2019全仏2回戦　vs. ツォンガ レビュー

2019 Roland Garros (Grand Slam)
2nd Round
Kei Nishikori[7] def. Jo-Wilfried Tsonga, 4-6,6-4,6-4,6-4

調子のよい難敵を、ストレートではなかったものの勝負所を締めて力強く勝ち切った試合でした。

昨日は3セット目までは時々しか見ることができず、詳細なレビューは書けないのですが、4セット目は比較的ちゃんと見ることができました。
帰宅後、早送りでチェックした印象とともにレビューします。

まず、ツォンガの調子の良さが目立ちました。
全盛期並みとは言いませんんが、ミスが少なく、バックハンドも弱点になっていませんでした。
そしてサーブとフォアの破壊力は健在。

対する錦織も、いいプレーをしていたと思います。
ダブルフォルトで落としたりブレイクポイントを活かせない場面もありましたし、1セット目は取れたセットだったとは思いますが、3セット目、4セット目ともに早いブレイクバックから逆転したことは、錦織本来のしぶとさが戻ってきたということで非常に喜ばしい点だと思います。

フォアハンド、攻撃力が出てきていますしストレートへのボールが良くなっています。
バックハンドもクロス偏重にならず、ストレートをうまく使っていました。やはり、フォアに回り込みたいツォンガの心理はしっかり頭に入っていたようですね。

4セット目を0-3とリードされ、一瞬体力の心配をしましたが、その後はラリーを完全に支配し、むしろツォンガの方が耐えられなくなったように見えましたので杞憂かもしれません。

とにかくここまでの2試合は順調だと思います。

今日は少々、体力を使ったとは思いますが、今日は試合がありませんしまだまだリカバリーは可能でしょう。

次の対戦相手はジェレ。あまり聞いたことがない選手かもしれませんが、今年活躍してランキングを上げてきている選手。
クレーコートに強く、かなりの強敵と見ます。
ひょっとしたら4回戦よりも山場になるかもしれない。
（ペールはカレーニョブスタもものすごく怖いですが・・・）

またプレビューで分析したいと思います。