錦織圭ランキング試算(2月16日付)   ケイメヒコ

 

今週、錦織選手はSan Joseのツアー250に参戦します。

現在、ポイントは1281、内本年分は55、ランキングは56位です。

55-57位の予想の範囲と言えますが、内容がちょっと違いました。Chardyの決勝進出は可能性低いと捨てましたが、Ferrerをアップセットして決勝進出しました。Ferrerは錦織選手にも優しかった面があるので、ドローを見て、もしかしたらと思いました。

今年の対戦成績は2勝3敗です。

現在100位の選手とそのポイント  Odesnik (USA ) 914

2月16日、皆さんもご存じの初優勝の360ポイントが失効します。1/4近くのポイントが失効します。優勝しても110ポイントも減ります。つまり、どんな場合でもランキングは大幅に落ちます。その上、先週はアップセットが多く、落ちていった錦織選手の上に何人も入り、状況はより厳しいものになりました。900点台ではSEを取ったり、今週150点以上の失効点のある選手は急遽WCなどを取って参戦しています。SantoroやFerreroの苦しみを味わうことになります。9日のランキング発表前ですが、待っていると試合が始まる前にアップできないでしょうから、最終確認前にアップしてしまいます。ちょっとした冒険だ。

今週はツアー500のRotterdam、ツアー250のSan JoseとBrasilのドロー32の大会が3つあります。トップ8で参戦しないのはFedererとDjokovicだけです。トップ100からの参戦者は70人もいます。

 

1回戦負けした場合、ポイントは921で、90位になります。

 CapdevilleとSEで参加したGilが1回勝ちで92位です。大幅に落としているFerreroとHewitt他にBaghdatisとLapenttiが3回勝つと上に行きます。それ以下は決勝進出の可能性は少ないと見ます。ですから90位から96位となりましょう。なんとか、100位以内を確保できましょう。

 

1回勝ちですとポイントは941で、良くて87位です。

 MartinとGremelmayrが同じラウンドですと負けますので89位になります。AndujarとCapdevilleとGilが2勝ですと92位になります。ここでも同じくFerreroとHewittが3勝すると上に行きます。それ以下から決勝進出の可能性は少ないと見ます。ですから87位から94位でしょう。

 

2回勝つとポイントは966です。良くて84位です。

  Del Potroにリベンジ成功ということです。TraverとDanielとMartinが同じラウンドですと負けますので87位になります。AndujarとCapdevilleとGilが3勝ですと90位になります。Ferreroらが4回勝つ、つまり決勝進出以上で上に行きますが可能性低いでしょう。ですから84位から90位としておきましょう。

 

3回勝つ、つまり準決勝進出でポイントは1011で、一番良くて81位です。

 MassuとBellucciが1回勝ちで上に行きます。DabulとTraverとDanielとMartinが同じラウンドですと負けます。後は可能性低いとしましょう。ですから81位から87位としておきましょう。

 

4回勝った後準優勝だと、ポイントは1071で、一番良くて75位です。

 MullerとHernandezが2回勝ち、BellucciとMassuが3回勝ちで上に行きます。甘いですが、競っている他者の決勝進出は可能性低いとしまして、75位から79位としておきましょう。

 

夢?優勝した場合、ポイントは1171になり、一番良くて61位です。

 Roddickにリベンジして達成することになります。やはり甘いですが、競っている他者の決勝進出は可能性低いとしまして、60位から69位としておきましょう。たとえ、優勝しても、やっと70位以内を確保できる程度でしょう。大きな失効点は本当に厳しいものですね。

残念ながら、Luのポイントに届きません。アジアトップの座を明け渡すことになります。Luは昨年CHが主で、ことに後半活躍しました。徐々に失効しますが、しばらくは今のポイントランクを維持しますので、4月以降も大会にエントリーしやすい状況が続きます。

錦織選手は今週終わって、ざっと30位以上の落下を覚悟しなければなりません。4月以降の参戦に大きな影響があります。エントリーが決まっている3月までのアメリカの4大会で、各2-3勝の90*4の活躍を期待したいです。そうすれば今年の目標と言っている、できるだけ早く50位以内のための参戦計画が建てやすくなるでしょう。今週は目先のランキングよりも今後のためのポイントが欲しく、厳しいドローですが、少なくとも3勝を目標としたいものです。

失効点の無いNadalは2勝以上してポイントアップするでしょうし、当然、トップキープです。その他6位まで順位の変動はありません。

SimonがNadalに勝って優勝したとき、たとえDel PotroがRoddickに勝って優勝しても、逆転で7位に上がれます。しかし、1コケのRoddickには届きません。そして、Simonが準優勝の場合では、Del Potroが1コケでも逆転はなりません。この3人は点差が少ないですから今後しばらく面白いと思います。

今週のランキングによってエントリーするATP大会はありません。

8 件のコメント

  • 準優勝の時はMullerに勝ったことになるので、「Mullerが2回勝ったら・・・」というのは成り立たないのでは?

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  • ケイメヒコさんよりメールありましたので代理書き込みします。

    -----
    1)早速の疑義ですね。仰るとおりのことはわたしの試算では起こります。
    ですから、この前の「試算について」のところで、書きましたが、わたしのする試算は
    「基本的にCHシリーズやドローを考慮しない試算」であります。
    同じ大会で無かった場合には矛盾しません。ウーッ苦しいですね。でも、わたしはそれ
    で良しとして、試算と説明をドロー表を見ないで書いています。ドロー表は参戦者の最
    終確認にだけ使っています。今回も直前の変更が少なくなかったので大変でした。わた
    しの試算はATPのランキングポイント発表前に終わらせて、次週の大会の前にポイント
    試算を出すところに意味を見いだしたいと思っています。3大会分のドローの発表を待
    ってから、それを加味しての試算は今のわたしにはとても力不足でできません。

    2)チャンピオンレースポイントに関して(ちょっと違いますが、本年分のポイントと
    して書いてますが)
    大会後、結果のレースポイントとそのランキングを計算するという形で試したいと思っ
    ていますが、躓いています。レースポイントも、確か以前のドロー表には載っていたよ
    うに思いましたが、今回のを見てみますと載っていないので・・・
    大会システムが変わったので今年分のレースポイント表を見つけられません。ご存じの
    方、お教えいただけないでしょうか?
    -----

    大変な作業をしていただいているのにすいません・・・。
    「CHやドローを考慮しない」点了解しました。
    作業が作業だけに妥協は必要ですね。

    ケイメヒコさんを手伝ってくれるボランティア募集しましょうか?

    チャンピオンズレースポイントについてはオフィシャルルールブック2009が発行されていれば書いてあるかも・・・と思いますが私もまだ未チェックですね。

    錦織の試合まで24時間を切って、そわそわ。

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  • こんにちは。ケイメヒコさん、大変な作業、ありがとうございます。錦織選手、去年のポイントがなくなるこの時期がどうなるのかなと思っておりましたが、詳しい説明でよくわかりました。ちょうどシステムの変更で、同じ数だけ勝っても、ポイントが少ないので、余計に大変に思ってしまいますが、これは選手みんな同じなので、変わらないのでしょうか。でも、今は怪我なく、元気に試合をしている姿を見せてくれるだけで、うれしいです。万全な体調で、試合ができますように・・・

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  • ケイメヒコさん
    貴重な分析ありがとうございました。
    この1~2週間は、ATPのランキングを見るのがこわい気持ちになっていました。
    でも最悪で94位でしたら、Good!!
    考えてみれば、デルレイが終わった時点で131位でした。
    約40位も上です。ましては、本戦出場できなかったフレンチオープンや1R棄権のためのウインブルドンはカウント0(正確には22ポイント)だったのですから。
    今後の飛躍に大いに期待しましょう。

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  • ケイメヒコさんこんばんは。
    今回は大きいポイントが無くなってしまうので
    がくっとランキングは落ちてしまうかも知れませんが、
    出来れば全仏ストレートインが希望です←がんばれ~~~

    それにしても、今回優勝でも70位くらいまで落ちるとは
    ランキングを維持していくのは大変ですね。

    明日のお昼は【豚汁うどん】を食べてこっそり応援です
    でも、一番は体調の全快!!祈願!!!!

    =てんてん=

      引用  返信

  • しかし今週はケイメヒコさんの記事のありがたさが本当に分かりますね。

    おかげさまで

    「好成績を残したのにも関わらず、ランキング大幅下落。なぜだあああああ」

    となることはとりあえず避けられますwww

    ま、ランキングシステムも完璧じゃありませんから、仕方無いですね。
    しかし1年たったら「突然」ポイントが消えるシステムの弊害が非常によくわかる例ですね。

    今週までは、その制度をフルに生かしたランキングで56位
    来週は、その制度が逆に不利に働いて、ランキング下降

    これを防ぐ新たなシステムとしては、段階的にポイントを減算していくシステムが考えられますが、昨今のATPの方針である「シンプルなランキングシステム」の趣旨からは逆行してしまうので、まあ実現は無理でしょうね。

    そういう複雑な計算をすることにコンピュータランキングの意義があると思うんですけどね、って、傾斜的に減算していくシステムだって小学校の算数の範囲ですが。

    やれやれ。

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  • ケイメヒコさん こんにちは。
    いつ見てもすごい分析ですね。
    数字が弱い私には、計算式を考えるだけでもう何がなんだか分からなくなりますので、とても参考になります。ありがとうございます。
    勝つポイントを足すだけではなく、マイナスポイントもありますからね。かなり大変な作業なのでは??

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  •  説明を聞いていても全くチンプンカンプンですが、

    とにかく、今の56位がバブルであることは何となく分かりました。

    (だって試合もしてないのに、ましてや勝ってもいないのに、

    ランキングだけが勝手に上がっていくんだもの。私にとっては、

    ???の世界でしたワン^^))

     団長が言われたように、急激にランキングが落ちることに対して

    事前準備?ができて良かった!かも…ちょっぴりショックが少ない

    よん><

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