ランキング試算(7月5日付)全英後-2   ケイメヒコ

錦織選手のランキング関連データ

6月21日現在ポイント 247   本年の対戦成績 1勝4敗(18勝6敗 含むCH)

現在ランキング 189位(+15)  本年年初 417位 本年最高位 189位

プロテクトランキング 順位 @106位  使用数 6枚 残り 3枚

WC 年間  5枚  使用数 1枚 残り 4枚

現在100位の選手とそのポイント Bjorn Phau (GER )  534点

Wimbledonの中日はお休みです。この習慣はWimbledonだけです。順調に試合がこなせていると問題ないですが、雨で遅れると、これがネックになりました。それで屋根の設置となったわけです。

今年のWimbledonの第1週の話題はなんと言ってもMahutとIsnerのテニス史上最長記録の戦いでしょう。サービスエースが両者とも100本以上と常にマッチポイントになる可能性がある緊迫した戦いの連続で、名審判のラヒアニさんも一時も気を緩めることができなかったとのことで、だれた試合になっていませんでした。

雨ではなく3日間にわたる延べ11時間5分の戦いはファイナルセット70-68でIsnerの勝利に終わりました。その後同じ18番コートでHanescuの不祥事が起きて残念ですが、報道では一方的にHanescuが引き起こしたという感じですが、むしろ、何度もしていたHanescuの主張(内容はテレビでは分からない)を聞き入れないなど審判の采配に大きな要因があるように感じました。

錦織選手は1回戦がNadalとでした。第1ゲーム、サービスで3ポイントを良く取りました。これはいつもより良いかなと思いましたが、次DFして自らぐずってしまいました。これで、当初3-1で負けかなとの思いは3-0の負けを確信しました。最初からいつもよりギアアップしている顔つきのNadalは少し手間はかかりましたが押し切りました。Djokovic戦の時も感じましたが、勝負のポイントで最も集中しなければならないときに、ゲームポイントにたどり着いたとちょっと息抜きしてしまっているのではないか?だからミスをしてしまうのではないか?と感じます。あくまで個人的な印象です。トップ選手に対しては後から追いかける状態になると逆転が難しくなるので、上手くゲームメイクすることが今後の課題でしょう。

現在わたしが確認できたエントリー状況は次の通りです。

7.05- Newport ATP250 32Draw  42OUT          現ランキング
7.19- Atlanta ATP250 28Draw  46OUT       現ランキング
7.26- Los Angeles 28Draw @16OUT,59OUT PRと現ランキングのダブル
8.02- Washington 48Draw @12OUT,45OUT PRと現ランキングのダブル

公式ブログにも今後はATPで戦う旨表明していますし、WimbledonのインタビューでAtlantaから全部出ますと言ってましたが、この状態ではランキング的にエントリーは困難でしょう。WCの取得の目途が経ったのでしょうか?今あるWC4枚の内2枚は全米と有明に確保しておく必要があります。PRは全米のため1枚は確保しておく必要がありましょう。実際にはどうなるのでしょうか。

上位選手について

ベスト16にシード選手が13人残っていますから、大きな波乱がないといえます。盧彦勳が大活躍で勝ち残り、次はRoddick戦です。
試算について書いたことに変化はありませんが、3回戦終わったところでもう少し整理してみます。言及していないことも多々あります。念のためですが、わたしのは数字上の問題で予想ではありません。

  • Federerが3位に落ちるケースは、Djokovicが準決勝でFedererに勝ったとき。
  • Djokovicは準決勝進出で3位確保です。
  • Soderlingは現状4位です。他選手次第ですが4位確保には優勝することです。
  • Davydenkoは現状5位です。最悪7位です。
  • Murrayは現状6位で、優勝すると4位になります。
  • Del Potroは現状7位です。最悪9位です。
  • Roddickは現状8位です。決勝進出が必須で、最高4位の7位確定となります。
  • Verdascoは初戦敗退し、現状9位です。最悪11位です。Tsongaは優勝したら最高4位から7位です。準優勝では最高8位から10位です。

4 件のコメント

  • 実際にFedererはDjokovicより勝ち残りさえすれば3位になりません。それを明記していませんが、わたしの試算はそのことも示しているのです。実際の試合についての予想ではありません。

    錦織選手の参戦について、予選からならば全部参戦できるかもしれません。全部出ると言った後、500大会のWashingtonは出るのかとの記者団の質問に答えに窮していました。ランキングはどうでも良いという見方は、出たいときに出られなくなっても良いという意見です。ファンはそれでも良いのですが、選手本人はそんな考え方ではならないことがはっきり示しているのが復帰戦の参戦状況です。

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  • 初コメです。いつも内容楽しんで読ませていただいています。

    先日、ウィンブルドンの英語のインタビューで、佐藤次郎を知って

    いるかとの質問に錦織選手は知らないと答えていました。

    もちろん私も知りませんでした。

    その後、錦織選手のブログに、本の紹介(深田 祐介著、「さらば

    麗しきウィンブルドン」が載っていましたので、検索して購入しま

    した。

    昭和8年度、世界3位にランクされていたそうです。今だと、ジョコ

    ビッチの位置です。ウィンブルドン決勝にも進出していました。

    硬式テニスの黎明期に活躍した日本人がいた事に、驚き感動しまし

    た。ランク付けは今のようにポイント制ではなかったようです。

    残念な事に、この選手は自殺しています。皆さんにお勧めの本でし

    た。

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  • 盧彦勳はがRoddickに勝ちました。こちらのESPNはNadalを中継してましたが、コート2に切り替わりました。見ると第4セット4-4のところで白熱した戦いです。スコアを見ると2,3セットはビッグサーバーのRoddickをタイブレークで制していました。すごい大活躍です。第4セットもタイブレークで3-0とリードしたときはこのまま行けるかなと思いましたが、Roddickは盛り返し、フルセットです。盧彦勳はサーブが良く、これもエンドレスマッチまで行き、盧彦勳がRoddickのサービスをブレークして9-7で勝利しました。今日最大のアップセットです。明後日、盧彦勳はDjokovicの3位確定を阻止することができるでしょうか?

    ということで、Tsongaが次Murrayに勝つとRoddickは9位になります。Murrayが勝つと35点差で辛うじて8位に止まれます。

    最初の内、Nadalの中継から切り替わるとSoderling戦でした。これもFerrerが頑張り、Soderlingこの大会初めてのフルセットという白熱した戦いでした。最後の方はは盧彦勳の方が流れていたので見れませんでしたが、Soderlingが7-5と勝ちきりました。Soderlingの4位は未だ確定しません。が、次も盧彦勳が勝つと、Soderlingの優勝でDjokovicの上、初の3位があることになります。盧彦勳の活躍は上位陣のランキングの行方に大いに影響を与えます。とても面白いですね、

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