テニスなんでも相談室の鼻血です。今日のお便りはテニス少年さんから。なになに?「試合になると緊張してしまいます。どうしたらいいですか?」
うんうん、そうだねー、わかるよ。試合、緊張するよね。
おじさんも経験あるよ。初めて出た試合は、ネット際10cmからネットするという離れ業をしたし、空振りもしたさ。
大人になってからも、ビビって落とした試合も結構あるよ。そんな私が言うのもなんだけどさ。経験から効果があったことを教えるね。なんか前にも記事にした気もするけど、気にしない。
なぜ緊張するか、考えたことがあるかい?
それは「試合に勝ちたいから」緊張するんだよ。
どうでもいいや、とか思って試合に臨んだら緊張しないよね。その代わり、いいプレーも期待できないけどね。
緊張するっていうのは、やる気の現れなんだよ。
勝ちたい、でも負けたらどうしよう。そう考えるから緊張するんだね。
繰り返すけど、緊張するということは、やる気のある証拠なんだね。
そんなに悪い状態じゃないということを、知っておいて損はないんじゃないかな?
試合が始まった瞬間から勝敗のことを考え続けるのって、疲れるよね。
考えてごらん。6ゲームマッチだとしても、試合が終わるのは最短で24ポイント先だ。ちょっと競ったら50ポイントくらいすぐ行っちゃう。
その間に、何とかするチャンスってあると思わないかい?
いきなり最初から勝敗のことを考えるよりは、まずは目の前の1ポイントをどうやって取るかを考えた方がいい。
その積み重ねの先に、勝敗があるんだよ。
そしてベストを尽くした結果、負けることもあるかもしれない。
でも勝者がいれば必ず敗者がいるから、しょうがないよね。
自分がすごくいいプレーをしたって、相手がそれを上回ったら負けてしまう。それが勝負の世界。
まずは目先の1ポイントを取ることだけに集中してみるといいんじゃないかな。
「エースをねらえ」のお蝶夫人、知ってるかい?ファミテニも知らない君のことだ。きっと知らないんだろうね。
名前は竜崎麗華。縦ロールだ。
高校生なのに夫人だ。その点からも、すごい人なのは分かってもらえると思う。
そのお蝶夫人の言葉に、次のようなものがある。
「負けることを怖がるのはおやめなさい。 それよりも、力を出さないまま終ることを恐れなさい。」
説明はいらないよね。
これは名言だ。肝に銘じておくように。
この言葉をかけられた岡ひろみは、目が覚めて素晴らしいプレーをしたよ。
試合になると頭が真っ白にならないかい?
試合が終わってから、「ああしておけばよかった。こうしておけばよかった。」そう考えてしまう。
せっかくレッスンでいいアドバイスをもらったのに、緊張のせいで全部すっとんでしまった。
そうならないためにも、重要なチェックポイントは試合前にメモしておこう。
それをコートチェンジのたびに見るんだ。
重要なことを思い出させてくれるだけでなく、きっと心を落ちつけてくれる。
錦織も、コートチェンジのときにノートを見ていることがあったね。
やることが決まっていれば、ビビっていてもそれをやるだけだからね。私もビビりながらネットに詰めていくことが良くあるよ。それが結局自分のプレーで、ポイントが一番取れるって分かっているから。
私の先輩に、大学浪人時代にテニスを始めてジャパン(全日本出場者)になった偉大な人がいる。
あんまり格好いいテニスではないけど、メンタルが無茶苦茶強かった。
その先輩に、「●●さんでも、試合で固くなったりすることがあるんですか?」と聞いたことがあるけど、こう答えたよ。
「あんまりないな。だって俺のテニスは全自動だから。」
どんな相手が来ても基本的に自分のやることは決まっていて、それをやるだけだから別にビビらないんだって。あとはそれが通用するかどうか。
でももちろん、鍛錬の賜物だろうね。少なくとも、「入るかどうか」は気にしちゃいない。つまり、いつでも最低限、「自分のやり方で、ボールは入る」という自信はあるということだ。そう思えるまで、練習を積み重ねたということだね。
もちろん相手が変われば戦術は変えるれど、基本的に自分のやることは決まっている。基本的に、それだどれだけ精度良くできるかだけが重要だと言っていたね。その先輩。
少年にそこまで達観することを要求はできないけれど、
「自分はこうやってポイントを取る」
というのは持っておく必要があるんじゃないかな。それがあれば、あんまり緊張することもないと思うよ。
そのためにはやっぱり練習が必要だ。どんなときにも入るショットじゃないと、得点源には使えない。何か1つ、できれば2つ、本当に得意なショットを持っておく必要があるね。
ボールが入るか入らないかを気にしなければならない状況は、やっぱり精神的にきついよね。
まだあるけど今日はこのくらいにしておこう。ガンバレ、テニス少年!
あくまで私の場合ですが、試合前に意識しておくとよいことをまとめておきます。
一番いいのはリスト化して紙に書いておくことですが・・・。
私の場合専用なので、一般的には当てはまらないと思いますが、考え方として何かの参考になればと思いました。
ちなみに、例えば「サーブはコースを打ち分ける」とかは書かなくても大丈夫なので書いていません。忘れがちなことについてのみです。
他にもあると思うのですが、パッと思いつくのはこのくらいです。ダブルスの方がやることは決まっているので改めて意識しなければならないことは少ない感じです。
「どのラケットを買えばいいでしょうか?」と質問を受けることがあります。難しい質問です。
各メーカーの現行モデルに詳しいわけではありませんし、結局は自分の好みの押し付けになってしまいがちです。
それに、ラケットはその重量と配分、剛性の違いによって大まかにタイプ分けができるものの、同じタイプの中では、「ボールの飛び方に関しては」それほど違わない、違いようがないというのが持論なので、あいまいな答えしかできないことが多いです。
それでもラケットが違えば、たとえ同タイプのラケットでもかなり感覚的に違って感じられるのは事実です。それは、実際のボールの飛び方とはあまり関係のないところでのラケットの特性が、フィーリングに大きく影響するからだと思います。
具体的には、音、振動、衝撃、グリップの形状・サイズなどです。フェイスの面積が同じでも、形状が異なればスイートスポットの位置が微妙にずれてきますので、フィーリングも異なるでしょう。
人間の感覚は鋭いので、たとえば同じラケットでフェイス面積が5平方インチ違う2つのモデルがあった場合、交互に打ち比べてみると感覚の違いが分かります。
しかし、「実際のボールの飛び」に関しては劇的に変わることはないと私は思っています。逆に、同じ打ち方をして落下地点が1mも2mも違ってしまったら大変です。そういうこともあって、私に「どんなラケットがいいですか?」と言われても条件付き、一般的なアドバイスしかできず、延々と蘊蓄を聞かされる羽目になりますので、聞かない方がいいと思いますw
とはいえ、「ラケットを振る」という動作が物理法則に支配されいる以上、普遍的な傾向というものは存在します。
本日はそのうち、「重さ」について述べたいと思います。
結論から言うと、「腕力が許す限り、重いラケットを使う方がいい」と思います。
ラケットの軽量化技術は、ずいぶんと進歩しました。今ではおそらく、200gくらいで十分な強度を持ったラケットを製造することは可能でしょう。しかしそのようなラケットは存在しません。メリットがないからです。
よく勘違いされるのですが、「軽量ラケット=パワーのあるラケット」ではありません。
軽量ラケットを使うと速い球が打てるのは、ラケットにパワーがあるからではありません。
まず第1に、軽量ラケットは得てしてフレームが厚く、剛性が高いこと(=反発係数が高くなる)
第2に、軽量ラケットはフェイス面積が大きいものが多いこと(今日は説明しませんが、面積が大きいほど飛びます)。
そして、スイングスピードを速くできるからです。
人間の腕力は一定ですから、同じ力で重いラケットと軽いラケットを振る場合、軽いラケットの方がスイングスピードが速くなります。
その一方で、今度は「同じスイングスピードでラケットを振る場合」を考えると、重いラケットから放たれるボールの方が速くなります。
つまり、重いラケット=パワーのあるラケット です。
力を入れて打つ場合、ラケットの重量効果によるボールのスピードアップ(重いラケット)より、スイングスピードのアップによるブールスピードのアップ(軽いラケット)の方が効果が大きいため、結果として軽いラケットで速い球が打てるだけです。
ということを踏まえて、軽いラケット、重いラケットそれぞれの利点と欠点を挙げてみましょう。
軽いラケットの利点
こんな感じです。当然ながら重いラケットと軽いラケットの利点・欠点は反対になります。
重いラケットの欠点にはすべて「軽いラケットよりは」という言葉を入れました。これは、十分な腕力があれば問題とならないからです。
すなわち、「腕力のゆるす限り」重いラケットを使用するのが、平均的には良い結果をもたらすと思います。
「平均的には」と書いたのは、軽いラケットのメリットを最大限享受できるプレースタイルなら、当然軽いラケットの方が良くなるからです。
スイングスピードを高めることによってスピードボールを打ちたい人、ビッグサーブを打ちたい人、強烈スピンを打ちたい人、などです。これらのメリットが非常に大きければ、デメリットに目をつぶって軽いラケットを使用する意味はあるでしょう。
(が、あまりそういう人はいないでしょうね。デメリットが気になるはずです)
軽いラケットは球際でラケットがよく出てくれますが、ラケット自体のパワーがないので当てるだけでは返りづらくなり、結果として振ってしまう(=ミスショットの原因となる)ことになるかもしれません。
軽量ラケットは、ラケットのパワー不足を補うためにトップヘビーになっていることが多いです。こうすることによって、スイング時の「ラケットのパワー」を上げるができます。
しかし、あまりに軽量になりすぎるとバランスポイントが38cmとかの超ヘビーになり、とっさのラケットワークに支障が出てせっかくの軽量の良さが出せなくなったりします。それに、トップを重くすることによるパワーアップは、スイングするときのみ恩恵を受けるので、ボレーでは効果が低いでしょう。
軽いラケットを使うべき人と言うのは、本当に非力でスイングスピードが上がらない人だと思います。これは個人的な意見であることを断わっておきますが、女性でも最低、280gは欲しいと思いますし、300gでも重くないと思います。
重いラケットの、「そんなに強くスイングしないでも返る感覚」を覚えたら、安定性が増すと思います。
私のバイブルの一つ、「Technical Tennis」より、ラケットを選ぶときにありがちなミステイク、について抜粋します。
ちなみにこの本はフォームやメンタルについては教えてくれませんが、ラケット、ストリング、ボール、コートサーフェスがどのような特性を持ち、ボールがどのように飛び、どのようにバウンドするかについて科学的データに基づいて教えてくれる素晴らしい本です。
この本の前身である「The Physics and Technology of Tennis」があまりにもマニアックすぎて、読者が限定されてしまったという反省からできた本なので、英語ではありますが、内容の割にはかなり読みやすく書かれています。
それに何より素晴らしいのが、この内容の本がたったの1000円ちょい!(1,091円)
信じられません。日本ではこれだけ詳しく書かれた本はありませんし、あっても3,000円はしてしまうのではないでしょうか。翻訳されるのを待つという手もありますが、興味がある方は絶対買いです。英語分からないところあれば、聞いてもらえれば教えますw
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Technical Tennis: Racquets, Strings, Balls, Courts, Spin, And Bounce Usrsa 2005-09-28 by G-Tools |
話がそれましたが、そういうわけでこの本に書いてある “Mystakes when buying a racket” (ラケットを買うときの間違い)を紹介します。以下のような理由でラケットを買ってはいけない、とあります。
なぜこれらの理由がいけないか、それは個人によって合うラケットは違ってくるからに尽きます。
また、ボールを打たずに振ってみても、ラケットの良し悪しは分かりません。それはラケットの重量(と重量配分)が気に入っているかに過ぎません。もう一つの重要なファクターである、「ラケットの剛性」は打ってみないと分かりません。
高いラケットだから性能が良いとは限りません。高いラケットとは通常、最新のテクノロジーを搭載した新製品のことです。そのNewテクノロジーが、あなたにとって最適であるとは限りません。
ラケットの性能というのは、突き詰めていくと「重量とその配分」「フレームとストリングの剛性」これらでほとんどが説明することが可能である、と著者であるCross教授は述べています。私もこの意見に賛成です。
さまざまなテクノロジーは、それはそれで意味のあることなのでしょうが、劇的にラケットの性能を変えてくれるものではありません。
たとえば「軽くてパワーのあるラケット」。これは誰もが欲しい究極のラケットだと思いますが、軽いとラケット自体のパワーは小さくなります。
その代わりスイングスピードは出せるので速いボールは打てますが、これはラケットのパワーとは異なります。同じスイングスピードであれば、重いラケットの方がボールスピードは増しますし、面の安定性も高くなります。
ではどのようにラケットを選べばよいのか?これは「打ち比べ」しかないと思います。
同じ日に複数のラケットを試すことができれば最高です。日が異なると、気象条件が異なりますし、自分のコンディションも異なります。
ラケットを探している方は、メーカーやショップ主催の試打会があれば積極的に参加すると良いでしょう。
ただし、打球はフレームだけでなくストリングの影響も大きいので、どういったストリングをどんなテンションで張っているか、張ってからどのくらい時間が経過しているかはチェックしておいた方がいいと思います。
そう考えると、理想のラケットなんてなかなか見つからないし、そもそもあるかどうかも分かりません。
適当なところで妥協して、「信頼すること」が大事だと思います。
そんなにラケット選びを外してなければ、手の方がラケットになじむことの方が多いですからね。
私は、実はあんまりラケットに対するこだわりはありません。人間が感じる打球感は音や見た目、振動などに大きく左右されることを知っているので、重量(とその配分)、そしてフレームの剛性が大体自分の好きな範囲に入っていれば、なんでもいい感じです。
スマッシュが苦手という人は非常に多いです。それが原因でネットに出るのが怖くなっているパターンに陥っています。
不思議とサーブはそれほど苦手にじゃないので、スマッシュは苦手という人も多いです。なぜでしょうか?
その原因の一つは人間の目の特性(正確には脳による認識)に起因しています。
夕焼けの太陽がやけに大きく見えたことはないでしょうか?
あるいは「月の錯視」として知られるように、月の大きさが、空高くある時よりも地平線や水平線近くにある時の方が大きいと感じたことがありませんか?
これは、どうやら人間の「視空間」が実際の空間と比較して、歪んでいるということらしいのです。水平方向にあるものは大きく見え、垂直方向にあるものは小さく見える。
これを上がってきたロブにあてはめてみますと、「ボールは小さく見える」ということになります。つまり、実際にはもう打たなければならないタイミングなのに、まだ上の方にボールがあるように見える、ということです。
この現象はナイターのときにさらに顕著になります。暗闇に浮かぶ黄色いボールはますます小さく見え、タイミングを取ることがますます難しくなります。
理屈の上では早めに振り始めればいいということになりますが、結局ちゃんと認識が行われていない限り、上手くいかないでしょう。
これを克服するための特効薬は残念ながらありません。反復練習で、歪みを補正していくしかないと思います。
私はスマッシュが得意、と先日も言いましたが、それでも勝負所でのスマッシュミスが原因で負けた試合をいくつも思い出すことができます。それは自分はスマッシュが得意だという慢心からろくに練習せず、軌道の認識を誤ったせいだと今なら分かります。
歪みを補正するには、簡単なスマッシュで十分なウォームアップをすることをお勧めします。試合が近いなら、必ず少しはスマッシュをやっておくとよいでしょう。試合前のウォームアップでもボレーはそこそこに、スマッシュだけはしっかりやっておいた方がいいかもしれません。
(現在では軟式テニスは「ソフトテニス」と呼ばれているようですが、本記事でははっきり区別するために「軟式」「硬式」と呼ぶことにします。)
軟式テニスから硬式テニスに転向した方は、バックハンドやボレーの違いに戸惑うことが多いようです。
それをもって「なかなか軟式の癖が抜けなくて・・・もう少し硬式を始めてればな・・・」
とボヤく人に遭遇したこともあります。
しかし、それを補って余りあるアドバンテージ(硬式をプレーする上でも)が軟式テニス経験者にはあります。
軟式から硬式に転向した人に共通する特徴は以下の通りです。
軟式のラケットのグリップは、公式のように扁平な八角形ではなくて、正八角形です。硬式しかやったことのない私が軟式のラケットを握ると、フェイスの向きが分からなくなってしまうのですが、軟式のプレーヤーの方は混乱することはないようです。
軟式のフォアハンドのグリップ(握り方の方)はフルウエスタンが基本です。そしてボールが硬式より飛ばないので、フルスイングも基本です。
フルウエスタンでフルスイングと言えば、硬式のイメージだとトップスピンですが、軟式ではこの状態でフラット気味の球を打ちます。トップ打ちというやつです。
トップスピンのようにこすり上げではなく、高い打点からむしろ抑え気味に打つスピードボールです。もちろんトップスピンも打つことができますが、あまり打たれていないようです。
この強打の感覚は大きな武器です。軟式出身の選手は、みな厚い当たりを身に付けています。
フォアハンドのフォーム自体も、長い時間をかけて硬式の方がむしろ軟式的な打ち方に近づいてきているようです。
軟式では硬式ほどボールが飛びませんので、エースが取りづらいです。逆に言えば、がんばって走ればボールに追いつけることが多いです。そのため、軟式出身の選手はがんばって走ってボールに追いつくことに対する意識が高いです。
硬式ですと、球足が速いので早々とあきらめてしまう人が多くなります(私もその一人・・・)。また、軟式出身の人は意識が高いだけでなく、実際に走り回っていますので足腰が強い人が多いです。
これは違う競技とは言え、硬式テニスと同じ大きさのコートを使い、ルールもよく似た軟式テニスを経験しているのですから、まったくのテニス初心者と比較して理解度が高いのはある意味当たり前かもしれません。
実際私も、卓球やバドミントンなどは同じラケットスポーツということもあり何もしなくてもある程度はできます。(もちろん軟式テニスも)
しかしそれ以上に、軟式テニスの戦略性の高さというものが、軟式出身選手のゲームセンスに大きく影響しています。
軟式テニスのポジショニングは、前衛がネットにド詰めしているなど硬式とは異なりますが、戦略性の高さはある意味硬式テニス以上かもしれません。なかなかエースが取れずラリーが続くので、ラリーの組立てがものすごく重要になってきます。
「いい球を打つ」ことの重要度は、硬式テニスより明らかに低いと思います。
球出しやラリーをやらせたら、(特にバックハンドで)技術的なアラが目立つ軟式出身者でも、試合をやらせてみるとやはり試合巧者であることが多いです。
もうフォアハンドが良くてフットワークが良い時点で、テニスにとって重要なことの半分か、場合によってはそれ以上は実現できていると思います。
軟式出身者の課題はむしろサーブでしょうか。入れることだけなら問題ありませんが、厚いグリップで羽子板的に打つセカンドサーブではちょっと不利だと思います。
軟式出身者はまずはバックやボレーは入ればよし、サーブに磨きをかけよう!
が私のメッセージです。
苦手なショットがあるうちはどうしても思い通りにいかない場面が出てくるでしょうが、武器を生かして頑張ってほしいです。
ネット上で「軟式テニスが硬式テニスの発展を妨げている」的なことが書かれていたのを読んだことがあります。
私自身は軟式テニス経験者ではありませんが、これは悲しい発言だと思います。
軟式テニスは硬式テニスのために存在しているのではなくて、別の独立したスポーツです。軟式は硬式のファーム(2軍)ではありません。
私自身は軟式テニスの試合も見て、「これは面白い」と思いました。GAORAでもたまに軟式の試合を放映していますが、かなり楽しめますよ。
フェデラーやナダルが軟式をプレーしたらどうなるだろう?なんて想像すると楽しいです。
軟式をプレーする人は皆、心から軟式を楽しんでプレーしています。何回かこのブログにも登場した「勝負がすべて」の私の父もそうです。
確かに中学校で硬式テニス部がほとんどなく、硬式をやりたくても軟式を選択せざるを得ない状況は全国で数多く発生しており、私も中学校にも硬式テニス部が増えることを願っています。もちろん軟式テニス部を廃部にせずに。
(高校についてはすでに多くの学校に硬式テニス部があると認識しています)
しかしそれが、日本人選手が世界で通用しないことと何の関係が?と思ってしまうのです。むしろ、プラスに働いていませんかね?
だって別のスポーツですよ?
軟式テニスがあるおかげで硬式テニス人口が増えないのであれば、野球だってサッカーだって同じではないでしょうか。でも野球があるせいで硬式テニスが発展しない、ということは言われない。
軟式テニスをプレーする人は、硬式テニスのプロのプレーに対しても、全くテニスをしない人よりずっと興味はあるでしょう。
軟式テニスから硬式に転向する人が一定の割合でいる以上、硬式テニスの発展に寄与していると思うんですが。硬式から軟式への転向はあまり聞いたことがありません。
ここで「いや、軟式テニスがもしなかったら、硬式テニスをやっている人がもっといたはずだ」という主張はナンセンスだと思います。
すでに存在しているスポーツを、「なかったら」なんて失礼以外の何者でもないですから。
それから部活があれば世界に通用する選手が生まれる、という考えもよく分かりません。中学から始めて、世界のトップに行けるほど甘い世界ではないと思いますし、やっぱり世界を見据えるなら幼少期にテニスクラブで始めるしか現状、ないのではないでしょうか。
また、日本の上位だったら軟式出身者でも不可能ではないと思います。最近の日本トップクラスの選手に軟式出身者がいるか分りませんが、TVの解説で活躍している坂本真一さんは元デ杯選手で、高校から硬式に転向しましたし、元日本No.1で元デ杯監督の神和住純さんも中学時代は軟式でした。おっと忘れちゃいけない。世界レベルに到達した浅越しのぶさんも軟式出身でしたね。
まとめます。