2019ドバイ2回戦 vs. Hurkacz プレビュー

試合情報

2019 Dubai Duty Free Tennis Championships (ATP 500)
2nd Round
Kei Nishikori[1] vs. Hubert Hurkacz

現地時間 2019年2月27日(水) 14:00〜(この日の第1試合)
日本時間 2019年2月27日(水) 19:00〜
@ Centre Court

※ 日本とドバイの時差は5時間 (日本が早い)

試合の展望

また読み方わからん。
ATPサイトでも本人発音はなし。いちおう、フルカツとかフルカッツかな。
とりあえず表記はアルファベットにしておきます。

まだ大きな実績のない選手ですが、昨年のグランドスラム4大会すべて予選から挑戦し、3回も勝ち上がっていることは特筆もの。
Next Gen Finalsにも出場しているし、将来有望な若手といったところでしょうか。
スタッツを見ると、今大会の前まで5試合で45本のサービスエースを奪っておりビッグサーバーと言えるでしょう。
ただ、リターンゲーム獲得率がキャリア通算で15%と低く、サービスゲーム型の選手ですかね。
見たことがないので、このくらいしか分かりません。

ここは錦織にストレート勝利を期待したいですが、下位選手でも怖いことは全豪1回戦で体験済み。
70位台にいる選手なら調子が良ければトップを脅かすことができますので、まずは錦織が自分のプレーをすることですね。
手首のテーピングを試合前、試合中に処置していたことが少し気に掛かります。
この大会は土曜日が決勝で、火曜日スタートの錦織は連日連戦になってしまいます。
この後、チチパス、モンフィス、フェデラーとの楽しみな対戦が待っているので今日はぜひ勝利して欲しいですね。

対戦相手情報

プロフィール

Hubert Hurkacz (POL)

  • ランキング77位(最高73位)
  • 22歳、196cm、81kg
  • 今年の勝敗(ATP250本戦以上):2勝4敗 (錦織は12勝2敗)
  • 昨年の勝敗(ATP250本戦以上):7勝11敗 (錦織は43勝21敗+チャレンジャー5勝1敗)
  • 直近GS4大会の成績:18全米 1R、18WB 2R、18全仏 1R、18全豪 2R

過去の対戦成績

初対戦

放映予定

TV

  • 【生】GAORA 2月27日(日) 19:00 ~ 24:00
  • 【録画】BS朝日 2月28日 深夜2:00〜

ネット

応援フード

今回は、読み方がはっきりしなかったので、フルカシュで作ってみました。

圭くん、振って振ってふりまくれ~

micchi

219 件のコメント

  • 【インディアン・ウェルズ あるある・ないない】

    インディアン・ウェルズのコンディションについて色々と誤解があるのでコメントします。

    1)サーフェス

    IWのサーフェスはハード (Plexipave)で、サーフェスのCPIは、
    CPI
    2018 27.9 Slow
    2017 27.4 Slow
    2016 30.0 Medium-Slow
    とハードでは一番遅い部類です。

    IWのサーフェスは跳ねることが知られています。錦織は跳ねるコートが苦手で、跳ねるコートを得意とするソックに2017年に敗れたことは記憶に新しいです。IWのサーフェスは、反発係数(e)が大きいと考えられ、摩擦係数(μ)は比較的小さいのではないかと思います。

    2)ボール

    IWのボールはPennです。Pennは殆どの北米シリーズ(IW、マイアミ、ワシントン、カナダ、シンシナティ)で使われ、例外はUSOのWilsonです。2015年にフェデラーとナダルがPennボールについて語った記事では、ナダルは昼と夜とで全く違って、昼間は石のようでノー・フィーリングと語っています。錦織のPennとの相性は、サーフェスとの相性も相まって、あまりよくないです(公式ボールごとの勝率の図)。

    3)高度

    ボールが飛ぶ理由は主に空気密度が関係しています。マドリードは高地(標高667m)なので空気密度が海抜0mよりも−6.5%低く、ボールは飛び、エース率は他のクレーより1割以上高いです。しかし、IWテニスガーデンの標高は42mで海抜に近く、空気密度が低い訳ではありません。なので「IWは高地なのでボールが飛ぶ」というというのは全くの誤解です。周りに山があるので高地に見えるのでしょうか。錦織は毎年同じことを言ってますが、誰か誤解を解いてあげてください(笑)。

    4)湿度

    テニスをプレーする常温では湿度が空気密度に与える影響は小さく(21℃では湿度を0%から100%に変えても空気密度は1%しか下がらない)、問題となるのは40℃以上の場合です(@fogmount さんのバイブル記事の図)。直感では湿った空気の方が空気密度が高いと思いがちですが、実際は湿った空気の空気密度はドライな場合よりも低く、従ってボールへの抗力は小さく、ボールはより飛びます。なので、「IWは砂漠で空気が乾いているのでボールが飛ぶ」というのは誤解で、寧ろ(湿度が問題となる高温では)効果は逆です。内田女史の記事でさへ「砂漠特有の乾いた空気で飛びすぎるボール」と書かれていますが、これは間違いです。

    湿度が高い場合、選手が「ボールが重くコートが遅い」というのは疲労が原因だと思われます。湿度が高いと汗が蒸発せず(先日の南米クレーでは湿度が高く選手のウエアはベチョベチョでした)、体温を下げることが出来ず疲労します。湿度でボールの重さは殆ど変わらず、35℃くらいまでは空気密度は湿度に殆ど依存しません。(@fogmount さんの記事参照)

    5)気温

    一番問題となるのは、IWテニスガーデンが砂漠にあるので、昼夜の寒暖差が激しいことです。空気密度の温度依存性は大きく@fogmount さんのバイブル記事の図)、気温が10℃から38℃に上がると、空気密度は10%下がり、相手ベースラインでのショットの速度が3−5km/h速くなるとされています。昼間暑いと空気密度が下がり、ボールは飛ぶのでサーフェスが速く感じられ、逆に気温が下がる夜は遅くなります。また、気温が高いとボールの内圧は(体積一定とすると絶対温度に比例して)高まり、ボールの反発力は大気圧との差で決まるので、ボールはより飛ぶということだと思います。

    6)気圧

    ボールの飛びに影響するファクターで忘れられているのは実は気圧です。気圧が[980, 1050]ヘクトパスカル(hPa)変わったとすると、理想気体の場合空気密度はそれに比例するので、空気密度は7%変わることになり、マドリードの高地効果と同じになります。だが一般的には、台風の下でテニスでもしない限り、大会中に気圧が大きく変動することはないと考えられます。IWの向こう10日間の気圧予想は、[29.75, 30.22] Hg(単位が古い)の1.6%の範囲であり、従って気圧による空気密度の変化からのボールの飛びへの影響はごく小さいと考えられます。

    もし気圧が高くなると、
    1)空気密度は上がる→ボールは飛ばなくなりスローになる
    2)一般に高気圧は天気が良く晴れ→気温が上がる→空気密度は下がる→ボールは飛び速くなる
    なので、実際には空気密度が大きく変動しないような補償効果があるのではと思います。

    纏め

    IWの高度も湿度もコンディション(ボールの飛び)にはほとんど関係がないです主に関係するのは気温(+気圧)だけです。なので錦織の試合が昼間になるのか、夜になるのかでコンディションは大きく違うことになります。これらテニスボールの空気力学については、@fogmount さんによるバイブル記事Humid or Heavy?: How Air Really Affects Tennis」に全部書いてあるので、是非ご一読をお勧めします。長々とスミマセンが、IW直前観戦情報でした。

      引用  返信

  • ダブルスを最後の方だけ見ていました。
    負けてしまったけど楽しそうでしたね。
    観客も盛り上がっていたし。
    切り替えてシングルス頑張ってください👊

      引用  返信

  • さん,
    とても興味深い情報をありがとうございます。
    IW=高地+乾燥空気でボールが飛ぶ、とずっと信じていたので、全部思い込みと知って茫然としました。
    湿度と空気密度の話もイメージと違って驚きました。

    ひとつ、湿度についての素人プレーヤーの感覚なのですが、湿度が高いとストリングスやボールが
    湿って弾きが悪い、飛びが悪い。空気が乾燥していると、パーンと良い音で飛んでいく、という
    イメージがあります。あくまで感覚的なものですが。湿度がボールやストリングスの反発に与える
    影響というのはあるのでしょうか?室内で球が速く感じるように音の影響かもしれませんね。

    今年は少し違う目でIWを楽しめそうです。
    ありがとうございました。

      引用  返信

  • すず太さま,

    纏めると、

    テニスボールの空気力学(@fogmount さん記事

    ボール 飛ぶ 飛ばない 重要度  コメント
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    高度  高地 低地   **** マドリードなど高地のみ
    気温  高い 低い   ***  空気密度だけでなくボール内圧も関係
    気圧  低い 高い   **   気圧の変動はあまりない
    湿度  高い 低い   *    35℃以上の高温の場合のみ
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    空気が乾燥しているとパーンと良い音で飛んでいくというのは、湿度のせいではなく(湿度が高い方が飛ぶはずで効果は逆)、気温の影響だと思います。お天気が良いと気温が上がって空気密度が下がり、ボール内圧も高くなるためです。湿度のボールの重さへの影響については、@fogmount さんによる記事によると、高い湿度でもボールの大きさや重さはほとんど変わらないそうです。雨天での試合の場合、雨を吸ってボールは1g(1.8%)重くなるようです。選手が「重い」と感じるのは、乾いた条件と同じボールを打つためにはより強くヒットしないといけないことに起因する、とあります。詳しくは記事を読んでみてください。湿度がストリングに与える影響はよく分かりません。

    室内の方が屋外より速いという選手が多いですが、物理的には上の地理・気象条件やCPIが同じなら同じ速さのはずです。ただ屋外では風や太陽光があるのに対して、室内の方が条件は完璧で一般的にプレーが速くなるので、サーフェスが速いと感じる選手が多いのではないかと思います。違ったご意見があるかもしれませんが。

      引用  返信

  • 「空気が乾燥しているとパーンと良い音で飛んでいく」のパーンという音に関しては、パーンという高音域の音は湿度が高いと減衰が大きくなり、湿度が低いと減衰はあまりなく音が良く届くためだと思います。確かに打球音や室内での反響音がサーフェスやボールの速さの感じ方に影響してるのかもしれませんね。

      引用  返信

  • 明日のオーダー出てますね。
    第一試合朝3時nhkでも放送するかも

      引用  返信

  • 3月第2日曜なのでサマータイムに入りませんか?
    午前3時ではなく午前4時になると思います。どっちにしてもわたしは開始時間には起きれません(^◇^;)。

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  • 応援フード 対マナリノ
    日曜の昼食に
    ピザ マリネーラ
    はいかがでしょうか?

      引用  返信

  • ステファンふぁん さん

    とりあえず、NHKのBS1で放送予定が出ています。

    ATPテニス マスターズ1000 BNPパリバオープン~インディアンウェルズ~
    男子シングルス・2回戦「錦織圭」対「アドリアン マナリノ(フランス)」
    3/11(月)※10日深夜【BS1】
     前3:00~(5:00)
     なお、この試合は、次の日時に録画でも放送します。
    【BS1】3/11(月) 後5:00~(6:50)

    その前に今日は、西岡の試合もやりますよ。
    もうすぐですね。

    ATPテニス マスターズ1000 BNPパリバオープン~インディアンウェルズ~
    男子シングルス・2回戦「西岡良仁」対「ロベルトバウティスタアグット」
    3/10(日) 10:00~ BS1(サブチャンネル)
           11:00~ BS1(メインチャンネル)
           11:50~ BS1(サブチャンネル)

      引用  返信

  • 現地時間午前11時試合開始でした。
    日本時間午前3時ですね。
    失礼致しましたm(_ _)m

      引用  返信

  • 西岡選手、見事な勝利❗終盤の集中力、思い切りの良いプレーに、感激しています。三回戦進出おめでとうございます。相手は、アリアッシム選手❗ポテンシャルの高さは、すえおそろし、な18才、楽しみな対戦。
    我らの錦織君は、調子は、ベリーグッド❗らしいので、期待しています。

      引用  返信

  • leiさま
    nhkはチャンネル1で生中継ありがたいです。
    逆にGAORAが朝5時放送開始なんて。
    後で午後に放送するようですが。

      引用  返信

  • 気が付いたらキリオスがコーリーに負けてる。
    ジョコビッチキラーぶりを発揮して欲しかったのに。。。

      引用  返信

  • 今大会の様な屋外でしかも男女共催でもあるボリューム満点な大会だと、錦織選手ってデイセッションの第1試合を選択するイメージがありますねぇ〜。

    そういう意味では手慣れた感じでしょうか?🧐

      引用  返信

  • 無事にIWのスレが立ち上がったようなので、遅ればせながら返信します。

    さん,
    詳しい説明ありがとうございました。重要度の星は分かり易いです。
    音とかの印象による思い込みが大きそうです。
    あとは湿度が高いと不快さで自分の体力が奪われて、力が入らない、強いボールを打つのにより気合が必要、といった心理面の影響もあるかもしれません。尤もこれは自分レベルの次元の低すぎる話で、誰の参考にもならないかと思いますが。(笑)

    室内でボールが早く感じるのは、良く響く音の影響と(野球の投手もブルペンだと捕球音が大きいので球が走って感じると聞きます)、あとは壁とか背景となる対象物が近くにあるので、相対的にボールが速い(ように)見える、と言う事を聞いた事があります。何れにしても、物理よりも心理的な話なのかもしれません。また、データに基づいたお話を楽しみにしています。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。