WOWOW/GAORA戦争勃発か?

全豪オープンから2週間強、そろそろまた錦織の試合が見たくなってきたころではないですか?

そこでTV放映スケジュールをチェックしてみました。

WOWOW

全豪オープン2009 男女シングルス決勝(再放送)

2月6日(金) AM2:00~6:00

(すいません、告知が遅れました。2時間後に放送開始です。

全豪オープン2009総集編

2月10日(火) PM10:00~11:00
2月23日(月) PM8:00~9:00
3月1日(日) AM11:00~12:00

錦織の1回戦も少しは紹介されると思います。すべてハイビジョン放送。 

サンノゼ・SAP OPEN

3月3日(火) PM7:00~
3月6日(金) AM9:30~

来週(2月9日~)開催されるサンノゼのSAP OPENを放送。

勝ち上がった場合、複数の試合のダイジェストとなるのかどうかなどまだ不明な点が多いです。

なお、LiveSports.jpというサイトで錦織圭の全豪1回戦の短いダイジェストと試合後のインタビューを見ることができます。
(WOWOWで放送されたものと同一です。) 

 

SAP OPENをWOWOWが放映する件ですが、従来こういったATP250クラスの大会をゲリラ的にスポット放送するのはGAORAが積極的に行ってきました。

WOWOWが最近テニスに力を入れてきているということはヒシヒシと感じていたのですが、ついのGAORAと全面対決の様相を呈してきました。

錦織圭という突然現れた「優良コンテンツ」をGAORAとWOWOWで取り合っているような印象があります。

ファンとしては有料放送とはいえこうやって積極的に錦織圭の試合を扱ってくれるのはありがたい反面、今回のWOWOWのSAP OPEN放映にはちょっとだけ懸念があります。

それは放送日が3月3日となっていることです。SAP OPENは2月9日より開催ですから、約1か月遅れでの放送となります。

ライブで放送することができないのは、錦織の試合がいつ入るか直前まで分からないこと、どこまで勝ち上がるか分からないことからも仕方がないと思います。
(現状は録画でも放映してくれるだけありがたい状況)

またSAP OPENはB2 Network社が1日$9.95でインターネットでの有料ライブストリーミング放送を行っていますから、放映権の関係なども複雑なものがあるかもしれません。 

GAORAでも準々決勝までは試合の翌日に放送、準決勝、決勝まで勝ち進んだらライブという形で放送するパターンが基本みたいです。

しかしなぜ今回、1か月も遅れるのでしょうか?

あくまで私の憶測に過ぎないということを初めにお断りしておきますが、WOWOWを一時解約させないためではないでしょうか?

WOWOWはスポーツ専門チャンネルではありません。映画がメインで、スポーツもテニスだけでなくサッカーなども放送しています。

テニスは4つのグランドスラムは連日放送しますが、それ以外のテニス番組は毎月のWOWOW Tennis Walk On!という30分番組くらいです。

それに特番として昨年のデルレイビーチ決勝、クイーンズ3R ナダル戦などを不定期に放送する(Tennis Walk On!のスペシャル版として放映することが多い)くらいです。

グランドスラムは、

全豪オープン 1月末~2月初め
全仏オープン 5月末~6月初め
ウィンブルドン 6月末~7月初め
全米オープン 8月末~9月初め

の期間に開催されますから、テニスを見たいだけのWOWOW加入者(私のような人)は

1月、2月、5月、6月、7月、8月、9月の7ヶ月間にしか WOWOWに用がないのです。

現在、WOWOWを見るためには加入料は不要であり、視聴期間にも制限はありません(ただし月単位)。

そのため、テニスにしか用がないWOWOW加入者は3月に解約、5月に再加入、10月に解約して1月に再加入するというパターンが金銭的には効率的です。

しかしSAP OPENを3月に放映するということなら3月は解約はできません(どうせ有料ライストを見るんですが)。

どうもWOWOWはこれを狙っているような気がします。

しつこいようですが、以上は私の憶測に過ぎません。番組編成の都合上、2月にはすでに入れられなかったという可能性もあります。

今後も毎回毎回、月をまたいでの録画放送を繰り返すようだとちょっと嬉しくないですが、まずは今回は放送してくれることに対して感謝したいと思います。

しかし私の本音としては、ATP250クラスの大会はGAORAで放映してほしいです。

現状、テニスを見るためにはWOWOWもGAORAも両方欠かせない存在であります。

これまでグランドスラムはWOWOWが、それ以外の大会(主としてマスターズシリーズ)はGAORAが担当してきました。

当面、この状況に変化が生じてどちらか1局が独占的にGS含めたツアー全体を放送することはないでしょう。

となるとWOWOWと比較して小回りが利き、番組編成に柔軟性がある(と思われる)GAORAに放送してもらった方が、よりタイムリーにより多くの試合を放映してもらえそうな気がするのです。

とかなんとか言って、単純に私、GAORA好きなだけかもしれません。

GSをすごい時間枠を割いて放映してくれるWOWOWも大好きなんですが、GAORAのニッチでマニアックな感じがたまらなく好きなんですよ。

何といってもATP Tennis Showを放送してくれるなんて、ネ申すぎます。

10 件のコメント

  • 1か月後の放映というと、ブリスベンの放映を今するような形ですから、確かに少し遅いですね。
    録画用ということで、楽しみにしたいと思います。
    ただしその頃は、デ杯もあるので、それどころじゃなくなっている気もします。

    こんな戦争なら、ぜひ民放も参戦して欲しいですね。
    昔はGSもNHK、民放で網羅していたわけですし、団長の言うところの
    「錦織圭」という優良コンテンツ、動くなら今のうちですよ!

      引用  返信

  • 日本の放送だと、当然のことですが、日本の選手優先で放送してくれるからいいですね。地上波で放送してくれると、実家にあるPCを通じて見れるんですが…(だったら衛星加入すればと言う突っ込みは無しでお願いします。)w
    自分の住んでいる米国ではブリスベンなんて放送されたのは決勝だけでした。テニスチャンネルと言う局があるのに。
    B2はネットで録画を見せてくれると良いのですが、CD購入しか方法が無い様で残念です。会社で見る訳にもいかないし…試合時間が午後2時過ぎであることを願う限りです。
    メンフィスはTennisTVで何試合流してくれるかによりますかね。そろそろ詳細が出される頃かと毎日チェックしていますが、未だのようです。

      引用  返信

  • 日本は経済大国なのですから、スポーツ専用チャンネルがあってもよいと思うのですが。
    スポーツはライヴで観ないと面白みが半減以下に減ってしまいますね。今年やっとESPNはそのことに気付き、オーストラリアンオープンをライヴで流しつづけました。ファンであれば、夜中の3時であろうとTVの前で観戦するのですから。おかげで私は体調を崩しましたが、スポーツ観戦の醍醐味を味わうことができました。日本も早くライヴ観戦ができる放送局が誕生するとよいですね。

      引用  返信

  • 私は今のところ、3月はWOWOWは解約しようと思っています。
    SAP OPENはグランドスラムの直前か年末あたりに再放送してくれそうなので。
    生放送であれば解約しないのですが。

    デ杯は日本での開催だから地上波で放送してくれるのかな?
    記憶がさだかではないのですが、有明コロシアムで伊達さんがグラフに勝った時のフェド杯は地上波生放送だったと思います。

      引用  返信

  • http://atdhe.net/index.html

    http://www.channelsurfing.net/

    日本語じゃないけど、無料で上から見れるよ。(AIG は日本語だった。英語、西語、ロシアの試合なんか露語だった。)
    豪オープンは、6チャンネルの6コートから試合を放送していた。WTA,ATP以外のチャレンジャー、1月はHOPMAN CUPなんかも
    やっていた。
    錦織君の今年最初の試合なんかは、メインが女の試合で現地の放送
    時間が終了したからか、試合前の練習で切れてしまった?
    基本的にメインコートでの試合を中継しているようです。

      引用  返信

  • 私もATP250クラスはGAORAで放送してほしいですね。
    少しでも早く観たいですから。
    ところで記事にあったATPテニスショーって放送終わってしまったのでしょうか。
    番組表にもHPにも放送予定がありません。また再開してくれるのでしょうか。
    あのいかにも、って感じのマニアック感が好きなんですけど。

      引用  返信

  • ATPテニスショーいいですよね~
    あれだけでもGAORAに入る価値はあると思いますw
    シニアツアーなどで見る往年の名プレーヤーのおおっ!あの頃と同じたたずまいではないか!走力は見る影もないが!とか、トッププレーヤーのオフのデート風景とかwwもう日本では考えられない内容ですよね、もちろんツアーの詳細な結果もやってくれますし。
    さて、しおさんがおっしゃるようにGAORAのHP見ても、ATPテニスショーの放送予定日が1月分で終わってますね。これはいかん!
    あの番組がなくなってしまったら僕の人生の楽しみの1/4はなくなってしまうようなもんです! さっそくGAORAにメールします!

    ちなみに私は典型的なB型なので、4大大会やってなくてもWOWOWは解約しませんw めんどくさいんですね。

      引用  返信

  • Nosaさん、確かにそのころはデ杯でそわそわしているかも。

    まるまるさん、SONYのロケフリという選択肢はありませんか?
    http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/
    これだと海外で日本のTVが見れるのではないかと思うのですが。
    伝送してくれる家族なり親戚なり友人なりが必要ですが・・・。

    tennisnakamaさん、スカパーなどでスポーツ専門チャンネルはあるんですよ。ただ、テニス専門はありませんし(10年前TennisTVというのがありましたが、すぐなくなりました)、現状ではGAORAとWOWOW以外にテニスに力を入れているところはありません。力を入れているといってもアメリカのテニスチャンネルには絶対に質・量ともに敵わないでしょう。

    錦織の試合を優先的に放映してくれることが良い点です。

    るんるんさん、デ杯を地上波で、ですか。NHKくらいしか期待できないような気が。錦織人気がどのくらいか、というところですね。

    らふたさん、ネット上のゲリラ的なライブストリーミング放送については、著作権などの絡みでどう扱っていいのか分からないので、実はあえて話題にしてないのです。

    この件に関連して、当ブログ利用上の注意というページに以下のように記載させていただいています。

    ■リンク先URLに関して
    リンクに関してコメント欄管理者が確認や保証を行うことは一切ありません。 すべて利用者のモラルに委ねられおり、コメント欄から張られたリンクに関するトラブルが生じても管理者側は免責とさせていただきます。

    というわけで、コメント欄も私が管理するスペースである以上、これで私の免責が成立するのかどうかは実際のところはよく分かりませんが、channelsurfingなどのライブストリーミング放送についてはご利用者様の自己責任でご使用してくださるようお願いします。

    でも親切心から教えていただいたということは十分わかっております。ありがとうございました。
    お気を悪くなさらないでくださいね。

    現状、張られたリンクを削除するというところまでは行っていませんが、今後はどうするかまだ決めかねています。

    しおさん、

    ATPテニスショー放送予定ないですか!
    タイムラグが2,3週間くらいあると思うので、今年の分はそろそろ始まるかなあ、くらいにしか思っていませんでしたが、ゲオさんも含めるとどうやら今後の予定がないみたいですね。

    これはエラいこっちゃ!!

    ・・・まさかWOWOWが・・・?いやいや、それはないか。

      引用  返信

  • ロケフリもスリングボックスも知ってますが、自分はTVチューナー付パソコンを実家においているので、ストリーミング及び録画ダウンロードで日本のテレビは普通に見れます。問題はアンテナ放送をケーブルに変えたりや衛星アンテナを設置したりする事です。早い話、家庭の事情なんですが、深く突っ込まないで下さい。www

      引用  返信

  • WOWOWの策略かどうかは、ちと考えすぎのような気もしますが・・・もしそうじゃなかったら、WOWOWに対して大変失礼な気がします。
    WOWOWはGAORAと提携して、デジタルチャンネルのひとつでGAORAの番組を放送してくれればいいのですが・・・
    いまのWOWOWの3ちゃんねるには残念ながら個性がないですからね。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。