ランキング試算(1月3日付)   ケイメヒコ

錦織選手のランキング関連データ 12月27日現在

現在ポイント 554   本年の対戦成績 0勝0敗

現在ランキング 98位(+0) 本年年初 98    本年最高位 98位

現在100位の選手とそのポイント  Igor Kunitsyn (RUS )  551点

WC           年間  5枚  使用数 0枚 残り 5枚

今年最後の記事になりました。一年間お付き合いくださいましてありがとうございます。

この22日にBrad Gilbertがコーチに就任というビッグニュースが飛び込みました。超有名な人のコーチ就任というと本人に相当なプレッシャーがかかりますね。それで潰れてしまうような錦織選手ではないと思います。本人のブログによるとすでにGilbertの自宅に行って指導を受けて、そこから28日にインドに向けて出発ということです。日本での誕生日抜きにするのかな?とすると今年はほんとにやる気十分で大人になったなと感じます。

1月3日付けが2011年最初のランキングになります。(以下の記事では2011年を今年としています)しかし、今年の大会がこの日から始まりますので、トップ100以内で順位の変動は無いと思います。この日のランキングはMemphis、Marseille、Buenos Airesの三大会に使われます。

新コーチ就任前の発言ですが、錦織選手は今年を勝負の年とし、目標はキャリヤーハイで終わること、それは45位超えも念頭におくというものです。これは嬉しい高い目標です。でも、不可能とは思えない目標だと思います。

その目標に向かって、非常に良いチャンスがChennai大会(Gilbertコーチの帯同は11日のWTCからとのこと)です。錦織選手は時として爆発してくれますが、わたしはChennaiでの爆発が他の大会より大きな意味があるとしています、準決勝以上にのこることが今年一年の参戦計画を安定してATPツアーに回れる基礎固めだと思います。そのことを12月始めにコメント欄で記載しました。素人ファンが考えることですが、前半の参戦戦略についてここで再掲したいと思います。

まず、ランキングについての基本的なおさらいをしておきましょう。

参戦できなければ、ポイント獲得の機会がありません。昨年Wimbledon後、今後はATPに参戦すると発言し、参戦できているCH大会を飛ばして待ってましたが、当然のことながらATPには参戦できませんでした。結局Binghamton CHにWCを得て参戦しました

そして全米には予選を勝ち上がり、Cilicに勝つという活躍をしました。是非、今年は気持ちからだけの発言ではなく、着実な発言と参戦計画をして欲しいものです。今したいことをするのか、最終的にしたいことのために今何をするのか、この違いは大きい。

何度も言っていることですが、ランキングは参戦して、勝利して始めてポイント獲得し、ランキングアップの可能性を得るのです。次の参戦のためのランキングで、エントリーランキングと言います。相対的に強さを示すとは言えますが、他の競技のような強さのバロメータを示すことが目的のランキングではありません。

ランキング100位前後ではGSのDA可能なレベルであって、ATP大会へのDAは無理です。これをお忘れの方がランキングなど気にしないで良いと言うだけです。もちろん、人気のない大会ではDAもできましょう。Chennaiは同一週の3つの大会で一番カットオフが高かったから(つまり参戦希望者が少なかったから)DAできたのです。だからこそ、逆にこのチャンス・参戦できたときに勝利しなければなりません。

昨年実質復帰した4月までに最低400点の積み上げが無ければ、目標達成のために窮屈になり、プレッシャーも去年以上になりましょう。そのためにChennaiは非常に重要な大会です。

Indian Wellsのエントリー締切は1月24日です。これは全豪中ですからその前のランキングになります。

つまり、1月2週目までの大会の成績に寄ります。2週目の2大会は250大会でもDrawが28と少なく、全豪前週と言うこともあり、人気が高く毎年カットオフは50位あたりです。とてもDAは無理です。で、WTC Adelaideのエキジビションに参加し、全豪に向けた調整をします。

ですから、Indian WellsのエントリーはChennai での成績に寄ります。Indian WellsはMSで96と一番Drawが多い大会ですが、上位者は参戦義務があり、DAの76人枠は殆ど埋まり余裕がありません。本戦DAにもそれほど巾がありません。DAの可能性を高くするためにはChennaiで準決勝以上に残ることです。

もし、Indian WellsにDAなら1回戦が木曜日からですから、前の週のDavis Cup(勝ってもポイントが得られない)に出ても移動時間が取れますが、予選から参戦という状態では、Davis Cupに出たらスケジュールに無理があります。もし、Davis Cupに出る選択をしたなら、この大切な時期に少なくとも3週間ポイントゲットのチャンスを失うことになり、後々のエントリーが厳しくなります。

昨年はテニスできない体でしたからすっきり辞退できましたが、今年は日本人トップです。そして錦織選手はDavis Cupは参加したい大会としていますので、勝負の年としている自分の今後のために辞退するのかどうか迷うところです。Chennaiで充分な成績をあげたら迷うことなくDavis Cupに参加できます。もしIndian WellsにDAできない成績だったら、わたしがマネージャーなら、予選からしっかり参戦するために、翌年には参戦できる状態にする大切な大会だからという理由で、今年もう一年だけ辞退することを勧めますね。どうするでしょうか?

ですから、錦織選手にとってChennai大会は多くの中の1つの大会ではなく、今年の目標に向けた参戦計画を容易にするとても重要な大会で、爆発して準決勝進出が望まれます。

Indian WellsにDAしたら、次のMaiamiにもDAできるようになります。もしChennaiで準決勝進出に失敗してもMaiamiのエントリーには全豪後のランキングです。San JoseのポイントはMaiamiのエントリーに関係しません。フロリダ拠点の錦織選手はMaiamiでWCを発行してもらいやすい大会ですが、全豪で最低3回戦に進出して心配のないランキングでDAして欲しいです。最低、この状態まで持って来ていなければ、目標達成が困難になりましょう。

Maiami後で60位台のランキングになっていれば、去年のポイントをカバーしながら、余裕を持ったATPへの参戦計画で行けるようになりましょう。つまり、それ以降の大会では多くの中の1つの大会をこなすという気楽なスタンスで行けます。そして東京にはWCではなくDAして、去年のようなプレッシャーを持たないで済むようにすべきです。

今回のことはNick(あるいはIMG?)が錦織選手の今年にかけて行ったコーチングスタッフの組織替えでしょう。わたしはこの力の入れようを次のように想像しました。

「現在やっと100位以内の選手にトップ選手のコーチとして有名なGilbertを、元々アカデミーに関係あるとは言え破格な人事を行うのは、発表はされていませんが、ケガのため2年程遅れている長期計画を取り戻すため、今年最低45位以内を、できたらシード権がある30位以内(例WawrinkaのChennaiへのWC優先取得権の行使)を目指しているものではないかと。フルタイムのBottiniに加えて、年間15大会(多分ESPNが放送権を得ている大会だけでしょうが)にGilbertが帯同することになったものと思います。」

何れにしてもコーチが最低一人、大部分は二人?が帯同するなんてビックリです。実際に帯同するのはBottiniかGilbertのどちらか一人だけなのかな?

帯同と言えば、ウイダーの丸山トレーナーさん、是非、今年も怪我無く、強靱な体に向けてサポートしてください。

今後のスケジュール(錦織選手のエントリー状況)です。

1.03 Chennai 32Draw DA     Berdych、Cilic、Wawrinka、Gasquet
1.10 Auckland、Sydney 共にエントリー申請無し。
1.11-1.13 WTC AdelaideにPAT CASHと組んで参加します。ここから全豪に向けGilbertコーチの帯同が得られるとのことです。
1.17 全豪 128Draw DA (添田本戦9OUT、添田、伊藤、杉田予選DA)
1.24 Honolulu CH
1.31 Santiago、Zagreb、Johannesburg どこにもエントリー申請無し。毎年、好意的なSan Joseに参戦するためには、ちょっと不便なところばかりですから当然と思います。 (添田 Johannesburg DA)
2.07 San Jose WCを得ているようですが本戦にはDAの可能性が高いでしょう。(29日頃判明)
2.14 Memphis、Marseille、Buenos Aires

5 件のコメント

  • ケイメヒコさん、こちらこそいつもありがとうございます。
    ケイメヒコさんが始めたランキング試算、徐々に参加する方も増えてとても貴重な情報になっています。
    これまではポイントを積み上げていくだけでしたが、来年の春からは失うポイントが出てきますね。
    そのなかで錦織選手がどこまでやってくれるのかとても楽しみです。
    試算も益々面倒になるでしょうが、これからもよろしくお願いします。

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  •  どうやらチーム錦織は、デ杯のフィリピン戦はスルーしてデル
    レイビーチに出場する決断をしたようですね。

     根拠はWOWOWの下記アドレス情報です。(下の方)

    http://www.wowow.co.jp/pg/release/001265/index.php

     デルレイビーチに出場すれば日本チームの合宿には参加できない
    ため、フィリピン戦には出場しないことを意味します。

     この決断は、来シーズンにかけるチーム錦織の貪欲さを頼もしく
    感じさせる一方、他の日本人選手から圭が浮いてしまうリスクを
    懸念させます。(例えば添田の場合、日本テニス界のために1ptに
    もならない広州のアジア大会に出場したが故に、初のトップ100入を
    逃したようなもの)

     恐らくは、下記のようなフィリピン戦の背景を考慮し、7月の
    デ杯2回戦には出場することを条件に、JTAが渋々離脱を認めて
    くれたものと思われます。

    ・錦織がいなくても勝算が高い相手であること
    ・開催地が相手国であること
    ・錦織にデルレイビーチへの本戦出場を断念させる必要があること

     上記に対し、ウズベキスタンが相手となる可能性の高いデ杯2回戦については、錦織のツアー参戦予定のない7/4の週に日本で行わ
    れる上、錦織がいなければまず勝算はありません。

     私としては、7月のウズベキスタン戦には是非とも参戦してもら
    い、日本での錦織-イストミン戦を堪能したいと思っています。

      引用  返信

  • ケイメヒコさんお疲れ様でした。でもまたすぐ始まりますね。
    来年もよろしくお願いします。

    コリコリさんwowow情報ありがとうございます。放送楽しみです。
    デ杯はどうするのでしょうね…デルレイで勝ち進めば参加しないでしょうが。確かインド戦の時は合宿には出ないで、直接インドで合流してましたよね?
    でも今までのようにデ杯優先ではなく、来年だけはツアー優先で臨むような気がしています。

      引用  返信

  • インドとサンフランシスコの時差はちょうど12時間。
    昼12時が夜中の12時ってことになります。
    ・・・・がんばれーっ!笑

      引用  返信

  •  2/7の週のサンノゼのエントリーリストが公開され、目出度く
    錦織のDAが決まりました。

    https://sap875.americaneagle.com/2011Players.asp

     上位シードの欧州勢では前回優勝のベルダスコとモンフィスが、
    PRでデルポトロとハースが、WCではブレークが出場予定と
    なっています。

     取り急ぎ、速報まで。

      引用  返信

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