを展開する上では必須の情報です。

クロスの角度の計算結果については次の機会にご紹介したいと思いますが、ストロークの場合は「クロス」と言ってもそれほどストレートと角度が違うわけではないことを知り、驚いたことを覚えています(確か20度以下です。また今度計算しなおします)。

他にも実際の寸法が自分の感覚とずれていることを知り、ポジショニングなどの面でかなり参考になりました。皆さんも一度テニスコートの図面を見ながら、あれこれとシミュレーションしてみることをお勧めします。

テニスコートの寸法に対する、一般的な認識(推測)

おそらくごく普通のテニス愛好家は、テニスコートの寸法について以下のような認識を持っているのではないでしょうか?

  • ベースラインの長さって、大体10mくらいだよね?
  • サービスエリアは正方形か、それに近い長方形だよね。ちょっと縦が長いか?
  • 自陣の左右(ベースラインの長さ)と前後(ベースラインからネットまでの距離)は同じくらいだよね?
  • アレイって見た目で大体1mくらいの幅だよね?狙ってもすぐサイドアウトするし、そんなに広くないでしょ。

以上の認識を図にしてみると、以下のようになります。

一般的なテニスコートのサイズの認識(推測)

対して、実際のテニスコートの寸法は下図のようになります。

ルールブック(コートの友)によると、縦(ベースライン間の距離)は23.77m、横(サイドライン間の距離)はシングルスの場合8.23m、ダブルスの場合10.97mと定められています。またサービスエリアの縦方向の長さは6.40mです。

こられの数値から計算で導かれる寸法はカッコ付きで表しています。アレイの幅1.37mなどです。

実際のテニスコートの寸法

いかがでしょうか?最初の図は必ずしもみなさんの認識と一致していなかったかもしれませんが、実際の寸法はご自身の認識と結構違っていたのではないでしょうか?

  • 思ったよりずいぶん縦長
  • サービスエリアってこんなに縦長なの?(縦が横の1.5倍)
  • サービスエリアの方が、サービスエリア外より広いんだ・・・
  • アレイ意外と幅広いな

あたりが感想ではないかと推測します。

どうしても左右に走らされるイメージがあるので、横幅を過大評価し、縦幅を過小評価する傾向があるのではないでしょうか。

しかし実際にはご覧のような寸法ですので、これを見ると

「もうちょっとドロップショットとか使って、前後に走らせてみようかな?

「無理やり左右の隙間狙ってパッシングショット打つくらいだったら、ちょっとロブを上げてみようかな?」

という気になりませんか?

あるいは、ボールを深く打つことの重要性を認識しませんか?ベースライン後ろに相手を留めることができれば、相手のボールの角度をかなり抑えることができそうです。

逆にコートの中に入って来られれば来られるほど、広い角度にボールを打って来られる可能性が増加します。

どうでしょう。これでもまだ「テニスコートの寸法なんて知らなくても、テニスはできるわい!」と言い切れるでしょうか。

少なくとも知っておいて損はないと思うのですが。

9 件のコメント

  • tenis courtの大きさなんか、テニス出来るわい!

    その通りです。あれは、際どいショットをウォッチするか、打つべきかは、「体で覚えなければ」コートの何処に居ても、体で覚えなければなりません。

    ま、れんしゅ&試合してれば、おのずと覚えていきますが。

    但し、私はシングルプレイヤーなので、ダブルスコートの感覚が「全く!」ありません!!!

    アレー、はちなみに、ドイツ語で、「通り」というあまり使われない名詞ですが、(通りは、シュトラーゼ”Strasse”と言うのが、靖国「通り」みたいな、一般的意味ですが。アレーはもっと狭い通りをいう時に「たまに」使います。
    なので、テニスコートのアレーも小道波の大きさですね。

    思ったよりも縦長、はサーヴ&ヴォレーの私は思った事がありませんでした。
    むしろ、試合では余り使わない、「ストロークの」練習の時に「なんで、こんなに左右の振り回しされなきゃいけないんだ・

    前へ出て最低でも、ローヴォレーを含んで、2ショット以内で決めればいいのに???と思っているので、縦長より、「横長」のイメージがあります。

    今私は諸事情により、走れないので、横に振られるとあっさりあきらめます。
    セオリーの一つの「深く打つ」人だとショートバウンドで、1っぱつwwを無理無理むりーーにきめに行きますが。

    なので、テニスはさんざんしまくりましたが、コートの大きさ等、気にも留めた事がありませんでした!

    ちなみに、netdashさんは、テニスコートの1面は、人間の小腸と大腸(省庁に比べ、面積は狭いんのがColon=大腸です。の総面積と同じなのをご存知でしょうかwww
    私も、何かの本でそれを知った時、「自分の体内には、テニスコートのサーフェスが晴れる生物学的なものがあるんだ。サーフェス名は、すると「”イン手ステイン”(腸の英語名です」かなーー???と勝手に命名しました。

    まだ、そのサーフェスでプレイしたことはありませんがwww!!!

    いつか、してみたいです。粘膜側がサーフェス表面だったら、リバウンドエースよりもっと「食い込むクレー波になるのではwww??

    外側だったら、そこそこ球足の速いコートになるかもしれませんが。

    どなたか、コロンサーフェスで売った事のある方、ご教授ください。
    多分に、世界中で1人もいらっしゃらないと思いますがwwwww

    アレーは狭い小道、と思いながら、ダブルスコートの感覚が「全く無い!」ロー取る!プレイヤーの乾燥でした。

    種さん、ダブルスの極意、ご教授くださいませ。
    netdashさん、ダブルスとシングルスの両立の仕方をお教えいただけたら助かります!

    何せ、シングルスの動き方しか分らない、おバカさんなので、わたくし。

    宜しくーーー。オンお願いいたします。

    敬具

      引用  返信

  • 呼んだ??
    シングルスでパスを打つと全部アレーに入る種丸ですw
    コートの大きさをミリ単位で知っていても
    そのミリ単位でコントロールできる技術が無ければ
    知らぬに等しい・・と、厳しく言えばそんな意見の持ち主です。
    ですが、だんちょの言うやうにコートは縦長であり、
    ボリさんが得意な???ストローク戦においては横に広く感じる
    とてもやっかいな広さですよねww
    そこをおさえる意味でコートの大きさを身体で知っておくのは
    とても意義のあることですね。
    対戦相手によってもコートの使い方や使われ方が違ってくるし
    とりあえず自分的にはいろいろ出来なきゃ面白くないと思うから
    「ノーグリップ・ノーフォーム・ノープレイス」のテニスを
    追求したいと思っています。
    「自分の居る場所、相手の居る場所を問わず有効打を打つ」
    これを理想にしてますが勿論できませんよ、ナニカ??w
    コレ出来ればシングルスもダブルスも境目はアレーってコトに。
    そうなるとシングルス怪人のボリさんにはないダブルスコート感覚
    ダブルス廃人のオイラにはないシングルスコート感覚は
    たった「1.37m」×2に左右されていると。
    こりゃ両方を備え持つだんちょには敵わないってコトだね。
    余談だけど角度計るのは自分も始めた頃やったよンww
    手元での数度の違いが20m先では大きな距離(左右)に
    なりますからね、興味を持つなと言う方が無理だよねwww
    うぅ、久々の長文で指に痺れが・・・wwwwではまた。

      引用  返信

  • 種丸さん

    愛が当?ありがとう!ございます。

    ダブルスでクロスに打っても、ダウンザライン狙っても、シングルスコートのサイドラインしか見えない。盲目のborisでっすwwww

    ストロークなんてやってると、アングル狙われたらコートの外まで走らなければ返せないし。。。。

    そんな事してるんであれば、さっさと前へド詰めして、決めればイイ。
    そんな、小学生の思考回路をこの年(やっと、中学校以上には「少なくとも」なっていますwww)になっても保持しておりますww

    「ぐりぐりグリップ、ぎりぎりフォームww、ノープレイスですが力ずくwwww」のセンスのかけらも無いテニスを追及したいと心に決めています(T_T)

    種さんみたいに、薄いグリップでエレガントに臨機応変な柔軟さがないので。。。。。。。

    でも、今はネットが遠くって。辿り着くまでに、かれこれ2~3日かかります(泣きが入る)。。。。。。。

    なので、何やっても、1っぱつで決めに行く!

    いっ、いけませんか?(汗)

    ダブルスは複雑すぎて、あれは頭のいい方がやる種目。
    シングルスはエゴイストになりきらないといけない種目。

    ただ、コートは結局「相手側のコートは小さく感じ、自分のコートは広すぎる!と感じる」のは万人共通ではないでしょうか。

    私の指導をしていただいた、某有名コーチは「テニスは”手ニス”じゃないんだ。”足ニス”なんだ。フットワークの練習をするぞ」毎日そればかりのたまわっていらっしゃいました。
    フットワークを奪われた現在、解決法を苦心して、見つけました!!

    全て「コードボールを決める」
    これで、生涯どころか、年間グランドスラムも思いのまま!!

    何故今まで気がつかなかったんだろう????wwww

    ということで、何ヶ月か前の鼻知さんの記事。
    「テニスで一番重要なショットはサーヴ」
    は間違いですwww
    全てレットで打ち直しですからwwww

    皆さん、コードボールの練習をしませう。

    なっ、何か間違った事言ってますか、わたくし???
    んんん?wwwwww

    種丸さん、合ってますよね?この理論。
    反論を募集しております。
    じゃんじゃん書き込んで下さい、皆様!

      引用  返信

  • 初めましてG2(じーつー)です。

    よくこんなに面白いネタが尽きないもんだなと感心しながら毎日拝見しています。

    「コートサイズを、完璧に、しかも簡単に、覚えてしまおう」

    という話しが、かなり以前にSOHOストリンガーさんのブログにありました。リンクを貼っておきます:

    http://blog.livedoor.jp/yyr_co_jp/archives/50071263.html

    ではこれからも更新頑張って下さい!

      引用  返信

  • 初めまして。最初からずぅ~~~っと読ませて頂いてる隠れファンです。
    文章がヘタなので書き込む勇気がなかったのですが、今日のテーマを読んで初書き込みさせて頂きます。

    私はコートの寸法を調べてからテニスが変わりました。
    スクールで習ったことをノートに書いてるのですが、何度もコート図を描いてるうちにふと気になり、調べたのがきっかけです。
    イメージとはかなり違いました。
    そして、正しい寸法でノートを書き直していくうち、コーチの言ってることがよくわかるようになりました。自分のミスの原因も。
    それまでは、頭で理解できても自分のコートサイズのイメージでコートに立ってたので、ポジションや次の動きが微妙に悪かったり、角度をつけて打つ球も精度がよくなかったです。
    それがたった半歩や1歩、ほんの少しの向きの方向で球種の選択が変わり、こんなに違うものかと驚きました。
    あと、サービスエリアよりサービスエリア外が広いイメージがあったのですが、逆だったのでロブ追いのイメージが「シンドイ」から「距離が短いので十分間に合う」に変わり、本当に普通に返せるようになりました。
    意識が変わっただけでこの差です。
    新発見はまだたくさんありましたが、書ききれないので、興味のある方は試してみて下さい。
    正しいコートサイズをイメージしてコートに立ちプレーする。これだけです。

    鼻血さん、これからも楽しみにしていますね!

      引用  返信

  • borisさん

    さすがborisさんですな。届かなければダイビングボレーで万事解決。

    種さん

    呼んだ呼んだwww

    G2さん

    コメントありがとうございます!
    リンク先のブログ見ました。すごくいいブログですね。
    いろいろ参考になることが書いてありました。ありがとうございます。

    kikiさん

    コメントありがとうございます。
    そうですか。コートの大きさを意識することでそんなに効果がありましたか!そういう話を聞くと嬉しいです。

    気持の持ち方が楽になる効果が大きいようですね。
    ポジショニングを適切に取る効果も実感されたようで、一石三鳥というところでしょうか。

    隠れファンカミングアウトもありがとうございますwww
    他にももしいたら、恥ずかしがってないで出てきてください^^

      引用  返信

  • 隠れファンです!
    毎日の更新、ホントすごいです!
    話題、尽きませんねえ~!

    種丸さんのシングルスでパスがアレイに笑い(失礼!)
    borisさんのダブルスでクロス、ダウンザライン狙っても…の
    話に一緒だあ!!
    そうか、頭が悪かったからダブルスの動きが
    いまだに(テニス暦20年)よくわからないんだ?
    せめて足だけは衰えないようトレーニングしようっと!

      引用  返信

  • また隠れファンキター!!!

    ありがとうございます。
    話題は尽きないけど、記事にするのは難しいです。
    まあ、すでに錦織関連記事オンリーを捨ててテニスネタ全般に広げちゃってますがw

      引用  返信

  • 4.15mじゃなくて4.115mですね。サービスエリアの横幅・・・。
    ミスです。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。