ぼくのかんがえた さいきょうの マレーたいさく(サービス編)

変なタイトルですいませんw 夏休みなので小学生の自由研究をイメージして付けてみました。

モントリオール決勝感想

マレーがジョコビッチに勝ってモントリオールを制覇しましたね。
今年の成績、錦織戦のプレー内容、またジョコビッチがグルビスに苦戦したのを見て、マレー優勝あるかも、とは思っていました。
全米もこの2人を中心に回っていくのではないでしょうか。
この2人はコートカバリング力が別格です。返ってくる球もいちいち深いし、脚力・体幹お化けですね。マレーなんか20歳くらいのときはヒョロヒョロだったのに今やあんなマッチョですし。
またマレーは歩幅の使い方が上手い。歩幅が大きい。それでいて無駄なくピタッと打点に入る。歩数を増やすのは至難の業ですから回転数を維持しながらも歩幅を大きく取るのが最高のフットワーク。マレーはそれができていますね。

錦織 vs. マレー 改めて感想

錦織 vs. マレーの 3−4 40−0までの試合内容を振り返ってみると、錦織のサービスゲームで2ndを叩かれてしまったのはマドリッドと同じでしたが、マドリッドよりその後の対処は上手くなっていたような気がしました(多分、動けないリターンエースはあまりなかったはず)。

また、そこで意気消沈せずリターンゲームで反撃し、ブレイクバックを2回できたことはマドリッドからの大きな進歩です。
体を痛める前の錦織は間違いなく、マレーに全力で勝ちに行っていたと思います。

試合の形勢としては後手に回りやや劣勢だったと言って良いと思いますが、離されずについて行けさえすればワンチャンスで形勢が逆転することもあり得るので、私としては収穫もあった試合だったと考えています。

マレーの錦織対策対策

またもや分かりにくい見出しすいませんw
「マレーの錦織対策」対策、すなわち単にマレー対策ですねw

今後マレーを倒していくためには、2ndサーブをどうにかしなければならないので、そこに焦点を当てて考察します。

なぜマレーは錦織の2ndサーブを叩けるのか?

2ndサーブを叩くというのはマレーに限らずどの選手でも行ってくることですし、錦織自身も対戦相手の2ndサーブを叩くことをリターンゲームの戦略の柱としています。ですがマレーのアタックは他の選手よりもさらにタイミングが早く、精度が高い。ベースラインより2mも前方でボールを捕らえています。これほどまで高いポジションでのアタックはジョコビッチですら行ってきません。

他の選手がそこまでのポジションで来ない理由は、単純に技術的に難しいからだと思っています。錦織のセカンドサーブは世界最高レベルとは言えないものの、「言うほどそんなに悪いか?」と思います。

ではなぜマレーだけがこれほど高い確率でアタックできるのか?またマレーは他の選手に対しては錦織に対してほどはアタックしてこないのか?
いろいろと疑問が湧いてきます。
(マレーの試合を全試合見ているわけではないので、「他の選手にもやってるよっ!」って場合は教えてください。)

【仮説1】錦織のセカンドサーブのクオリティが低い

私の目にはツアー標準レベルのクオリティはあると映っているのですが、対峙してみるとそれほど脅威ではないのかもしれません。
ボールの跳ねる高さがマレー好みなのかもしれません。あるいは、コースを読まれているか。
NHKだったかな?特番でマレーが専門業者に錦織のプレーの分析を依頼したって言っていましたよね。

【仮説2】マレーもリスクを取っている

他の選手に対してアタックを行わないのはマレーにもリターンミスのリスクがあるからかもしれません。錦織以外の選手に対しては、リスクを取ってリターンをアタックするよりも通常のラリーでポイントを取る方がリスクが少ないと判断しているのかも。
ただ、この仮説では2試合連続でマレーが精度高くアタックできた理由が説明しづらいかな・・・。
マドリッドだけだったら「あのときは調子が良かった」と言えるかと思ったんですがね。

何より怖いのは、マレー以外の選手がマレーを参考にして錦織対策をしてくることですね。集中的に練習したらマスターする選手が他にも出てきそうです。
まあそうなれば錦織だけでなくて2ndサーブが強くない選手は全員駆逐されちゃいますが・・・。

錦織が現時点で実行できそうな2ndサーブの工夫

仮説1が正しいとして、現時点で錦織が実行できそうな工夫にはどんなものがあるでしょうか。

スピードを上げることができれば良いのですが、例えば全米までの2週間で抜本的に改善することは難しいでしょう。調子次第となります。

現状でも145〜150km/hのセカンドサーブは打っており、これが155km/h以上になれば十分なのですが、多分セカンドでこれ以上のサーブはビッグサーバーの領域です。参考までにダブルフォルト覚悟のフェレールが162km/h、サンプラスの2nd平均が170km/h台でした。そこまでを望むのは難しいので、スピード以外の工夫を考えます。ジョコ、マレーでも2ndはそんなに速くないと思います。

調子以外でできる工夫としては、

【工夫1】ボディサーブを増やす

簡単で効果が高いのがこれだと思います。最近では数多くの選手が錦織対策として打ってきていますね。ボールが相手の右肩あたりに向かって行けば最高です。

【工夫2】深く打つ

左右のコースよりも深さのコントロールの方がしやすいと思います。
サービスのエリアは縦長です。
モントリオール マレー戦でも実は狙っているようでした。ライン際に落ちてフレームショットを誘うことができたり、狙いすぎてDFになったりと常に成功はしていませんでしたが効果はあると思います。深く打っとけばそうそう打ち込まれません。

【工夫3】スライスサーブを混ぜる

スピンサーブの跳ね方がマレーのストライクゾーンに来ているとの推測から、跳ねないようにスライスサーブを混ぜるのも効果的かと。
特にデュースサイドからワイドに打てれば効果的でしょう。アマチュアだとフォルトのリスクがありますが私ごときの感覚でもちょっと練習すれば使えそうな気がするのでプロなら問題ないでしょう。そもそもアドサイドはワイド打ててるわけですしね。

【工夫4】1stサーブでスピンを使い確率を上げる

これは直接的にセカンドサーブの工夫をするものではないですが、1stサーブの確率を上げることにより2ndサーブの機会そのものを減らそうとするということですね。
同じサーブでも2ndだと叩かれますが、1stなら速いサーブにも備えないといけませんので叩くのは2ndほどは簡単ではありません。
ただし多用すると読まれるので注意が必要です。

【工夫5】アドサイドからのセンターを増やす

アドサイドからはワイドに、つまりマレーのバック側に跳ねるスピンサーブを打つことが多いのですがこれを狙い打たれています。
マレーほど極端ではないにせよ、ここは何年も前から狙われているコースです。そこで読みを外すセンターです。相手から見て読むべき選択肢が1つ増えるごとにアタックの成功率は下がるので効果があるでしょう。センターからは物理的に角度を付けにくいという点も見逃せません。

どうでしょうか、以上が「ぼくの かんがえた さいきょうの マレーたいさく(サービス編)」です。
9月1日に小学校に提出したいと思います。

103 件のコメント

  • PS 妄想の付け足しですが
    産休あけの 杉山愛を 2015年のツアーファイナル以降から
    ヘッドコーチにするのを希望します

    彼女ならコミュニケーション能力が高く
    おおくの外国人選手やレジェンドと交流してくれ
    圭のコーチ陣をヘッドコーチとして
    愛ちゃん母さんとともに
    マネジメントしてくれそうと思います
    (あくまで妄想 現実妥協案ですが)

    伊達さんは
    直接お話ししたり、練習を何度か見させてもらっていますが
    ヘッドコーチには向かないタイプですね

    ですから
    GS優勝経験のある愛ちゃんを押します!!!

      引用  返信

  • フェデラー優勝しましたね。
    正直お互いの良いところが出まくった試合ではなかったと思いますが、やっぱりマレーを含めたこの3人、互いに意識しているのか他の選手とやるのと違う雰囲気を出します。

    ジョコの3連続DFやフェデラーのBP連続単純ミスなど他の相手だとあまり無いでものね。

    ともかくフェデラー優勝見事でした。
    MSを狙って、マレー、ジョコ連続撃破で優勝ですからね。果たして、マレー、錦織がどちらの山に入るのか。単純に観戦視点でも、勝負としても錦織はフェデラー山に入って欲しいです。

    NGKさん
    ちょっと吹っかけ気味のコメントに反応頂きありがとうございます。ビジネスマン含めた人選はユニークですね。
    日本人選手出身なら杉山は、マレーの成功例(モレスモーコーチは立派に成功例としてあげて良いと思ってます)からみると面白いかもしれません。

    NGKさんの言うように対TOP3とワウリンカに対して、来年(これからの1年間)どのような試合ができるかが、体制論に対する方向性につながっていくのでしょう。

    現実的な本音を言うと、たとえ来年結果が出なくても私は体制を変に弄って現状から落ちてしまうリスクを取るより、現状維持をしつつジワリジワリ進んで行って欲しいと思ってます。
    生涯GSタイトルも最低一つ、2つ目以上はボーナス。ナンバー1もそこを目指さないとTOP5にいれないでしょうが、私の中ではあまり大きくありません。
    それより、TOP10内に長期間いれるかの方が私は嬉しいですね。
    これから5年間をTOPを目指す期間、その後5年間はMSに常時出れるレベルを保ってもらえたならば、後10年 皆さんと今と同じよう錦織を応援できるのですからね。

    という本音ありつつ、場面場面で叱咤激励
    も含めてコメントしていきます。

    ジョコ、マレー、フェデラーに負けて本気で悔しがれる喜びをまた噛み締めながら

      引用  返信

  • ロジャーが引退することがあれば、
    ロジャーに錦織のコーチに就いてもらいたい。

    まだまだ引退しそうにないですね〜。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。