シモン・グロイルの躍進

みなさんはシモン・グロイル (Simon Greul)という選手をご存知でしょうか?

現在58位という中堅選手であり、グランドスラムでも目立った活躍がありませんので知らない人がほとんどでしょう。しかし2年以上錦織ファンをやっている人ならどこかで聞いたことのある名前のはず・・・。

そう、2008年の全仏予選2回戦で錦織を破った選手です。

当時のグロイルのランキングは193位で特に目立った成績はなし。対して錦織は2月にはデルレイビーチで優勝し、4月にはバミューダCHでグルビスやトロイッキなどに競り勝って優勝した後でしたから錦織の勝利に対する期待は相当なものでした。

しかし結果は6-2,7-5でグロイルの勝利。ライスコのみの情報でしたので、「錦織どうした?」「まだ18歳だから波があるのは仕方ない」「クレーコートにとまどったのでは?」といった声が聞かれました。

しかしグロイルは2006年にはランキングを最高76位まで上げた選手で、2007年に手術を余儀なくされた右手首の故障でランキングを落としていただけで、実は実力のある選手だったようです。

その後は徐々にランキングを上げていき、昨年後半からトップ100に定着。そして現在行われているインディアンウェルズ・BNPパリバオープンでもガスケに対して2つのタイブレークを制して勝ち上がると、2回戦では第12シードのモンフィスにフルセットの末勝利、メルツァーとの3回戦に臨むことになりました。大躍進と言ってよいでしょう。

実は錦織と対戦した選手の中にはこのような「ランキング以上だった選手」がたくさんいます。

バグダティス(いまやシード選手に復帰)に競り負けたときはほんのわずかだけ錦織がランキングが上だっただけで、メディアには「錦織、格下に敗れる」と見当違いな見出しを書かれてしまいましたし、70位台のルビチッチとか、いまや堂々のトップ10プレイヤーのチリッチとか・・・。

その辺の事情は「錦織と戦った選手たちが軒並みランキングを上げている件」という記事に以前まとめたので読んでいただきたいのですが、グロイルもその中の一人だったようですね。

錦織が以前のような成績を残せるかどうか、不安になっている方が多いと思いますし、それは無理もないことですが、私としては肘がよくなるという条件付きではありますが、心配してはいませんね。

まずテニスの内容が違うし、戦ってきている相手が違うし、才能・センスも違うからです。

とにかく肘よ良くなれ!そう祈って今日も眠りにつくことにします・・・zzz

インディアンウェルズ・3月15日(月)ハイライト:ジョコビッチ危うく負けかける

2 件のコメント

  • で、そういう選手に一回戦とかで当たっちゃうと大変なんですよね。マイアミではドロー運が良いといいですね。
    伊達さんはどうやらIMGアカデミーで練習するようです。伊達さんはほとんど毎日ブログ更新してくれるので、錦織選手の近況も聞けるかもですね。(^.^)

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  • ありがとうございます。
    伊達さんブログによると一緒に食事したみたいですね。
    いい刺激を受けていそうです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。