ブレイクとのブレイク合戦の末、逆転勝利!(2012シンシナティ2回戦)

記事タイトルからダジャレすいません・・・。

2012 Cincinnati Masters 1000
2nd Round
Kei Nishikori [14] def. James Blake, 2-6,6-4,6-4

試合の流れ

久しぶりの映像なしのライスコ観戦となったこの試合、緊迫した展開となりました。

1stセット2−2からブレイクの怒涛のポイント奪取がはじまり、最後は11連続ポイントでブレイクが先手を取りました。最後は錦織のダブルフォルトでした。

錦織は2ndサーブになると10本中2本しかポイントを取れず。

2ndセットも最初にサービスをブレイクされて0−2。しかしまだ「錦織劇場」発動には十分間に合うスコア。

錦織はここで期待に応えてブレイクバックして1−2とすると、その後の3回のサービスゲームで2ポイントしか落とさないという素晴らしい復調を見せて4−4に。

すると今度は1stセットとは反対にブレイクの方にプレッシャーがかかりました。2本のダブルフォルトを犯してついに錦織が5−4とリード。次もしっかりキープしてセットオールに。

ファイナルセット。錦織は引き続きサービスゲームをしっかりキープ。2ndサーブからポイントが取れない状況は変わらずですが、1stサーブの確率を上げることで対応してきました。

ブレイクもポイントをリードされると飛び出すサービスエースで粘りを見せますが、ついに錦織がブレイクのサーブをブレイクして(ややこしい!)3−2とリード。

しかしなんと!次のサービスゲームをラブゲームでブレイクバックされてしまいます。

4本中3本は1stサーブが入っていましたし、ここは中だるみと言うよりブレイクが底力を見せたのかな?実際の映像を見たいとわかりませんね。

それでも流れは変わらず。

錦織は2ndセット後半からブレイクのサーブを破る方法を見つけてしまったようで、再度ブレイクをブレイク(ええい!ややこしい!)。

5−4で迎えたサービスゲームでも最初のマッチポイントをあっさり取って、勝利しました。

気になる2ndサーブからの得点率

終わってみれば典型的な「錦織の逆転試合」。

スタッツ上はほぼ互角で、ほんの僅かな勝負どころでの差が明暗を分けました。

ブレイクはこういう展開の試合になるとあっさりと突き放されてしまう印象がありましたが今日はかなり粘りを見せ、元トップ10選手の復調か?と思わされました。

ブレイクはあの2008年デルレイビーチ決勝の対戦相手で、当時は錦織が到底敵う相手に思えませんでした。

そこを奇跡的な勝利で世界を驚かせたわけですが、あれから4年。立場が完全に逆転してしまったことに深い感慨を覚えます。錦織は本当に強くなったなあ、と。

と、褒めるのはこのくらいにしてw

気になるのは2ndサーブの得点率が最初から最後まで30%前後で推移したこと。最終的には24本中8本で、33%でした。

なんとこの数字だと、2ndサーブはもう1回1stサーブを打った方が良いという計算になってしまいます。(@mysatoさんのtweetにより判明)

1stサーブの確率 68%
1stサーブ時の得点率 73%

2ndサーブで1stサーブをもう1回打ったときの得点率
68%×73%=49.6%

実際の2ndサーブの時の得点率 33%よりよっぽど大きいという・・・

1stサーブの、68%×73%=49.6%という数字は普通より少しいいくらいの数字だと思いますので、

2ndサーブの得点率も50%くらいは欲しい。それ以下ならダブルファーストで打った方がいいかも・・・

ということが分かります。

実際には、2ndサーブで1stサーブを打つときの心理状態はサーバー、レシーバーともに全く異なりますから単純な比較はできませんが、いずれにせよ2ndサーブからの得点率33%というのは厳しいです。

おそらくリターンから攻め込まれていると思うので、対策としては多少ダブルフォルトが増えるのを覚悟しても強く打つか、コースを散らすなどの工夫をするかになるでしょうね。

おそらく前者の方がやりやすいでしょう。私がオススメしたいのは真ん中に入ってもいいから強めに打つ2ndサーブをもう少し増やすこと。

全部そうしてしまうとさすがにまずいですが、相手バックに安全にスピンサーブを入れたところを狙い打ちされるパターンが目立ちますので、読みを外しつつサーブの確率もそれほど犠牲にならないということで、効果的ではないでしょうか。

応援フード追加

micchiさんの応援フードがメールサーバー不調により遅延して送られてきました。

せっかくですのでここで披露させていただきます。micchiさんありがとうございました。

復活をはかるブレイクとの対戦!
圭君の進化に注目!
でもその前に、ちょっとブレイクタイムつくりましょうね

圭君、フェレールまで行って、また悩ませてね(フード難し)

micchi

8 件のコメント

  •  少し前までは当たり前だった、ライスコのみ観戦、堪能しました。
     ああ、勝てて良かった。

     でも、次も勝たないと、RAONICに抜かされる~
     トロントでのマレーのOUTといい、シンシナティでのシモンの
    OUTといい、RAONICにはツキが回ってきているようですね。

      引用  返信

  • さすがにあの時間では、応援できずに寝てしまいました(;^_^A
    まだ掲示板読めて無いけど、すごい接戦だったんですねー(>_<)
    あ〜、勝てて良かった(≧∀≦)
    次は応援しやすい時間になりますように!!
    映像もありますように♪

      引用  返信

  • 昨年の今頃は、ライスコのみの応援も当たり前だったのに
    人間贅沢にはすぐに慣れてしまって
    映像がないともう耐えられない体質になってしまったかも・・・
    実況版のみなさん、団長さん、お疲れ様&ありがとうございます。
    去年のデルレイビーチは、あっさり勝っていたので
    今回のブレイクさんの食い下がり振りも映像で見てみたかったです。
    しっかり、1,2回戦勝ち上がりましたね!
    団長さんご指摘のセカンド・サーブの今後の進化も楽しみに
    応援します!!

      引用  返信

  • フェレール劣勢ですね。でもワウリンカも強いからタイプに違いはあるにせよあまり変わらないか・・・

      引用  返信

  • 次の相手はワウリンカになりましたね。
    6-4、6-1
    フェレールの調子が悪かったのか、ワウリンカが強かったのか。。。

      引用  返信

  • ブエノスアイレスの借り帰す一戦です! 重量ストローク対高速ストロークの戦いです! さてJブレークには今後も頑張ってほしいものです 08年のデルレイでの負けた後のやさしいまなざしが忘れられません あんな紳士な選手めったに見かけませんもんね!がんばれブレイク!!

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。